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第2章 VS JKビジネス
第25話 JKインフェルノ
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大阪キタの梅田に拠点を構えるGolden AppleとGolden Bananaを一網打尽にするというも、1つの手だが、一筋縄ではいかない。だが、Golden Bananaを確実に潰せる方法はある。
「JKインフェルノ?」
作戦はこうだ。前回と同じようにストライキを起こすが、直談判はせずに、奇襲を仕掛けるというもの。Golden Bananaを潰した勢いで、Golden Appleに攻め込む。
「なるほど、それやったら両方倒せるわ。」
「ただね、奴らのバックには反社が絡んでると睨んでいるわ。そこだけは気をつけへんと。」
作戦を共有し、この日は解散した。
翌日、放課後に由香里は探偵事務所を訪れ、昨夜のことを所長に報告した。所長は話を聞いた後、一呼吸置いて呟いた。
「あぁ、由香里ちゃん。その件なら君がこの間LINEで見せてくれたGolden Fruit・Apple・Bananaに勤務している女子高生達の名前と学校名を基に、一人ずつ学校を廻って正式に依頼という形で調査を行うことになった。」
「本当ですか?!ありがとうございます。」
「作戦は一つの手として、我々もKANSAI BLACK PANTHERと話し合うよ。ありがとう。」
「はい。」
「くれぐれも無茶だけはしないでくれ。」
所長はレモンティーを飲み干し、静かに忠告した。この日は、その話をして帰路についた。それからの3日間、所長達は急ピッチでJKビジネスをしている女子高生達の通っている高校を一校一校廻って、校長から依頼という形で協力してもらい、調査費として合計600万徴収した。依頼は成立。KANSAI BLACK PANTHERと連携して、着々と戦闘準備を進めていった。
時を同じくして、大阪は新世界と呼ばれる観光エリアがあり、大阪のランドマークである通天閣がそびえ立ち、スパワールドや天王寺動物園、大阪市立美術館などの商業・文化的施設が隣接する大阪市浪速区にて。賑やかな新世界から少し郊外に出ると、あいりん労働センターやあいりん地区と呼ばれる「ドヤ街」があり、その日暮らしの人間が暮らす西成区がある。あいりん地区の奥深くまで行くと、同じ大阪市の梅田や難波とは対照的なスラム街があり、宿泊費1000円が高級ホテルと言われる程、ジリ貧の別世界が広がっている。過去に暴動が起きた影響で、西成警察署にはバリケードが敷かれている。浪速区の西成方面に近い場所に、大きな白い壁のビルが建っている。ここが、新興勢力のヤクザ「Golden Tiger」のアジトである。そこに、Golden AppleとGolden Bananaの店長が集められた。
「一体、何の話なんや?」
「決まってるやろ、あの由香里とかいう小娘が、ウチらの店の女子高生達を唆して革命起こすやろうから、その対策を話すんやろ。」
「あんな小娘なんかに、ビビらんでも。」
「ええか、小娘やからって、みくびんなや。あのガキ、捕まえたら、俺に引き渡せ。骨折って、血ぃ吐かせて、泣いて許しを乞うても、小便漏らしても、ボコボコにしまくってボロ雑巾にしたるわ。ハッハッハッ!どんな感じで泣くんやろなー、楽しみや。」
不敵な笑みを浮かべ、指を鳴らすGolden Apple店長 近藤太一。Golden Fruitグループの店長では、最も残忍な男である。階段を上り、3階の事務所に着いた。ノックをして、恐る恐る入った。
「おう、よう来たな。そこにソファあるから座りぃ。」
