上 下
42 / 53
第8章 ハガネパーティー完成!

新・大門教

しおりを挟む
「何か疲れたわ」ハガネは首をグキッ!と鳴らした。
「お前が女湯覗くからいけないんだろが!」
「そーだ!そーだ!エロゴリラ!!」イースはいーっと舌を出した。
「このヤロ!」ハガネはピキピキきていた。
「まあまあハガネも落ち着いて!コラッ!イースも煽るの辞めなさい!」「そんな事よりアイツらの事を話さなければなりません!」
「さっきの騒いでた連中?確か大門教とか」
「それについては俺が話そう」いつの間にか部屋の片隅に黒い服の男が立っていた。
「あれっ霧影じゃん!」ハガネは驚いたように言った。
「そう言えば居ましたね?七武人の1人忍者マスター霧影!確か忍者の故郷はジパングでしたね?」
「ああ、俺の故郷ジパングにかつて大門教はあった。」霧影は話始めた。
「ジパングにかつて大門教と言う教団があった。奴等は瞬く間に広まりジパングを支配しようとした」「そこに火の一族という勇者が現れ大門教とその教祖を見事倒したのだ」「俺はその火の一族の子孫なのだ」
「ふうん、で何で今更その大門教が復活したの?」
「事の発端はそのジパングから遥か西のこの地に逃げてきた1人の男から始まった」
「その男の名はハーメルン!」「今や大門教のこの地に居てこの地の支配を目論む大門教審判の12使徒の1人魔笛のハーメルンだ」「そして大門教の教祖が今回の黒幕第4天魔王死のダイギス」
「遂に現れたか最後の魔王が」ハガネ達はそれきり沈黙した。
「俺は元々ジパングから大門教の残党を追って来た、その過程で武仙人様に会い稽古をつけて貰って七武人になれたのだ」無口の霧影が珍しく饒舌に語った。
「今や大門教の信者は全世界に居る。このまま放っておく訳にはいかない」
「俺の掴んだ情報なよると魔笛のハーメルンはここから北東の町ラッドンに居る」
「魔王ゴウギスを倒したお前らなら楽勝に勝てる相手だ」「俺から頼む!是非このヴァルハラ大陸の大門教を滅ぼしてくれ!」
「しかし俺達は元々ギルドの者だからなぁまあその簡単に言うと資金の方が・・・」
「軍資金か?それなら心配するな!我がジパングのショーグンより五千両預かっているそれを好きに使ってくれ!」
「ちなみに五千両と言うとこの国の価値は1000万イェンほどだぞ!」
「ハガネ!やろうよ!」アンネの目が輝いた
「確かにそれだけあれば当分は贅沢できるな」トワイスも頷く
「いささかげんきんな話だがまあいいか!ゴウギスを倒して俺達もかなりレベルアップしてるしな」
「気を付けて下さい!確かに彼らは力では我らに及ばないかもしれません。しかしその分狡猾ですから」ロキは腕を組みながらそう言った。
「そんじゃば今日はゆっくり休んで明日行くとするか」「その北東の町ラッドンへ!」
こうしてハガネ一行は大門教と戦う事に
しかしそれはかなり大変なものになるとは
この時のハガネ達はもちろんロキすらも予測できなかった。
一方ここはその北東の町ラッドン1匹のネズミが暗闇に居る男に取り付いた。
「ほほう、我らが大門教に楯突く奴らが来ると言うのか?面白いこの町で死んでもらおうか!」「ククク・・・」暗闇でその男の持つ魔笛が光り輝いていた。するとその男の背後に沢山の小さい目が鈍く光った。


しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

赤い流れ星3

ルカ(聖夜月ルカ)
ファンタジー
美幸とシュウ、そして、野々村と和彦はどうなる!? 流れ星シリーズ、第3弾。完結編です。 時空の門をくぐったひかりとシュウ… お互いの記憶をなくした二人は…? 誤解ばかりですれ違う和彦と野々村は、一体どうなる? ※表紙画はくまく様に描いていただきました。

【完結】魔王を倒してスキルを失ったら「用済み」と国を追放された勇者、数年後に里帰りしてみると既に祖国が滅んでいた

きなこもちこ
ファンタジー
🌟某小説投稿サイトにて月間3位(異ファン)獲得しました! 「勇者カナタよ、お前はもう用済みだ。この国から追放する」 魔王討伐後一年振りに目を覚ますと、突然王にそう告げられた。 魔王を倒したことで、俺は「勇者」のスキルを失っていた。 信頼していたパーティメンバーには蔑まれ、二度と国の土を踏まないように察知魔法までかけられた。 悔しさをバネに隣国で再起すること十数年……俺は結婚して妻子を持ち、大臣にまで昇り詰めた。 かつてのパーティメンバー達に「スキルが無くても幸せになった姿」を見せるため、里帰りした俺は……祖国の惨状を目にすることになる。 ※ハピエン・善人しか書いたことのない作者が、「追放」をテーマにして実験的に書いてみた作品です。普段の作風とは異なります。 ※小説家になろう、カクヨムさんで同一名義にて掲載予定です

