男装呪封師と鬼の皇帝〜秘された少女は後宮で開花する〜

庸国皇帝雷烈の招きにより、呪封師の天御門星は和国から海をこえてやってきた。
若く美しい皇帝の姿を見た瞬間、星は驚愕する。
皇帝に鬼の気配がするのだ。星にとって鬼は双子の兄の敵。
兄を殺した悪鬼の行方を追い、男装して庸国にやってきたのだから。
「ここで逃げるわけにはいかない。私が兄の敵をとるんだ」
皇帝の頼みで後宮内の化け物を祓うことになった星だったが、ある事件をきっかけに星が女であることが雷烈に知られてしまう。
「女の匂いがする。皇帝をだますとはいい度胸だ」
「あなたこそ鬼の気配がするではありませんか!」
咄嗟に言い返すと、雷烈は満足そうに微笑んだ。
「やはり気づいていたか。そのとおり、俺は鬼の血を引いている。母が鬼だったのだ」
若く美しい皇帝の真の目的は、星に鬼の力を封印してもらうことだった。
互いの目的のため協力することになった二人だったが、後宮と皇帝には呪いがかけられていることがわかり……
男装少女と鬼の皇帝。大きな秘密を抱えた二人の中華風後宮ファンタジー。
24h.ポイント 0pt
202
小説 192,157 位 / 192,157件 ファンタジー 44,585 位 / 44,585件

あなたにおすすめの小説

あやめ祭り~再び逢うことが叶うなら~

柿崎まつる
恋愛
李浩海(リー・ハオハイ)は遊興三昧な大貴族の次男坊。『実る前に腐り落ちたスモモ』と呼ばれてもどこ吹く風だ。ある朝、娼館につくろい物を納めに来た没落令嬢・黄溪蓀(ホワン・シースン)に一目ぼれし、度々言い寄るようになる。だが、美貌の彼女に妃の話が来て……。ニート令息とツンデレ令嬢の別れと再会の話。

黒鬼の旅

葉都
ファンタジー
田舎のとある村で、一本角の灰色の小鬼、黒朗は、今日も人間相手に薬を売ろうと座り込んでいた。 その側には、危険な鬼を見張るよう村長に命じられた、引きこもりのぐうたら人間な青柳が寝っ転がっている。 黒朗は村人に恐れられ、薬代を踏み倒す豪胆な婦人しか寄り付かない。 そんなある日、山に大きな異形が現れた。 なりゆきで戦うことになった青柳は、村の神社に祀られている竜神の力を借りてなんとか倒す。 が、切り開いた異形の中から人間の手が出てきた。 手は腹が減ったとしゃべり始めて、異国の老人へと姿を変える。 全てを黒灰にしてしまう最凶の鬼、黒朗と、死んだ母の復讐を誓う、水神の蛇に守護された少女、青柳、それを取り巻く人間と神と魔の者たちとのお話。 ※不定期更新です。

やさしいキスの見つけ方

神室さち
恋愛
 諸々の事情から、天涯孤独の高校一年生、完璧な優等生である渡辺夏清(わたなべかすみ)は日々の糧を得るために年齢を偽って某所風俗店でバイトをしながら暮らしていた。  そこへ、現れたのは、天敵に近い存在の数学教師にしてクラス担任、井名里礼良(いなりあきら)。  辞めろ辞めないの押し問答の末に、井名里が持ち出した賭けとは?果たして夏清は平穏な日常を取り戻すことができるのか!?  何て言ってても、どこかにある幸せの結末を求めて突っ走ります。  こちらは2001年初出の自サイトに掲載していた小説です。完結済み。サイト閉鎖に伴い移行。若干の加筆修正は入りますがほぼそのままにしようと思っています。20年近く前に書いた作品なのでいろいろ文明の利器が古かったり常識が若干、今と異なったりしています。 20年くらい前の女子高生はこんな感じだったのかー くらいの視点で見ていただければ幸いです。今はこんなの通用しない! と思われる点も多々あるとは思いますが、大筋の変更はしない予定です。 フィクションなので。 多少不愉快な表現等ありますが、ネタバレになる事前の注意は行いません。この表現ついていけない…と思ったらそっとタグを閉じていただけると幸いです。 当時、だいぶ未来の話として書いていた部分がすでに現代なんで…そのあたりはもしかしたら現代に即した感じになるかもしれない。

黒狼さんと白猫ちゃん

翔李のあ
ファンタジー
≪色持ち≫ それは神によってその能力の一部を与えられ、世界へと生み出されし存在。 ある者は物質を自在に操り、ある者は空間を歪め、更にある者は時をも意のままに往来するという。 彼等は世界にほんのひとつまみだけ存在し、神の化身と呼ばれ崇められてきた。 だが、数千の時を経て魔術や科学が発展した現在、その存在は徐々に認知されなくなっていった。 そんな中、色持ちであるオオカミ族の青年ロルフと猫娘のシャルロッテは平和に暮らしていた。 しかし、少しずつ、だが着実に、密かに起こり始めた異常事態へと巻き込まれていく。 一見平和に思えるこの世界で何が起きているのか。 出会った仲間と共に訪れる先々で、少しずつ明らかになっていく秘密と過去。 それぞれの思惑を胸に世界を旅する彼等が辿り着いた真相とは……? これは人間が住む世界の裏側の、獣人世界の物語。 ※この作品は下記小説投稿サイトにも掲載しています。  *小説家になろう*エブリスタ

夫の書斎から渡されなかった恋文を見つけた話

束原ミヤコ
恋愛
フリージアはある日、夫であるエルバ公爵クライヴの書斎の机から、渡されなかった恋文を見つけた。 クライヴには想い人がいるという噂があった。 それは、隣国に嫁いだ姫サフィアである。 晩餐会で親し気に話す二人の様子を見たフリージアは、妻でいることが耐えられなくなり離縁してもらうことを決めるが――。

モラハラ夫との離婚計画 10年

桐谷 碧
ライト文芸
夫のモラハラに耐える優香、その理由は十年をかけた長い離婚計画だった。

王子を身籠りました

青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。 王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。 再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。

第三皇子の嫁入り

白霧雪。
BL
「天女に婿入りしたら、天女は男で私がお嫁さんになりました」 溺愛系中華風ファンタジーBL! 初恋こじらせ溺愛神仙×人嫌いなツンデレ美人皇子 素敵な表紙はまちば様(@Machiba0000)にいただきました! 本当にありがとうございます❀