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6.帰路へ急げ!
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民宿でたっぷりの朝ごはんを食べてた。普段は朝飯なんて入らないのな不思議だ。きっと山の空気が澄んでいて気持ちが良いからだ。
助手席に乗ろうとした時にぶつけた後ろのバンパーが目についた。
ふと昨夜の事が頭をよぎったが、頭を振った。
イヤイヤ~ないだろ。何を感化されてるんだよ。気にし過ぎる思い込みが変な妄想を呼び寄せるんだ。
良太の運転で車が発進すると直ぐに音楽が多めのFMラジオをチョイスした。ノリの良い曲にヤツは、途端に気分はノリノリだ。だが俺は寝不足気味だ。
「良太、悪いけど俺、ちょっ寝るわ。昨夜、熟睡出来なかったからさ。」
「いいよ。オマエも幽霊を感じてるっポイ者の苦労がわかるようになって嬉しいよ。ゆっくり寝てくれ。」
「はは。」
乾いた笑いしか出てこない。何だよ苦労とは~?!朝からコイツの悪い冗談に付き合う気はない。もうやめてくれよ。コイツが寝ぼけてただけの話だ。霊が来たら金縛りになると聞くけど、俺は身体は動いて払い除けたからな。
目を瞑ればラジオの音なんて気にせずに直ぐに眠れそうだ。心地よい眠りに意識が飛んだ時、突然、腕を強く捕まれた。うーん、そんなに強く腕を掴んで何だよ?
「どうした?そんなに強く掴まなくっても起きるぜ。」
「はぁ?何寝ぼけてる?オレは運転中だ。」
「えっ?掴んでいない?」
そう言って捕まれた腕を見た。嘘だろ?左手だ、、、。
確かに運転中に助手席の俺の左腕を掴めるわけない、、か?イヤ、身を乗り出せば掴める?わざわざ何の為に?イタズラの為?
頭を大きく振って妙な考えを払い除けた。良太と一日中一緒にいるからって俺まで何オカルト被れしてるんだ。きっとドアとシートの間に腕が挟まり圧迫されていたんだろう。
「今、どの辺り?」
「丁度、トンネルに入ったところ。来る時のシカの死体は無かったぞ。誰かが撤去したんだろうな。」
「ああ。」
トンネルに入るとオレンジの蛍光灯が暗いトンネル内を照らし独特な雰囲気になる。良太は嬉しそうに語った。
「ここのトンネルって特に薄暗くってさ、異世界の入り口みたいで好きだな。好きなトンネルベスト5に入るな。」
「ったく、オマエらしいよな。俺、お前の趣味に口を出さない事にするわ。」
「オレは祐介にも良さをわかってほしいな。ベスト5はな、黒峰トンネルってやつでな。」
好きな事の話になると良太は止まらない。良太のオススメトンネルランキングをみっちりと聞かされ、あっと言う間に昨日、休憩した神社が見えて来た。
「あ、ヤバい。パンクしたかも。」
車を減速させて神社の駐車場に車を寄せた。車を止めて確かめるとパンクはしていない。
「大事にならなくて良かったな。さあ。行こうぜ。」
「ん?エンジンがかからんわ。」
「何だって?そんなバカな。変わるわ。」
おかしい。何度やってもエンジンがかからない。ガソリンも有るしどうなっているんだ?
「レンタカー屋に聞くわ。電話するわ。」
アレ?コールしない。慌ててスマホを見ると圏外だった。
「良太、駄目だ。圏外だ。」
運転席の良太を見ると返事の代わりに神妙な顔をしている。どうやら怒っているようだ。
「オレ、確信したよ。これは絶対にお前が祀られている。例のものを倒して謝ってないからだ。今からでも良いから謝っとけ。」
「はあ?まだ言ってるの?無駄な謝罪はしたく無い。」
そりゃ死体を何体も見たり今みたいに突然のパンクで気分が萎えるのは理解できるけど何で俺のせいなの?おかしいでしょ?流石にムッとしてしまう。
「仕方が無い。誰か通るだろ。その人に頼んで近くのスタンドのある村まで乗せてもらおうぜ。」
それから1時間。車が一台も通らない。謝らない俺に益々良太の機嫌も悪くなる。何故だ?ここの神社ならわかるけど、この先の暁月神社はパワースポットのはずだから人気だろ?それに村外れに住んでいる人もいるだろうに。
「わかった。俺が悪かった謝るわ。だから機嫌を治してくれ。謝ってから俺、待ってても仕方がないから歩いて人を探してくるわ。農作業してる人がいるかもしれないし。」
車から出ると後部の、茂みをかき分けて石像に手を合わせた。我ながら滑稽だと思うけど、良太との友情の為だ。
とにかく早く誰か探さないと。
山道を一駅分の距離を歩いた頃、道路脇に人の居る畑を見つけた。
「すいませーん!おはようはございまーす!」
良かった。老人が作業の手を止めてこっちを見てくれた。
それを合図に畑に押し入った。
「おはようございます。突然、すいません。実は車が止まってしまって。スマホの電波も届かなくて助けも呼べずなんです。助けてもらえませんか?」
老人は痩せた小柄な男性で細い目にしわくちゃの顔が特徴的だった。
「おはよう。そりゃ難儀だったナ。少し待ってくれるんじゃったら手伝えるが。待てるか?」
「はい!待ちます。」
フゥー。良かったぜ。こんな車も殆ど通らない所で人に出会うとはラッキーだ。
畦道にかがみ老人の作業をボッーと眺めていると、中腰で野菜を引き抜く手を時折止めて上体を起こし腰をさすっている。
「あの、、お手伝いしましょうか?僕に出来そうならですが、。。」
「そりゃ有難いのう。歳じゃけぇ、中腰が辛くてな。助かるよ。」
手袋を借りると老人に習い産まれで初めて野菜を収穫した。玉ねぎ、ほうれん草、トマトに胡瓜だ。
軽トラに積み上げるのを手伝うと車に同乗して俺達の車を見に行ってくれると言う。
「忙しい時にすいません。車で待っている友達も安心すると思います。」
「車じゃけん直ぐだから気にせんでいい。」
相変わらず感情が読めない顔なだな。でも優しさが感じられる。都会なら忙しい朝に自分の為にどれだけの人が時間を割いてくれるだろうか?