事務所の大きなデスクの席に、ゴールドのスーツに身を包み、右手の全ての指にダイヤモンドの指輪をしたオールバックの男が座っていた。デスクの上には、「虎視眈眈」と書かれた看板が掲げられている。2人はソファーに座り、彼もデスクを離れ、ソファーに座って向かい合う。どうやら彼はGolden Tigerの組長である。テーブルには、粗茶として大阪名物のミックスジュースの缶が置かれている。
「まあ、遠慮せんと。」
そう言われて、2人は缶を開けてジュースを飲む。濃厚な甘みが口いっぱいに広がる。
「落ち着いたな。改めて自己紹介や。俺はGolden Tigerの組長 鬼塚虎吉。以後よろしく。」
「組長、今回はどういった用件で。」
「ああ、お前らを呼んだのは他でもない。今回の一件がGolden Tiger始まって最大の戦いになると睨んだ。山本由香里とかいう小娘が、また仕掛けてくる可能性がある。そこで、お前らには武器を提供しよう。」
そう言うと、彼のしもべらしきゴールドのマイクロビキニを着た女の子が2人現れ、ボストンバッグを持ってきた。開けると、そこには拳銃10丁とダイナマイト2㎏が入っていた。
「組長、これは?!」
「あぁ、これがお前らに提供する武器や。どう使ってくれても構へん。」
「ありがとうございます。」
すると、マイクロビキニの女の子は2人にねっとりと絡んできた。
「何や、オイ…。ヤりたいんか?」
「オッパイ、デカいね~!」
「どうやら、お前らのこと気に入ったみたいや。ここじゃ何やから、2階でお前らだけで楽しんで来ぃ。」
女の子達との情事を堪能し、満足した様子で2人は事務所を後にした。車の後部座席にボストンバッグを詰め込み、それぞれの店へと戻っていった。彼らも作戦を練っている。
2月下旬のある日、探偵事務所には雫・雅文・美夜子がいた。作戦を打ち合わせ、この日の16時に大阪 梅田に乗り込む。
「準備はええな?」
「はい。」
「ええ、いつでも行けます。」
その頃、里香と由香里は一度、家に帰って私服に着替える。由香里は黒いパーカーに青の半パン、里香は青いパーカーに赤いミニスカートと動きやすい格好で、満を持して大阪 梅田に乗り込んだ。先回りしていたKANSAI BLACK PANTHERの李羅と、美香子と合流し、合鍵で店内に侵入。地下の大浴場にガソリンの入ったポリタンクを配置。事務所にあった武器の拳銃を4丁・木刀4本拝借し、急いで店を出た。指紋が付着しないように、皆は黒い手袋をしていた。
「よし。後は奇襲仕掛けるだけやね。」
李羅・由香里・里香は外で、雫・雅文・美夜子が来るのを待つ。美香子はGolden Bananaに勤務する女子高生達 総勢10人に作戦を話し、入念に準備を整える。そして、時刻は17時。店長とスタッフが来店してきた。
時は来た。美香子は顔がバレないように口元に青いバンダナを巻いている。他にも拝借した武器で、爆竹があった。ライターも奪い、挨拶代わりに仕掛ける。店長の山中圭司はいつものように、デスクに座ってミックスジュースを飲む。他のスタッフ達は黒服に着替えて、スタンバイしている。
「よし、ウチが爆竹鳴らすから、その隙に攻めるで。」
今回の作戦は、彼女らが奴らと応戦している間に、外にいる雅文らが警察を呼ぶ。その後、雅文達が加勢し、入れ替わるように彼女らを逃がして、警察に保護してもらう。そして、警察に奴らを逮捕してもらうというもの。外にいる雅文らとスマホでやり取りし、チャンスを伺う。
「よし、今や!!」
美香子が爆竹を鳴らして、奴らを怯ます。怯んだ隙に、木刀で殴りかかった。
「今までセクハラしよって、変態共!!」
「ウチらは自由や!!」
突然の出来事に、奴らは呆気にとられて、攻撃されていた。
「痛ぇ!!」
そんな中、店長の山中は立ち上がり、拳銃で威嚇射撃をした。
