【R18】かみさまは知らない

Cleyera

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7 おれ

48 ※ 二人 前後串刺し

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 開脚前屈の姿勢で、ディスの上にうつ伏せで潰れているおれは、頭だけ上げた姿でおねだりをしてみた。

「ディスのちんこなめてみたいな」
「ゼンさまっ」
「スペラのちんこいれてほしい」
「ゼンッ」

 よし、完璧だ。

「んんぁああ゛っっ!?」

 なんでだ、完璧じゃなかった。


 全身を温かい無数の触手と口腕で抱き込まれて、ずりゅんっと尻に入っていたちんこが引っこ抜かれる。
 少し落ち着いてきていた尻がきゅんきゅん疼く。

 ゆっくりして、刺激強すぎるっ。
 ちょっとだけ見えたおれの息子からぽたぽた垂れてるのはなんだろう、お漏らししじゃないよな。

 体を半回転されて、目の前にディスの大きなイソギンチャクボディが見えるようになったので、息を呑む。

 白銀のラメボディを持つイソギンチャクは厳かな見た目なのに、触手の動きがやばい。
 数えきれないほどの触手の全てが、焚き火を反射して赤くぬらぬら光っていて、すごく大きくて、えろい。

「あぁ……ぁ、んん」

 おれは今から、二人に気が狂いそうなほど抱かれるんだと思ったら、体が勝手にじんじんと熱を持ったように震えだした。
 自分の吐く息が熱い。
 期待しすぎて、なんだか苦しい。

 おれの期待を二人も感じているのか、ほとんど同時に人の頭部が溶けるようにボディの中に消えていく。

 興奮すると人の形を維持できないのは、二人とも同じなのか。
 嬉しい、おれに興奮してくれてると分かりやすいから。

 目の前にゆっくりとせまってくる太くて長い棒は、ディスの男性器だ。

 形は触手に似ているけれど、うねうねとは動かせないようだ。
 先端はつるんとしていて、太くて長い。
 金属とは違う光沢感。

 ぬるぬるなのは、おれの尻の中に入ってたから?

 自分の尻の中に入ってたものを舐める?
 人としてどうなんだそれ、と一瞬だけ思ったけれど、目の前で周囲の触手から垂れる粘液をかぶって糸を引いてるのを見て、どうでも良くなった。
 うわぁ、えろーい。

 舐めても死なないだろ、だいじょぶさ。

 頬にぬちゃり、と押し当てられた熱量で、体が震える。
 さっきまでこの凄いご立派なものがおれの中に入ってた。
 今から、この凄いものをおれは独り占めして舐めしゃぶるんだ、うわ、なんだろ、心臓ばくばくしてきた。

 これ以上はないと思っていたのに、体が興奮で震える。
 ほしがりの尻穴がひくついているような気がする。

 唇にぬるぬるが押しつけられる。
 逆らう気も理由もないから素直に口を開いて、太い先端を押し込まれるままに咥えた。

「ん、んぁんんっ」

 鼻から甘えるような音が抜けて、口の中の温かさに心が痺れる。
 仲間はずれにされていると思ったのか、尻の穴にスペラの温もりが押しあてられる。

「んむぅんんっっ」

 入れて、と訴えたいけれど口の中がいっぱいで言葉にならない。

 にゅるぬると穴の具合を確かめるように僅かに差し入れて抜かれる感覚がもどかしい。
 もっとずぽずぽされたい。
 そんな中途半端じゃ足りない。

 腰を振って自分で押し込みたいのに、全身に触手と口腕がからみついているせいで、もぞもぞと芋虫のように悶える事しかできない。

 入れて、入れてよぉ。
 訴えるために、手元で揺れているスペラの口腕をぎゅっと握る。
 反対の手でディスの触手も握る。

 宙吊りのうつ伏せで上半身をディス、下半身をスペラにがっちり支えられて、口と尻穴を同時に貫かれたらどうなるのか考えただけで全身が沸騰しそうだ。

 カエルを串刺しにしたみたいな格好で狂うまで抱かれて、ひたすら気持ちよさしか感じないんだろう。
 そうなりたい、是非串刺しにしてほしい。

「ん゛んっ、ん゛ん゛ん゛~~~~~っっ!」

 おれの訴えを二人は正確に受け止めてくれた。

 浅く咥えていたディスの男性器が押し込まれて、吐き気よりも快感で頭がくらくらした。
 ほとんど同じタイミングで、尻の穴をくすぐって遊んでいたスペラの男性器がごりごりと腹の中を削るように入ってくる。