流石は車だ。俺が5分もしないうちに良太の元に辿り着いた。
「おう、待ってたぞ~。あ、おはようございます。なんだか、、お世話になっています。」
亮一は、老人が車から降りると直ぐにお礼を言った。俺には?俺には無いのか?平坦な道ではなく登り下りで結構しんどかったんだぞ!
老人が俺達の車のエンジンをかけるとやはり動かない。
「エンジントラブルじゃの。
ファファ、妖怪でも引いて祟られてたんじゃろ。この辺は山奥ででるからのぉ。まあ、ワシの手伝いをして善行で祓われたはずじゃ。良かったの。」
「ゲッ、何それ?!マジヤバじゃん。」
良太は敬語も忘れて車に手を合わせて「すいません」を繰り返している。
今のは冗談でも笑えないパフォーマンスだろ。
「村のガソリンスタンドまで送ろってやろう。」
老人の申し出を有り難く頂戴して乗せてもらった。
そこでレンタカー屋に連絡を取る事が出来た。
「良かった~車は神社に置いててくれって。後で回収に行くらしい。」
「じゃあさ、どうやって空港へ行くんだ?」
「この近くを走る電車で空港まで行けるらしいぞ。」
老人に駅まで送ってもらい御礼を行って別れた。電車は直ぐに到着した。終点の空港まで後は乗っているだけで着く。これで一安心だ。
助手席に乗ろうとした時にぶつけた後ろのバンパーが目についた。
ふと昨夜の事が頭をよぎったが、頭を振った。
イヤイヤ~ないだろ。何を感化されてるんだよ。気にし過ぎる思い込みが変な妄想を呼び寄せるんだ。
良太の運転で車が発進すると直ぐに音楽が多めのFMラジオをチョイスした。ノリの良い曲にヤツは、途端に気分はノリノリだ。だが俺は寝不足気味だ。
「良太、悪いけど俺、ちょっ寝るわ。昨夜、熟睡出来なかったからさ。」
「いいよ。オマエも幽霊を感じてるっポイ者の苦労がわかるようになって嬉しいよ。ゆっくり寝てくれ。」
「はは。」
乾いた笑いしか出てこない。何だよ苦労とは~?!朝からコイツの悪い冗談に付き合う気はない。もうやめてくれよ。コイツが寝ぼけてただけの話だ。霊が来たら金縛りになると聞くけど、俺は身体は動いて払い除けたからな。
目を瞑ればラジオの音なんて気にせずに直ぐに眠れそうだ。心地よい眠りに意識が飛んだ時、突然、腕を強く捕まれた。うーん、そんなに強く腕を掴んで何だよ?
「どうした?そんなに強く掴まなくっても起きるぜ。」
「はぁ?何寝ぼけてる?オレは運転中だ。」
「えっ?掴んでいない?」
そう言って捕まれた腕を見た。嘘だろ?左手だ、、、。
確かに運転中に助手席の俺の左腕を掴めるわけない、、か?イヤ、身を乗り出せば掴める?わざわざ何の為に?イタズラの為?
頭を大きく振って妙な考えを払い除けた。良太と一日中一緒にいるからって俺まで何オカルト被れしてるんだ。きっとドアとシートの間に腕が挟まり圧迫されていたんだろう。
「今、どの辺り?」
「丁度、トンネルに入ったところ。来る時のシカの死体は無かったぞ。誰かが撤去したんだろうな。」
「ああ。」
トンネルに入るとオレンジの蛍光灯が暗いトンネル内を照らし独特な雰囲気になる。良太は嬉しそうに語った。
「ここのトンネルって特に薄暗くってさ、異世界の入り口みたいで好きだな。好きなトンネルベスト5に入るな。」
「ったく、オマエらしいよな。俺、お前の趣味に口を出さない事にするわ。」
「オレは祐介にも良さをわかってほしいな。ベスト5はな、黒峰トンネルってやつでな。」
好きな事の話になると良太は止まらない。良太のオススメトンネルランキングをみっちりと聞かされ、あっと言う間に昨日、休憩した神社が見えて来た。
「あ、ヤバい。パンクしたかも。」
車を減速させて神社の駐車場に車を寄せた。車を止めて確かめるとパンクはしていない。
「大事にならなくて良かったな。さあ。行こうぜ。」
「ん?エンジンがかからんわ。」
「何だって?そんなバカな。変わるわ。」
おかしい。何度やってもエンジンがかからない。ガソリンも有るしどうなっているんだ?
