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後日譚 エミリア奮闘記 前編 2/3
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**********
-同日 18時
-バイオリン工房「月の島のひと雫」
エミリアとアンナのふたりを出迎えたのは、初老の夫婦だった。
白髪交じりで品のある夫と、ウェーブがかった黒髪の長身の妻。
夫の方が口を開く。
「このたびは、早々にお越しいただき、誠にありがとうございます」
「いいえとんでもないです」
エミリアが返事をすると、夫婦揃って不思議そうな顔をした。
エミリアが気づく。
(あ、忘れてた。この人たち、知らない人たちなんだ)
すかさず、アンナが口を開いた。
「エクソシストのジャンヌ=エミリア・ヴィクトールはこの子ですよ。私は母親のアンナ・ヴィクトールです」
夫の方があわてて言う。
「そ、そうでしたか、それは失礼しました。てっきりお弟子様を伴われたのかと」
アンナが応える。
「そう見えるかもしれませんが、年齢と退魔の技術は関係ありませんので、どうぞご安心ください。あ、ごめんね、エミリア。邪魔したわね」
アンナがエミリアを促したので、言う。
「改めてごあいさついたします。エクソシストのジャンヌ=エミリア・ヴィクトールです。法王様からの認定を受けている正式なエクソシストです」
夫の方は不安な顔を隠そうとしない。
(なんかムカつくわね)
一方、妻の方の、一気に晴れやかになった顔を見て、エミリアは少しうんざりした。
(多分このあと、例によって、可愛いお嬢ちゃん扱いされるのよね)
エミリアは考え事をしながらも、話をつづけた。
「15歳の頃からヨーロッパ各地で仕事をしております。腕は確かですよ。その証拠に、あなた方のように、私の年齢も知らない人がうわさを頼りに依頼してこられることもあります」
「な、なるほど」
夫の方が言う。
(なにが『な、なるほど』よ。ちっとも納得してないくせに)
「それではまずは、そのバイオリンを見せてください」
**********
エミリアとアンナは工房の中に通された。
「ではこちらにどうぞ」
言って先を歩く夫の名は地村浩平。
妻のデボラはエミリアの隣を歩きながら笑顔で話しかける。
「こんなに可愛らしい方がエクソシストだなんて、驚きだわ」
エミリアは彼女ににっこり笑って、別のことを考えていた。
(やっぱりイタリア人って陽気なのね。慣れるまで大変だわ)
「きれいなブロンドねー」
「ありがとうございます」
(ほめられて嫌な気はしないけど、なんか、寄ってきすぎ?)
「ねえ、後で一緒に写真撮ってもいいかしら?うち女の子いなくて、むさくるしいでしょ?」
(気楽なもんね……あんた依頼人のひとりでしょうが)
日本人の浩平とイタリア人のデボラ、この夫婦が、今回の依頼主だった。
浩平は若くしてバイオリン職人を志し、日本からイタリアに渡った。そして自らの工房を立ち上げることができた。
今はその工房で後進を育てている。
20年前、そんな夢と情熱に溢れる若きバイオリン職人に惹かれたイタリア女性が、猛烈なアタックの末、浩平と結婚。それがデボラだ。
「ここです」
浩平が立ち止まり、ドアを開いた。
部屋の中には木材、工具、作りかけのバイオリン、完成したばかりのバイオリンがそこかしこにある。
そしてそれらに囲まれて、黙々と作業をしている男の後ろ姿が見えた。
部屋に入って、アンナが言う。
「木の匂いってやっぱり素敵ね」
だがその隣で、エミリアは違和感に戸惑った。
浩平から「ここです」と通されたはずなのに、悪魔の気配が、まったく感じられない。
浩平が作業中の男に声をかけた。
「マルコ」
男はそれでやっと、部屋に人が入ったことに気づいたかのようだった。
「なに?父さん。あ、どうも」
エミリアとアンナに向かって会釈する、マルコ。
夫婦の息子だという。
くるくるとかわいらしくカールした明るい栗色の髪。
瞳は淡い緑色をしていた。
浩平が言う。
「例のバイオリンをな、何とかしに来てくださったんだ」
エミリアは一歩前に出た。
「初めまして。ジャンヌ=エミリア・ヴィクトールです。頼りなく見えるかもしれませんが、法王様から正式に認定を受けたエクソシストですので、どうぞご安心を」
言われそうなことを先に封じるあいさつの定型文だ。
マルコは特に驚く様子も、笑顔も見せず、答える。
「そうですか、それは、どうも」
(あー、この人、うんざりしてるタイプか)
そんなエミリアの洞察をなぞるように、マルコが言う。
「今までの怪しげな除霊師よりは、期待していいんでしょうか」
