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第5章 大森林
第123話
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第123話 木の病
**********
ジャンヌ:騎士団長
フィスト:近衛兵長
サリー:魔法使い
マリン:海の冒険者
ブラド:吸血鬼の姫
ローズ:貴族令嬢
キャッツ:トレジャーハンター
マリア:シスター
リーフ:エルフ
**********
ローズ「幹が白くなってるなら……灰皮病かも」
キャッツ「カイヒビョウ?」
ローズ「うん、灰みたいに木の皮が白くなっちゃう病気」
フィスト「そんなんあるんやね」
リーフ「聞いたことある……その病気にかかった木は、生きる力が減っていく、って……」
ジャンヌ「枯れて朽ちていくってことか」
マリア「で、この周りにもたくさん白くなったスミクヌギがあるってことは、伝染病なのね?」
ローズ「うん。そうらしいの。ほっとけば、スミクヌギだけじゃなくて、他の木にもうつっちゃうかも」
マリン「んで、肝心なとこさ、その灰皮病ってさ、人にうつるわけ?」
サリー「鳥さんたちが言ってたこと考えたら、そうなるもんね……」
ローズ「えっと、人にはうつらないよ。灰皮病の菌は植物の細胞にしか定着しないの。動物にはうつらないわ」
フィスト「ま、そんならひと安心ってわけやね」
???『ちがうよ』
リーフ「だ、誰!?」
ジャンヌ「どうしたの?動物?」
リーフ「う、うん」
???『しろくなるびょうきはこのもりののろいさ。どこからともなくはじまって、まわりにうつっていくんだ』
リーフが周囲の木々を見渡し、ある一点を見つめて叫びました。
リーフ「そこ!そこにいるのね?出てきて!」
8人がニナの視線の先を見つめます。
白くなったスミクヌギの木の枝。そのうちの細い一本が、急にグニャリと意思を持ったように動き出しました。
???『しつれいだな。さいしょからかくれてなんかないよ』
ジャンヌ「へ、へへへへヘビ!?」
リーフ「大丈夫、小さいし、まだ子どもだよ」
ブラド「そ、そういう問題ちゃうの!」
リーフ「男の子だよね?名前、教えてくれる?」
ミイ『……ミイ』
リーフ「ミイね、すてきな名前ね」
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ジャンヌ:騎士団長
フィスト:近衛兵長
サリー:魔法使い
マリン:海の冒険者
ブラド:吸血鬼の姫
ローズ:貴族令嬢
キャッツ:トレジャーハンター
マリア:シスター
リーフ:エルフ
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ローズ「幹が白くなってるなら……灰皮病かも」
キャッツ「カイヒビョウ?」
ローズ「うん、灰みたいに木の皮が白くなっちゃう病気」
フィスト「そんなんあるんやね」
リーフ「聞いたことある……その病気にかかった木は、生きる力が減っていく、って……」
ジャンヌ「枯れて朽ちていくってことか」
マリア「で、この周りにもたくさん白くなったスミクヌギがあるってことは、伝染病なのね?」
ローズ「うん。そうらしいの。ほっとけば、スミクヌギだけじゃなくて、他の木にもうつっちゃうかも」
マリン「んで、肝心なとこさ、その灰皮病ってさ、人にうつるわけ?」
サリー「鳥さんたちが言ってたこと考えたら、そうなるもんね……」
ローズ「えっと、人にはうつらないよ。灰皮病の菌は植物の細胞にしか定着しないの。動物にはうつらないわ」
フィスト「ま、そんならひと安心ってわけやね」
???『ちがうよ』
リーフ「だ、誰!?」
ジャンヌ「どうしたの?動物?」
リーフ「う、うん」
???『しろくなるびょうきはこのもりののろいさ。どこからともなくはじまって、まわりにうつっていくんだ』
リーフが周囲の木々を見渡し、ある一点を見つめて叫びました。
リーフ「そこ!そこにいるのね?出てきて!」
8人がニナの視線の先を見つめます。
白くなったスミクヌギの木の枝。そのうちの細い一本が、急にグニャリと意思を持ったように動き出しました。
???『しつれいだな。さいしょからかくれてなんかないよ』
ジャンヌ「へ、へへへへヘビ!?」
リーフ「大丈夫、小さいし、まだ子どもだよ」
ブラド「そ、そういう問題ちゃうの!」
リーフ「男の子だよね?名前、教えてくれる?」
ミイ『……ミイ』
リーフ「ミイね、すてきな名前ね」
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