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アイドルにハプニングは付きもの
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「さーて、次はどこに行こっかなー?」
モモと行動を共にし始めてから俺たちはセンタールにある水族館や博物館などのいくつかの有名所をある程度回ったが、彼女はまだどこを回ろうかと意気込んでいる。
今日一日と言っていたが本当に最後までいる気なのか……?それに俺をファンにしてみせるとかなんとか言いながら結局自分が楽しんでいるだけのような気もするし……日頃のストレスを発散してるだけじゃないか、コイツ?
そんな中、誰かが意図的に俺たちに近付いてきた。正確にはモモに向かって。
「なぁあんた、モモだろ?そうだろ!?」
「ひっ……だ、誰?」
明らかに普通ではない様子の魔族の男。血走った目で半笑いで近寄って来るその様はまるで妖怪のようで。
「「こっわ」」
俺とヴェルネが同時に同じ言葉を思わず口にする。気持ち悪いを超えてもはや恐怖すら覚える勢いだった。
男はさらにモモに近付こうとし、モモが俺の後ろに隠れる。
「ずっとあんたに言いたいことがあったんだ……あんたのせいで俺は……俺たちは……ッ!」
半笑いを浮かべていた男はそう言うとだんだんと怒りの表情へと変わっていく。
「よくも騙しやがったな、この人殺しが!!」
叫びに似た男の怒号にモモが腰を抜かして尻もちを突いてしまう。
何より男の大声でこちらに注目が集まってしまっていた。
その中にはモモの姿を見て彼女の正体に気付く者や、男の発言を聞いた奴らが「モモちゃんが人殺し……?」と囁き始める。
「わ、私、誰かを騙してなんて……殺してなんて……!?」
ああ、これはダメだ。
下手に俺が手を出せば疑惑はさらに深まり、無実だったとしても正すべき本人が萎縮してしまっては真実だと思われてしまう……
どちらにせよ俺が間に入るよりも誰かが奮い立たせなければならない。
「ヴェルネ、モモのことを任せていいか?」
「えっ……あんたは?」
「俺は俺のできることをやる」
そう言って移動し、別の場所にいた魔族を抑え込む。
「な、なんだ!? 何するっ、離せ!!」
「アイドルや有名人にはパパラッチがいるってのは定番だな。しかもそれが面白いところだけ切り取って記事に載せようとするような悪質な記者っていうのは救いようがない。お前……途中からずっと俺たちを尾行してただろ?」
帽子を深く被った女の魔族が大事そうに手に握り締めている手帳を素早く奪い取る。
「おい、返せ!」
「何々……『アイドルが謎の仮面男と逢引き』『二股する男が好きな尻軽女』『小柄に似合わず肉の大食い』。そして最後に興奮した殴り書きで『同族殺し』……酷いな。真実なんてどうでもよくて、見える表面をどう面白く書こうかというのがよくわかる。まるで自分が面白おかしくなれればいいっていう学生みたいな悪戯半分の気持ちで躊躇がない。そして後で問題になってもお前らは他人事のように言うだろうな?『この程度なら大丈夫だと思った』ってよ」
あくまで全員がそうなのではなく、やはり人間と同じで悪質な手で稼ごうとする奴が紛れ込んでいるってことだ。
さて、とりあえずそういう輩が一人だけだったからひとまずはモモのゴシップに関しては大丈夫だろう。そこまでしてやる義理がなくても乗りかかった船ってやつだ。
あとはヴェルネたちの方は……
彼女たちのいる方を確認してみると、今度はモモが立ち上がって尻もちを突いている魔族の男を見下しており、立場が逆転している状態だった。
経緯はわからないが……いや、あのヴェルネのしてやったり顔、どうやらモモを元気付けることに成功したようだ。ヴェルネの叱咤って妙に元気付けられるからな、やはり彼女に任せて正解だったようだ。
「なんで何もしてない私が咎められなきゃならないのよ!アイドルの仕事ばっかりで誰かと個人で話したこともないのに!」
モモの怒りに任せた反論に男は歯をカチカチと鳴らして気圧されている様子だった。
それが満足だったのか、モモはフンッと鼻を鳴らしてやってやったと言わんばかりの笑みを浮かべる。
しかし男の方も完全には引き下がろうとしていない様子に見えた。
「それは……あんたがダンジョンには金銀財宝が集まってて一攫千金を狙えるって言ったんじゃねぇか!それを信じて俺らは近くのダンジョンに潜ったっていうのに……みんな死んじまった!お前があんなことさえ言わなきゃ…!!」
「何よそれ……たしかに仕事の宣伝ついでに言ったけど!でも危険だってこともちゃっと言ったでしょ!自己責任を私に押し付けないでよ!」
互い徐々に責任の押し付け合いが白熱していく。明らかに男の方が理不尽な言いがかりをしているが、どちらも引き下がる気配がないからこの話は平行線になるばかり。
……というよりも男の様子が何かおかしいような?
「違う……違う違うちがうチガウゥゥゥゥッ‼ 『アイツ』ガイッテイタ!ワルイノハオマエダァァァァッ‼」
「えっ、何……⁉」
突然おかしくなったように叫び始め、魔族の体から黒い霧が噴き出す。モモや周囲の野次馬たち、そして俺が取り押さえている奴も突然の出来事に戸惑いを隠せない様子となって全員が固まってしまう。
そして男の姿がその黒い霧によって見えなくなるほどに包まれ、さらに大きく広がっていく。
すると黒い霧は次第に晴れていき、中には先程までいた魔族の男らしき姿はなかった。代わりに別の何かが姿を現す。
それは……その姿は誰もが驚くものだった。
モモと行動を共にし始めてから俺たちはセンタールにある水族館や博物館などのいくつかの有名所をある程度回ったが、彼女はまだどこを回ろうかと意気込んでいる。
今日一日と言っていたが本当に最後までいる気なのか……?それに俺をファンにしてみせるとかなんとか言いながら結局自分が楽しんでいるだけのような気もするし……日頃のストレスを発散してるだけじゃないか、コイツ?
