【猫画像あり】島猫たちのエピソード

島猫たちのエピソード2023

命の価値

画像は昨日緑地公園に棄てられた仔猫。
現在、餌やりボランティアが見守り中です。

オリコンニュースになった緑地公園。
去年は３６５日で１７６匹の遺棄、ざっくり計算すると２～３日に１匹ペースでした。
今年は月に数匹ペースで、年間遺棄数は１００未満になるかもしれません。

こんなに棄てられて、公園の猫の数はどうなっていると思いますか？
公園の猫の数は大体いつも１５０前後。
棄てられた猫がすぐ公園の外へ去って行ったり、前からいる猫が病死したり、交通事故で死ぬ猫が多かったりするので、２００を超える事は今のところ無いようです。

野良猫・地域猫の寿命は２～３年くらいです。
屋外では仔猫の死亡率は高く、生まれた子の半数以上が１歳になる前に死んでしまいます。
それでも野良猫が減らないのは、年に２～３回数匹を生み続けるから。

今年、石垣島ではボランティアが力を合わせて半年で１００頭ほどを避妊去勢手術しました。
緑地公園では１０年前からＴＮＲを続けていますが、画像の仔猫のように、無責任な飼い主が増やして棄てる猫が多いので、全く減らないのが現状です。

石垣市は犬猫不妊去勢手術助成金を出してくれるから、飼い主は半額で飼い猫の避妊手術が出来ます。
自己負担額は１頭あたり１万円くらい。

これを払うのを惜しんで、増えれば棄てる飼い主たちがいる。
慣れない場所で猫が事故に遭ったり死んだりする事はお構いなしに棄てる。
命の価値は、１万円より安いのでしょうか？

画像は、今年１月から９月末までに緑地公園に遺棄された猫たちです。