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5章
8話目 中編 密告
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「救援?一体誰が……」
「旦那、こっから見えるんですかい?」
少し控えめに斜め後ろから覗いていたガカンが目を細めながら聞いてくる。
「ああ、この屋敷の人間の誰かがララのことを密告したらしい」
「なんてこと……!」
「……まぁ、それが普通だな」
手紙の内容を簡単に伝えるとアリアは静かに憤慨し、ララは達観した様子で言う。
「普通……なのか?」
「昔あった魔女狩りのようなものだ。疑わしきは罰せよ、見つければ即排除」
「酷い話ですわね……」
アリアがそう言って呆れる。
中世のヨーロッパかよ。というかこっちの世界でも魔女狩りなんてあったんだな……大多数の奴が魔法使えるのに。
そんな感じにヒソヒソ声で話していると、また誰かが王国騎士たちのところへと向かって行き、アリアの両親ではなく王国騎士の彼らに向けて跪いた。
「見てくださり光栄です、王国騎士様!」
「君は……」
「君がこの手紙を送ってくれた子だね。確かか?」
アリアパパはそいつの行動を見て驚き、王国騎士の男の質問に奴は頷いた。
声からして女性のようだが……誰だ?
「あの子は昨日妹たちの護衛をしていた」
「……ああ、あの人ね」
少ししか見てないから忘れていたけれど、アリアの妹……カノンたちを守ろうと俺たちに喧嘩を売ってきた女性のことを思い出した。
俺のことを真っ先に化け物だって言って非難してたっけな……なるほど、そういうことか。
「気に入らない相手を排除するのに自分は手が出せないから他の奴に任せようとしたのか」
「なんてこと……あとであの者はクビですわね」
冷たい眼差しを彼女に向けながらそう言い放つアリア。怖……
「だけどなんでそんなことをしたんだ?結論として間違ってるってわけじゃないが、こんなことをすれば全員危険に晒されて悪者にされるのは自分だろうに」
「……いえ、なんとなくやろうとしていることは察しがつきますわ。恐らくフランシス家を糾弾して名誉を落とし、お金を貰った上であわよくば自分の地位を上げようとでも言うのでしょう。浅ましいですわ」
過去に経験があるのか、当たり前のようにアリアはそう推察する。貴族も大変そうだななんて適当に思っとく。
ってまぁ、この現状は他人事じゃないんだけどね。
「しかし実際、俺たちがここにいることで効果的ではある手段だよな……」
アリアたちより先に屋敷から出られなかったのが悔やまれる……というかアイツらも朝早過ぎなんだよ、普通に迷惑だろーが。人の家に訪問するなら時間を考えろよ。
……って、文句を言っても始まらないんだが。
でもだったら今からでも逃げた方がよくね?
「んじゃ、俺たちは退散するか」
「え?」
「そうするかにゃ~」
「え?」
眠そうに答えるレチアと困惑するアリア。
ガカンやララ、イクナたちと共にぞろぞろと部屋を出ようとしたところでアリアが前に立ち塞がる。
「待ってくださいまし!なぜあなた方がいなくなるんですの?」
「そんなの簡単な話だ。俺らという存在がここにいなければ嫌疑は晴れ、あの女は嘘を吐いたことにされて一石二鳥。それに元々俺たちはあんたが来なければ早々にここから立ち去るつもりだったしな」
そしたらレッグが入ってくるわアリアが早起きしてるわで予定が狂ったわけなんだけど。
……まぁでも逆に言えば鉢合わせにならずに済んだとも言えるか?
「ともかく、これが場を収めるのに一番最善の選択なんだ」
「父がそう言ったからですか?」
顔に出たのだろう、俺が何も言わなくてもアリアは「やっぱり」と口にして溜め息を零す。
「お父様が家族のことを思って言うだろうというくらいはわかっていました。ですが今すぐ出て行くことなんて……」
「庇うのは誰も得しないだろ」
「ヤタさんが居てくれるだけでワタクシが得します!」
何を得意げに力説してるんだ……
「そう言ってくれるのは嬉しいけど、お前以外は得しないだろって話」
「嬉しいと言ってくれました!? これはもう確定ですわよね?もう愛し合ってるも確実ですわよね!?!?」
「話聞いてる?」
ニヤニヤしてヨダレが垂れてる辺り絶対聞いてない。なのでアリアがトリップしてる間に横を通り過ぎて部屋を出る。
「本当に行っちまうのか?」
レッグが口惜しそうにそう言う。
どうしてみんなそんなに引き留めようとするんだ?今やただの厄介者だろうに。
ああ、そういえばレッグには妖刀を引き取る代わりに何か作ってもらうって話をしたな。だからか。
「また会うことがあればなんか作ってくれ。じゃあな」
そう言ってメイドさんに裏口の方へと案内される。
これでいい。余計な争いも嫌疑も、これで最初からただの勘違いだったで終わる。
俺たちがいなくなることで丸く収まる――
「ふふっ、やっぱりこっちに来たわね」
「えっ?」
ここまで来た俺たちの誰でもない声が裏口の方から聞こえ、そこを見ると軽装の女性が壁に寄りかかる体勢で立っていた。
長い黒髪と上下の黒服。首や口がマスクのようなもので隠れているその姿はまるで日本の忍びイメージをそのまま投影した格好だ。
「団長がここから逃がすかもしれないから見張っててくれって言われたけど、本当にその通り過ぎて笑えてくるわ」
マスクの上からでもわかるくらいに言葉通り笑みを浮かべる女性。
「旦那、これは……」
「……チッ、先読みされてたか」
「旦那、こっから見えるんですかい?」
少し控えめに斜め後ろから覗いていたガカンが目を細めながら聞いてくる。
「ああ、この屋敷の人間の誰かがララのことを密告したらしい」
「なんてこと……!」
「……まぁ、それが普通だな」
手紙の内容を簡単に伝えるとアリアは静かに憤慨し、ララは達観した様子で言う。
「普通……なのか?」
「昔あった魔女狩りのようなものだ。疑わしきは罰せよ、見つければ即排除」
「酷い話ですわね……」
アリアがそう言って呆れる。
中世のヨーロッパかよ。というかこっちの世界でも魔女狩りなんてあったんだな……大多数の奴が魔法使えるのに。
そんな感じにヒソヒソ声で話していると、また誰かが王国騎士たちのところへと向かって行き、アリアの両親ではなく王国騎士の彼らに向けて跪いた。
「見てくださり光栄です、王国騎士様!」
「君は……」
「君がこの手紙を送ってくれた子だね。確かか?」
アリアパパはそいつの行動を見て驚き、王国騎士の男の質問に奴は頷いた。
声からして女性のようだが……誰だ?
