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ニゲラレナイ
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「……すまん」
助けに来るのが遅れたカズがドクロの仮面を外さないまま申し訳なさそうにそう謝るとヴェルネは自虐的に笑う。
「なんであんたが謝るのよ……自分の腕を失ったのも、町を守れなかったのも、全部あたしが悪いのに……」
「いえ、それは違いますヴェルネ様。この町を守るのは本来我々やギルドの役目……にも関わらずヴェルネ様を前に出してしまった時点で私共の認識不足であり落ち度です。それに町の結界があそこまで簡単に破られるとは思いませんでした……申し訳ございません」
「俺もだ。あんたに守るよう言われたのに何もできなかった。不甲斐ない……!」
ヴェルネやジーク、ユースティックも自分の不甲斐無さに落ち込む。するとカズは手を取ったヴェルネを立ち上がらせると彼女たちの横を過ぎて町に向かって両手を広げる。
すると呼応するように広範囲が緑色の光りが浮き上がる。
「これは……この光は最高位の回復魔法の……」
「死んだ奴は戻らないが、せめて生きてる奴は助けられるようにな」
カズが放った魔法は町全体に及び、ヴェルネのように体の一部を欠損した者から元々無くなっていた者、死が直前まで迫っていた者まで傷を癒し、一部を除き全て元通りに戻した。
それによって町からカズたちのところまで聞こえるほどの歓声が沸き上がった。
「それじゃあ俺は行くわ」
「どこに?」
襲われたばかりのヴェルネたちを放ってその場から離れようとするカズにそう問いかける。彼のただならぬ雰囲気が変わらないまま行こうとする先、質問はした彼女の中ではすでに予想できていた。
「……人間を殺しに行くの?」
「ああ」
ヴェルネが予想したことを直接的に言うと、カズは躊躇することなく肯定する。
「でもそれって……」
「安心しろ、無差別には殺さない。ちゃんと見分けて全員殺すから」
何をどう安心しろというのか、ヴェルネたち全員がそう思ったが淡々と話すカズを見て何も言えずにいた。
「……カズ様。止めるわけではないのですが、無策に攻めれば向こうの思うツボ、最悪戦争に発展してもおかしくありません。そうなれば今よりさらにここでの立場が悪くなってしまい――」
ジークはそこで言葉を止めた。
彼らにとっても言い難いこと……「カズを匿う」ことが困難であること。
特にヴェルネは町の住民を、ジークとマヤルは主であるヴェルネを守らねばならない立場にあるため、「戦争の引き金を引いた人間」を助ける行為によって負うリスクを考えると、彼らにとって心苦しくもその選択をすることはできないのだった。
「……わかってる。だからこれでお前らとも『さよなら』になるかもしれないな」
「ッ……それはっ⁉ ……それは――」
たとえ一線を越えたとしても自分の傍にいてほしかった……彼を愛してしまったから彼女だからこそ、そんな我が儘を言ってしまいたいと思ってしまう。
領主としての自分と一人の女性としての自分、どちらかを選ぶかとなれば可能なら全てを捨ててカズと共に生きたいと思えてしまうほどに……
だがヴェルネは自分で思っている以上に誠実であり、町の住人を見捨ててまでの行動を起こせるほど無責任ではなかった。
「……引っ搔き回して混乱させるだけさせて、挙句逃げ出すような無責任な男でごめんな」
「バカ、そんなこと言ってほしいんじゃないわよ……!」
謝罪を口にして去ろうとするカズの背中を見送りながら悲しそうに呟くヴェルネ。そんな彼女の言葉が聞こえつつも彼は足を止めず、ある程度離れると全身が黒い液体となって地面に沈み、そして再び大量の黒い液体が地面から浮き上がり、それらが「ある形」を成す。
形成された「ソレ」を見た町の者たちのある者は呆然と立ち尽くしとし、ある者は神に祈りを捧げるように手を合わせた。
偶然か、それとも意識して「成った」のか。カズが変化した姿はまさにその「神」と見間違うほどの神々しさを放っていた。
「……カズ様は魔王どころか神にでもなられるおつもりなのでしょうか?」
