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第6章 戦の天才現る!

大賢者と天使の少女

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「先生!こいつら脳まで筋肉で出来てる族なんじゃ無い?なんか関わりたくないなこんな野蛮人達」そう言う羽根の生えた少女の横をロングソードがビュンと通り地面に突き刺さった!「ひっ!!」少女は青ざめる
ハガネが剣を投げたのだ。「何だテメェらは?そこのガキ!大人を舐めてると大怪我するぞコラァ!」
すると少女の隣のメガネの青年が「すいません!イースはこの通り天使の子なので世間知らずなのでご容赦下さい!」私は自分で言うのも何ですが賢者ロキと申します。
するとメルトンが「ロキ・・・ま、まさかあの大賢者ロキ様でズラか?あの始まりの賢者様ズラですか?」
昔々はるか古代大賢者ロキとその弟子達が人々に知識を与えそれから人は家を建て物を売りその対価として違う物を貰う物々交換を覚えさらにお金の概念も教えていたというまさに人類の神様的存在・・それが大賢者ロキだという昔話があるのだ。
「おとぎ話の大賢者様だぁ?嘘くせぇな?これでも食らえ!」と言うとハガネは後ろを向いて「ぶりりっ!」と大屁をかました
「ははは」ロキは何事も無かったように笑ったがその瞬間何故か空から大きな金たらいが落ちてきてハガネの頭に直撃した!「ガンッ!!」「がいんっ!」ハガネはあまりの衝撃に膝をついた。「痛え・・・!!」
「キャハハハッ!先生を馬鹿にするからだよー天罰てきめん~」天使イースはその場で笑い転げた。
「こらっイース!笑ってはいけないよ」
「わはっだってぇ~」
「痛てて・何だぁ?本当に天罰かぁ?」
「こりゃハガネよこの大賢者ロキ様は1000年以上も前から生きている神のごときお方ズラそんなお方に屁をかませばそりゃお仕置き食うズラよ」
「千年?!おいおいそれにしてはコイツ若すぎないか?どう見ても10代なんだが?」
「ははは、それは(転生の秘術)のお陰だよ僕はもう11回ほど転生してるからね」
「転生ねぇ~でそのお偉いさんがこんな所に何のようだ?」
「そうそう何でぇこんな汚い所に来たの先生?」そう言うとイースはその綺麗な白い靴に魔物の血が付かないよう避けていた。
ロキの方は別に何も気にしなくゴブリンの屍を平気で踏んづけていた。
「イースそんなに差別してはいかんよこの魔物だってアリだって、同じ命なんだ変わらないんだよ」ロキはメガネをくいっと上げた。
「ああ、ごめん!質問の途中だったね?確か何をしにここに来たか?だったね」「実はギリスから秘宝が獲られたと聞いてね」
「秘宝がズラか?まさか聖獣ケルビムを封印した天使の宝珠ズラか!」
「そう、しかもその封印南の森の魔王城の前で使われてしまった」
「それでは今頃ケルビムが復活して魔王の思い通りに動いてるズラか!」
大賢者ロキは腕を組みながら「そう」と呟いた。
一方かの戦場から少し離れた森の中木々を押し倒しながら山が動いていた。いや、山では無い。巨大な炎を纏った6本足の獣が動いているのだ。その背中には魔王城が!
そしてその周りには一度退いた魔王軍残党と新たに加わった数多くの魔物の群れが付き従っていた。その中には巨人タイタンにのる魔剣士デスクールの姿も。
「さぁ決着を着けようか?ギルドの精鋭諸君!」前よりも過酷な激闘が始まろうとしていた。
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