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第3章 back to school 青春の甘い楽園
第69話 なんでもSちゃん
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人形の館で、依頼人の話を深掘りし、調査を始めた。その手始めに、所長・雅文・玲奈と薫・穂香親子は、この館についての説明を聞く。
「皆さま、改めまして。本日は遠方よりお越しいただきありがとうございます。先程もお話ししました、私がこの「「人形の館」」の館長をしております河村脩と申します。当館は、万博記念公園の敷地内にあり、国立民族学博物館に隣接しております。当館には私と4人のスタッフが在籍し、私を含めて全員、国立民族学博物館の学芸員・研究員を兼ねています。」
国立民族学博物館とは、大阪府吹田市千里万博記念公園に位置する博物館で、1974年創設、1977年に開館した。当館で扱っているジャンルは、文化人類学・民族学で、世界の諸民族の社会・文化について調査研究し、それらの標本・レコード・フィルムなどの資料を収集・保管・展示している。館長の河村は東アジア 日本の民俗信仰(シャーマニズム・死者婚礼)について研究している。人形の館は、2021年8月に開館。こじんまりとし、どこか不思議な雰囲気のある建物。当初は開館について不安視されたが、何とか博物館法の開館の条件を満たした。
博物館法
第2章 登録
第12条 登録要件の審査
1第2条第1項に規定する目的を達成するために必要な博物館資料があること
2第2条第1項に規定する目的を達成するために必要な学芸員その他の職員を有すること
3第2条第1項に規定する目的を達成するために必要な建物及び土地があること
4年間通して150日以上開館すること
人形の館
館長 河村脩(40) 日本民俗信仰(シャーマニズム・死者婚礼)
研究員 佐川悠馬(36) アフリカ精霊信仰・ブードゥー教
中邑祥子(32) 日本民俗信仰(妖怪・幽霊)
小川壮士(28) 日本文化(人形)・人形作家・人形造形師
曾我部凜々花(26) 中国史(清王朝)・中国民俗信仰(キョンシー)
館長を始め、研究員たちは一癖二癖もある。館長の河村が当館を設立した動機は、2019年夏に大阪で観賞した稲川淳二の怪談ナイトであった。そこで稲川淳二を知り、彼の最恐の怖い話「生き人形」を調べた。これがきっかけで、人形の博物館を作ろうということになった。人形造形師の小川は、遺族の依頼を受けて、死者を再現した等身大の人形を作り、それを寄贈している。人形の中には、魂が残っているものがあり、独りでに動くことがある。
「ここまでが、当館の話です。探偵の調査に当たり、こちらから案内人として小川と曽我部を向かわせます。」
そう言うと、案内人を買って出た2人が来た。髪を結った黒い服の男性と、黒いチャイナドレスのふわふわした雰囲気の女性。
「こんにちは、人形造形師の小川壮士です。人形には、魂が宿る…。」
「こんにちはー!中国文化研究者の曽我部凛々花です。キョンシーガール!!」
対照的な雰囲気の2人に案内され、2階の人形収蔵庫に向かった。展示室とは別に、人形が置かれている場所があり、ここにある人形には魂がある。入ると、人形が3体と病院のベッドや人体模型・古びたテーブルとイスがあった。依頼者が寄贈したとされる人形は2体。所長への依頼人の妻を再現した人形は、死亡した当時のゴスロリ調の衣装が着せてある。長い黒髪に、白い肌と黒い衣装が三位一体となっている。薫への依頼人の亡くなった彼氏を再現した人形は、中世ヨーロッパの雰囲気があるゴシックなファッションに身を包んでいる。人形をイスに座らせて向かい合う。
「良く再現されてますね。」
「はい、私は人形造形師ですから、死者を再現することも可能です。」
薫は、人形を見つめて、持参した蓄音機を出した。
「蓄音機?一体それで何を…。」
所長の質問に、薫は甘いトーンで答えた。
「景満さん、はるばる神戸から来はったんやな…。せやから、ウチの相棒も紹介したるさかい…。出でよ!」
両手をかざして力を送ると、蓄音機から、和服姿の少女の幽霊が現われた。
「これは…。」
