上 下
160 / 211
第4章 六凶編 VS 百鬼夜行之衆・猛毒獣大陸

第159話 バトルガール

しおりを挟む
 時刻は21時を過ぎ、妖魔城で戦う両軍にも疲労の色が見えてきた。百鬼夜行之衆の残る幹部は、伝蔵と淫魔香。猛毒獣大陸エージェントはブラックマンバ・ジャイアントホグウィード、コモドドラゴン・ジギタリスと確実に弱らせている。探偵連合軍の戦力は、中村景満・烏丸雫・桜木真帆が戦線離脱。助っ人の西園寺薫・穂香・なんでもSちゃん、仲間になった霊姫の計13人である。

 逸れた穂香は、城を彷徨い疲れていた。
「ハァハァ…。お母様何処なん?うぅ…。えーーん、えーん…。」
迷子になってしまい、泣き出す穂香。そこに淫魔香が現れ、優しく声をかける。
「お嬢ちゃん、どうしたの?」
「お母様とはぐれてしもうた…。」
淫魔香は、妖怪の植物を使い、穂香を誘惑する。
「お嬢ちゃん。名前は?」
「西園寺穂香って言います。」
「穂香ちゃん。Hなことしてアソボ。」
そこに、妖怪植物の触手が伸び、穂香を捕まえて胸や尻を触る。
「やんっ!!そこはアカン?!」
「フフフ…。性欲全開にして、妖気を吸い取ってアゲル。」

伝蔵VSコモドドラゴン
ジギタリスは、悪人葛籠で蘇った悪人達を蹴散らし、伝蔵との一騎討ちの構図を作った。
「さて、お前らももう終わりやな。」
伝蔵は、ほくそ笑みながら切り返す。
「フフフ、誰を前に息巻いていることやら。」
「行くで!!!」
クローで斬りかかるコモドドラゴン。伝蔵は刀で受け、軽々とはね返す。
「フン、ただ引っ掻きに来るだけではないか…。」
その隙に、山本里奈と杉野京子が駆け寄り、ジギタリスを仕留めた。
「確保しました!!」
「もう大分、猛毒獣大陸のエージェントも減ったわね。」 
ジギタリスを引き渡し、2人は城から避難する。
「クロー攻撃など、拙者には効かん!!」
攻撃を跳ね除け、精神を集中させる。伝蔵の背中から蒼い禍々しいオーラが出て、目も青く光る。
「貴様ら、人を殺して飯を食う禍々しい殺戮集団共が…。我ら百鬼夜行之衆と一緒にしてくれるな。本物の地獄へ落としてくれようか!!」
「フン!死ぬのはお前やー!!」
クローで斬りかかるコモドドラゴン、伝蔵は早業で彼の身体をバラバラに斬り裂いた。
「かっ…。」
「フン、獲って食おうとも思わんわ。」
○伝蔵VSコモドドラゴン●
これで猛毒獣大陸エージェントは、ブラックマンバ・ジャイアントホグウィードのみとなった。

 一方、ブラックマンバ・ジャイアントホグウィードは、悪人葛籠の悪人達を全滅させた。
「どうやら生き残っているのは、俺達だけのようだ。」
「そうね、あの妖怪と探偵達は殺してやるわ!!」
探偵連合軍で、城内に残っているのは、桐島美夜子・陳青鴻・萩野涼介・西園寺薫・穂香・なんでもSちゃん・霊姫で、残りは城の1階に避難している。
「あの2人、殺し屋やな!!」
「左様、仕留めようではないか!!」
涼介と陳で奇襲を仕掛け、ブラックマンバ・ジャイアントホグウィードに一撃かました。
「ぐぉ!!!」
陳青鴻・萩野涼介VSブラックマンバ・ジャイアントホグウィード
「相手になろうか。」 
「探偵風情が、潰してやる!!!」

 薫とSちゃんは穂香を探しに行き、美夜子と霊姫は残りの敵を探す。
「敵はどこにいるのかしら?」
「美夜子殿、凄まじい妖気を感じる。」
猛毒獣大陸エージェントを血祭りに挙げてきた伝蔵は、蒼い妖気を放ちながら、こちらを睨みつける。
「フフ、霊姫よ。貴様、探偵共に付くのか?まぁ、どちらでも良い。そこにいる貴様は探偵か?」
美夜子も伝蔵を睨みつける。
「我輩は、桐島美夜子。探偵である!!」
「フフ、拙者の技を受けるがいい。地獄剣術 一の獄 等括一文字斬り!!」
一文字型に飛ぶ斬撃が来た。美夜子は臆することなく、刀で受け流した。
「妖怪ね。血の臭いがするわ。受けて立つ!!」
「久しく見る純粋な者よ。その意志に応えようではないか。」
桐島美夜子VS伝蔵

