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「す……凄っ!疑ってる訳じゃなかったけど、本当にプロなんだね!!わーーーー!!!もっと色々聞きたい!いっぱい、いっぱい調べたんだけどやっぱりまだ知らない事有るんだなーー!ねぇ、ねぇ!アタシ、サイラスにずっと聞きたい事が有ったのっ!」
「ひっ、え、え?ど、どうぞ。」
罵られたり、失望されるのかと思いきや、グイグイと近付いて来るアリーナに押されてサイラスはタジタジだ。
こんな反応は今迄見た事が無かった。
「アタシねっ、ネイリスト目指してんだけど。あ、アタシ転生者なんだけどね?ネイルって爪に装飾をする事なんだけど、そのネイルの素材がどうしても見つからないってか、分かんなくって!サイラスなら何か知ってるかなぁ~って!」
初めて聞く単語の数々にサイラスは目がチカチカとする。が、それと同時に自分が何か役立てるのでは無いかとワクワクとした。
「詳しく。」
「うんっ。爪に色を塗ったり、宝石とか貝殻とかを付けたいの。それには下地になるものが必要でね?出来れば色が付けやすい透明の液体が固まって、それがお風呂とかの水に強くて、剥がしやすければ尚良しって感じ!」
「ふむ。加工のしやすい、凝固する透明の液体で人畜無害のやつね。」
アリーナの言った言葉を自分なりに解釈し、メモを書いていた。
そして、暫く考え込むとスクッと立ち上がり、ブツブツと言いながらシャーレをいくつか取り出す。
「今聞いた感じだと、これが最適かな。
ブルースライムだ。」
そう言って一つのシャーレをアリーナに手渡す。
「え?これ、粉だよ?」
「そうだ。今は乾燥させて粉にした状態だが、コレに水を少し混ぜる。」
シャーレを開けて、それを大きめのビーカーに入れ、違うビーカーから水を少しずつ加えて混ぜていく。
すると、少しずつ膨れ上がりブヨブヨとしたものになっていった。
「わぁ!!ブヨブヨになった!!ちょい青み有るけど透明で使いやすそう!」
「あぁ、完全に液体では無いが粘弾性で使いやすいかと思う。実際色んな物に使っているんだ。緩衝材や保冷剤等が使用例。水を加える量によって緩さが変わり、数十秒でこの様に固まってしまう。」
サイラスが触ってみろ、とばかりにビーカーをアリーナの前に差し出してきたので触ってみると、少し弾力を残したまま上層部は既に固まってきている。
「固まってる!あ、でもさ元に戻っちゃうからお風呂とかはダメだよね?」
「その通りだ。だから、こっちを上に重ねたらと思って。」
渡されたもう一つのシャーレには液体が入っていた。
サイラスは細い刷毛を机の中から取り出すと、ビーカーの中のブルースライムのまだ柔らかい部分をすくい取り、紙の上に分かりやすいように多めにこんもりと塗り、少し待ってからその上に違う刷毛でその液体を塗り付けた。
「コレで水に強くなったはず。」
ぺリッとそのブルースライムを紙から剥がし、紙に付いていた部分にもその液体を塗ってから水の入っているビーカーの中へとポチャンと入れた。
「えっ、浮いてる!ブヨブヨに戻ってない!」
それは、プカプカと水の上を浮くだけで先程の様な現象は起こらなかった。
「これはコルボアという植物の汁だ。ブルースライムと相性が良くて、コレを塗ると水を弾く様になり耐久性も上がる。
そして、最後の剥がしやすさだが…元に戻す、でも良いならこのサンドワームの繭の粉末の中に入れれば良い。水分を取られ乾燥して、こちらも数十秒で粉の状態に戻る。」
サイラスがまた違うシャーレに入った粉末の中にブルースライムを入れ少し待つと、乾燥してサラサラとした粉の状態になった。
「わー!!スゴすぎ!!」
「今は混ざっているが粒子の大きさが違うので、ふるいにかけると再利用可能だ。」
「再利用まで!??え~ーー………もう言葉出ない。感動………マジで、マジでありがとう。あ、あれ。ちょっと待って、ごめん。」
精一杯努力はしたけれど何も出来なかった六年間、サイラスの手に掛かればこんなにもあっさりと糸口が見つかり、驚きと嬉しさで感情がぐちゃぐちゃになってしまう。
