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3章 ハゲの天使達

恐喝

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今日は暖かい日この時の小道にあるベンチで老人はうつらうつらしていた。その横をヒーローが駆け抜けていく!

ここは街中イカの頭とカニの手を持つ怪人が街中を壊しながら歩いていた。「ガハハハ!どうした?ヒーロー!まだ来ないのか?全部壊しちまうぞ!」逃げ惑う一般市民達「キャー!!」「助けてくれ!」少年が逃げ遅れて倒れている!「助けて!!うわぁ怖いよ!マッハマン!!」 10分後 
急いで走るマッハの戦士マッハマン急げ!「や、ヤバいぞ!超遅刻してしまった!急げー!!」マッハマン辿り着くとそこはかなり荒らされた街が広がっていた。「おおっ!こりゃひでぇ!」ふと隅っこを見るとかがんでる少年がいた。マッハマン「んっ?おお、あそこに少年が?」「少年大丈夫か?」近寄るマッハマン「少年」少年「うるせぇな!この3流ヒーロー!来るな!アバラが折れてんだよ!」マッハマン「あっゴメンだ大丈夫?」少年「チッ大丈夫じゃねぇよ。何だこのアホ今さら遅いんだよ」マッハマン「ごめんね、ちょっと・・・遅刻して・・・」少年「遅刻してじゃねぇ小学生じゃねぇんだよ!」マッハマン「す、すいません!であの、敵の怪人は・・・?」少年「見りゃ分かるだろ?暴れるだけ暴れて家に帰ったよ!アホンダラ」少年「痛たたた、どうすんだよこの有り様は、えっ?てめぇのせいだろ?」マッハマンを睨む少年。マッハマン「えっ?でもじゃあどうすれ、うっ!」少年マッハマンの首根っこつかむ!少年「変なスーツ来てる暇があるなら素っ裸で来いやコラァ!どうすんだよこの街の惨劇を決まってるだろ弁償しろよ!」マッハマン「えぇー!!べ弁償ってまさか怪人が壊したもの全部っすか?」少年「あたり前田のクラッカーだろが!それだけじゃねぇぞオレだって怪我してんだよ!」「治療費払いやがれ土下座しろ!」マッハマン「土下座ってコレ怪人がやったんでしょ?なんで僕が?」少年マッハマンの仮面を拳でグリグリしながら「貴様が遅れたからこうなったんだろうが!それとも出るとこでてやるか?それともてめぇ開示請求してやるぞ!」マッハマン「ええっ?出るとこって何処ですか?それに正義の味方が開示請求されたら困るんすけど」少年ものすごく悪い顔になり「だったら、な?ここだけの話にしてやるさかいお前大人しく金払えよ!そうすればみんなハッピーになるんだよ」マッハマン「う、う~んそうかなぁ・・・」少年「そうだよ、お前自分のキャラクターグッズとか売れてんだろ?」「てことは金はいっぱい持ってるはずだな?ならそのくらい出すのは」
「朝飯前のはずだぞへへっ!簡単な話だなぁおいっ!」「ちょこっと出すだけでヒーローとしてのメンツが保てるんだ!いいじゃないの!」マッハマン「う、う~んでもぅ」もじもじするマッハマン。少年「グジグジ言ってねぇで早く出せやチンカス!」少年マッハマンの胸ぐら掴む!マッハマン「えぇーでもなんか違う気がするんですけど・・・」少年ガンをとばしながらマッハマンの仮面に付くくらい顔を近づけて「何が違うんだよ!お前が遅れたから全て悪いんだろが!マッハマンのくせにマッハしとらんじゃないか?それともえんこ(小指)詰めるか?コラァ!」仮面の上から青ざめるマッハマン!「えぇーえぇー!」少年さらに悪い顔になり「だったら払えや!えっ?どこに通帳あるんだ?案内しろや!」マッハマン胸ぐら掴まれて苦しそうに「ええっ通帳は家にありますけどぉー・・・」少年マッハマンと肩を組みながら「ならまずお前の自宅行ってそれから銀行行こうぜ!安心しろよ!この事は内緒にしといてやるからよ!」「お前とは長い付き合いになりそうだな?」マッハマン「えっ?今なんて?」少年肩組んだままマッハマンを引っ張って行く「こっちの話だ!逃げんじゃねぇぞちゃんと証拠写真撮ってあるからな!」マッハマン肩をすくめて
「は、はい・・・」連れてかれるマッハマン

タイムロード老人が小道の足元を見ると壊れたツボがある。老人「どんなに後悔しても避けられない悲劇もあるんでしょうね」そう言うと老人はさらにツボを踏んだ。  【完】
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