言いながら、マルコは1本のバイオリンを壁から下ろした。
「これですよ、『悪魔のバイオリン』とみんなが呼んでいるのは」
作業台の上に置かれたバイオリンは、単純に、美しかった。
エミリアがマルコに問う。
「あなたが作ったんですね?」
「よくわかりましたね」
「呼び名に不満がありそうでしたから。生みの親なら当然のことでしょう?」
マルコがこちらを見て笑う。
少し年上だろうか。
(もういいや、ついでに訊いちゃえ)
「『怪しげな除霊師』たちはなにか言っていましたか?」
「え?ええ、そうですね。『確かに悪魔の力は感じられるが、私の手には負えない』と。大体そんな感じでしたね」
(インチキくさい連中ね、そんなだから私までそういう目で見られるのよ)
エミリアはバイオリンを見つめて、思った。
(悪魔の気配なんか、まったく感じられない。それなのに、ものすごくねちっこい波動を感じる……)
エミリアが、浩平の方を向く。
「このバイオリンが引き起こす問題とは、どのようなものですか?」
「……弾けばわかりますよ」
「僕が弾きます」
マルコがバイオリンを手に取り、手近なところにある弓を持った。
バイオリンを構えるマルコ。
(絵になるわね)
弾き始めたのはG線上のアリア。
美しい音色が流れると、すぐに異変が起こった。
壁に掛けられた工具が大きく揺れ、壁を打つ。
窓枠がガタガタとふるえ、窓ガラスは今にも割れんばかりだ。
マルコが演奏をやめて言った。
「もういいでしょう。これ以上弾くと、もっとひどいことになります」
アンナが訊く。
「例えば?」
「この部屋でやれば、ありとあらゆる工具、家具が飛び交って、全員が何らかの傷を負います。タンスまで動くんですからね」
「実際に、やったことはあるんですか?」
「は?」
エミリアの問いの意味が、マルコにはわからなかった。
「だから、演奏を続ければ、先程の現象が、おっしゃるようなレベルにまで激しくなることを、確認しているんですか?」
「ええ、一度だけですが」
「その時、バイオリンを弾いたのは?」
「僕ですよ」
マルコが胸に手を当てて答えた。
浩平がため息をついて、エミリアに言う。
「……これが悪魔のバイオリンです。いかがですか?」
「そうですね……ハッキリ言いますが、これは悪魔のバイオリンじゃありませんよ」
エミリアを除く4人が驚く。
-同日 18時
-バイオリン工房「月の島のひと雫」
エミリアとアンナのふたりを出迎えたのは、初老の夫婦だった。
白髪交じりで品のある夫と、ウェーブがかった黒髪の長身の妻。
夫の方が口を開く。
「このたびは、早々にお越しいただき、誠にありがとうございます」
「いいえとんでもないです」
エミリアが返事をすると、夫婦揃って不思議そうな顔をした。
エミリアが気づく。
(あ、忘れてた。この人たち、知らない人たちなんだ)
すかさず、アンナが口を開いた。
「エクソシストのジャンヌ=エミリア・ヴィクトールはこの子ですよ。私は母親のアンナ・ヴィクトールです」
夫の方があわてて言う。
「そ、そうでしたか、それは失礼しました。てっきりお弟子様を伴われたのかと」
アンナが応える。
「そう見えるかもしれませんが、年齢と退魔の技術は関係ありませんので、どうぞご安心ください。あ、ごめんね、エミリア。邪魔したわね」
アンナがエミリアを促したので、言う。
「改めてごあいさついたします。エクソシストのジャンヌ=エミリア・ヴィクトールです。法王様からの認定を受けている正式なエクソシストです」
夫の方は不安な顔を隠そうとしない。
(なんかムカつくわね)
一方、妻の方の、一気に晴れやかになった顔を見て、エミリアは少しうんざりした。
(多分このあと、例によって、可愛いお嬢ちゃん扱いされるのよね)
エミリアは考え事をしながらも、話をつづけた。
「15歳の頃からヨーロッパ各地で仕事をしております。腕は確かですよ。その証拠に、あなた方のように、私の年齢も知らない人がうわさを頼りに依頼してこられることもあります」
「な、なるほど」
夫の方が言う。
(なにが『な、なるほど』よ。ちっとも納得してないくせに)
「それではまずは、そのバイオリンを見せてください」
**********
エミリアとアンナは工房の中に通された。
「ではこちらにどうぞ」
言って先を歩く夫の名は地村浩平。
妻のデボラはエミリアの隣を歩きながら笑顔で話しかける。
「こんなに可愛らしい方がエクソシストだなんて、驚きだわ」
エミリアは彼女ににっこり笑って、別のことを考えていた。
(やっぱりイタリア人って陽気なのね。慣れるまで大変だわ)
「きれいなブロンドねー」
「ありがとうございます」
(ほめられて嫌な気はしないけど、なんか、寄ってきすぎ?)
