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57 新枕
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もう一度時間をかけて宥められた後、スノーベリーとハルジオンに魔力を貰って携帯に充電が出来た。一度だけじゃなく、二度目も問題は無かった。
勿論私は直ぐにお姉ちゃんにメールを送ることにした。
今も元気にしていること、一週間の間にシルヴィオ家の養女となったこと、そして、セオドールと結婚をしたこと。
打ち始めると伝えたいことが山とあって、かなりの長文となった。
携帯を操作している間、私はベッドヘッドに寄りかかったセオドールの両足の間に挟まれている。お腹にはセオドールの組まれた両手がずっとあって、右肩には彼の顔が。左肩にはスノーベリーとハルジオンが。
何時もであれば多少の長文でもそんなに時間はかからなかったはずなのに、文字の打ち間違いが多くえらく時間が掛ったのはセオドールの態勢より恰好に大いに問題があったからだ。
下半身だけに巻かれたタオルただそれ一枚のみ。パジャマ越しに感じる肌の温もりの威力が半端ない。
携帯画面を見ている視界には素肌の逞しい腕が嫌でも目に入ってきていた。
どれだけお姉ちゃんと連絡を取りたがっていたか知っているセオドールは、私のしたい事を優先してくれている。けれど、まるっきり我慢しているわけでもないらしい。
時々自分の事を忘れないでとでもいうように、私のお腹をゆるりと優しく撫でていく。耳元に甘い溜息と共に。
その熱っぽさは、これからするだろう行為を想像させ、また助長させるのに十分だった。
恥ずかしい気持ちを持て余しながら、時間をかけて組み立てたメールをお姉ちゃんに送った。無事に届きますように。そう願いながら。
きちんとメール送信が出来たのを見て、一安心から思わずふうとため息が漏れた。
「穂叶、お姉さんとの連絡終わったんですか?」
「うん、一応ね。まだこっちから送っただけで、向こうからの返事はまだだけどね」
そうセオドールに答えている間に、手の中に納まっている携帯がメロディーと共に震えた。
「わっ、で、電話!?」
吃驚して掌の上で踊らせた携帯画面には、お姉ちゃんと文字が表示されていた。反射的に携帯を持ち直し通話に出た。
「もしもしっ」
『穂叶っ、無事なの!?』
久しぶりに聞くお姉ちゃんの声だった。
「わっ、ちょっと、お姉ちゃん、声デカすぎっ」
慌てて携帯から距離を取った。
鼻声交じりのかなりな大声で始まったお姉ちゃんからの電話は、繋がりを再び持てたことを喜ぶ暇も与えない程に耳鳴りを伴わせ、スピーカー機能にしなくてもセオドールにも十分聞こえる程の音量だった。
「不思議です。こんな小さいものから声が聞こえます」
そんな不思議そうなセオドールの声が携帯を押し当てている耳とは反対側から聞こえた。耳鳴りを我慢しながら再び耳に携帯を押し当てた。
「お姉ちゃん、メール見てくれた?私は無事だから。大丈夫だよ」
『本当に大丈夫なのねっ!?』
ぷつり。
「あ」
切れちゃった。
またもや真っ黒の画面になった携帯を手にしながら、私は魔力を聖獣に頼もうとしてセオドールから注意を受けた。
「穂叶。魔力を貰うのはそれで最後にした方がいいです。スノーベリーが眠そうです」
「えっ?」
左肩に乗っている二匹の聖獣を移動させシーツの上に載せると、セオドールが言ったように確かにスノーベリーはうつらうつらとして相当眠そうにしている。が、ハルジオンは元気そうに見える。
「疲れているんじゃないですか?今日、いろいろありましたし」
そう指摘をうけ、今日を振り返ってみると確かに色々在り過ぎた。
結婚式の後誘拐された馬車の中で魔力を目一杯使わせたし、私の聖獣にしたりして環境の変化も大きかっただろう。こんな小さな体じゃ疲れて当然だ。元々細すぎる体つきをしていたのだから。
「ごめんね、気が付いて上げられなくて。今日これで最後にするから、もう一回だけ魔力を貰っていいかな?」
本当はこのまま寝かせてあげた方がいいのだろうけど、中途半端に切れてしまった通話のままじゃお姉ちゃんはきっと心配する。もう一度話をしたかった。
眠そうな顔のままスノーベリーはさっきよりも小さな魔力をくれた。ハルジオンのものと合わせ充電をすませると、スノーベリーの頭を撫でた。
「お休み、スノーベリー、ハルジオン。潰しちゃったら大変だから二人は違う場所で寝てね」
どうやっても自分の体の中に入れることが出来なかった聖獣を抱き上げると、一度ベッドから降りてソファに有ったクッションをチェストの上に置いて、その上に聖獣を乗せた。
もう一度指先で二匹の頭を撫でてあげると、すぐさま二匹の目は閉じた。ハルジオンも疲れていたらしい。
寝付いたのを確認してベッドに戻ろうとすると、セオドールがもう一度私に同じ位置に座って欲しいのがあからさまに分かるよう、スペースを開けて待ち受けているのを見て、かあっとなった。
また見ちゃったしっ!
