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第1章 最強の近距離魔導騎士
第3話 どぉ〜〜〜ッセイ!!
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「で、勇んで着いたものの……、これはかなりやばいな。」
本陣より駆けつけたルーズハルトの第一印象は最悪であった。
統制も取れておらず、各小隊がバラバラに動いていた。
小隊長指揮のもと、ぐちゃぐちゃな指令を行き当たりばったりにこなしている。
そんな状況であった。
「取り敢えず指揮官のところへ挨拶だな……行きたくねぇ~」
現在の状況を鑑みて、どう考えても機嫌が良い訳はないと考えていた。
そしてルーズハルトには会いたくない理由も存在していた。
「フェンガー……か。絶対絡んてくるんだろうな。しゃーない、行くか……」
ルーズハルトは独りごちると、重い足取りで指揮官フェンガーの元へと向かった。
これだけの混乱だからなかなか見つからないと思っていた。
しかしその予想は簡単に覆された。
ルーズハルトの前方からの何やら騒がしい一団が向かってきた。
その一段の戦闘を歩く男が声を荒げ、何かを騒いでいた。
「あの声は……いたよフェンガー……」
とても嫌そうな表情を浮かべたルーズハルトに気がついたフェンガーだったが、その正体に気がつくことはなかった。
「おいそこの貴様!!何をほおけている!!すぐに前線へ向かえ!!」
苛立ちを隠そうともせずにルーズハルトとすれ違い、更に後方へと向かったフェンガー。
そんな彼を横目にしながらため息をつくルーズハルト。
なんとも言い難い再会であった。
「まぁ、気付かれたら気付かれたで面倒だから、ある意味助かったのか?」
まあいいかと気を取り直したルーズハルトは、そのまま前線に向かった。
前線では怒号と悲鳴が交錯し、戦況の把握は著しく困難を極めた。
この中から前線の指揮官を探さなくてはならず、既にめんどくさすぎて、今すぐ帰りたい気分になってきていた。
徐々に後退を続ける部隊に違和感を覚えたルーズハルト。
そして陣の最前列に到着したときにその理由を理解した。
「あのバカ、負傷兵を肉壁にしやがった!!」
ルーズハルトに湧き上がる怒気に、周囲にいた兵士たちが一斉に硬直した。
その兵士たちもきれいな鎧を身にまとい、明らかに戦闘をした形跡が見られなかった。
ルーズハルトはその騎士たちを蔑むように睨みつける。
一瞬ビクリとした騎士たちだったが口々に「命令だから仕方ない」と繰り返していた。
悪態をつきそうになるも既のところで堪えたルーズハルトは、その騎士たちからなんとか指揮官の居場所を聞き出した。
その方向はまさに前線。
劣化龍種どの戦闘区域であった。
「最悪だ!!フェンガーのくそったれ!!後で絶対締める!!」
ルーズハルトはあまり時間がないと考えて魔法を発動させる。
「魔導装甲!!」
ルーズハルトの叫びに応えるように、手甲の宝石が輝き出す。
その光がルーズハルトの全身を覆うと、すぐにその光を失った。
「魔導武装!!」
またも手甲の宝石が輝くと、今度は手甲そのものを包み込みその形を変えていった。
両手の手甲から光の剣が伸びていた。
「ほんじゃいっちょぶちかましますか!!」
ルーズハルトは一つ吠えると一気に前線へ向けて駆け出した。
そばで見ていた騎士はその光景に驚きを隠せなかった。
ルーズハルトが駆け出した瞬間にその姿を見失ったのだ。
あとに残された土埃と風圧が、つい先程までルーズハルトがそこにいたことを教えていた。
「前衛は無理をするな!!防ぐだけでいい!!魔導士は無理にダメージを与えなくていい!!牽制に注力しろ!!弓兵!!有るだけ矢を放て!!符術士はエンチャントを忘れるな!!」
「ラインバッハ様、回復ポーションとマナポーションが底をつきそうです!!」
ラインバッハは今まさに戦場の真っ只中にいた。
前方には強力な魔物である劣化龍種の姿があった。
劣化龍種の攻撃は苛烈を極めるモノの、龍種特有のブレス攻撃が出来ないという欠点を抱えていた。
しかし、その体高5mを超える巨体を生かした体当たりや、上空からの急降下攻撃によって苦戦を強いられていた。
今はなんとか抑えて入るものの、それもギリギリになりつつあった。
フェンガーが指示した撤退戦のために、後方へ向かう騎士たち。その際移動用にと物資を持ち出していったのだ。
おかげでラインハルトの部隊にはギリギリ確保できた物資しかたかったのだ。
それでもなんとか劣化龍種を抑え込み、物資の節約に努めてきた。