「なるつもりっていうかアレ……もう一種の神だろ」
「……しかもこれからすることを考えるともう邪神ね」
しばらくして軽口を言えるようになったジークたちがそう言って苦笑いする。
「しかし……さっきは今生の別れみたいな雰囲気で話してましたけど、あの姿でカズさんだってわかります?」
マヤルが思い付いたように口にした疑問に他の全員が「あぁ」と声を漏らす。
――――
―――
――
―
「クソッ、繋がりが切断された……なんなんだアイツは⁉」
ヴェルネたちがいる町にいたはずのグルータスはカズに消された直後、教会のような内装の部屋で苛立った感情を机にぶつけていた。
しかしそれもすぐに落ち着き、笑いが漏れ出す。
「まぁいいでしょう。奴らを潰すための道具など腐るほどある」
グルータスはそう言って右手の甲をかざし、指にいくつも嵌めてあった指輪の一つが赤く光り、目の前に姿形が全く同じ人物が現れる。
「今度は多めに道具を持たせましょうか」
「えぇ、今度は町ごとあの魔族を消滅させられるような『神の遺物』を――」
他に誰もいない部屋で二人のグルータスが話す異様な光景。そんな彼らの会話の最中に空気を震わせるほどの咆哮が響いた。
「「――なんだ?」」
同じ人物が同時に話し、近くの窓へ移動する。
そして「ソレ」を見たグルータスは目を丸くし、固唾を飲んだ。
一目見ただけでその全貌が把握できないほどの巨大な黒く禍々しい竜。六つの腕と翼が生え、さらにその背後には神々しく光る輪のようなものがいくつも重なっていた。
その存在の出現にグルータスがいる教会の周囲に集まっていた町の住人が騒ぎ出す。
「ば、化け物!化け物が空に!」
「なんでいきなり……突然現れたように見えたぞ⁉」
「アレは竜……なのか?」
「そんなことどうでもいいから早く逃げるぞ!あんなのが暴れれば強い結界があるこの町だってどうなるかわからないんだ!」
「どこへ⁉ ここは色んなダンジョン武具が使用されて強固に固められた『王都』だぞ!ここがダメなら一体どこが安全だって話に――」
【――黙れ】
パニックに陥った王都の住人たちを一斉に黙らせたのは、他の誰でもない竜となったカズだった。
助けに来るのが遅れたカズがドクロの仮面を外さないまま申し訳なさそうにそう謝るとヴェルネは自虐的に笑う。
「なんであんたが謝るのよ……自分の腕を失ったのも、町を守れなかったのも、全部あたしが悪いのに……」
「いえ、それは違いますヴェルネ様。この町を守るのは本来我々やギルドの役目……にも関わらずヴェルネ様を前に出してしまった時点で私共の認識不足であり落ち度です。それに町の結界があそこまで簡単に破られるとは思いませんでした……申し訳ございません」
「俺もだ。あんたに守るよう言われたのに何もできなかった。不甲斐ない……!」
ヴェルネやジーク、ユースティックも自分の不甲斐無さに落ち込む。するとカズは手を取ったヴェルネを立ち上がらせると彼女たちの横を過ぎて町に向かって両手を広げる。
すると呼応するように広範囲が緑色の光りが浮き上がる。
「これは……この光は最高位の回復魔法の……」
「死んだ奴は戻らないが、せめて生きてる奴は助けられるようにな」
カズが放った魔法は町全体に及び、ヴェルネのように体の一部を欠損した者から元々無くなっていた者、死が直前まで迫っていた者まで傷を癒し、一部を除き全て元通りに戻した。
それによって町からカズたちのところまで聞こえるほどの歓声が沸き上がった。
「それじゃあ俺は行くわ」
「どこに?」
襲われたばかりのヴェルネたちを放ってその場から離れようとするカズにそう問いかける。彼のただならぬ雰囲気が変わらないまま行こうとする先、質問はした彼女の中ではすでに予想できていた。
「……人間を殺しに行くの?」
「ああ」
ヴェルネが予想したことを直接的に言うと、カズは躊躇することなく肯定する。
「でもそれって……」
「安心しろ、無差別には殺さない。ちゃんと見分けて全員殺すから」
何をどう安心しろというのか、ヴェルネたち全員がそう思ったが淡々と話すカズを見て何も言えずにいた。
「……カズ様。止めるわけではないのですが、無策に攻めれば向こうの思うツボ、最悪戦争に発展してもおかしくありません。そうなれば今よりさらにここでの立場が悪くなってしまい――」