アリーナはポロポロと流れ出てしまうそれを、ぐるりと後ろを向いて手でゴシゴシと強引に拭き取っているが、全く追いつかない。
サイラスはギョッとして一通りワタワタとした後、清潔な布を棚から取るとそれをアリーナに差し出した。
「ま、まだ色を入れたりするとちゃんと出来るかも分からないし、水の調節とかは自分でして貰わないといけないからっ、……その、なんだ、えっと……とりあえず、使って。き、綺麗なやつだから。」
「~~ーーーー、やっぱ、いー奴じゃんかーーー!」
今度はわんわんと泣き出してしまった彼女に、サイラスは今迄泣かれた事も無かったので、どうしてあげたら良いか分からず更にワタワタとしてしまう。
とりあえず背中をさすってやるとグズグズとなって来たので、落ち着くまでさすってやる事にした。
「…グスッ、ありがと。落ち着いた。」
ずっと背中をさすってくれたサイラスの肩をポンポンと叩くと、ホッとした様にその手が離れていく。
もう少しさすって欲しかったけれど、まだ知り合って間も無い彼に何時までも泣いて困らせるのは違う気がしたのだ。
「ごめんね、嬉し過ぎて感情爆発しちゃった。」
「あ、あぁ。落ち着いたなら良かった。」
サラサラとした粉を触る。まだ、やってみないと分からない事は多いが、サイラスが居れば出来ると確信をした。
「…凄いね、魔法みたい。サイラスと出会えてちょーラッキー。」
「……その口調は、その、転生者とかいうやつだからか?」
「あ、そうそう。信じられないかもだけど、全然違う世界から生まれ変わってこの世界に来たんだぁ~。
前世の事を覚えてるの。多分、若くして死んじゃったんだけどね?その時の夢がネイリスト!で、今その夢を叶えたいって思ってる。」
「なるほど。理解した。」
「え、信じてくれんの?」
「うん。そうでないと不可解な事も多い。ネイリストなんて言葉知らないから。」
「…ーー!?ありがとーーーーー!!実は初めて言ったんだよね、転生者だって。信じてくれて嬉しー!」
アリーナは嬉しさの余りサイラスに抱き着いた。
カチーンと固まってしまった彼に気付き、『あ、やっちゃった』と思って離れるとバターーーーーンと大きな音を立ててサイラスは床に倒れていった。
「ひっ、え、え?ど、どうぞ。」
罵られたり、失望されるのかと思いきや、グイグイと近付いて来るアリーナに押されてサイラスはタジタジだ。
こんな反応は今迄見た事が無かった。
「アタシねっ、ネイリスト目指してんだけど。あ、アタシ転生者なんだけどね?ネイルって爪に装飾をする事なんだけど、そのネイルの素材がどうしても見つからないってか、分かんなくって!サイラスなら何か知ってるかなぁ~って!」
初めて聞く単語の数々にサイラスは目がチカチカとする。が、それと同時に自分が何か役立てるのでは無いかとワクワクとした。
「詳しく。」
「うんっ。爪に色を塗ったり、宝石とか貝殻とかを付けたいの。それには下地になるものが必要でね?出来れば色が付けやすい透明の液体が固まって、それがお風呂とかの水に強くて、剥がしやすければ尚良しって感じ!」
「ふむ。加工のしやすい、凝固する透明の液体で人畜無害のやつね。」
アリーナの言った言葉を自分なりに解釈し、メモを書いていた。
そして、暫く考え込むとスクッと立ち上がり、ブツブツと言いながらシャーレをいくつか取り出す。
「今聞いた感じだと、これが最適かな。
ブルースライムだ。」
そう言って一つのシャーレをアリーナに手渡す。
「え?これ、粉だよ?」
「そうだ。今は乾燥させて粉にした状態だが、コレに水を少し混ぜる。」
シャーレを開けて、それを大きめのビーカーに入れ、違うビーカーから水を少しずつ加えて混ぜていく。
すると、少しずつ膨れ上がりブヨブヨとしたものになっていった。
「わぁ!!ブヨブヨになった!!ちょい青み有るけど透明で使いやすそう!」
「あぁ、完全に液体では無いが粘弾性で使いやすいかと思う。実際色んな物に使っているんだ。緩衝材や保冷剤等が使用例。水を加える量によって緩さが変わり、数十秒でこの様に固まってしまう。」
