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第4章 学園生活
第33話 先々代【拳聖】リリック
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「入りなさい。」
「失礼します。」
学園の校舎内の一角にその扉はあった。
威厳を誇示するかのような佇まいの扉は、過美な装飾はされておらず品良さが伺えるものであった。
「学園長、先程連絡した通り、リリックさんとルーズハルト君をお連れしました。」
「うむ……まずは一通り話を聞こう。」
リリックはルーズハルトに視線を送ると、事の経緯を話し始めた。
学園長のサイファは時折驚いた様子を見せるも、話を遮ることなく聴いていた。
リリックの次に離れていた場所で見ていたハリーが話を引き継ぎ、補足説明などを行う。
傍で聞いていたルーズハルトは、自身の規格外さを再認識するに至る。
「以下の理由から、彼はこの学園で学ぶべきことはあまりないと思いますよ?強いて言うなら友達との生活や一般常識の学習っとところでしょうが……なぁ、ルーズハルト君……君はいくつ?」
「え?9歳ですが?」
突如年齢を聞かれたルーズハルトはその意図を測りかねていた。
そのため一瞬反応がおくれ、変な間が空いてしまった。
「そうだ、9歳の子供だ。だけど君の言動はそれに見合っていない。むしろ20歳を超えた青年と話しているのと変わらない。」
「……」
リリックは確信があった。
たった数ヶ月ではあるがルーズハルトを色眼鏡なく見てきたからこそ、生まれた確信であった。
「サイファ殿、これから話すことは他言無用願いたい。」
リリックは普段とは違う言葉遣いとなり、威厳に満ちた空気を纏い始める。
サイファもその変化に気が付き、佇まいを正した。
「それは先々代【拳聖】として……ということでございますな?」
「そう取っていただいて結構です。」
そのやり取りにルーズハルトは嫌な予感が芽生えていた。
「ルーズハルト君。君は〝転生者〟だね?」
いきなり核心をついてくるリリックに、ルーズハルトは言葉を失った。
どう答えていいか迷ってしまったのだ。
「あぁ、そんなに身構えなくても大丈夫だよ。過去何度かにわたりそういった事例は報告されているから。」
「そうですな、私の知る限りでも2度報告を受けております。文献を紐解けば更に数は多いでしょうな。」
驚きと安心。
その2つが入り混じり複雑な心境となったルーズハルト。
その表情の変化を見逃さなかったリリック。
腹芸は苦手だろうなとこれから先の事を思い浮かべ、深いため息をついた。
「いまので確信したよ。君は間違いなく〝転生者〟だ。しかもそれなりに高度な教育を受けている。」
「……いつから怪しんでいたんですか?」
ルーズハルトは諦めたように、本当の言葉遣いに戻した。
声色も低くなり、容姿とのギャップで違和感しかなかった。
「そうだね……気が付いたのは訓練中の体術……。9歳の動きではないことと、この国の……この世界の体術の動きとは時折違う動きを見せていたことからかな。うまく隠しているようだったけど、咄嗟の動きにそれが見え隠れしていたよ。」
長年培ったモノは消えることはなく、肉体が変われど魂に刻まれていた。
ルーズハルトは諦めたようにため息を吐くと、ポツリポツリと話し始めたは。
ただし、神の存在やバイトたちの事はすべて伏せたままで。
「いやはや、リリック様にはかないませんな。これ以上は隠し立ては無用でしょうな。いいかなルーズハルト君。」
「そうですね、学園長……今までありがとうございました。」
リリックの推察に観念したのか、サイファは深く息を吐きだし緊張から解放されたようであった。
「なるほど、サイファ殿はすでに知っていたということですね。」
「そうですな。私は多少〝日本語〟が話せましたのでな。入学前の面談でそれを知りえました。」
なるほどと思考するリリックは、サイファに一度視線を向けると、再度ルーズハルトに視線を向けなおす。
そして何かを思案すると、決断したかのように顔を上げた。
「サイファ殿、正体がバレた時のことを考えれば陛下に預けるのが得策ではないでしょうか?」
「そうですな……。良からぬことを考える貴族から守るためにもそれが得策ですかな。」
当の本人であるルーズハルトをよそに二人の会話が進んでいく。
今後の自分の人生を左右しかねない会話だけに割って入りたいものの、なかなかその中に入ることはできなかった。
「では儂から陛下にその旨を伝えましょう。」
「わかりました。私からも一筆したためます。」
「それはありがたい。」
サイファとリリックの中で結論が出たようで、国王預かりの身にになることは、半ば決定事項ろような状況になってしまっていた。
「あの、俺一人では決められませんからね?両親や家族、幼なじみになんて説明せれば……。」
「確かにの……まぁ何にせよ面倒な貴族を相手にするよりは幾分かマシになるじゃろうて、心配せずとも良い。」
面倒な貴族と聞きこれまであった貴族の子息たちを思い出したルーズハルトは、そこ師複雑な表情を浮かべていた。
この学園生活であまりに両極端すぎる思想の持ち主たちであったからだ。
仲の良い者もいたが、完全に見下してくる者たちも存在していた。
ただ基本的にはルンデルハウスが防波堤となり、積極的にちょっかいをかけることはないが、その態度一つ一つに現れていた。
ルーズハルトの中でも、貴族の相手は勘弁願いたいという方向に固まっていったのだった。
「ルーズハルト君。まずは一度ご両親に事情を説明したほうが良さそうじゃの。学園は休学という形を許可しよう。明日朝一で実家に戻ると良い。」
「……わかりました。お気遣い感謝いたします。」