ジークはそこで言葉を止めた。
彼らにとっても言い難いこと……「カズを匿う」ことが困難であること。
特にヴェルネは町の住民を、ジークとマヤルは主であるヴェルネを守らねばならない立場にあるため、「戦争の引き金を引いた人間」を助ける行為によって負うリスクを考えると、彼らにとって心苦しくもその選択をすることはできないのだった。
「……わかってる。だからこれでお前らとも『さよなら』になるかもしれないな」
「ッ……それはっ⁉ ……それは――」
たとえ一線を越えたとしても自分の傍にいてほしかった……彼を愛してしまったから彼女だからこそ、そんな我が儘を言ってしまいたいと思ってしまう。
領主としての自分と一人の女性としての自分、どちらかを選ぶかとなれば可能なら全てを捨ててカズと共に生きたいと思えてしまうほどに……
だがヴェルネは自分で思っている以上に誠実であり、町の住人を見捨ててまでの行動を起こせるほど無責任ではなかった。
「……引っ搔き回して混乱させるだけさせて、挙句逃げ出すような無責任な男でごめんな」
「バカ、そんなこと言ってほしいんじゃないわよ……!」
謝罪を口にして去ろうとするカズの背中を見送りながら悲しそうに呟くヴェルネ。そんな彼女の言葉が聞こえつつも彼は足を止めず、ある程度離れると全身が黒い液体となって地面に沈み、そして再び大量の黒い液体が地面から浮き上がり、それらが「ある形」を成す。
形成された「ソレ」を見た町の者たちのある者は呆然と立ち尽くしとし、ある者は神に祈りを捧げるように手を合わせた。
偶然か、それとも意識して「成った」のか。カズが変化した姿はまさにその「神」と見間違うほどの神々しさを放っていた。
「……カズ様は魔王どころか神にでもなられるおつもりなのでしょうか?」
「なるつもりっていうかアレ……もう一種の神だろ」
「……しかもこれからすることを考えるともう邪神ね」
しばらくして軽口を言えるようになったジークたちがそう言って苦笑いする。
「しかし……さっきは今生の別れみたいな雰囲気で話してましたけど、あの姿でカズさんだってわかります?」
マヤルが思い付いたように口にした疑問に他の全員が「あぁ」と声を漏らす。
――――
―――
――
―
「クソッ、繋がりが切断された……なんなんだアイツは⁉」
ヴェルネたちがいる町にいたはずのグルータスはカズに消された直後、教会のような内装の部屋で苛立った感情を机にぶつけていた。
しかしそれもすぐに落ち着き、笑いが漏れ出す。
「まぁいいでしょう。奴らを潰すための道具など腐るほどある」
グルータスはそう言って右手の甲をかざし、指にいくつも嵌めてあった指輪の一つが赤く光り、目の前に姿形が全く同じ人物が現れる。
「今度は多めに道具を持たせましょうか」
「えぇ、今度は町ごとあの魔族を消滅させられるような『神の遺物』を――」
他に誰もいない部屋で二人のグルータスが話す異様な光景。そんな彼らの会話の最中に空気を震わせるほどの咆哮が響いた。
「「――なんだ?」」
同じ人物が同時に話し、近くの窓へ移動する。
そして「ソレ」を見たグルータスは目を丸くし、固唾を飲んだ。
一目見ただけでその全貌が把握できないほどの巨大な黒く禍々しい竜。六つの腕と翼が生え、さらにその背後には神々しく光る輪のようなものがいくつも重なっていた。
その存在の出現にグルータスがいる教会の周囲に集まっていた町の住人が騒ぎ出す。
「ば、化け物!化け物が空に!」
「なんでいきなり……突然現れたように見えたぞ⁉」
「アレは竜……なのか?」
「そんなことどうでもいいから早く逃げるぞ!あんなのが暴れれば強い結界があるこの町だってどうなるかわからないんだ!」
「どこへ⁉ ここは色んなダンジョン武具が使用されて強固に固められた『王都』だぞ!ここがダメなら一体どこが安全だって話に――」
【――黙れ】
パニックに陥った王都の住人たちを一斉に黙らせたのは、他の誰でもない竜となったカズだった。
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