所長は、この非科学的な現象に、思わず声を漏らした。幽霊は静かな口調で、自己紹介をした。
「皆さん、こんにちは。私は、斎藤さやか、人呼んで「「なんでもSちゃん」」です。因みに私は、50年以上前に死にました…。」
「ウチは、超能力者。サイキックって奴や。透視・読心術・霊視・霊能力と幅広く使える。Sちゃんも生前は超能力者。せやから、2人で探偵稼業してるんよ。」
超能力探偵の薫に圧倒されながらも、何かを感じた雅文。自身も臨死体験を経験したことで、この手の分野にも精通するようになり、彼の祖父が守護霊として付いている。
(超能力か…。ひょっとしたら、私もこれに近い第六感を開花出来るんちゃうか…。ここは積極的に行くで。)
「さて、Sちゃん、この人形に魂を与えなさい。」
「はい、死霊の魂よ、この人形に宿るがいい。」
念を送ると、人形の目が動き、口が開いた。
「これでお話出来るようになったで。景満さん。貴方の所の雅文と言う子やけど、ウチが霊視した所、第六感が目覚めそうになってる。ここは、雅文君に任せてあげたらどうや?ウチも、探偵見習いの長女の穂香に、いっぺんやらしてみるさかい。」
「そうやな。良し、雅文。人形との対話は任せる。心配するな。私たちが見守っているから。」
「はい。」
「穂香、大丈夫やから。あの霊に害はないから。」
「はい、お母さま。」
雅文と穂香が前に出て、お互い席に着き、人形と向かい合う。
Sちゃんの能力で対話可能となり、2人は人形と話すという不思議な状況の中、聴取を行う。
「改めまして、探偵の神田雅文と申します。」
「探偵見習いの西園寺穂香です。」
人形も自己紹介をした。
「松村瞳です。」
「菅谷昭弘です。」
アイスブレイクをしてから、あの時の様子を聞く。
「瞳さん、あの時、何があったんですか?」
「はい、あれは1年前のことでした…。」
遡ること、1年前のちょうどこの日。彼女は家で家事をしていた。そんな彼女の元に、ある男がやってきた。彼は黒い服に身を包み、まるで牧師のような雰囲気があった。彼は言葉巧みに彼女を口説き、うっとりさせた。
「貴方にお似合いの、コスチュームがありますよ。」
そう言うと、彼は黒いゴスロリファッションの衣装を出した。
「えっ…。こんなセクシーなもの、私には似合わへん…。」
「そんなことないですよ。奥さん。お似合いですよ。」
彼は彼女にコスプレをさせ、一通り写真を撮った。彼女もグラビアアイドルになったかのように、得意気にポーズをとる。
「いいですね。」
「ありがとうございます。」
彼は、カバンから紐を取り出し、不気味な笑みを浮かべた。
「その美しい姿のまま、生け贄になってくれ…。」
「えっ…。イヤァ!!!」
首に縄をかけ、そのまま締め上げる。
「フフフフ、私はね、死体愛好家なんよ…。あぁ、私の可愛い人形よ。生け贄として死んで、供物となるがいい…。」
「生け贄?!止めて!!」
足をばたつかせて、抵抗するも、次第に意識が遠退いて絶命した。彼は、彼女をベッドに寝かせ、写真を撮った。
「フフフフ、あぁ…。最高や。私の可愛い人形よ。生け贄になりて、私の供物となったんや。」
もう一人の男の子も、彼は同じような手段で殺害した。
2体の生き人形が殺害された時の話を聞き、2人の死が自殺ではなく他殺であるということが分かった。
「巧妙な犯人やな。死体愛好家、ネクロフィリア、快楽殺人という線が考えられるな…。」
「快楽殺人…。そんなことで、人殺していい筈がない…。」
人形が涙を流していたのも分かる。ここまでの話を聞き、所長がカバンから紙と鉛筆を取り出した。所長は元警官で、若手の頃は似顔絵を担当したこともあった。
「その時の犯人の顔は覚えている?」
特徴を聞き出し、所長は慣れた手つきで鉛筆を走らせる。そして、出来上がった似顔絵には、30代ぐらいの細身の男性が描かれていた。
「こういう人やったか?」
「はい、そうです。」
パッと見ただけでは、凶悪犯罪者には見えない。
「この男が、快楽殺人者?そうは見えへんけど…。」
「案外、サイコパスは普通の外見をしとるからな。」
その頃、万博記念公園の駐車場に見知らぬ黒い車が現れ、駐車した。中から黒い服を着た男が出て来て、慎重に他の車を吟味する。そして、所長と薫の車を見つけた。
