【猫画像あり】島猫たちのエピソード

島猫たちのエピソード2024

西表島に譲渡した猫

画像は昨日正式譲渡になった猫。
去年３月２９日に与那国島の高齢者飼育放棄で石垣島の保健所に収容されました。
あれからほぼ１年後、遂に里親が決まり、ずっとのおうちを得ることができた猫です。

↑こちらが１年前の画像。
島から島へ、知らない場所に連れてこられた猫は、警戒して固まっていました。
その後、ラリマーの保護施設に移動して、人慣れが進んだのか、里親さん宅では着いたその日からすり寄ってきたそうです。

※ワクチンは今年は５種が手に入らず、４種を打っています。

今回の譲渡先・西表島は、独自の飼養条例があります。
猫を島に入れるにはウイルス検査が必須、昨日今日拾ったばかりの仔猫を連れて来ることは禁止です。
これは住民・観光客問わず守らなければならないルールです。

竹富町では、ウイルス検査・避妊去勢手術・ワクチン接種・マイクロチップ挿入が必須で、それらに助成金を出しているそうです。
昨日お話した西表島の獣医さんから得た情報によれば、飼い猫にも毎年定期的にウイルス検査をしているとのことでした。
仔猫は抗体が安定する生後半年を過ぎてから避妊去勢手術ついでにウイルス検査をして、島に入れてほしいと言っていました。
飼養開始から２週間以内の登録が定められており、登録には１ヶ月以内のウイルス検査証明書・１年以内のワクチン接種証明書・マイクロチップの登録情報が必要です。
西表島では完全室内飼いが必須であり、もしも飼い猫を外に出してしまったら通報されます。
脱走にはくれぐれも御注意ください。

これらのルールは元はといえば在来種で絶滅危惧種のイリオモテヤマネコを護るために定められたものですが、飼い猫たちにとっても良いものであると思います。
石垣島もこれくらいの飼養条例を定めてほしいですね。