そんな中、誰かが意図的に俺たちに近付いてきた。正確にはモモに向かって。
「なぁあんた、モモだろ?そうだろ!?」
「ひっ……だ、誰?」
明らかに普通ではない様子の魔族の男。血走った目で半笑いで近寄って来るその様はまるで妖怪のようで。
「「こっわ」」
俺とヴェルネが同時に同じ言葉を思わず口にする。気持ち悪いを超えてもはや恐怖すら覚える勢いだった。
男はさらにモモに近付こうとし、モモが俺の後ろに隠れる。
「ずっとあんたに言いたいことがあったんだ……あんたのせいで俺は……俺たちは……ッ!」
半笑いを浮かべていた男はそう言うとだんだんと怒りの表情へと変わっていく。
「よくも騙しやがったな、この人殺しが!!」
叫びに似た男の怒号にモモが腰を抜かして尻もちを突いてしまう。
何より男の大声でこちらに注目が集まってしまっていた。
その中にはモモの姿を見て彼女の正体に気付く者や、男の発言を聞いた奴らが「モモちゃんが人殺し……?」と囁き始める。
「わ、私、誰かを騙してなんて……殺してなんて……!?」
ああ、これはダメだ。
下手に俺が手を出せば疑惑はさらに深まり、無実だったとしても正すべき本人が萎縮してしまっては真実だと思われてしまう……
どちらにせよ俺が間に入るよりも誰かが奮い立たせなければならない。
「ヴェルネ、モモのことを任せていいか?」
「えっ……あんたは?」
「俺は俺のできることをやる」
そう言って移動し、別の場所にいた魔族を抑え込む。
「な、なんだ!? 何するっ、離せ!!」
「アイドルや有名人にはパパラッチがいるってのは定番だな。しかもそれが面白いところだけ切り取って記事に載せようとするような悪質な記者っていうのは救いようがない。お前……途中からずっと俺たちを尾行してただろ?」
帽子を深く被った女の魔族が大事そうに手に握り締めている手帳を素早く奪い取る。
「おい、返せ!」
「何々……『アイドルが謎の仮面男と逢引き』『二股する男が好きな尻軽女』『小柄に似合わず肉の大食い』。そして最後に興奮した殴り書きで『同族殺し』……酷いな。真実なんてどうでもよくて、見える表面をどう面白く書こうかというのがよくわかる。まるで自分が面白おかしくなれればいいっていう学生みたいな悪戯半分の気持ちで躊躇がない。そして後で問題になってもお前らは他人事のように言うだろうな?『この程度なら大丈夫だと思った』ってよ」
あくまで全員がそうなのではなく、やはり人間と同じで悪質な手で稼ごうとする奴が紛れ込んでいるってことだ。
さて、とりあえずそういう輩が一人だけだったからひとまずはモモのゴシップに関しては大丈夫だろう。そこまでしてやる義理がなくても乗りかかった船ってやつだ。
あとはヴェルネたちの方は……
彼女たちのいる方を確認してみると、今度はモモが立ち上がって尻もちを突いている魔族の男を見下しており、立場が逆転している状態だった。
経緯はわからないが……いや、あのヴェルネのしてやったり顔、どうやらモモを元気付けることに成功したようだ。ヴェルネの叱咤って妙に元気付けられるからな、やはり彼女に任せて正解だったようだ。
「なんで何もしてない私が咎められなきゃならないのよ!アイドルの仕事ばっかりで誰かと個人で話したこともないのに!」
モモの怒りに任せた反論に男は歯をカチカチと鳴らして気圧されている様子だった。
それが満足だったのか、モモはフンッと鼻を鳴らしてやってやったと言わんばかりの笑みを浮かべる。
しかし男の方も完全には引き下がろうとしていない様子に見えた。
「それは……あんたがダンジョンには金銀財宝が集まってて一攫千金を狙えるって言ったんじゃねぇか!それを信じて俺らは近くのダンジョンに潜ったっていうのに……みんな死んじまった!お前があんなことさえ言わなきゃ…!!」
「何よそれ……たしかに仕事の宣伝ついでに言ったけど!でも危険だってこともちゃっと言ったでしょ!自己責任を私に押し付けないでよ!」
互い徐々に責任の押し付け合いが白熱していく。明らかに男の方が理不尽な言いがかりをしているが、どちらも引き下がる気配がないからこの話は平行線になるばかり。
……というよりも男の様子が何かおかしいような?
「違う……違う違うちがうチガウゥゥゥゥッ‼ 『アイツ』ガイッテイタ!ワルイノハオマエダァァァァッ‼」
「えっ、何……⁉」
突然おかしくなったように叫び始め、魔族の体から黒い霧が噴き出す。モモや周囲の野次馬たち、そして俺が取り押さえている奴も突然の出来事に戸惑いを隠せない様子となって全員が固まってしまう。
そして男の姿がその黒い霧によって見えなくなるほどに包まれ、さらに大きく広がっていく。
すると黒い霧は次第に晴れていき、中には先程までいた魔族の男らしき姿はなかった。代わりに別の何かが姿を現す。
それは……その姿は誰もが驚くものだった。
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