サイファの配慮に頭を下げたルーズハルトだったが、それとは別にバイトたちにどう話すべきかと悩んでしまったのだった。
「失礼します。」
学園の校舎内の一角にその扉はあった。
威厳を誇示するかのような佇まいの扉は、過美な装飾はされておらず品良さが伺えるものであった。
「学園長、先程連絡した通り、リリックさんとルーズハルト君をお連れしました。」
「うむ……まずは一通り話を聞こう。」
リリックはルーズハルトに視線を送ると、事の経緯を話し始めた。
学園長のサイファは時折驚いた様子を見せるも、話を遮ることなく聴いていた。
リリックの次に離れていた場所で見ていたハリーが話を引き継ぎ、補足説明などを行う。
傍で聞いていたルーズハルトは、自身の規格外さを再認識するに至る。
「以下の理由から、彼はこの学園で学ぶべきことはあまりないと思いますよ?強いて言うなら友達との生活や一般常識の学習っとところでしょうが……なぁ、ルーズハルト君……君はいくつ?」
「え?9歳ですが?」
突如年齢を聞かれたルーズハルトはその意図を測りかねていた。
そのため一瞬反応がおくれ、変な間が空いてしまった。
「そうだ、9歳の子供だ。だけど君の言動はそれに見合っていない。むしろ20歳を超えた青年と話しているのと変わらない。」
「……」
リリックは確信があった。
たった数ヶ月ではあるがルーズハルトを色眼鏡なく見てきたからこそ、生まれた確信であった。
「サイファ殿、これから話すことは他言無用願いたい。」
リリックは普段とは違う言葉遣いとなり、威厳に満ちた空気を纏い始める。
サイファもその変化に気が付き、佇まいを正した。
「それは先々代【拳聖】として……ということでございますな?」
「そう取っていただいて結構です。」
そのやり取りにルーズハルトは嫌な予感が芽生えていた。
「ルーズハルト君。君は〝転生者〟だね?」
いきなり核心をついてくるリリックに、ルーズハルトは言葉を失った。
どう答えていいか迷ってしまったのだ。
「あぁ、そんなに身構えなくても大丈夫だよ。過去何度かにわたりそういった事例は報告されているから。」
「そうですな、私の知る限りでも2度報告を受けております。文献を紐解けば更に数は多いでしょうな。」
驚きと安心。
その2つが入り混じり複雑な心境となったルーズハルト。
その表情の変化を見逃さなかったリリック。
腹芸は苦手だろうなとこれから先の事を思い浮かべ、深いため息をついた。
「いまので確信したよ。君は間違いなく〝転生者〟だ。しかもそれなりに高度な教育を受けている。」
「……いつから怪しんでいたんですか?」
ルーズハルトは諦めたように、本当の言葉遣いに戻した。
声色も低くなり、容姿とのギャップで違和感しかなかった。
「そうだね……気が付いたのは訓練中の体術……。9歳の動きではないことと、この国の……この世界の体術の動きとは時折違う動きを見せていたことからかな。うまく隠しているようだったけど、咄嗟の動きにそれが見え隠れしていたよ。」
長年培ったモノは消えることはなく、肉体が変われど魂に刻まれていた。
ルーズハルトは諦めたようにため息を吐くと、ポツリポツリと話し始めたは。
ただし、神の存在やバイトたちの事はすべて伏せたままで。
「いやはや、リリック様にはかないませんな。これ以上は隠し立ては無用でしょうな。いいかなルーズハルト君。」
「そうですね、学園長……今までありがとうございました。」
リリックの推察に観念したのか、サイファは深く息を吐きだし緊張から解放されたようであった。
「なるほど、サイファ殿はすでに知っていたということですね。」
「そうですな。私は多少〝日本語〟が話せましたのでな。入学前の面談でそれを知りえました。」
なるほどと思考するリリックは、サイファに一度視線を向けると、再度ルーズハルトに視線を向けなおす。
そして何かを思案すると、決断したかのように顔を上げた。
「サイファ殿、正体がバレた時のことを考えれば陛下に預けるのが得策ではないでしょうか?」
「そうですな……。良からぬことを考える貴族から守るためにもそれが得策ですかな。」
当の本人であるルーズハルトをよそに二人の会話が進んでいく。
今後の自分の人生を左右しかねない会話だけに割って入りたいものの、なかなかその中に入ることはできなかった。
「では儂から陛下にその旨を伝えましょう。」
「わかりました。私からも一筆したためます。」
「それはありがたい。」
サイファとリリックの中で結論が出たようで、国王預かりの身にになることは、半ば決定事項ろような状況になってしまっていた。
「あの、俺一人では決められませんからね?両親や家族、幼なじみになんて説明せれば……。」
「確かにの……まぁ何にせよ面倒な貴族を相手にするよりは幾分かマシになるじゃろうて、心配せずとも良い。」
面倒な貴族と聞きこれまであった貴族の子息たちを思い出したルーズハルトは、そこ師複雑な表情を浮かべていた。
この学園生活であまりに両極端すぎる思想の持ち主たちであったからだ。
仲の良い者もいたが、完全に見下してくる者たちも存在していた。
ただ基本的にはルンデルハウスが防波堤となり、積極的にちょっかいをかけることはないが、その態度一つ一つに現れていた。
ルーズハルトの中でも、貴族の相手は勘弁願いたいという方向に固まっていったのだった。
「ルーズハルト君。まずは一度ご両親に事情を説明したほうが良さそうじゃの。学園は休学という形を許可しよう。明日朝一で実家に戻ると良い。」
「……わかりました。お気遣い感謝いたします。」
サイファの配慮に頭を下げたルーズハルトだったが、それとは別にバイトたちにどう話すべきかと悩んでしまったのだった。
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