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7.神様お願い!
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「良かったな。良い人に出会えて。」
「うん、信心深い人だったけど、オレはわかる気がするわ。感謝!」
そう言って手を合わせた。
「ほれ、お前もしろ。」
「しないって。」
「そんなんだから変な事ばかり起こったんだ。全てはお前が石仏を倒した事から始まっているんだぞ。」
「もう済んだ事だろ?うるさいぞ。」
天候が変わり嵐がやって来た。
都会では滅多にないが、電車が助走になっているし、走ったなと思ったら今度は、この路線の何処かで倒木があり緊急停車になつた。もう15分は止まっている。
まさか電車まで止まる事があるなんて予想外だ。
「良太、ヤバいな。まだ止まっているぞ。」
「ああ、嵐のせいだから仕方がないよ。」
待つ事20分。やっとゆっくり助走がはじまった。
「あーもうダメだな。もう間に合わないよ。諦めよう。」
「何言ってんだ。最後までわからないだろ?桃ちゃんにお守り渡すんだろ?」
「そうだけど、、飛行機に乗れないとアウトじゃん。仕方ないよ。」
都会の分単位で動く電車に慣れきっていて、当然、天候不順で遅れこともあったのに頭になかった。時間に余裕を見てなかった。
「頼む。間に合わせてくれ。」
窓の外の流れる雲を見ながら呟くと良太が力のない笑顔を返して来た。
「もういいよ。オマエと旅行出来て楽しかったよ。」
「そりゃ俺だって楽しかったさ。でも、ここに来た目的は、桃ちゃんへのお守りだろ?彼女に渡さなくてどうするんだ。」
「うん。でも電車が遅れてるんだ。もうどうしようもないよ。」
「諦めないでおこうぜ。オマエは神様を信じてるんだろ?祈ってみろよ。」
「、、もう祈ってるさ。」
「お、おう。そうか、、、。」
うーん、こればっかりは本当に参った。
良太の恋を叶えてやりたいけど、ここまでか。。
駅に着いたらダッシュで空港のカウンター迄走ろう。
どうか神様!良太の為に早く駅に着いてくれ。頼む!どうか神様!
心の中で強く祈っていた。
空港駅に着くと全力で空港のチェックインカウンターまで走った。
時計が目に入る。出発の時間を指しているが、ダメ元で握りしめてたチケットを見せた。
「どうぞ。お急ぎ下さい。もう直ぐ出発しますよ。」
「えっ?」
「ええ。悪天候で出発が遅れているんです。良かったですね。」
なんだ、そうだったのか!身体中の汗が吹き出して滝のように流れている。
後ろを振り向いてトボトボとやってくる良太へ声をかけた。
「オイ!急げ。間に合うって!神様はいたぞ!」
そうさ神様はいる!
だってまにあったんだから!
悪天候の中、離陸した小型セスナ機は絶えず異常に揺れなん度もエアースポットに落ちるという2度と乗りたくないもだった。
俺達は、恐怖と引き換えに無事に御守りは桃ちゃんに渡す事が出来たが、良太の恋は「お友達」枠で収まったままだった。
最後まで諦めずに祈れば通じる時がある。
俺はこの旅で、神様はいる、、ポイな。と思うようになった。かな。
「うん、信心深い人だったけど、オレはわかる気がするわ。感謝!」
そう言って手を合わせた。
「ほれ、お前もしろ。」
「しないって。」
「そんなんだから変な事ばかり起こったんだ。全てはお前が石仏を倒した事から始まっているんだぞ。」
「もう済んだ事だろ?うるさいぞ。」
天候が変わり嵐がやって来た。
都会では滅多にないが、電車が助走になっているし、走ったなと思ったら今度は、この路線の何処かで倒木があり緊急停車になつた。もう15分は止まっている。
まさか電車まで止まる事があるなんて予想外だ。
「良太、ヤバいな。まだ止まっているぞ。」
「ああ、嵐のせいだから仕方がないよ。」
待つ事20分。やっとゆっくり助走がはじまった。
「あーもうダメだな。もう間に合わないよ。諦めよう。」
「何言ってんだ。最後までわからないだろ?桃ちゃんにお守り渡すんだろ?」
「そうだけど、、飛行機に乗れないとアウトじゃん。仕方ないよ。」
都会の分単位で動く電車に慣れきっていて、当然、天候不順で遅れこともあったのに頭になかった。時間に余裕を見てなかった。
「頼む。間に合わせてくれ。」
窓の外の流れる雲を見ながら呟くと良太が力のない笑顔を返して来た。
「もういいよ。オマエと旅行出来て楽しかったよ。」
「そりゃ俺だって楽しかったさ。でも、ここに来た目的は、桃ちゃんへのお守りだろ?彼女に渡さなくてどうするんだ。」
「うん。でも電車が遅れてるんだ。もうどうしようもないよ。」
「諦めないでおこうぜ。オマエは神様を信じてるんだろ?祈ってみろよ。」
「、、もう祈ってるさ。」
「お、おう。そうか、、、。」
うーん、こればっかりは本当に参った。
良太の恋を叶えてやりたいけど、ここまでか。。
駅に着いたらダッシュで空港のカウンター迄走ろう。
どうか神様!良太の為に早く駅に着いてくれ。頼む!どうか神様!
心の中で強く祈っていた。
空港駅に着くと全力で空港のチェックインカウンターまで走った。
時計が目に入る。出発の時間を指しているが、ダメ元で握りしめてたチケットを見せた。
「どうぞ。お急ぎ下さい。もう直ぐ出発しますよ。」
「えっ?」
「ええ。悪天候で出発が遅れているんです。良かったですね。」
なんだ、そうだったのか!身体中の汗が吹き出して滝のように流れている。
後ろを振り向いてトボトボとやってくる良太へ声をかけた。
「オイ!急げ。間に合うって!神様はいたぞ!」
そうさ神様はいる!
だってまにあったんだから!
悪天候の中、離陸した小型セスナ機は絶えず異常に揺れなん度もエアースポットに落ちるという2度と乗りたくないもだった。
俺達は、恐怖と引き換えに無事に御守りは桃ちゃんに渡す事が出来たが、良太の恋は「お友達」枠で収まったままだった。
最後まで諦めずに祈れば通じる時がある。
俺はこの旅で、神様はいる、、ポイな。と思うようになった。かな。
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