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お熱が下がるまでに…療養環境…整えましょう…

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解熱剤をミリィちゃんに飲ませ…私たちも休みたいところだが…マリアさんがじっとしてられなそうなので…

療養環境を改善しようと思います!病気の治療には…綺麗な環境と空気、栄養が大事…と…かの有名な白衣の天使も申しておりますし…


さぁ…始めますか…。

「マリアさん…」

「とりあえず、私のこと、信じてくれてありがとうございます。私は新名 涼です。よろしくお願いします」


とりあえず自己紹介をしてみました。
マリアさんは顔を上げて…

『マリアです。あなたのことはよくわからないけれど…ミリィを助けてくれるなら信じてみたいと思ったの。どうかミリィを助けて。そのためにはなんでもするわ…』

と言ってくれた。

「じゃあ…マリアさん!療養環境改善しましょ!さっそく」

マリアさんは固まったまま…

『リョウヨウ…カンキ…ョ?』

と呟いた。

それから私たちはひたいにあせをしながら働いた。

とりあえず今晩は手をつけられる部分のみと言うことで…

古く…溜めっぱなしだった水瓶を洗い…新しい井戸水を組んでは沸かし…

冷ました白湯を瓶に入れる作業を繰り返しながら…かまどの墨をおとしたり…

時折ミリィちゃんに水分と塩分を与え…
掃除し続けた。もちろん氷などはないため…時折濡れた布をミリィちゃんの額から交換する。


気がつけば私もマリアさんも、汚れにまみれ疲れ果てて寝ていた。


次の日の朝…

私は小さな手の感覚で目が覚めた。










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