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新たな発見 ※
しおりを挟む一度口から離して舌をべっと出すと、その上にペチペチと大きなそれがバウンドする。
舌の上を先が何度か往復すると
「口開けて」
「あ」
出した舌の上を滑るように喉奥まで届いた。
一気に喉が詰まって苦しくなるけど、力を抜いて身を任せると、奥まで飲み込めた。
抜き出されたそれには大量の唾液が絡んで、糸を引いた。
「はぁ、はあ、んぐ。はあっ、んあ」
一度、呼吸を落ち着けて、もう一度咥える。
今度は自分で奥まで引き込んでみた。
ゆっくり、ず、ず、と根本まで届くと、苦しさに負けて引き抜いて、また呼吸を整えた。
「Good boy」
根本まで咥えると、ジョージは褒めてくれた。優しく頭を撫でて、キスをしてくれる。
しばらく舐めていると、ジョージが身体を起こして、僕の顎をぐいっと持ち上げた。
何をするのかなと思ったら、僕の口に当てがって、口の中の浅いところを何度か往復した。
「力抜いて」
言われるままに脱力すると、喉奥まで侵入してきたそれが、忙しなく出し入れされた。
苦しかったけど、ジョージがすごく気持ち良さそう。
僕は我慢して舌を差し出した。
「OH、はぁ、讓治、Good boy、最高だ」
ぎゅううぅっと喉奥に押し込められて、息が詰まって朦朧とすると、一気に引き抜かれた。
一瞬意識飛んだかも。あ……うそ?
「讓治?」
口からジョージが出ていった瞬間、痙攣を起こして、僕の蛇口から白濁が溢れた。
何これ? 僕がしてたはずなのに、出ちゃうなんて、恥ずかしい。
「ご、ごめんなさい」
「讓治は本当に最高だな」
今イったばかりのそれを優しく撫でられると、その刺激でまたイってしまいそうだった。
「あ、あんっ」
「後ろを向いて」
四つん這いになってジョージにお尻を向けると、背中にキスが降りてきた。
背中から腰、お尻、と下がっていって、大きな手が太ももに割り入って広げられたと思ったら、お尻の蕾に柔らかく暖かいものが当たった。
え? 舐めてる?
そんなとこ、舐めたらダメだよ。
びっくりして腰を引こうとしたけど、僕のお尻はジョージの手にがっちり掴まれて、逃げ場を失っていた。
「ひぁっ」
舌が中に入ってきたっ。
どうしよう、どうしよう、どうしよう?
「ああんっ、あっ、はぁん」
凄く気持ちいい。
大きなリップ音が卑猥で、恥ずかしくて、僕の前はまたすぐに立ち上がった。
後ろを舐められるたびにピクンピクンと動くせいで、我慢汁と精液が混じってベッドに撒き散らされる。
その様子が恥ずかしくて、自分で自分のそれを掴んだ。
すると手の上からジョージの手に包み込まれて、ゆっくり動かされた。
やだ、なにこれ、恥ずかしいよ。
さっきまで吸いつかれてリップ音を立てていた場所には指を突き立てられて、中を掻き回される。
言いようのない快感が走って、腰を引くけど、今度は中で指が曲がって後ろに引っ張られた。
やだ、気持ちいいのから逃げられないよぅ!
何をしても何をされても気持ちよくて、本当に僕の体どうなっちゃったんだろう。
あの後自分でやってみた時は、痛いし全然入らないし、なんで? って感じだったのに。
ジョージが触ると僕の体はおかしくなっちゃう。
しばらく後ろをほぐしていたと思ったら、ジョージが大きな自身のそれを入り口に押し当てた。
「入れるよ?」
「はい……」
僕の腰を引いてお尻突き出させると、ゆっくりと侵入してくる。
これだ。
僕がずっと待ち望んでいた、熱い肉棒。
ゆっくり入ってきていたと思ったのに、少し強い抵抗を過ぎたあたりで、ズンっと奥まで突かれた。
目の裏が光って一瞬視界を失い、僕の前からは、反射のようにビュッと白いものが飛び出て、ベッドを濡らした。
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