虹の騎士団物語

舞子坂のぼる

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第5章 大森林

第125話

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第125話 森の呪い
**********
ジャンヌ:騎士団長
フィスト:近衛兵長
サリー:魔法使い
マリン:海の冒険者
ブラド:吸血鬼の姫
ローズ:貴族令嬢
キャッツ:トレジャーハンター
マリア:シスター
リーフ:エルフ
**********


サリー「なんかしゃべんなさいよ。ほら」グリグリ

ミイ『や、やめろよぉ!』

リーフ「杖で……や、やめてあげて……」

マリア「あ、聞こえたわ」

キャッツ「あ!ほんと!」

マリン「これが魔法か……すごいねー」

ミイ『チッ!これだからまじょは……』

フィスト「さっさと逃げたらよかったじゃん」

ミイ『…………』

ローズ「さみしかったの?」

ブラド「絶対ちゃう(笑)」

ジャンヌ「そんなことより、森の呪いってなに?あなた、さっき言ってたわよね?」

ミイ『…………』

リーフ「森の呪いなんて、聞いたことない……」

ミイ『しろくなったきは、くちてしんじゃうんだ』

リーフ「うん、それはさっきローズから聞いたわ。でもそれって、図鑑に載ってるくらいだから、治す方法あるんでしょ?」

ローズ「あ、ないよ。いまのところ」

マリア「ないの?それは困ったわね」

ローズ「あと、スミクヌギは灰皮病にかかったりしないから、多分新種の菌かも」

マリン「ちょっと!それ先に言いなさいよ!」

サリー「あ、待って。術で調べる…………うん、菌は私たちのからだの表面でもう死んでるみたい」

ブラド「あーよかったぁー」

ジャンヌ「でも念のため、洗い流しときたいね。ねぇミイ、この辺に水場はある?川でも泉でもいいんだけど」

ミイ『……あるけど、とおいぞ?みちにまようかも』

フィスト「なら案内してよ」

ミイ『……むり』

ニ「リーフ?なんで?」

ミイ『……ここから、うごけないんだ』

キャッツ「なんでよぉ!?ここになんかあんの?お宝?」

マリア「……ちょっと、元気ない?大丈夫?」

ミイ『…………すぐうごけなくなる……ちからがはいらなくて』

9人が白い蛇のミイの姿を見てハッとしました。

ミイ『……もりののろいは、もりのどうぶつにもうつるんだ』
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