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第2章 トカゲの勇者デュースを追い求め

決戦!戦士ハガネ対勇者デュース

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「私に1回も勝ててない小僧がよく言う」
「試してみろ!」
「よかろう!いくぞ!」
一瞬の間の後「ガキンッ!」2つの剣が交差する!激しい剣撃!「キンキンキンッ!」
「流石ハガネだな!」
「デュース!今のお前では俺に勝てない2つの訳がある!」
「面白い!なら行くぞ!剣撃流舞!」流れるような剣舞がハガネに襲い掛かる!
「その技は見せて貰った、俺に一度でも見せた技は効かんぞ!でぇい!」
ハガネの力強い一撃が勇者を襲う!
勇者デュースは剣でその一撃を受け止める「どうした?こんな力技、がはっ!!」ハガネは勇者の剣を持ってない右手にいつの間にか手斧を隠し持っておりそれがデュースの右脇腹に食い込む!
「これは試合じゃ無いバカ正直に剣同士で迎える必要もない!」「まず一つ目の欠点・・・それはお前が剣に絶対の自信を持っている事だ!」
「おのれ、卑怯な!」
「卑怯?おいおいこれは試合じゃ無いんだぜ、殺し合いに卑怯もお経もないんだよ」ハガネはさらにその右脇腹に蹴りを入れた!
「おのれならば見せてやる!勇者だけが使える魔法を食らえ!ギガドラス!」すると天から巨大な稲妻がハガネに落ちる!だが!「なに??」稲妻はハガネに落ちず曲がってとんでもないところに落ちる!「ゴゴゴゴゴー!!」
「残念!俺はこれ持ってんだよ」
ハガネは懐から電流を纏ったお守り、雷のアミュレットだ!
「お前がその技を持っているのは知ってたからな備えあれば憂いなしだ」「そしてもう一つの欠点はこれだ!」
そう言うとハガネは手斧を投げ捨て両手に勇者の剣を持つと力任せに剣撃を振り下ろす!「ガキンッガキンッガキンッ!」
何度も何度も力任せに剣撃を繰り出す!
「何を無駄な事を?こんな短調な攻撃防御さえしていれば!」だがそんな事はお構いなしに今度は色んな角度から力任せに剣撃を振り下ろす!
勇者デュースは次第に焦りを見せ始め「いい加減にしろ!」と言うと凄まじい速さでハガネを突いてきた!
だが待ってましたとばかりその攻撃をはがねの様な胸筋で防いでその瞬間その剣を勇者の剣で叩き折った!「ガキンバキャ!!」そして勇者の剣が勇者の喉元に突き付けられる!
「これがもう一つの欠点、勇者の剣だ!この剣の強度は勇者が1番知ってるだろうが!お前が持ってるなまくら剣じゃ歯が立たんよ」
「それに今回迷いのあったのはお前の方だったな」
「しかし何故だ?何故俺にこの剣を託した?まるで自分から負けようとしてたみたいだ」
勇者デュースはガクっと膝まづくと
「わかってたんだ・・・あいつが・・魔王である、とてつもなく邪悪な存在だというのは、だがあの普段の可愛さに負けてしまった!」「この村がどうなるかも分かっていたのに」
「村人は全員食われたか?」
「ああ・・魔王に食われてしまった。」
「分かってたのに!こうなる事は分かってたのに止められなかった!」
「泣き言なんぞいらねぇ自分の蒔いた種は自分で掘り出して潰すんだな」
ハガネは勇者の剣を勇者デュースに渡した。
すると後ろの茂みから僧侶マリア、武闘家ガルフ、そして大魔法使いベンハーが出て来た!
ハガネはニヤリとすると「やはり後ろからつけて来たのはお前らか!さてお膳立ては終わったな僧侶のねぇちゃんデュースの腹治療してやんな!」
「はいっ!」僧侶マリアは回復神法でデュースの怪我を治す!
「全く食えないクソガキだなお前さんはだが助かったわい!本来ならワシらがやらなゃならん事をしてくれたな?」
「ハガネ、お前最初からこのつもりで」
「行ってこいや勇者パーティー御一行様よ」「今度こそ魔王を打ち倒すんだ!」
「みんな!行ってくれるか?一度は逃げた俺をもう一度信じてくれるか?」
武闘家ガルフ「その為に来たんだよ行くぜ!」
「ああ、ありがとうよハガネ!見ていろ!俺達の勇姿をよ!」
「ああ!」そう言うと勇者パーティーは村の中へ村の中の1番大きな家の前にそれはいた。
「私を倒しに来たの?・・・そう、でもね、かなり力つけさせて貰ったから」そう言うと魔王の少女だった体がみるみる変形していき異形の巨大な化け物がそこに居た。「殺してやるわ!クソ野郎ども!」今まさに魔王対勇者の戦いが始まる!
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