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終わったダサい勇者
しおりを挟む俺は勇者だ。
なんでこうなったかわからない……
東の城で、勇者とお披露目されてしまったのだ。
そして、美少女……アリアとパーティまで組まされてしまったらしい。後戻りができなくなってしまった。
ハァ……とため息をつくと、俺はトボトボと城内をうろつく。
場内には何故か道具屋なんかもあり、覗いてみると、旅人のナイフとか売っていた。
木の剣よりは切れ味が良さそうだ。
どうせ勇者になってしまったし、ゴールデンもいくらかあるので木の剣は下取りにして購入する事にした。
俺は天井に向けて短剣をかざすと、少し気合がはいった気がした。
とりあえず、これならあんまりダサくはないんじゃね? と。
ナイフの割には少しずっしりとしていたが、何とか自分でも使えそうだ。
ナイフを腰にしまうと、アリアの所に行く事にした。
アリアの部屋の前に行き、コンコンとドアを叩いて待つ。
しばらく待っていると、はぁいとアリアが出てくる。
俺はアリアに今後また冒険に出るのか確認すると、やはり出たいらしい。
俺は村人に戻りたい旨を話すと、しょんぼりして嫌そうな顔をされた。
俺って人に望まれた事ないしなぁ……
少しの間、彼女に付き合って勇者をやってやるか……と、仕方なしに付き合う事にした。
か弱い美少女ではないが、美少女は美少女だし。
はぁ、女の子に左右されて勇者を続ける勇者なんて、ダサい。
彼女が満足したら即村人に戻ろう!
お姫様をつれた勇者がここに爆誕してしまった…!!
もうこうなったら、無双でもチートでも出来る勇者になってやるぜ!
おしまい
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初めて文章を書いたんですが、難しいですね_(:3」z)_
一旦終わらせていただきます。
お付き合いいただきありがとうございましたm(_ _)m
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