今のは不可抗力、不可抗力っ。なーんにも見てないっ!
タオルの中には何もなかった。そう呪文を心の中で唱えながら、もぞもぞとシーツの中にもぐりこんだ。
気持ちを落ち着かせることなんて到底出来ないまま、深呼吸をしてからお姉ちゃんに電話を掛けた。
まだ十分な充電が出来ないこと、でも出来るだけ毎日メールか電話をすることを手短に約束した。向こう側からは、泣いているのだろう頷く声だけが聞こえた。
そして気になっていたハーブカフェの仕事に関しては、行くことが出来ないのでお姉ちゃんからなんとか辞めることを伝えて貰うことをお願いした。
最後にセオドールにも電話に出て貰った。
「これに向かって話せばいいんですか?」
「そう。お姉ちゃんと話が出来るから」
「分かりました。初めまして、穂叶さんと結婚をさせていただいたセオドール・シルヴィオといいます。いきなり知らない相手と結婚をしたと聞かされて戸惑うかもしれないですが、必ず穂叶さんを幸せにすると誓いますから」
その言葉を告げたところで、充電は無くなった。
「セオドール・・・」
今の言葉・・・。
携帯を私の手に戻してもらいながら、嬉しさで目の前が滲み始め、セオドールがはにかむ笑顔が良く見えなくなった。
「本心ですよ。心からそう思ってます。―――もう、我慢しなくていいんですよね?」
その意味は十分理解している。
私が頷いたのを手始めに、優しく横たえられると自分から目を閉じ、甘いキスを貰った。
何度も繰り返しキスをしてぼうっとし始めた頃、やわやわとパジャマの上から胸のふくらみを揉まれていて、きゅっと固くなり始めた中心を摘まれた。
「あんっ」
自分でも予想していなかった漏れた甘い声に慌てて自分の口を塞ごうとしたら、セオドールの口に塞がれぬるりと舌が入り込んできて出来なかった。
最初はどちらもぎこちなかったキスも、セオドールが積極的になり突かれているだけだった舌は強く吸われ、次第に息が苦しくなった。
むーっと唸ってようやく口が解放された。私がはふはふ息をしていると、
「息は鼻でしてくださいね」
セオドールも多少息を荒くして、それだけを言うとまた口を塞がれた。
なんとか息の仕方を覚えたころには、着ていた筈のパジャマのボタンは外され、直接大きな手でささやかな両胸を形を変える程に揉まれていた。
キスと胸の両方に愛撫を受けていると、体の中心が熱くじれったく感じ始めた。
自分の足をもぞりと擦らせると、口が自由になった。閉じていた目を開くと同時に、片方の胸は指で擦られ、もう片方の頂はセオドールの口に含まれ一気に更なる快感に襲われた。
「ああっ!」
腰が浮き上がり、体が跳ねた。
その声に一度動きが止まったのに、もう一度動きを再開したセオドールから更に丁寧な愛撫を受け続け、恥ずかしい甘い声を止めることが出来なくなった。
勿論私は直ぐにお姉ちゃんにメールを送ることにした。
今も元気にしていること、一週間の間にシルヴィオ家の養女となったこと、そして、セオドールと結婚をしたこと。
打ち始めると伝えたいことが山とあって、かなりの長文となった。
携帯を操作している間、私はベッドヘッドに寄りかかったセオドールの両足の間に挟まれている。お腹にはセオドールの組まれた両手がずっとあって、右肩には彼の顔が。左肩にはスノーベリーとハルジオンが。
何時もであれば多少の長文でもそんなに時間はかからなかったはずなのに、文字の打ち間違いが多くえらく時間が掛ったのはセオドールの態勢より恰好に大いに問題があったからだ。
下半身だけに巻かれたタオルただそれ一枚のみ。パジャマ越しに感じる肌の温もりの威力が半端ない。
携帯画面を見ている視界には素肌の逞しい腕が嫌でも目に入ってきていた。
