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空飛ぶ馬車で
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「なんでこんな大事なことをさっさと言わなかったんだよ……」
現在ルディが住む町へ馬車で移動してる最中、俺はポツリと零した。
「いえ、最初は要件から言おうとしたのですけれど、出迎えていただいたお相手があなたと恋仲となってる本人だと知ってつい張り合おうとして忘れてしまっていましたわ」
ルディはそう言うとフフフとなぜか得意げに笑う。何わろとんねん。
「で、ペナはそんな主人に対して何も言わないと」
一応ペナに対して睨んだはずなのだが、彼女はフッと笑う。
「当たり前だ。お嬢様の都合より優先されることなどこの世に存在しないからな!」
「この能無し脳筋のバカタレが!」
「なんだと⁉」
あまりにもアホなことを胸を張って堂々と言うペナに、ふと浮かんだ罵倒っぽい言葉が口から出てしまった。
「んで、今はまだ大丈夫なのか?」
「何がです?」
「モンスターパレードのことに決まってるだろ。お前らがバカみたいな口論してる間に自分の住んでる町が壊滅しててたなんて洒落にならないだろ?」
流石にここで「自分の身の方が大事だからどうでもいい」なんて答えが返ってきたらペナ諸共ぶっ飛ばしてやろうかな……
「そこはもちろん問題ありません、下手な魔物では破ることができない強固な結界で守られていますから!それにワタクシが住んでいるところは王都、魔王様が住んでいますから!そう簡単には魔物の侵入を許しません!それにこの馬車の技術を体験しているでしょう?」
ルディが自信満々にそう言い、背後の窓を覗く。
俺も彼女の後ろから覗き、この馬車が空を飛んでいる事実を再確認する。その馬車を引いているのはもちろん普通の馬などではなく翼の生えた魔物らしき何か。
その姿を例えで言い表すなら馬ではなくどちらかというと……犬?真っ白な犬に翼を生やした感じだった。
頭の両サイドには黒い巻き角を生やしているその生物が二匹ほどで飛んで馬車を引いている。
飛んでいるおかげか馬車が揺れるなどはなく、むしろ下手な車での移動より揺れや振動を感じず快適なのが面白い。
あっちの科学も結構進歩して魔法には負けないと思ってたけれど、こういうのを体験すると魔法の方が便利なんじゃないかって思えてくる。これぞファンタジーって感じだな。
「……っていうか魔王って言った?もしかして俺たち、今から魔王に会おうとしてる?」
「あら、そう言いませんでしたっけ?」
「言ってない」
魔物を適当に蹴散らして「はい、終わり」かと思っていたのに……
「安心してください、我が主は寛容な方。あなたがある程度の横暴な態度で接したとしても、あの人は何も気にしませんから。ただむしろ……いえ、今ここで変な憶測を口にするのはやめておきましょう。きっと何事もなく終わりますわ」
「知ってるか?そういうの『フラグ』って言うんだぞ」
「ソウナノカー」
すると俺とルディの会話にディールが割り込んでくる。ずっと黙っていたディールが突然言葉を発したことでルディとペナがギョッと目を丸くして驚く。
そんな彼女たちの反応に満足したのか、ディールは「ギャッギャッギャ」と独特な笑い声を発する。ずっと屋敷の中でジルの戦い相手だけやらせる以外留守番っていうのも可哀想だからって連れて来た。
「ま、待て!ずっと疑問だったが、コイツはなんなんだ⁉ まるで魔物みたいだが言葉を話せるなど……」
「コイツはディールだ。元々デク人形だったのを引き取って色々あってこうなった」
「その『色々』の詳細を聞きたいのですが……!ちなみにまともな意思疎通は可能なんですか?」
「ダイジョウブ、ハナセルヨ。チョット聞コエニクイト思ウケド」
ディールがまともに話し始めるとルディたちは驚いた顔をしてしばらく固まり、そしてなぜか拍手をする。
「どんな調教をすれば魔物に言葉を覚えさせられるの?」
「魔物じゃないし調教もしてない。勝手に言葉を覚えたんだ」
「戦ッタ相手の言葉ヲ聞イテタカラダト思ウ。乱暴ダッタリ丁寧ダッタリ、皆色々話シテタノヲ覚エタ」
経緯を話すとさらにルディたちから褒められ、ディールは心なしか照れているように見えた。段々感情豊かになってきて着実に人間に近付いてきてるな。
「……と、どうやらもう到着したみたいです」
ルディが窓の外を確認してそう言う。見下ろすとたしかに大きな町があり、その町が目に見えて結界らしきものに守られていてた。
そしてその町周辺はすでに魔物に囲まれてしまっている。
「手遅れじゃないだろうけど……まるで祭り状態だな」
「アレを見て手遅れじゃないと言えるのはポジティブなんでしょうけど……まぁ、そういうことです。かなり厄介な魔物も結界を壊そうと躍起になっていますが、ヒビ一つすら入れられないでしょう。ただ……このままだとその魔物たちを倒す強者が決して多くはないのでただ籠城しているだけの消耗戦となってしまうのであなたを呼んだというわけです」
「ペナがいるじゃないか。それに強そうな奴をお前は集めるのが趣味だったんじゃないのか?」
「それはそれ、これはこれです。観賞用の筋肉を戦場に向かわせるなんてあまりに酷じゃありませんか!」
おっと、途中から何を言ってるのか段々理解できなくなってきたぞ。なんだ「観賞用の筋肉」って?