「オイ!!テメェら!これはクーデターやな?!由香里とかいうガキに唆されて、夢見ただけや!!!」
「一番殴りたいんは、アンタや!!」
美香子は、彼の顔面に木刀で一撃を食らわした。有利になったと思いきや、黒服達の反撃に遭い、彼女らは負傷した。
「痛い…。」
「ガキが、調子乗るなや。」
「ハッハッハッ!!その通りや、クソガキ!!」
彼は美香子の頭を掴んで、殴り飛ばした。
「あぁ!!」
「調子に乗りやがって、オラオラ!!」
美香子を何度も何度も踏みつけ、蹴りを入れた。
「ハッハッハッ!!」
そこに李羅が駆けつけ、股間に蹴りを入れた。
「ハァ!!」
「ホォォォォンンンンン!!!!!」
彼は悶絶して、倒れ込んだ。美香子は立ち上がり、木刀で彼の尻をぶっ叩いた。
「やったな、ボケェ!!!」
「ギャァァァァァ!!!!!」
「みんな、今のうちに!」
女子高生達は急いで、店を出た。その隙に、雅文と美夜子が乗り込んだ。
美香子と李羅が店に乗り込み、外にいた由香里は警察に通報。女子高生10人のうち、4人逃げ遅れてしまった。
「しまった!!」
「大丈夫。あの娘らも助け出すから、待ってて。」
中では、黒服達と乱闘状態になっていた。女子高生達と李羅・美夜子は地下に逃げ込んだが、黒服達が乗り込んできた。
「ハッハッハッ!!お前らに逃げ場はねぇ!」
黒服達は8人いた。後の2人と店長は2階に逃げ込み、作戦を立てていた。
「流石に8人は多いわね。」
「大丈夫よ、美夜子ちゃん。作戦があるわ。」
美夜子と李羅が盾になり、その隙に女子高生達と美香子はガソリンを浴槽に注ぐ。
「欲望渦巻く伏魔殿で、女子高生を搾取する変態達よ、地獄へ葬ってくれるわ!」
「哀れな変態達、かかってきなさい!!」
2人が啖呵を切ったが、黒服達は向かってこなかった。何やらポケットから注射器を取り出し、腕を捲って、注射した。それは覚醒剤とステロイドホルモンを混ぜた強力なドーピングであった。彼らの目の色は変わり、口からヨダレを垂らして、身体は紅潮した。
「グハハハハハ!!!!」
「何やのアレ?!」
「JKインフェルノ?」
作戦はこうだ。前回と同じようにストライキを起こすが、直談判はせずに、奇襲を仕掛けるというもの。Golden Bananaを潰した勢いで、Golden Appleに攻め込む。
「なるほど、それやったら両方倒せるわ。」
「ただね、奴らのバックには反社が絡んでると睨んでいるわ。そこだけは気をつけへんと。」
作戦を共有し、この日は解散した。
翌日、放課後に由香里は探偵事務所を訪れ、昨夜のことを所長に報告した。所長は話を聞いた後、一呼吸置いて呟いた。
「あぁ、由香里ちゃん。その件なら君がこの間LINEで見せてくれたGolden Fruit・Apple・Bananaに勤務している女子高生達の名前と学校名を基に、一人ずつ学校を廻って正式に依頼という形で調査を行うことになった。」
「本当ですか?!ありがとうございます。」
「作戦は一つの手として、我々もKANSAI BLACK PANTHERと話し合うよ。ありがとう。」
「はい。」
「くれぐれも無茶だけはしないでくれ。」
所長はレモンティーを飲み干し、静かに忠告した。この日は、その話をして帰路についた。それからの3日間、所長達は急ピッチでJKビジネスをしている女子高生達の通っている高校を一校一校廻って、校長から依頼という形で協力してもらい、調査費として合計600万徴収した。依頼は成立。KANSAI BLACK PANTHERと連携して、着々と戦闘準備を進めていった。
