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準備
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激しい爆発音
人の泣き叫ぶ声
赤い閃光
(戦争か?)
(目の前に女の子がいる!助けなきゃ!)
その伸ばした手は女の子には届かなかった
「待って!」
「はっ!?」
(なんだ夢か……)
なんだか腑に落ちない夢だったな
『おはようございます、海様。準備に行くので急いで支度をしてください。』
「エ、エル!?いくらなんでも早すぎじゃ……」
『なに言ってるんですか。もう9時ですよ?』
「わ!ほんとだ!ごめんすぐ支度するね」
15分後、まだ冬の名残のある風が吹いている村の中を歩いていた。
『ここがワープポイントです。覚えておいてください』
一見ただの木の柵に見える
『ワープしますよ』
と、スタスタと柵の中に入るエルを急いで追いかける。
俺が柵の中に入るとエルが何かつぶやく。しかしうまく聞き取れなかった。
すると突然、魔法界へ行く時のような感覚に襲われた。
(またこれかよ!!突然だったから息が……!)
もうダメだ!と思った途端ベタッと地面に叩きつけられた。
『もう、なにしているんですか海様。ほら、早く立ってください。行きますよ』
(エルって冷たいなぁ……。かわいいからいいけど)
顔をあげると素晴らしい景色が目に入った
レンガの店が並んでいた。それはどこかの外国の街を思い起こさせた
『ここはウディッツ。魔法界最大のショッピング街です。海様の学校の持ち物もここで買います』
「はぇ~」
『では始めに教科書を買いましょう』
ここで驚いたのは店の数がとても多い!
様々な店があるので何日いても飽きないだろう。
そしてなんといっても教科書の数も多い
魔法学だけではなく薬物学、生物学、魔法歴史学など魔法だけを勉強するわけではなさそうだ
数十冊の教科書を持ちながら海はよろよろと歩きながら部屋帰った。
学校には魔法生物を1匹だけ連れて行ってよいということでハリネズミとハムスターを混ぜたような可愛らしい動物を買ってもらった。
教科書の中で出てきたチルダという名前をあの子につけてあげた
教科書をパラパラめくってみても魔法は簡単ではないとわかった
海は残りの数日をずっと教科書をみて過ごしていた
明日は入学式。海はとんでもない人物と出会ってしまうことをまだ知らない……
人の泣き叫ぶ声
赤い閃光
(戦争か?)
(目の前に女の子がいる!助けなきゃ!)
その伸ばした手は女の子には届かなかった
「待って!」
「はっ!?」
(なんだ夢か……)
なんだか腑に落ちない夢だったな
『おはようございます、海様。準備に行くので急いで支度をしてください。』
「エ、エル!?いくらなんでも早すぎじゃ……」
『なに言ってるんですか。もう9時ですよ?』
「わ!ほんとだ!ごめんすぐ支度するね」
15分後、まだ冬の名残のある風が吹いている村の中を歩いていた。
『ここがワープポイントです。覚えておいてください』
一見ただの木の柵に見える
『ワープしますよ』
と、スタスタと柵の中に入るエルを急いで追いかける。
俺が柵の中に入るとエルが何かつぶやく。しかしうまく聞き取れなかった。
すると突然、魔法界へ行く時のような感覚に襲われた。
(またこれかよ!!突然だったから息が……!)
もうダメだ!と思った途端ベタッと地面に叩きつけられた。
『もう、なにしているんですか海様。ほら、早く立ってください。行きますよ』
(エルって冷たいなぁ……。かわいいからいいけど)
顔をあげると素晴らしい景色が目に入った
レンガの店が並んでいた。それはどこかの外国の街を思い起こさせた
『ここはウディッツ。魔法界最大のショッピング街です。海様の学校の持ち物もここで買います』
「はぇ~」
『では始めに教科書を買いましょう』
ここで驚いたのは店の数がとても多い!
様々な店があるので何日いても飽きないだろう。
そしてなんといっても教科書の数も多い
魔法学だけではなく薬物学、生物学、魔法歴史学など魔法だけを勉強するわけではなさそうだ
数十冊の教科書を持ちながら海はよろよろと歩きながら部屋帰った。
学校には魔法生物を1匹だけ連れて行ってよいということでハリネズミとハムスターを混ぜたような可愛らしい動物を買ってもらった。
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教科書をパラパラめくってみても魔法は簡単ではないとわかった
海は残りの数日をずっと教科書をみて過ごしていた
明日は入学式。海はとんでもない人物と出会ってしまうことをまだ知らない……
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