スキル喰らい(スキルイーター)がヤバすぎた 他人のスキルを食らって底辺から最強に駆け上がる

けんたん
ファンタジー
レイ・ユーグナイト 貴族の三男で産まれたおれは、12の成人の儀を受けたら家を出ないと行けなかった だが俺には誰にも言ってない秘密があった 前世の記憶があることだ  俺は10才になったら現代知識と貴族の子供が受ける継承の義で受け継ぐであろうスキルでスローライフの夢をみる  だが本来受け継ぐであろう親のスキルを何一つ受け継ぐことなく能無しとされひどい扱いを受けることになる だが実はスキルは受け継がなかったが俺にだけ見えるユニークスキル スキル喰らいで俺は密かに強くなり 俺に対してひどい扱いをしたやつを見返すことを心に誓った

義手の探偵

御伽 白
ファンタジー
天野 玲子は、超常現象を専門とする探偵である。日夜、常識では説明の付かない現象を起こす道具“幻想遺物”を探している。 彼女の目的は、自身の腕にいつのまにか付いていた禍々しい鉄の義手の幻想遺物を外すことである。 不可解な現象を調査し、自分の腕を治す幻想遺物を探し出すため、彼女は超常現象を追い続ける。

異世界で等価交換~文明の力で冒険者として生き抜く

りおまる
ファンタジー
交通事故で命を落とし、愛犬ルナと共に異世界に転生したタケル。神から授かった『等価交換』スキルで、現代のアイテムを異世界で取引し、商売人として成功を目指す。商業ギルドとの取引や店舗経営、そして冒険者としての活動を通じて仲間を増やしながら、タケルは異世界での新たな人生を切り開いていく。商売と冒険、二つの顔を持つ異世界ライフを描く、笑いあり、感動ありの成長ファンタジー!

【転生先が四天王の中でも最弱!の息子とか聞いてない】ハズレ転生先かと思いきや世界で唯一の氷魔法使いだった俺・・・いっちょ頑張ってみますか

他仲 波瑠都
ファンタジー
古の大戦で連合軍を勝利に導いた四人の英雄《導勝の四英傑》の末裔の息子に転生した天道明道改めマルス・エルバイス しかし彼の転生先はなんと”四天王の中でも最弱!!”と名高いエルバイス家であった。 異世界に来てまで馬鹿にされ続ける人生はまっぴらだ、とマルスは転生特典《絶剣・グランデル》を駆使して最強を目指そうと意気込むが、そんな彼を他所にどうやら様々な思惑が入り乱れ世界は終末へと向かっているようで・・・。 絶剣の刃が煌めく時、天は哭き、地は震える。悠久の時を経て遂に解かれる悪神らの封印、世界が向かうのは新たな時代かそれとも終焉か──── ぜひ読んでみてください!

異世界転移したけど、果物食い続けてたら無敵になってた

甘党羊
ファンタジー
唐突に異世界に飛ばされてしまった主人公。 降り立った場所は周囲に生物の居ない不思議な森の中、訳がわからない状況で自身の能力などを確認していく。 森の中で引きこもりながら自身の持っていた能力と、周囲の環境を上手く利用してどんどん成長していく。 その中で試した能力により出会った最愛のわんこと共に、周囲に他の人間が居ない自分の住みやすい地を求めてボヤきながら異世界を旅していく物語。 協力関係となった者とバカをやったり、敵には情け容赦なく立ち回ったり、飯や甘い物に並々ならぬ情熱を見せたりしながら、ゆっくり進んでいきます。

イクメンパパの異世界冒険譚〜異世界で育児は無理がある

或真
ファンタジー
 二十九歳、所謂アラサーのユウマはイクメンである。  料理?余裕。洗濯?ちょろすぎ。おむつ替え?簡単じゃん。  異世界転移?魔王退治?いや、ちょっとハードルが高いんだが。  どうしてか、我が子と一緒に勇者として召喚されたみたいだ。妻を我が家に残してるので一刻も早く帰りたいんだけど……出口は見当たらないな。  異世界に託児所はあるのだろうか。あるといいな。  イクメンパパが異世界で奮闘する物語。 ※9/28男性向けHOTランキング二位!ファンタジー八位!ありがとうございます!

処理中です...