時を同じくして、大阪は新世界と呼ばれる観光エリアがあり、大阪のランドマークである通天閣がそびえ立ち、スパワールドや天王寺動物園、大阪市立美術館などの商業・文化的施設が隣接する大阪市浪速区にて。賑やかな新世界から少し郊外に出ると、あいりん労働センターやあいりん地区と呼ばれる「ドヤ街」があり、その日暮らしの人間が暮らす西成区がある。あいりん地区の奥深くまで行くと、同じ大阪市の梅田や難波とは対照的なスラム街があり、宿泊費1000円が高級ホテルと言われる程、ジリ貧の別世界が広がっている。過去に暴動が起きた影響で、西成警察署にはバリケードが敷かれている。浪速区の西成方面に近い場所に、大きな白い壁のビルが建っている。ここが、新興勢力のヤクザ「Golden Tiger」のアジトである。そこに、Golden AppleとGolden Bananaの店長が集められた。
「一体、何の話なんや?」
「決まってるやろ、あの由香里とかいう小娘が、ウチらの店の女子高生達を唆して革命起こすやろうから、その対策を話すんやろ。」
「あんな小娘なんかに、ビビらんでも。」
「ええか、小娘やからって、みくびんなや。あのガキ、捕まえたら、俺に引き渡せ。骨折って、血ぃ吐かせて、泣いて許しを乞うても、小便漏らしても、ボコボコにしまくってボロ雑巾にしたるわ。ハッハッハッ!どんな感じで泣くんやろなー、楽しみや。」
不敵な笑みを浮かべ、指を鳴らすGolden Apple店長 近藤太一。Golden Fruitグループの店長では、最も残忍な男である。階段を上り、3階の事務所に着いた。ノックをして、恐る恐る入った。
「おう、よう来たな。そこにソファあるから座りぃ。」
事務所の大きなデスクの席に、ゴールドのスーツに身を包み、右手の全ての指にダイヤモンドの指輪をしたオールバックの男が座っていた。デスクの上には、「虎視眈眈」と書かれた看板が掲げられている。2人はソファーに座り、彼もデスクを離れ、ソファーに座って向かい合う。どうやら彼はGolden Tigerの組長である。テーブルには、粗茶として大阪名物のミックスジュースの缶が置かれている。
「まあ、遠慮せんと。」
そう言われて、2人は缶を開けてジュースを飲む。濃厚な甘みが口いっぱいに広がる。
「落ち着いたな。改めて自己紹介や。俺はGolden Tigerの組長 鬼塚虎吉。以後よろしく。」
「組長、今回はどういった用件で。」
「ああ、お前らを呼んだのは他でもない。今回の一件がGolden Tiger始まって最大の戦いになると睨んだ。山本由香里とかいう小娘が、また仕掛けてくる可能性がある。そこで、お前らには武器を提供しよう。」
そう言うと、彼のしもべらしきゴールドのマイクロビキニを着た女の子が2人現れ、ボストンバッグを持ってきた。開けると、そこには拳銃10丁とダイナマイト2㎏が入っていた。
「組長、これは?!」
「あぁ、これがお前らに提供する武器や。どう使ってくれても構へん。」
「ありがとうございます。」
すると、マイクロビキニの女の子は2人にねっとりと絡んできた。
「何や、オイ…。ヤりたいんか?」
「オッパイ、デカいね~!」
「どうやら、お前らのこと気に入ったみたいや。ここじゃ何やから、2階でお前らだけで楽しんで来ぃ。」
女の子達との情事を堪能し、満足した様子で2人は事務所を後にした。車の後部座席にボストンバッグを詰め込み、それぞれの店へと戻っていった。彼らも作戦を練っている。
2月下旬のある日、探偵事務所には雫・雅文・美夜子がいた。作戦を打ち合わせ、この日の16時に大阪 梅田に乗り込む。
「準備はええな?」
「はい。」
「ええ、いつでも行けます。」
その頃、里香と由香里は一度、家に帰って私服に着替える。由香里は黒いパーカーに青の半パン、里香は青いパーカーに赤いミニスカートと動きやすい格好で、満を持して大阪 梅田に乗り込んだ。先回りしていたKANSAI BLACK PANTHERの李羅と、美香子と合流し、合鍵で店内に侵入。地下の大浴場にガソリンの入ったポリタンクを配置。事務所にあった武器の拳銃を4丁・木刀4本拝借し、急いで店を出た。指紋が付着しないように、皆は黒い手袋をしていた。