「あの子は昨日妹たちの護衛をしていた」
「……ああ、あの人ね」
少ししか見てないから忘れていたけれど、アリアの妹……カノンたちを守ろうと俺たちに喧嘩を売ってきた女性のことを思い出した。
俺のことを真っ先に化け物だって言って非難してたっけな……なるほど、そういうことか。
「気に入らない相手を排除するのに自分は手が出せないから他の奴に任せようとしたのか」
「なんてこと……あとであの者はクビですわね」
冷たい眼差しを彼女に向けながらそう言い放つアリア。怖……
「だけどなんでそんなことをしたんだ?結論として間違ってるってわけじゃないが、こんなことをすれば全員危険に晒されて悪者にされるのは自分だろうに」
「……いえ、なんとなくやろうとしていることは察しがつきますわ。恐らくフランシス家を糾弾して名誉を落とし、お金を貰った上であわよくば自分の地位を上げようとでも言うのでしょう。浅ましいですわ」
過去に経験があるのか、当たり前のようにアリアはそう推察する。貴族も大変そうだななんて適当に思っとく。
ってまぁ、この現状は他人事じゃないんだけどね。
「しかし実際、俺たちがここにいることで効果的ではある手段だよな……」
アリアたちより先に屋敷から出られなかったのが悔やまれる……というかアイツらも朝早過ぎなんだよ、普通に迷惑だろーが。人の家に訪問するなら時間を考えろよ。
……って、文句を言っても始まらないんだが。
でもだったら今からでも逃げた方がよくね?
「んじゃ、俺たちは退散するか」
「え?」
「そうするかにゃ~」
「え?」
眠そうに答えるレチアと困惑するアリア。
ガカンやララ、イクナたちと共にぞろぞろと部屋を出ようとしたところでアリアが前に立ち塞がる。
「待ってくださいまし!なぜあなた方がいなくなるんですの?」
「そんなの簡単な話だ。俺らという存在がここにいなければ嫌疑は晴れ、あの女は嘘を吐いたことにされて一石二鳥。それに元々俺たちはあんたが来なければ早々にここから立ち去るつもりだったしな」
そしたらレッグが入ってくるわアリアが早起きしてるわで予定が狂ったわけなんだけど。
……まぁでも逆に言えば鉢合わせにならずに済んだとも言えるか?
「ともかく、これが場を収めるのに一番最善の選択なんだ」
「父がそう言ったからですか?」
顔に出たのだろう、俺が何も言わなくてもアリアは「やっぱり」と口にして溜め息を零す。
「お父様が家族のことを思って言うだろうというくらいはわかっていました。ですが今すぐ出て行くことなんて……」
「庇うのは誰も得しないだろ」
「ヤタさんが居てくれるだけでワタクシが得します!」
何を得意げに力説してるんだ……
「そう言ってくれるのは嬉しいけど、お前以外は得しないだろって話」
「嬉しいと言ってくれました!? これはもう確定ですわよね?もう愛し合ってるも確実ですわよね!?!?」
「話聞いてる?」
ニヤニヤしてヨダレが垂れてる辺り絶対聞いてない。なのでアリアがトリップしてる間に横を通り過ぎて部屋を出る。
「本当に行っちまうのか?」
レッグが口惜しそうにそう言う。
どうしてみんなそんなに引き留めようとするんだ?今やただの厄介者だろうに。
ああ、そういえばレッグには妖刀を引き取る代わりに何か作ってもらうって話をしたな。だからか。
「また会うことがあればなんか作ってくれ。じゃあな」
そう言ってメイドさんに裏口の方へと案内される。
これでいい。余計な争いも嫌疑も、これで最初からただの勘違いだったで終わる。
俺たちがいなくなることで丸く収まる――
「ふふっ、やっぱりこっちに来たわね」
「えっ?」
ここまで来た俺たちの誰でもない声が裏口の方から聞こえ、そこを見ると軽装の女性が壁に寄りかかる体勢で立っていた。
長い黒髪と上下の黒服。首や口がマスクのようなもので隠れているその姿はまるで日本の忍びイメージをそのまま投影した格好だ。
「団長がここから逃がすかもしれないから見張っててくれって言われたけど、本当にその通り過ぎて笑えてくるわ」
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