「フフフ、西園寺薫…。貴様には恨みがある…。ちょうど良かった。貴様を殺して、7人目の生け贄にしよう…。これで、六凶の百鬼夜行之衆に報告すれば、晴れて六凶入りや…。」
この男は、似顔絵に描かれていた男と同一人物であった。
「皆さま、改めまして。本日は遠方よりお越しいただきありがとうございます。先程もお話ししました、私がこの「「人形の館」」の館長をしております河村脩と申します。当館は、万博記念公園の敷地内にあり、国立民族学博物館に隣接しております。当館には私と4人のスタッフが在籍し、私を含めて全員、国立民族学博物館の学芸員・研究員を兼ねています。」
国立民族学博物館とは、大阪府吹田市千里万博記念公園に位置する博物館で、1974年創設、1977年に開館した。当館で扱っているジャンルは、文化人類学・民族学で、世界の諸民族の社会・文化について調査研究し、それらの標本・レコード・フィルムなどの資料を収集・保管・展示している。館長の河村は東アジア 日本の民俗信仰(シャーマニズム・死者婚礼)について研究している。人形の館は、2021年8月に開館。こじんまりとし、どこか不思議な雰囲気のある建物。当初は開館について不安視されたが、何とか博物館法の開館の条件を満たした。
博物館法
第2章 登録
第12条 登録要件の審査
1第2条第1項に規定する目的を達成するために必要な博物館資料があること
2第2条第1項に規定する目的を達成するために必要な学芸員その他の職員を有すること
3第2条第1項に規定する目的を達成するために必要な建物及び土地があること
4年間通して150日以上開館すること
人形の館
館長 河村脩(40) 日本民俗信仰(シャーマニズム・死者婚礼)
研究員 佐川悠馬(36) アフリカ精霊信仰・ブードゥー教
中邑祥子(32) 日本民俗信仰(妖怪・幽霊)
小川壮士(28) 日本文化(人形)・人形作家・人形造形師
曾我部凜々花(26) 中国史(清王朝)・中国民俗信仰(キョンシー)
館長を始め、研究員たちは一癖二癖もある。館長の河村が当館を設立した動機は、2019年夏に大阪で観賞した稲川淳二の怪談ナイトであった。そこで稲川淳二を知り、彼の最恐の怖い話「生き人形」を調べた。これがきっかけで、人形の博物館を作ろうということになった。人形造形師の小川は、遺族の依頼を受けて、死者を再現した等身大の人形を作り、それを寄贈している。人形の中には、魂が残っているものがあり、独りでに動くことがある。
「ここまでが、当館の話です。探偵の調査に当たり、こちらから案内人として小川と曽我部を向かわせます。」
そう言うと、案内人を買って出た2人が来た。髪を結った黒い服の男性と、黒いチャイナドレスのふわふわした雰囲気の女性。
「こんにちは、人形造形師の小川壮士です。人形には、魂が宿る…。」
「こんにちはー!中国文化研究者の曽我部凛々花です。キョンシーガール!!」
対照的な雰囲気の2人に案内され、2階の人形収蔵庫に向かった。展示室とは別に、人形が置かれている場所があり、ここにある人形には魂がある。入ると、人形が3体と病院のベッドや人体模型・古びたテーブルとイスがあった。依頼者が寄贈したとされる人形は2体。所長への依頼人の妻を再現した人形は、死亡した当時のゴスロリ調の衣装が着せてある。長い黒髪に、白い肌と黒い衣装が三位一体となっている。薫への依頼人の亡くなった彼氏を再現した人形は、中世ヨーロッパの雰囲気があるゴシックなファッションに身を包んでいる。人形をイスに座らせて向かい合う。
「良く再現されてますね。」
「はい、私は人形造形師ですから、死者を再現することも可能です。」
薫は、人形を見つめて、持参した蓄音機を出した。
「蓄音機?一体それで何を…。」
所長の質問に、薫は甘いトーンで答えた。
「景満さん、はるばる神戸から来はったんやな…。せやから、ウチの相棒も紹介したるさかい…。出でよ!」
両手をかざして力を送ると、蓄音機から、和服姿の少女の幽霊が現われた。
「これは…。」
所長は、この非科学的な現象に、思わず声を漏らした。幽霊は静かな口調で、自己紹介をした。
「皆さん、こんにちは。私は、斎藤さやか、人呼んで「「なんでもSちゃん」」です。因みに私は、50年以上前に死にました…。」
「ウチは、超能力者。サイキックって奴や。透視・読心術・霊視・霊能力と幅広く使える。Sちゃんも生前は超能力者。せやから、2人で探偵稼業してるんよ。」