「よし。後は奇襲仕掛けるだけやね。」
李羅・由香里・里香は外で、雫・雅文・美夜子が来るのを待つ。美香子はGolden Bananaに勤務する女子高生達 総勢10人に作戦を話し、入念に準備を整える。そして、時刻は17時。店長とスタッフが来店してきた。
時は来た。美香子は顔がバレないように口元に青いバンダナを巻いている。他にも拝借した武器で、爆竹があった。ライターも奪い、挨拶代わりに仕掛ける。店長の山中圭司はいつものように、デスクに座ってミックスジュースを飲む。他のスタッフ達は黒服に着替えて、スタンバイしている。
「よし、ウチが爆竹鳴らすから、その隙に攻めるで。」
今回の作戦は、彼女らが奴らと応戦している間に、外にいる雅文らが警察を呼ぶ。その後、雅文達が加勢し、入れ替わるように彼女らを逃がして、警察に保護してもらう。そして、警察に奴らを逮捕してもらうというもの。外にいる雅文らとスマホでやり取りし、チャンスを伺う。
「よし、今や!!」
美香子が爆竹を鳴らして、奴らを怯ます。怯んだ隙に、木刀で殴りかかった。
「今までセクハラしよって、変態共!!」
「ウチらは自由や!!」
突然の出来事に、奴らは呆気にとられて、攻撃されていた。
「痛ぇ!!」
そんな中、店長の山中は立ち上がり、拳銃で威嚇射撃をした。
「オイ!!テメェら!これはクーデターやな?!由香里とかいうガキに唆されて、夢見ただけや!!!」
「一番殴りたいんは、アンタや!!」
美香子は、彼の顔面に木刀で一撃を食らわした。有利になったと思いきや、黒服達の反撃に遭い、彼女らは負傷した。
「痛い…。」
「ガキが、調子乗るなや。」
「ハッハッハッ!!その通りや、クソガキ!!」
彼は美香子の頭を掴んで、殴り飛ばした。
「あぁ!!」
「調子に乗りやがって、オラオラ!!」
美香子を何度も何度も踏みつけ、蹴りを入れた。
「ハッハッハッ!!」
そこに李羅が駆けつけ、股間に蹴りを入れた。
「ハァ!!」
「ホォォォォンンンンン!!!!!」
彼は悶絶して、倒れ込んだ。美香子は立ち上がり、木刀で彼の尻をぶっ叩いた。
「やったな、ボケェ!!!」
「ギャァァァァァ!!!!!」
「みんな、今のうちに!」
女子高生達は急いで、店を出た。その隙に、雅文と美夜子が乗り込んだ。
美香子と李羅が店に乗り込み、外にいた由香里は警察に通報。女子高生10人のうち、4人逃げ遅れてしまった。
「しまった!!」
「大丈夫。あの娘らも助け出すから、待ってて。」
中では、黒服達と乱闘状態になっていた。女子高生達と李羅・美夜子は地下に逃げ込んだが、黒服達が乗り込んできた。
「ハッハッハッ!!お前らに逃げ場はねぇ!」
黒服達は8人いた。後の2人と店長は2階に逃げ込み、作戦を立てていた。
「流石に8人は多いわね。」
「大丈夫よ、美夜子ちゃん。作戦があるわ。」
美夜子と李羅が盾になり、その隙に女子高生達と美香子はガソリンを浴槽に注ぐ。
「欲望渦巻く伏魔殿で、女子高生を搾取する変態達よ、地獄へ葬ってくれるわ!」
「哀れな変態達、かかってきなさい!!」
2人が啖呵を切ったが、黒服達は向かってこなかった。何やらポケットから注射器を取り出し、腕を捲って、注射した。それは覚醒剤とステロイドホルモンを混ぜた強力なドーピングであった。彼らの目の色は変わり、口からヨダレを垂らして、身体は紅潮した。
「グハハハハハ!!!!」
「何やのアレ?!」
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