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第5章 六凶編 VS ブラッディマリア・ブルードラグーン
第197話 夜の蝶再び
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6月下旬、雅文・雫・陳が台湾に行く前に、別の調査が始まっていた。三宮の東門街にある「ブラッディメアリー」。そこに潜入調査をする。
「「「ブラッディメアリー」」、どこかで聞いたことある名前やね。」
事務作業でパソコンをカタカタ打ちながら、アイスココアを飲む美夜子。
「美夜子さん、知ってるんですか?」
玲奈は興味津々に食らいつく。ブラッディメアリーは、アメリカ・イギリスに伝わる都市伝説の1つで、深夜0時に鏡の前に立ち、「ブラッディメアリー・ブラッディメアリー・ブラッディメアリー」と3回唱えると、鏡からブラッディメアリーが出てきて襲われるというものである。
「都市伝説…。ブラッディって?」
「「「血塗れ」」って意味よ。」
「ってことは、「「血塗れのメアリー」」なんですね。怖っ。」
カクテルでも、ブラッディマリーがある。トマトを使ったカクテルで、血の池のようである。潜入調査だが、前回、北新地で行った時では、店主が依頼人として来たため、ツテを得てスムーズに行えたが、今回ツテは無い。単独で行うことになる。
「玲奈が、履歴書持って行って、直接選考ってことですよね?」
「そうね。直談判になるわね。ここで行けへんかったら、元も子も無いで。」
美夜子に釘を刺され、玲奈はドキッとする。
「ま、まぁ。玲奈は秘書やってましたから、面接は行けますよ。」
自信満々な様子を見せる。頑張れ、玲奈ちゃん。
その夜、調査の下準備として、ブラッディメアリーの周辺で張り込む。いかにも金持ちなオジサンや、パパ活女子などが多く来店している。
「怪しさ満点やな。明日から、ここに体験入店という形で潜入調査や。」
帰宅した玲奈。シャワーを浴びて夕食を済ませる。部屋でパソコンの動画を見ながらくつろぐ。
「葉月と瑠奈、アダルトビデオでも活躍してるんやな。」
高校生の頃の2人を知っている玲奈にとっては、ある意味感慨深い。金魚鉢というSMクラブで出会い、2人にレズとマゾの素質を感じた。
「2人共、アソコビチョビチョやな。これでイッてみる?」
「あぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!ヤバ!!イクゥゥゥゥ!!!!!!!」
意気投合し、連絡先を交換。それから仲良くなり、穂香と共にマゾペットになった3人。アイドルになり、下積みを積んだ葉月と瑠奈。メンバーが増えてメジャーデビュー出来たことを喜んでいた。アダルトビデオの動画には、葉月と瑠奈の他、新メンバーの沙那もいた。黒髪ロングのお嬢様系の子だが、中々大胆である。乱交パーティーで、3人がSEXに興じていた。
「あんっ、あぁ!!」
騎乗位でM字開脚をして、腰を振る沙奈。葉月と瑠奈も後背位で挿入されながら、互いにキスをする。
「沙奈って子も、めっちゃエロいやん。葉月と瑠奈も頑張ってるんやな。今度、3人と一緒に乱交パーティーしたいわ。穂香も。」
翌日、午後から出勤した玲奈。体験入店という形で、ブラッディメアリーに行く。阪急神戸三宮駅方面へ北上。西改札口エリアは、開発が進み、多くの飲食店が建ち並ぶ。東門街へ入り、ホストクラブやキャバクラが多くある中で、一際目立つ赤と黒の外装。
「何かあれやな。福原のR&Bみたいやん。」
恐る恐る中に入り、受付を通り、スタッフオンリーの部屋に入った。ソファーに座って待機していると、店主らしき男性が現れた。
「お待たせしました。」
赤いスーツにサングラスの男。ONE PIECEに登場した四皇カイドウ率いる百獣海賊団の飛び六胞にいるフーズ・フーに良く似た風貌。
「私は当店の店主の福田楓太と申します。」
体験入店という形で、調査期間の間、勤務することになる。一昨年の冬に北新地のキャバクラでの潜入調査の経験を活かして、すぐさま彼のハートを掴んだ。黒いキャバドレスに身を包んだ玲奈。
「中々、様になってるな。」
「玲奈、キャバクラしたことあるで。」
1日目、ホストクラブとキャバクラを兼ねているので、男女で客が来る。
「へ~。女の子も来るんや。」
地雷系というような、病んでいる雰囲気の女子が来た。黒髪ショートに黒系の服で儚げな雰囲気。
「担当~。シャンパン入れて~。」
玲奈は、盗聴器をテーブル下に仕掛ける。この日は、その女子の誕生日ということで大盛りあがり。DJが場を盛り上げる。
「いつもご指名ありがとうございます。今夜は姫の誕生日、盛り上がって行きましょ~!!!!」
ホストがシャンパンタワーを築き上げ、ホストクラブの世界観をイメージした歌を歌う。
「今日は、姫の、誕生日~♪ 生まれて、出会えて、ありがとね~♪ 今夜も、美味しく、シャンパン飲めるのは~♪ 姫の 笑顔のお陰です~♪」
シャンパンで乾杯して、満足げな様子の女子。玲奈もシャンパンを飲みまくる。
盗聴器を回収し、仕事が終わって帰宅。疲れ果ててベッドに横たわり、爆睡する玲奈。
「ん、んー。今、何時や?11時?」
起床した玲奈は、アルコールを抜こうと、シャワーを浴びる。
「ふ~。あの子、一夜でどんだけ払うたんやろ?」
シャンパンを飲みまくったことで、尿意が込み上げる玲奈。しゃがんで排水溝に放尿。