現在ルディが住む町へ馬車で移動してる最中、俺はポツリと零した。
「いえ、最初は要件から言おうとしたのですけれど、出迎えていただいたお相手があなたと恋仲となってる本人だと知ってつい張り合おうとして忘れてしまっていましたわ」
ルディはそう言うとフフフとなぜか得意げに笑う。何わろとんねん。
「で、ペナはそんな主人に対して何も言わないと」
一応ペナに対して睨んだはずなのだが、彼女はフッと笑う。
「当たり前だ。お嬢様の都合より優先されることなどこの世に存在しないからな!」
「この能無し脳筋のバカタレが!」
「なんだと⁉」
あまりにもアホなことを胸を張って堂々と言うペナに、ふと浮かんだ罵倒っぽい言葉が口から出てしまった。
「んで、今はまだ大丈夫なのか?」
「何がです?」
「モンスターパレードのことに決まってるだろ。お前らがバカみたいな口論してる間に自分の住んでる町が壊滅しててたなんて洒落にならないだろ?」
流石にここで「自分の身の方が大事だからどうでもいい」なんて答えが返ってきたらペナ諸共ぶっ飛ばしてやろうかな……
「そこはもちろん問題ありません、下手な魔物では破ることができない強固な結界で守られていますから!それにワタクシが住んでいるところは王都、魔王様が住んでいますから!そう簡単には魔物の侵入を許しません!それにこの馬車の技術を体験しているでしょう?」
ルディが自信満々にそう言い、背後の窓を覗く。
俺も彼女の後ろから覗き、この馬車が空を飛んでいる事実を再確認する。その馬車を引いているのはもちろん普通の馬などではなく翼の生えた魔物らしき何か。
その姿を例えで言い表すなら馬ではなくどちらかというと……犬?真っ白な犬に翼を生やした感じだった。
頭の両サイドには黒い巻き角を生やしているその生物が二匹ほどで飛んで馬車を引いている。
飛んでいるおかげか馬車が揺れるなどはなく、むしろ下手な車での移動より揺れや振動を感じず快適なのが面白い。
あっちの科学も結構進歩して魔法には負けないと思ってたけれど、こういうのを体験すると魔法の方が便利なんじゃないかって思えてくる。これぞファンタジーって感じだな。
「……っていうか魔王って言った?もしかして俺たち、今から魔王に会おうとしてる?」
「あら、そう言いませんでしたっけ?」
「言ってない」
魔物を適当に蹴散らして「はい、終わり」かと思っていたのに……
「安心してください、我が主は寛容な方。あなたがある程度の横暴な態度で接したとしても、あの人は何も気にしませんから。ただむしろ……いえ、今ここで変な憶測を口にするのはやめておきましょう。きっと何事もなく終わりますわ」
「知ってるか?そういうの『フラグ』って言うんだぞ」
「ソウナノカー」
すると俺とルディの会話にディールが割り込んでくる。ずっと黙っていたディールが突然言葉を発したことでルディとペナがギョッと目を丸くして驚く。
そんな彼女たちの反応に満足したのか、ディールは「ギャッギャッギャ」と独特な笑い声を発する。ずっと屋敷の中でジルの戦い相手だけやらせる以外留守番っていうのも可哀想だからって連れて来た。
「ま、待て!ずっと疑問だったが、コイツはなんなんだ⁉ まるで魔物みたいだが言葉を話せるなど……」
「コイツはディールだ。元々デク人形だったのを引き取って色々あってこうなった」
「その『色々』の詳細を聞きたいのですが……!ちなみにまともな意思疎通は可能なんですか?」
「ダイジョウブ、ハナセルヨ。チョット聞コエニクイト思ウケド」
ディールがまともに話し始めるとルディたちは驚いた顔をしてしばらく固まり、そしてなぜか拍手をする。
「どんな調教をすれば魔物に言葉を覚えさせられるの?」
「魔物じゃないし調教もしてない。勝手に言葉を覚えたんだ」
「戦ッタ相手の言葉ヲ聞イテタカラダト思ウ。乱暴ダッタリ丁寧ダッタリ、皆色々話シテタノヲ覚エタ」
経緯を話すとさらにルディたちから褒められ、ディールは心なしか照れているように見えた。段々感情豊かになってきて着実に人間に近付いてきてるな。
「……と、どうやらもう到着したみたいです」
ルディが窓の外を確認してそう言う。見下ろすとたしかに大きな町があり、その町が目に見えて結界らしきものに守られていてた。
そしてその町周辺はすでに魔物に囲まれてしまっている。
「手遅れじゃないだろうけど……まるで祭り状態だな」
「アレを見て手遅れじゃないと言えるのはポジティブなんでしょうけど……まぁ、そういうことです。かなり厄介な魔物も結界を壊そうと躍起になっていますが、ヒビ一つすら入れられないでしょう。ただ……このままだとその魔物たちを倒す強者が決して多くはないのでただ籠城しているだけの消耗戦となってしまうのであなたを呼んだというわけです」
「ペナがいるじゃないか。それに強そうな奴をお前は集めるのが趣味だったんじゃないのか?」
「それはそれ、これはこれです。観賞用の筋肉を戦場に向かわせるなんてあまりに酷じゃありませんか!」
おっと、途中から何を言ってるのか段々理解できなくなってきたぞ。なんだ「観賞用の筋肉」って?
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