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第10章 旅立ちの塔
第251話 再会 その7
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第251話 再会 その7
**********
ジャンヌ:騎士団長
フィスト:近衛兵長
サリー:魔法使い
マリン:海の冒険者
ブラド:吸血鬼の姫
ローズ:貴族令嬢
キャッツ:トレジャーハンター
マリア:シスター
リーフ:エルフ
**********
ジャンヌ「ロックスさん、次、お願い!」
ロックス「おうよ!」
ロックスは叫んでハンマーを床に振り下ろしました。
『射出エネルギー充填、90パーセント』
ローズ「ま、間に合うのかな……」
リーフ「やるっきゃないよ!間に合わなくても、間に合わせるの!」
フィスト「いいこと言うじゃん!」
床に穴が開き、階下の空間が見えました。
暗く、生気が感じられない、そんな空間でした。
ロックス「……で?夢の国の次は、どこだったんだ?」
ブラド「魔界」
ロックス「まッ……?!」
キャッツ「そんなに驚くことないわよー!ドワーフたちがいた地下世界と、そんなに変わんなかったわよ」
ローズ「そうそう!ジメジメしてて、薄暗くって、ろくに日も風も入らなくって」
マリア「ちょ、ちょっと、言いすぎじゃない?」
ローズ「そんなとっても素敵な場所だったよ!」
マリア「あ、褒めてるのね」
ロックス「まぁ、なんでもいいが、降りるんだろ?」
ジャンヌ「ええ!もちろん!……サリー、何度もごめんね」
サリー「ううん!大丈夫だよ!」
9人とロックスは全員で手をつないで、浮遊術でゆっくりと降りていきました。
降り立ったところには、ふたりの悪魔と数体のスケルトンが出迎えるように立っていました。
ビフロンス「おーい!お嬢さん方、無事だったかい?」
マリン「ええ!しばらくぶりね!ほんの1、2時間くらいかな?」
骸骨A「そうですね。今パーティーの片づけが終わったばかりですよ」
リーフ「その節はどうも!ごちそうさまでした!」
グシオン「堅苦しい挨拶は抜きにしよう。お嬢さん方、大変な選択を迫られたな……」
ブラド「知ってたんですか!?グシオンさん!」
ローズ「そっか、グシオンさんて、すべての知識に通じる悪魔だもんね」
フィスト「じゃあ、教えてくれててもよかったじゃん!」
グシオン「事前に聞いていたとして、何か変わったかね?」
ジャンヌ「……確かに、そうね!いいえ!何も変わらないわ!やっぱり、同じようにしてたと思う!」
サリー「うん!みんなで、みんなの国に帰ろ!」
ロックス「んで?こっからどうすんだい?悪魔と知り合いになってることにはもう驚きはしねえけど、これですべての階がつながったんだぜ」
キャッツ「そうよね……みんなバラバラにされてる状況は抜け出せたけど……」
『射出エネルギー充填、95パーセント』
ジャンヌ「……ここからが本番よね。どうやって食い止めるか」
フィスト「やっぱりさ、100パーセントになったら、この塔、飛び立つんだよね?」
ブラド「まぁ、普通に考えてそうよね」
マリア「何とかしないと……飛び立つ前に」
そのとき天井の穴から、鳥人族の王が飛び込んできました。
ホーク「おい!貴様ら!どんどん先に先に進みおって!いつまでこのジジイを運ばせるんだ!」
ボルカノ「わはははは!若き王よ、苦労が絶えんな!その苦労が、王としての風格を作るんじゃ。しっかりやれぃ!」
ホーク「くっ!」
ローズ「な、なんか、仲良さそうね」
マリン「どこがよ」
鳥人族とドワーフ、2つの種族の長が少女たちの前に降り立ちました。
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ジャンヌ:騎士団長
フィスト:近衛兵長
サリー:魔法使い
マリン:海の冒険者
ブラド:吸血鬼の姫
ローズ:貴族令嬢
キャッツ:トレジャーハンター
マリア:シスター
リーフ:エルフ
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ジャンヌ「ロックスさん、次、お願い!」
ロックス「おうよ!」
ロックスは叫んでハンマーを床に振り下ろしました。
『射出エネルギー充填、90パーセント』
ローズ「ま、間に合うのかな……」
リーフ「やるっきゃないよ!間に合わなくても、間に合わせるの!」
フィスト「いいこと言うじゃん!」
床に穴が開き、階下の空間が見えました。
暗く、生気が感じられない、そんな空間でした。
ロックス「……で?夢の国の次は、どこだったんだ?」
ブラド「魔界」
ロックス「まッ……?!」
キャッツ「そんなに驚くことないわよー!ドワーフたちがいた地下世界と、そんなに変わんなかったわよ」
ローズ「そうそう!ジメジメしてて、薄暗くって、ろくに日も風も入らなくって」
マリア「ちょ、ちょっと、言いすぎじゃない?」
ローズ「そんなとっても素敵な場所だったよ!」
マリア「あ、褒めてるのね」
ロックス「まぁ、なんでもいいが、降りるんだろ?」
ジャンヌ「ええ!もちろん!……サリー、何度もごめんね」
サリー「ううん!大丈夫だよ!」
9人とロックスは全員で手をつないで、浮遊術でゆっくりと降りていきました。
降り立ったところには、ふたりの悪魔と数体のスケルトンが出迎えるように立っていました。
ビフロンス「おーい!お嬢さん方、無事だったかい?」
マリン「ええ!しばらくぶりね!ほんの1、2時間くらいかな?」
骸骨A「そうですね。今パーティーの片づけが終わったばかりですよ」
リーフ「その節はどうも!ごちそうさまでした!」
グシオン「堅苦しい挨拶は抜きにしよう。お嬢さん方、大変な選択を迫られたな……」
ブラド「知ってたんですか!?グシオンさん!」
ローズ「そっか、グシオンさんて、すべての知識に通じる悪魔だもんね」
フィスト「じゃあ、教えてくれててもよかったじゃん!」
グシオン「事前に聞いていたとして、何か変わったかね?」
ジャンヌ「……確かに、そうね!いいえ!何も変わらないわ!やっぱり、同じようにしてたと思う!」
サリー「うん!みんなで、みんなの国に帰ろ!」
ロックス「んで?こっからどうすんだい?悪魔と知り合いになってることにはもう驚きはしねえけど、これですべての階がつながったんだぜ」
キャッツ「そうよね……みんなバラバラにされてる状況は抜け出せたけど……」
『射出エネルギー充填、95パーセント』
ジャンヌ「……ここからが本番よね。どうやって食い止めるか」
フィスト「やっぱりさ、100パーセントになったら、この塔、飛び立つんだよね?」
ブラド「まぁ、普通に考えてそうよね」
マリア「何とかしないと……飛び立つ前に」
そのとき天井の穴から、鳥人族の王が飛び込んできました。
ホーク「おい!貴様ら!どんどん先に先に進みおって!いつまでこのジジイを運ばせるんだ!」
ボルカノ「わはははは!若き王よ、苦労が絶えんな!その苦労が、王としての風格を作るんじゃ。しっかりやれぃ!」
ホーク「くっ!」
ローズ「な、なんか、仲良さそうね」
マリン「どこがよ」
鳥人族とドワーフ、2つの種族の長が少女たちの前に降り立ちました。
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