「レンタカー屋に聞くわ。電話するわ。」
アレ?コールしない。慌ててスマホを見ると圏外だった。
「良太、駄目だ。圏外だ。」
運転席の良太を見ると返事の代わりに神妙な顔をしている。どうやら怒っているようだ。
「オレ、確信したよ。これは絶対にお前が祀られている。例のものを倒して謝ってないからだ。今からでも良いから謝っとけ。」
「はあ?まだ言ってるの?無駄な謝罪はしたく無い。」
そりゃ死体を何体も見たり今みたいに突然のパンクで気分が萎えるのは理解できるけど何で俺のせいなの?おかしいでしょ?流石にムッとしてしまう。
「仕方が無い。誰か通るだろ。その人に頼んで近くのスタンドのある村まで乗せてもらおうぜ。」
それから1時間。車が一台も通らない。謝らない俺に益々良太の機嫌も悪くなる。何故だ?ここの神社ならわかるけど、この先の暁月神社はパワースポットのはずだから人気だろ?それに村外れに住んでいる人もいるだろうに。
「わかった。俺が悪かった謝るわ。だから機嫌を治してくれ。謝ってから俺、待ってても仕方がないから歩いて人を探してくるわ。農作業してる人がいるかもしれないし。」
車から出ると後部の、茂みをかき分けて石像に手を合わせた。我ながら滑稽だと思うけど、良太との友情の為だ。
とにかく早く誰か探さないと。
山道を一駅分の距離を歩いた頃、道路脇に人の居る畑を見つけた。
「すいませーん!おはようはございまーす!」
良かった。老人が作業の手を止めてこっちを見てくれた。
それを合図に畑に押し入った。
「おはようございます。突然、すいません。実は車が止まってしまって。スマホの電波も届かなくて助けも呼べずなんです。助けてもらえませんか?」
老人は痩せた小柄な男性で細い目にしわくちゃの顔が特徴的だった。
「おはよう。そりゃ難儀だったナ。少し待ってくれるんじゃったら手伝えるが。待てるか?」
「はい!待ちます。」
フゥー。良かったぜ。こんな車も殆ど通らない所で人に出会うとはラッキーだ。
畦道にかがみ老人の作業をボッーと眺めていると、中腰で野菜を引き抜く手を時折止めて上体を起こし腰をさすっている。
「あの、、お手伝いしましょうか?僕に出来そうならですが、。。」
「そりゃ有難いのう。歳じゃけぇ、中腰が辛くてな。助かるよ。」
手袋を借りると老人に習い産まれで初めて野菜を収穫した。玉ねぎ、ほうれん草、トマトに胡瓜だ。
軽トラに積み上げるのを手伝うと車に同乗して俺達の車を見に行ってくれると言う。
「忙しい時にすいません。車で待っている友達も安心すると思います。」
「車じゃけん直ぐだから気にせんでいい。」
相変わらず感情が読めない顔なだな。でも優しさが感じられる。都会なら忙しい朝に自分の為にどれだけの人が時間を割いてくれるだろうか?
流石は車だ。俺が5分もしないうちに良太の元に辿り着いた。
「おう、待ってたぞ~。あ、おはようございます。なんだか、、お世話になっています。」
亮一は、老人が車から降りると直ぐにお礼を言った。俺には?俺には無いのか?平坦な道ではなく登り下りで結構しんどかったんだぞ!
老人が俺達の車のエンジンをかけるとやはり動かない。
「エンジントラブルじゃの。
ファファ、妖怪でも引いて祟られてたんじゃろ。この辺は山奥ででるからのぉ。まあ、ワシの手伝いをして善行で祓われたはずじゃ。良かったの。」
「ゲッ、何それ?!マジヤバじゃん。」
良太は敬語も忘れて車に手を合わせて「すいません」を繰り返している。
今のは冗談でも笑えないパフォーマンスだろ。
「村のガソリンスタンドまで送ろってやろう。」
老人の申し出を有り難く頂戴して乗せてもらった。
そこでレンタカー屋に連絡を取る事が出来た。
「良かった~車は神社に置いててくれって。後で回収に行くらしい。」
「じゃあさ、どうやって空港へ行くんだ?」
「この近くを走る電車で空港まで行けるらしいぞ。」
老人に駅まで送ってもらい御礼を行って別れた。電車は直ぐに到着した。終点の空港まで後は乗っているだけで着く。これで一安心だ。
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