どれだけお姉ちゃんと連絡を取りたがっていたか知っているセオドールは、私のしたい事を優先してくれている。けれど、まるっきり我慢しているわけでもないらしい。
時々自分の事を忘れないでとでもいうように、私のお腹をゆるりと優しく撫でていく。耳元に甘い溜息と共に。
その熱っぽさは、これからするだろう行為を想像させ、また助長させるのに十分だった。
恥ずかしい気持ちを持て余しながら、時間をかけて組み立てたメールをお姉ちゃんに送った。無事に届きますように。そう願いながら。
きちんとメール送信が出来たのを見て、一安心から思わずふうとため息が漏れた。
「穂叶、お姉さんとの連絡終わったんですか?」
「うん、一応ね。まだこっちから送っただけで、向こうからの返事はまだだけどね」
そうセオドールに答えている間に、手の中に納まっている携帯がメロディーと共に震えた。
「わっ、で、電話!?」
吃驚して掌の上で踊らせた携帯画面には、お姉ちゃんと文字が表示されていた。反射的に携帯を持ち直し通話に出た。
「もしもしっ」
『穂叶っ、無事なの!?』
久しぶりに聞くお姉ちゃんの声だった。
「わっ、ちょっと、お姉ちゃん、声デカすぎっ」
慌てて携帯から距離を取った。
鼻声交じりのかなりな大声で始まったお姉ちゃんからの電話は、繋がりを再び持てたことを喜ぶ暇も与えない程に耳鳴りを伴わせ、スピーカー機能にしなくてもセオドールにも十分聞こえる程の音量だった。
「不思議です。こんな小さいものから声が聞こえます」
そんな不思議そうなセオドールの声が携帯を押し当てている耳とは反対側から聞こえた。耳鳴りを我慢しながら再び耳に携帯を押し当てた。
「お姉ちゃん、メール見てくれた?私は無事だから。大丈夫だよ」
『本当に大丈夫なのねっ!?』
ぷつり。
「あ」
切れちゃった。
またもや真っ黒の画面になった携帯を手にしながら、私は魔力を聖獣に頼もうとしてセオドールから注意を受けた。
「穂叶。魔力を貰うのはそれで最後にした方がいいです。スノーベリーが眠そうです」
「えっ?」
左肩に乗っている二匹の聖獣を移動させシーツの上に載せると、セオドールが言ったように確かにスノーベリーはうつらうつらとして相当眠そうにしている。が、ハルジオンは元気そうに見える。
「疲れているんじゃないですか?今日、いろいろありましたし」
そう指摘をうけ、今日を振り返ってみると確かに色々在り過ぎた。
結婚式の後誘拐された馬車の中で魔力を目一杯使わせたし、私の聖獣にしたりして環境の変化も大きかっただろう。こんな小さな体じゃ疲れて当然だ。元々細すぎる体つきをしていたのだから。
「ごめんね、気が付いて上げられなくて。今日これで最後にするから、もう一回だけ魔力を貰っていいかな?」
本当はこのまま寝かせてあげた方がいいのだろうけど、中途半端に切れてしまった通話のままじゃお姉ちゃんはきっと心配する。もう一度話をしたかった。
眠そうな顔のままスノーベリーはさっきよりも小さな魔力をくれた。ハルジオンのものと合わせ充電をすませると、スノーベリーの頭を撫でた。
「お休み、スノーベリー、ハルジオン。潰しちゃったら大変だから二人は違う場所で寝てね」
どうやっても自分の体の中に入れることが出来なかった聖獣を抱き上げると、一度ベッドから降りてソファに有ったクッションをチェストの上に置いて、その上に聖獣を乗せた。
もう一度指先で二匹の頭を撫でてあげると、すぐさま二匹の目は閉じた。ハルジオンも疲れていたらしい。
寝付いたのを確認してベッドに戻ろうとすると、セオドールがもう一度私に同じ位置に座って欲しいのがあからさまに分かるよう、スペースを開けて待ち受けているのを見て、かあっとなった。
また見ちゃったしっ!