「は~。シャンパン飲みまくったから、めっちゃオシッコ出る~。」
午後から出勤し、調査結果を報告。引き続き潜入調査を行う。
「ホストクラブは、魔境やな。」
「「「ブラッディメアリー」」、どこかで聞いたことある名前やね。」
事務作業でパソコンをカタカタ打ちながら、アイスココアを飲む美夜子。
「美夜子さん、知ってるんですか?」
玲奈は興味津々に食らいつく。ブラッディメアリーは、アメリカ・イギリスに伝わる都市伝説の1つで、深夜0時に鏡の前に立ち、「ブラッディメアリー・ブラッディメアリー・ブラッディメアリー」と3回唱えると、鏡からブラッディメアリーが出てきて襲われるというものである。
「都市伝説…。ブラッディって?」
「「「血塗れ」」って意味よ。」
「ってことは、「「血塗れのメアリー」」なんですね。怖っ。」
カクテルでも、ブラッディマリーがある。トマトを使ったカクテルで、血の池のようである。潜入調査だが、前回、北新地で行った時では、店主が依頼人として来たため、ツテを得てスムーズに行えたが、今回ツテは無い。単独で行うことになる。
「玲奈が、履歴書持って行って、直接選考ってことですよね?」
「そうね。直談判になるわね。ここで行けへんかったら、元も子も無いで。」
美夜子に釘を刺され、玲奈はドキッとする。
「ま、まぁ。玲奈は秘書やってましたから、面接は行けますよ。」
自信満々な様子を見せる。頑張れ、玲奈ちゃん。
その夜、調査の下準備として、ブラッディメアリーの周辺で張り込む。いかにも金持ちなオジサンや、パパ活女子などが多く来店している。
「怪しさ満点やな。明日から、ここに体験入店という形で潜入調査や。」
帰宅した玲奈。シャワーを浴びて夕食を済ませる。部屋でパソコンの動画を見ながらくつろぐ。
「葉月と瑠奈、アダルトビデオでも活躍してるんやな。」
高校生の頃の2人を知っている玲奈にとっては、ある意味感慨深い。金魚鉢というSMクラブで出会い、2人にレズとマゾの素質を感じた。
「2人共、アソコビチョビチョやな。これでイッてみる?」
「あぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!ヤバ!!イクゥゥゥゥ!!!!!!!」
意気投合し、連絡先を交換。それから仲良くなり、穂香と共にマゾペットになった3人。アイドルになり、下積みを積んだ葉月と瑠奈。メンバーが増えてメジャーデビュー出来たことを喜んでいた。アダルトビデオの動画には、葉月と瑠奈の他、新メンバーの沙那もいた。黒髪ロングのお嬢様系の子だが、中々大胆である。乱交パーティーで、3人がSEXに興じていた。
「あんっ、あぁ!!」
騎乗位でM字開脚をして、腰を振る沙奈。葉月と瑠奈も後背位で挿入されながら、互いにキスをする。
「沙奈って子も、めっちゃエロいやん。葉月と瑠奈も頑張ってるんやな。今度、3人と一緒に乱交パーティーしたいわ。穂香も。」
翌日、午後から出勤した玲奈。体験入店という形で、ブラッディメアリーに行く。阪急神戸三宮駅方面へ北上。西改札口エリアは、開発が進み、多くの飲食店が建ち並ぶ。東門街へ入り、ホストクラブやキャバクラが多くある中で、一際目立つ赤と黒の外装。
「何かあれやな。福原のR&Bみたいやん。」
恐る恐る中に入り、受付を通り、スタッフオンリーの部屋に入った。ソファーに座って待機していると、店主らしき男性が現れた。
「お待たせしました。」
赤いスーツにサングラスの男。ONE PIECEに登場した四皇カイドウ率いる百獣海賊団の飛び六胞にいるフーズ・フーに良く似た風貌。
「私は当店の店主の福田楓太と申します。」
体験入店という形で、調査期間の間、勤務することになる。一昨年の冬に北新地のキャバクラでの潜入調査の経験を活かして、すぐさま彼のハートを掴んだ。黒いキャバドレスに身を包んだ玲奈。
「中々、様になってるな。」
「玲奈、キャバクラしたことあるで。」
1日目、ホストクラブとキャバクラを兼ねているので、男女で客が来る。
「へ~。女の子も来るんや。」
地雷系というような、病んでいる雰囲気の女子が来た。黒髪ショートに黒系の服で儚げな雰囲気。
「担当~。シャンパン入れて~。」
玲奈は、盗聴器をテーブル下に仕掛ける。この日は、その女子の誕生日ということで大盛りあがり。DJが場を盛り上げる。
「いつもご指名ありがとうございます。今夜は姫の誕生日、盛り上がって行きましょ~!!!!」
ホストがシャンパンタワーを築き上げ、ホストクラブの世界観をイメージした歌を歌う。
「今日は、姫の、誕生日~♪ 生まれて、出会えて、ありがとね~♪ 今夜も、美味しく、シャンパン飲めるのは~♪ 姫の 笑顔のお陰です~♪」
シャンパンで乾杯して、満足げな様子の女子。玲奈もシャンパンを飲みまくる。
盗聴器を回収し、仕事が終わって帰宅。疲れ果ててベッドに横たわり、爆睡する玲奈。
「ん、んー。今、何時や?11時?」
起床した玲奈は、アルコールを抜こうと、シャワーを浴びる。
「ふ~。あの子、一夜でどんだけ払うたんやろ?」
シャンパンを飲みまくったことで、尿意が込み上げる玲奈。しゃがんで排水溝に放尿。
「は~。シャンパン飲みまくったから、めっちゃオシッコ出る~。」
午後から出勤し、調査結果を報告。引き続き潜入調査を行う。
「ホストクラブは、魔境やな。」
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