超能力探偵の薫に圧倒されながらも、何かを感じた雅文。自身も臨死体験を経験したことで、この手の分野にも精通するようになり、彼の祖父が守護霊として付いている。
(超能力か…。ひょっとしたら、私もこれに近い第六感を開花出来るんちゃうか…。ここは積極的に行くで。)
「さて、Sちゃん、この人形に魂を与えなさい。」
「はい、死霊の魂よ、この人形に宿るがいい。」
念を送ると、人形の目が動き、口が開いた。
「これでお話出来るようになったで。景満さん。貴方の所の雅文と言う子やけど、ウチが霊視した所、第六感が目覚めそうになってる。ここは、雅文君に任せてあげたらどうや?ウチも、探偵見習いの長女の穂香に、いっぺんやらしてみるさかい。」
「そうやな。良し、雅文。人形との対話は任せる。心配するな。私たちが見守っているから。」
「はい。」
「穂香、大丈夫やから。あの霊に害はないから。」
「はい、お母さま。」
雅文と穂香が前に出て、お互い席に着き、人形と向かい合う。
Sちゃんの能力で対話可能となり、2人は人形と話すという不思議な状況の中、聴取を行う。
「改めまして、探偵の神田雅文と申します。」
「探偵見習いの西園寺穂香です。」
人形も自己紹介をした。
「松村瞳です。」
「菅谷昭弘です。」
アイスブレイクをしてから、あの時の様子を聞く。
「瞳さん、あの時、何があったんですか?」
「はい、あれは1年前のことでした…。」
遡ること、1年前のちょうどこの日。彼女は家で家事をしていた。そんな彼女の元に、ある男がやってきた。彼は黒い服に身を包み、まるで牧師のような雰囲気があった。彼は言葉巧みに彼女を口説き、うっとりさせた。
「貴方にお似合いの、コスチュームがありますよ。」
そう言うと、彼は黒いゴスロリファッションの衣装を出した。
「えっ…。こんなセクシーなもの、私には似合わへん…。」
「そんなことないですよ。奥さん。お似合いですよ。」
彼は彼女にコスプレをさせ、一通り写真を撮った。彼女もグラビアアイドルになったかのように、得意気にポーズをとる。
「いいですね。」
「ありがとうございます。」
彼は、カバンから紐を取り出し、不気味な笑みを浮かべた。
「その美しい姿のまま、生け贄になってくれ…。」
「えっ…。イヤァ!!!」
首に縄をかけ、そのまま締め上げる。
「フフフフ、私はね、死体愛好家なんよ…。あぁ、私の可愛い人形よ。生け贄として死んで、供物となるがいい…。」
「生け贄?!止めて!!」
足をばたつかせて、抵抗するも、次第に意識が遠退いて絶命した。彼は、彼女をベッドに寝かせ、写真を撮った。
「フフフフ、あぁ…。最高や。私の可愛い人形よ。生け贄になりて、私の供物となったんや。」
もう一人の男の子も、彼は同じような手段で殺害した。
2体の生き人形が殺害された時の話を聞き、2人の死が自殺ではなく他殺であるということが分かった。
「巧妙な犯人やな。死体愛好家、ネクロフィリア、快楽殺人という線が考えられるな…。」
「快楽殺人…。そんなことで、人殺していい筈がない…。」
人形が涙を流していたのも分かる。ここまでの話を聞き、所長がカバンから紙と鉛筆を取り出した。所長は元警官で、若手の頃は似顔絵を担当したこともあった。
「その時の犯人の顔は覚えている?」
特徴を聞き出し、所長は慣れた手つきで鉛筆を走らせる。そして、出来上がった似顔絵には、30代ぐらいの細身の男性が描かれていた。
「こういう人やったか?」
「はい、そうです。」
パッと見ただけでは、凶悪犯罪者には見えない。
「この男が、快楽殺人者?そうは見えへんけど…。」
「案外、サイコパスは普通の外見をしとるからな。」
その頃、万博記念公園の駐車場に見知らぬ黒い車が現れ、駐車した。中から黒い服を着た男が出て来て、慎重に他の車を吟味する。そして、所長と薫の車を見つけた。
「フフフ、西園寺薫…。貴様には恨みがある…。ちょうど良かった。貴様を殺して、7人目の生け贄にしよう…。これで、六凶の百鬼夜行之衆に報告すれば、晴れて六凶入りや…。」
この男は、似顔絵に描かれていた男と同一人物であった。
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