サイラスが触ってみろ、とばかりにビーカーをアリーナの前に差し出してきたので触ってみると、少し弾力を残したまま上層部は既に固まってきている。
「固まってる!あ、でもさ元に戻っちゃうからお風呂とかはダメだよね?」
「その通りだ。だから、こっちを上に重ねたらと思って。」
渡されたもう一つのシャーレには液体が入っていた。
サイラスは細い刷毛を机の中から取り出すと、ビーカーの中のブルースライムのまだ柔らかい部分をすくい取り、紙の上に分かりやすいように多めにこんもりと塗り、少し待ってからその上に違う刷毛でその液体を塗り付けた。
「コレで水に強くなったはず。」
ぺリッとそのブルースライムを紙から剥がし、紙に付いていた部分にもその液体を塗ってから水の入っているビーカーの中へとポチャンと入れた。
「えっ、浮いてる!ブヨブヨに戻ってない!」
それは、プカプカと水の上を浮くだけで先程の様な現象は起こらなかった。
「これはコルボアという植物の汁だ。ブルースライムと相性が良くて、コレを塗ると水を弾く様になり耐久性も上がる。
そして、最後の剥がしやすさだが…元に戻す、でも良いならこのサンドワームの繭の粉末の中に入れれば良い。水分を取られ乾燥して、こちらも数十秒で粉の状態に戻る。」
サイラスがまた違うシャーレに入った粉末の中にブルースライムを入れ少し待つと、乾燥してサラサラとした粉の状態になった。
「わー!!スゴすぎ!!」
「今は混ざっているが粒子の大きさが違うので、ふるいにかけると再利用可能だ。」
「再利用まで!??え~ーー………もう言葉出ない。感動………マジで、マジでありがとう。あ、あれ。ちょっと待って、ごめん。」
精一杯努力はしたけれど何も出来なかった六年間、サイラスの手に掛かればこんなにもあっさりと糸口が見つかり、驚きと嬉しさで感情がぐちゃぐちゃになってしまう。
アリーナはポロポロと流れ出てしまうそれを、ぐるりと後ろを向いて手でゴシゴシと強引に拭き取っているが、全く追いつかない。
サイラスはギョッとして一通りワタワタとした後、清潔な布を棚から取るとそれをアリーナに差し出した。
「ま、まだ色を入れたりするとちゃんと出来るかも分からないし、水の調節とかは自分でして貰わないといけないからっ、……その、なんだ、えっと……とりあえず、使って。き、綺麗なやつだから。」
「~~ーーーー、やっぱ、いー奴じゃんかーーー!」
今度はわんわんと泣き出してしまった彼女に、サイラスは今迄泣かれた事も無かったので、どうしてあげたら良いか分からず更にワタワタとしてしまう。
とりあえず背中をさすってやるとグズグズとなって来たので、落ち着くまでさすってやる事にした。
「…グスッ、ありがと。落ち着いた。」
ずっと背中をさすってくれたサイラスの肩をポンポンと叩くと、ホッとした様にその手が離れていく。
もう少しさすって欲しかったけれど、まだ知り合って間も無い彼に何時までも泣いて困らせるのは違う気がしたのだ。
「ごめんね、嬉し過ぎて感情爆発しちゃった。」
「あ、あぁ。落ち着いたなら良かった。」
サラサラとした粉を触る。まだ、やってみないと分からない事は多いが、サイラスが居れば出来ると確信をした。
「…凄いね、魔法みたい。サイラスと出会えてちょーラッキー。」
「……その口調は、その、転生者とかいうやつだからか?」
「あ、そうそう。信じられないかもだけど、全然違う世界から生まれ変わってこの世界に来たんだぁ~。
前世の事を覚えてるの。多分、若くして死んじゃったんだけどね?その時の夢がネイリスト!で、今その夢を叶えたいって思ってる。」
「なるほど。理解した。」
「え、信じてくれんの?」
「うん。そうでないと不可解な事も多い。ネイリストなんて言葉知らないから。」
「…ーー!?ありがとーーーーー!!実は初めて言ったんだよね、転生者だって。信じてくれて嬉しー!」
アリーナは嬉しさの余りサイラスに抱き着いた。
カチーンと固まってしまった彼に気付き、『あ、やっちゃった』と思って離れるとバターーーーーンと大きな音を立ててサイラスは床に倒れていった。
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