「ねえ、後で一緒に写真撮ってもいいかしら?うち女の子いなくて、むさくるしいでしょ?」
(気楽なもんね……あんた依頼人のひとりでしょうが)
日本人の浩平とイタリア人のデボラ、この夫婦が、今回の依頼主だった。
浩平は若くしてバイオリン職人を志し、日本からイタリアに渡った。そして自らの工房を立ち上げることができた。
今はその工房で後進を育てている。
20年前、そんな夢と情熱に溢れる若きバイオリン職人に惹かれたイタリア女性が、猛烈なアタックの末、浩平と結婚。それがデボラだ。
「ここです」
浩平が立ち止まり、ドアを開いた。
部屋の中には木材、工具、作りかけのバイオリン、完成したばかりのバイオリンがそこかしこにある。
そしてそれらに囲まれて、黙々と作業をしている男の後ろ姿が見えた。
部屋に入って、アンナが言う。
「木の匂いってやっぱり素敵ね」
だがその隣で、エミリアは違和感に戸惑った。
浩平から「ここです」と通されたはずなのに、悪魔の気配が、まったく感じられない。
浩平が作業中の男に声をかけた。
「マルコ」
男はそれでやっと、部屋に人が入ったことに気づいたかのようだった。
「なに?父さん。あ、どうも」
エミリアとアンナに向かって会釈する、マルコ。
夫婦の息子だという。
くるくるとかわいらしくカールした明るい栗色の髪。
瞳は淡い緑色をしていた。
浩平が言う。
「例のバイオリンをな、何とかしに来てくださったんだ」
エミリアは一歩前に出た。
「初めまして。ジャンヌ=エミリア・ヴィクトールです。頼りなく見えるかもしれませんが、法王様から正式に認定を受けたエクソシストですので、どうぞご安心を」
言われそうなことを先に封じるあいさつの定型文だ。
マルコは特に驚く様子も、笑顔も見せず、答える。
「そうですか、それは、どうも」
(あー、この人、うんざりしてるタイプか)
そんなエミリアの洞察をなぞるように、マルコが言う。
「今までの怪しげな除霊師よりは、期待していいんでしょうか」
言いながら、マルコは1本のバイオリンを壁から下ろした。
「これですよ、『悪魔のバイオリン』とみんなが呼んでいるのは」
作業台の上に置かれたバイオリンは、単純に、美しかった。
エミリアがマルコに問う。
「あなたが作ったんですね?」
「よくわかりましたね」
「呼び名に不満がありそうでしたから。生みの親なら当然のことでしょう?」
マルコがこちらを見て笑う。
少し年上だろうか。
(もういいや、ついでに訊いちゃえ)
「『怪しげな除霊師』たちはなにか言っていましたか?」
「え?ええ、そうですね。『確かに悪魔の力は感じられるが、私の手には負えない』と。大体そんな感じでしたね」
(インチキくさい連中ね、そんなだから私までそういう目で見られるのよ)
エミリアはバイオリンを見つめて、思った。
(悪魔の気配なんか、まったく感じられない。それなのに、ものすごくねちっこい波動を感じる……)
エミリアが、浩平の方を向く。
「このバイオリンが引き起こす問題とは、どのようなものですか?」
「……弾けばわかりますよ」
「僕が弾きます」
マルコがバイオリンを手に取り、手近なところにある弓を持った。
バイオリンを構えるマルコ。
(絵になるわね)
弾き始めたのはG線上のアリア。
美しい音色が流れると、すぐに異変が起こった。
壁に掛けられた工具が大きく揺れ、壁を打つ。
窓枠がガタガタとふるえ、窓ガラスは今にも割れんばかりだ。
マルコが演奏をやめて言った。
「もういいでしょう。これ以上弾くと、もっとひどいことになります」
アンナが訊く。
「例えば?」
「この部屋でやれば、ありとあらゆる工具、家具が飛び交って、全員が何らかの傷を負います。タンスまで動くんですからね」
「実際に、やったことはあるんですか?」
「は?」
エミリアの問いの意味が、マルコにはわからなかった。
「だから、演奏を続ければ、先程の現象が、おっしゃるようなレベルにまで激しくなることを、確認しているんですか?」
「ええ、一度だけですが」
「その時、バイオリンを弾いたのは?」
「僕ですよ」
マルコが胸に手を当てて答えた。
浩平がため息をついて、エミリアに言う。
「……これが悪魔のバイオリンです。いかがですか?」
「そうですね……ハッキリ言いますが、これは悪魔のバイオリンじゃありませんよ」
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