 ぷしっ、と小さく水音がした。
 なんの音だろう、とちかちかと瞬く頭で考える。

「ぅうぅんん゛ん゛っっっ!!」

 唐突におれの股間に刺激が走る。
 握られるような感覚の直後、中身を全部絞り出すようにしごかれた。

 強すぎる快感でばちばちと目の前が明滅した。

 直後にしょろ、しょろろっ、となんだか聞き慣れた音。
 おい、おれ、漏らしてねえか!?
 待って、やだ、おもらしはだめっ。

 両手のディスとスペラを握りしめるけれど、まったく伝わっていないのか、逆に股間をしごく動きが激しくなる。
 同時に口と尻の中まで長く深く擦り上げられて、頭が弾けた気がした。

「んぉんん゛ん゛ぅう゛~~~~っ」

 きもちいいぃぃぃ。
 すんっごいきもちいいぃぃ。
 きがくるっちゃうぅっっ。

 びくんびくんと体が勝手に動いているのがぼんやりと見えた。
 触手と口腕を握りしめた手が真っ白になるくらい力が入って、快感が過ぎてうまく動かせない。

 二人が痛がるかもと思ったけれど、勝手に強張る体はどうしようもなかった。

 目の前がぼんやりしてるのは、涙が出てるからだと途中で気がついた。
 待ち侘びていた快感を与えられた嬉しさで泣きっぱなしか?

 おれが達していても二人に止まる気が無い、とすぐに分かった。
 最後まで付き合う、と言ったからなのか。


 おれがべそべそ泣きながらびくびくしている間も、二人は遠慮なく口と尻穴をごりごりと使い続けた。
 でもそこには優しさもあって、利用されているだけではないと伝わってくる。

 呼吸ができるように、喉の奥を塞ぐような激しすぎる動きはされてない。
 深く達し過ぎて意識を無くさないように、荒い動きはされてないし、まだ奥まで突っ込まれていない。

 二人にとっては、まだ始まったばかりなんだ。

 ゆさゆさと二人の間で振り子のように揺らされながら、何度も達した。
 釣り上げられたばかりの魚のようにびくびくと痙攣しながら、顔が緩むのを止められなかった。

 こういう感じ、最高。
 おれの体で二人が気持ちよくなってる。
 二人がおれを狂うくらい気持ちよくしてくれる。

 もっと、もっと、欲しい。

 お願い、とねだるように口腕と触手を握り込んだら、二人がほぼ同時にぶるんっと体の中で動いて射精される。
 喉の奥に注がれる熱と、腹の奥深くに塗り込められた熱に、幸せを感じた。

 喉の深くまで入れられていなくても、多すぎる精液が飲み込めなくて、鼻と口から逆流して垂れていく。
 もったいない、と強引に飲み込もうとしたらディスの男性器を自分で喉まで突っ込んでしまった。

「ぉ、ごぉ、うぇっ」

 息が詰まって、目の前が真っ暗になる。
 ぶるりと喉にはまったディスの男性器が震えて、慌てたように引き抜かれた。

「げほ、ごぼ、ごぶっごほっぇぜぇほぜはっ」

 むせて、せっかく飲んだ精液を吐いてしまうのが悲しい。
 ディスとスペラが焦ったようにおれの背中をなでさすってくれている。

 しばらく呼吸できないほど咳き込んで、その度に腹の中に入りっぱなしのスペラの男性器を締め付けて、気持ちよくなりながらむせて、訳がわからなかった。

 咳してる時に深く入れられてんの気持ちいい。
 でも、息が苦しい。

 しばらくして呼吸が落ち着いたので、涙や鼻水でぼろぼろの顔をなんとかしたいと思ったら、おれが動く前にスペラの口腕が現れて濡れた布で拭かれた。
 視界がすっきり。
 用意が周到すぎるよな、いつも。

「ありがとう、スペラ」

 クラゲ姿でもスペラなんだよな。
 そして目の前にはコップを持ったディスの触手も。

「ありがとう、ディス」

 咳をし過ぎていがらっぽい喉に、甘酸っぱいお茶を流し込んで、よし第二ラウンドだ!、と気合を入れた。

 
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