西園寺穂香VS淫魔香
淫魔香の妖怪植物により、穂香はメイド服を脱がされ、下着の上から旨と尻を触られる。
「あぁ、何かヌルヌルする…。」
「フフフ、時期に快楽の渦へ墜ちるが良い。」
淫魔香は、穂香にそっと口づけをした。穂香のブラジャーとパンティを脱がし、それのニオイを嗅いで興奮する。
「あぁ、お主中々の変態じゃのう。」
触手で腕を後ろ手に縛られ、海老反りの状態になる。ヌルヌルとした触手が、穂香の乳房と秘部を刺激する。
「あん、オマタがヌルヌルして気持ちいい…。」
穂香は、玲奈に調教されたことがあり、性感帯は敏感である。触手が濡れた秘部に挿入され、頭がボーっとするような快楽に包まれる。
(あぁ…。オマタがキュンキュンして来るぅ🖤気持ちいい…。)
快楽にとろける穂香、淫魔香は舌なめずりをして、穂香から妖気を吸取ろうとしている。
「さて、骨の髄まで妖気を吸い取ってアゲル🖤」
そこに、Sちゃんがサイコキネシスを放つ。
「うわぁ!!!」
「穂香ちゃん、大丈夫?わぉ…。めっちゃエロい…。」
ウットリした様子で、穂香はSちゃんと喋る。「Sちゃん、来てくれたん?」
全てを察したSちゃんは、穂香に超能力を授ける。穂香の性欲と淫乱さを引き出したことで、サキュバスになった。青い肌になり、目は青と黒のオッドアイ。
「フフフ、穂香と気持ち良くなろ🖤」
穂香は淫魔香のアーマーを引き剥がし、後ろから抱きつき、乳首をコリコリする。
「あぁ…。何をする…。」 
「乳首ビンビンやな…。」
サキュバスになり、魔法も使える穂香は、自分の秘部に魔法をかけた。すると、クリトリスが肥大化し、ペニスが出て来た。
「穂香ぁ、ふたなりになって見たかってん。男の子に挿れてもらった時、めっちゃ気持ち良かったからぁ…。穂香も挿れたいなぁって…。」
尻尾を駆使して淫魔香の秘部を掻き回し、愛液が出た所で挿入し、無我夢中で腰を動かす。
「あぁん、あぁ、気持ちいい~!!!!」
「あぁ、まさか、この私がヤラれるとは?!でも、気持ちいい~!!!!!」
サキュバスになった穂香、玲奈に調教されたことで、性欲は凄まじいものである。絶倫状態の穂香は、快楽で酔いしれている。その妖気は、淫魔香を上回った。
「あんっ、気持ちいい~!!!あぁ、来る!!白いオシッコいっぱい出そう!!!」
「あぁ、とろける~!!!私が敗れるとは…。お主と性交出来て最高だ…。」
淫魔香の秘部の中で、大量に射精。ペニスが引っ込み、最後は放水車並みの勢いで潮吹きした。
「あぁ、イクゥ~!!!!!!!!」 
「あぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」
聖水を浴びたことで、淫魔香は跡形もなく消滅した。
○西園寺穂香VS淫魔香●

 Sちゃんに促され、穂香は下着をつけて、メイド服を着た。薫も到着し、無事に再会出来た。
「お母様!!」
穂香は薫に抱きついた。再会を喜ぶ穂香。薫は超能力で、何が起きたかを知った。
「フフ、破廉恥なことしたんやな、穂香。」
穂香は赤面しながら、人差し指を口に当てた。
「お母様、それはナイショ🖤」
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

初めてなら、本気で喘がせてあげる

ヘロディア
恋愛
美しい彼女の初めてを奪うことになった主人公。 初めての体験に喘いでいく彼女をみて興奮が抑えられず…

雌犬、女子高生になる

フルーツパフェ
大衆娯楽
最近は犬が人間になるアニメが流行りの様子。 流行に乗って元は犬だった女子高生美少女達の日常を描く

通り道のお仕置き

おしり丸
青春
お尻真っ赤

令嬢の名門女学校で、パンツを初めて履くことになりました

フルーツパフェ
大衆娯楽
 とある事件を受けて、財閥のご令嬢が数多く通う女学校で校則が改訂された。  曰く、全校生徒はパンツを履くこと。  生徒の安全を確保するための善意で制定されたこの校則だが、学校側の意図に反して事態は思わぬ方向に?  史実上の事件を元に描かれた近代歴史小説。

放課後の生徒会室

志月さら
恋愛
春日知佳はある日の放課後、生徒会室で必死におしっこを我慢していた。幼馴染の三好司が書類の存在を忘れていて、生徒会長の楠木旭は殺気立っている。そんな状況でトイレに行きたいと言い出すことができない知佳は、ついに彼らの前でおもらしをしてしまい――。 ※この作品はpixiv、カクヨムにも掲載しています。

生贄にされた先は、エロエロ神世界

雑煮
恋愛
村の習慣で50年に一度の生贄にされた少女。だが、少女を待っていたのはしではなくどエロい使命だった。

“5分”で読めるお仕置きストーリー

ロアケーキ
大衆娯楽
休憩時間に、家事の合間に、そんな“スキマ時間”で読めるお話をイメージしました🌟 基本的に、それぞれが“1話完結”です。 甘いものから厳し目のものまで投稿する予定なので、時間潰しによろしければ🎂

処理中です...