タイムロード(時の小道)

4章 食えないマスクメロン

北斗謎題名拳

ここはいつものタイムロード。老人の横にはテーブルが置かれその上に大きなTVが付いていた。画面の中を見つめる老人「今まさに世紀の戦いが繰り広げられます！」
皆さんも見ましょう。そう言うと老人はTVの電源を入れた。

ここに新たなる伝説が残される。世紀末覇者ラ王と麺四郎の北斗謎題名拳継承者を決める戦いが始まろうとしていた。ラ王はカップラーメンを食いながら叫んだ！ラ王「よく来たな麺四郎！ズルズル！俺とお前いつかは戦う運命にあったのだ！いざ尋常に勝負！」そう言うとラ王はラーメンの汁まで飲んでカップを捨てた。麺四郎「ずいぶんと余裕があるなラ王！俺なんて緊張して昨日からえづいて困ったのによ！その神経の図太さだけは褒めてやる！だが勝つのは俺だ！」2人の間に張り詰めた緊張感が走る！「お、おぇ」また麺四郎がえづいた瞬間その隙を見逃さずラ王「隙あり！」先ずはラ王の攻撃！「くらえ！」「北斗豚グソ号急発進プリウスミサイル拳！」ラ王の拳が麺四郎の頬をかすめる！麺四郎「危なかった！」麺四郎「やるなラ王！ではこちらも、食らえ！」「北斗仮面シンダーえっ？死んだらやばいじゃん拳！」ラ王「甘い！」ラ王は麺四郎の拳を掴んで止めた！ラ王「拳とはこう放つのだ！」「北斗老害電車おまけにガ○ジまで発狂して拳！」ラ王の剛拳だったが麺四郎両手で受け止める！「お前こそ甘いのでないか？」ラ王「さて、身体も温まってきたなそろそろいくか！」麺四郎「ここで奥義か！」ラ王「いくぞ！」「奥義北斗大豪華巨デブ号泣うんこ特盛りニンニク付き祭り！」ラ王の拳が波動となって麺四郎に襲いかかる！麺四郎それを食らってしまう！麺四郎「がはっ！」麺四郎膝をつく！ラ王「どうだ！これぞ北斗の拳なり！」
麺四郎立ち上がって「さすが北斗の長兄！」
だがこっちも背負ってるものがあるのだ！麺四郎「こちらも食らえ！」「奥義北斗本牛皮遺産太田胃酸虎狩り豆鉄砲殺人事件！」
麺四郎のオーラに包まれた拳がラ王の胸板をえぐる！ラ王「ぐうあっ！」ラ王両膝をつく！ラ王「さすがここまで生き残って我が前に現れただけはある！だが！俺は滅びぬ！」「食らえ！」北斗最終奥義「踊るアワビ御殿小手返し酒樽外人床上手ツアー！」
火を吹く焔の拳が麺四郎を向かう！見切った！麺四郎「北斗究極の技！」「オヤジ殺人狂犬病血便弁護士暴走機関車トー○ス！」麺四郎が何体も分裂してラ王の拳をかわす！麺四郎「終わりだ！ラ王食らえ！」
麺四郎が拳を放つその後ろに野良犬、毛が抜けたたぬき、未亡人、たまたま通りがかりの爺さん、ぬらりひょん、双子のアイドル、謎の外国人、故鳥山明先生、黒柳徹子その他大勢の幻影が見える！麺四郎の拳がラ王の胸板を貫いた！ラ王「ぐふっ！」「み、見事だ！麺四郎！お、お前がこの一子相伝北斗謎題名拳継承者だ！」ラ王そのまま倒れる。麺四郎「やったぞ！見てくれたか？離婚したゆりあとその子よしお！」
「そして今の内縁の妻明美！」「でも・・・昨日俺は無銭飲食で捕まって逃亡してきたんだ！！」そのカミングアウトとともに故鳥山明先生と黒柳徹子の幻影だけ消えた。

TVのブラウン管から老人の元に戻って来て一言「食い逃げすんなよ！」　【完】