今のは不可抗力、不可抗力っ。なーんにも見てないっ!
タオルの中には何もなかった。そう呪文を心の中で唱えながら、もぞもぞとシーツの中にもぐりこんだ。
気持ちを落ち着かせることなんて到底出来ないまま、深呼吸をしてからお姉ちゃんに電話を掛けた。
まだ十分な充電が出来ないこと、でも出来るだけ毎日メールか電話をすることを手短に約束した。向こう側からは、泣いているのだろう頷く声だけが聞こえた。
そして気になっていたハーブカフェの仕事に関しては、行くことが出来ないのでお姉ちゃんからなんとか辞めることを伝えて貰うことをお願いした。
最後にセオドールにも電話に出て貰った。
「これに向かって話せばいいんですか?」
「そう。お姉ちゃんと話が出来るから」
「分かりました。初めまして、穂叶さんと結婚をさせていただいたセオドール・シルヴィオといいます。いきなり知らない相手と結婚をしたと聞かされて戸惑うかもしれないですが、必ず穂叶さんを幸せにすると誓いますから」
その言葉を告げたところで、充電は無くなった。
「セオドール・・・」
今の言葉・・・。
携帯を私の手に戻してもらいながら、嬉しさで目の前が滲み始め、セオドールがはにかむ笑顔が良く見えなくなった。
「本心ですよ。心からそう思ってます。―――もう、我慢しなくていいんですよね?」
その意味は十分理解している。
私が頷いたのを手始めに、優しく横たえられると自分から目を閉じ、甘いキスを貰った。
何度も繰り返しキスをしてぼうっとし始めた頃、やわやわとパジャマの上から胸のふくらみを揉まれていて、きゅっと固くなり始めた中心を摘まれた。
「あんっ」
自分でも予想していなかった漏れた甘い声に慌てて自分の口を塞ごうとしたら、セオドールの口に塞がれぬるりと舌が入り込んできて出来なかった。
最初はどちらもぎこちなかったキスも、セオドールが積極的になり突かれているだけだった舌は強く吸われ、次第に息が苦しくなった。
むーっと唸ってようやく口が解放された。私がはふはふ息をしていると、
「息は鼻でしてくださいね」
セオドールも多少息を荒くして、それだけを言うとまた口を塞がれた。
なんとか息の仕方を覚えたころには、着ていた筈のパジャマのボタンは外され、直接大きな手でささやかな両胸を形を変える程に揉まれていた。
キスと胸の両方に愛撫を受けていると、体の中心が熱くじれったく感じ始めた。
自分の足をもぞりと擦らせると、口が自由になった。閉じていた目を開くと同時に、片方の胸は指で擦られ、もう片方の頂はセオドールの口に含まれ一気に更なる快感に襲われた。
「ああっ!」
腰が浮き上がり、体が跳ねた。
その声に一度動きが止まったのに、もう一度動きを再開したセオドールから更に丁寧な愛撫を受け続け、恥ずかしい甘い声を止めることが出来なくなった。
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