虹の騎士団物語

舞子坂のぼる

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第5章 大森林

第137話 キャンプだホイ

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第137話 キャンプだホイ
**********
ジャンヌ:騎士団長
フィスト:近衛兵長
サリー:魔法使い
マリン:海の冒険者
ブラド:吸血鬼の姫
ローズ:貴族令嬢
キャッツ:トレジャーハンター
マリア:シスター
リーフ:エルフ
**********


こうして9人は森の中のキャンプを始めました。

マリアとキャッツとリーフが料理を担当しています。
キャッツがフットワーク軽く食材を集め、リーフが食べられるものを選り分け、マリアが食材の特徴に合わせて調理します。

15分も経つとテーブルの上は料理でいっぱいになりました。

ブラド「いやーたのもしいなー」

ジャンヌ「ほんとにね!こんな森の中で、こんなにちゃんとした料理を食べるなんて、思ってもみなかったわ」

ローズ「すごいねほんとー!いい匂い!」

マリア「山菜のソテー、キノコのリゾット、オムレツ、デザートにフルーツ……こんなんでいい?」

フィスト「いやすごすぎ」

マリン「お米は持ってきてたの?」

サリー「うん、術で小さくしてたの。でもそれ以外は全部この森のものだよ」

マリア「キャッツがいろんなもの採ってきてくれたのよ」

キャッツ「鳥も無精卵をわけてくれたりしたからね、助かったわ」

リーフ「森もすごいけど、マリアほんとすごい」

マリア「ま、それはいいから!早く食べよ」

「「「「いただきまーす!」」」」

キャッツ「おいし!」

マリア「味薄くない?」

リーフ「ぜんぜん!バッチグー!」

マリン「あんたほんといくつなのよ」

サリー「ごめんジャンヌ、お醤油取って」

ジャンヌ「はい、どうぞ」

ローズ「あ、私もあとでほしい」

フィスト「んでさ、聞き込みはどんな感じだった?」

マリア「いろいろ聞けたわ。この森、ほんとに大きくて、いろんな生き物がいるから、結構大変みたい。病気が流行ったり、落雷とかで山火事になると結構広がっちゃったり」

サリー「そうなんだ……」

ブラド「今回の灰皮病は、相当危ないみたいよ。こんなにいろんな木にうつる病気はなかったみたいだから、みんな不安がってたわ。ほんとにこのままで大丈夫なのかな?って」

キャッツ「あ、そっちも?」

ジャンヌ「てことはキャッツもか。こっちもよ」

ローズ「みんな一緒だよねー」

マリン「ま、それなら話は早いわ」

リーフ「そうなの?」

マリン「そうよ、だってそのままヌシ伝えればいいじゃん。『みんなあんたみたいに悠長に構えてないのよ』って」
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