だが頼みの綱の物資も枯渇寸前状態。
あとは死を待つだけの状況に陥っていた。
普通であればあとはバラバラに逃げ惑うか、死を覚悟して諦めるかの二択である。
しかしこの隊はそれでもギリギリのところで士気を保っていた。
ひとえにラインバッハの人徳がなせる技である。
「ラインバッハ様……物資枯渇しました……。ご決断を……」
部下からもたらされた終焉の鐘。
ラインバッハといえども物資がなければどうにも出来はしない。
「そうか……ならばお前たち、一刻も早くこの場を離れなさい。守れる者たちを全力で避難させるのだ。これは命令だ!!」
誰にも何も言わせない迫力でラインバッハは部下に迫る。
部下たちも死を覚悟していたのか、お供しますと言いたげであった。
だがラインバッハの気迫がそれを許さなかった。
部下たちは涙ながらにラインバッハに別れを告げ、小隊を再編成。
動けるものは皆散り散りに逃げることとなった。
少しでも生存率を上げるために。
「すまなんだな。お前たちは逃してやれそうもない。不甲斐ない指揮官と笑ってくれ。」
移動も敵わない負傷兵たちは己の死期を悟った。
だがそこには俯いた人間など一人もいなかった。
「副隊長、どうせこの身体では逃げることはできません。ならば最後まで騎士として戦い、あいつらの逃げる時間くらい稼いでやりましょう!!」
そうだそうだと上がる声に、ラインバッハは目頭が熱くなった。
だが部下の手前涙を見せるわけにもいかず、精一杯の虚勢を張る。
「第3騎士団第3大隊第5中隊、副隊長!!ラインバッハ!!いざ尋常に推して参る!!」
ラインバッハは愛馬に活を入れる戦場に躍り出る。
その手に長年連れ添った愛剣を携えて。
「どぉ~~~ッセイ!!」
なんとも間抜けな掛け声が戦場に木霊した。
本陣より駆けつけたルーズハルトの第一印象は最悪であった。
統制も取れておらず、各小隊がバラバラに動いていた。
小隊長指揮のもと、ぐちゃぐちゃな指令を行き当たりばったりにこなしている。
そんな状況であった。
「取り敢えず指揮官のところへ挨拶だな……行きたくねぇ~」
現在の状況を鑑みて、どう考えても機嫌が良い訳はないと考えていた。
そしてルーズハルトには会いたくない理由も存在していた。
「フェンガー……か。絶対絡んてくるんだろうな。しゃーない、行くか……」
ルーズハルトは独りごちると、重い足取りで指揮官フェンガーの元へと向かった。
これだけの混乱だからなかなか見つからないと思っていた。
しかしその予想は簡単に覆された。
ルーズハルトの前方からの何やら騒がしい一団が向かってきた。
その一段の戦闘を歩く男が声を荒げ、何かを騒いでいた。
「あの声は……いたよフェンガー……」
とても嫌そうな表情を浮かべたルーズハルトに気がついたフェンガーだったが、その正体に気がつくことはなかった。
「おいそこの貴様!!何をほおけている!!すぐに前線へ向かえ!!」
苛立ちを隠そうともせずにルーズハルトとすれ違い、更に後方へと向かったフェンガー。
そんな彼を横目にしながらため息をつくルーズハルト。
なんとも言い難い再会であった。
「まぁ、気付かれたら気付かれたで面倒だから、ある意味助かったのか?」
まあいいかと気を取り直したルーズハルトは、そのまま前線に向かった。
前線では怒号と悲鳴が交錯し、戦況の把握は著しく困難を極めた。
この中から前線の指揮官を探さなくてはならず、既にめんどくさすぎて、今すぐ帰りたい気分になってきていた。
徐々に後退を続ける部隊に違和感を覚えたルーズハルト。
そして陣の最前列に到着したときにその理由を理解した。
「あのバカ、負傷兵を肉壁にしやがった!!」
ルーズハルトに湧き上がる怒気に、周囲にいた兵士たちが一斉に硬直した。
その兵士たちもきれいな鎧を身にまとい、明らかに戦闘をした形跡が見られなかった。
ルーズハルトはその騎士たちを蔑むように睨みつける。
一瞬ビクリとした騎士たちだったが口々に「命令だから仕方ない」と繰り返していた。
悪態をつきそうになるも既のところで堪えたルーズハルトは、その騎士たちからなんとか指揮官の居場所を聞き出した。
その方向はまさに前線。
劣化龍種どの戦闘区域であった。
「最悪だ!!フェンガーのくそったれ!!後で絶対締める!!」
ルーズハルトはあまり時間がないと考えて魔法を発動させる。
「魔導装甲!!」
ルーズハルトの叫びに応えるように、手甲の宝石が輝き出す。
その光がルーズハルトの全身を覆うと、すぐにその光を失った。
「魔導武装!!」
またも手甲の宝石が輝くと、今度は手甲そのものを包み込みその形を変えていった。
両手の手甲から光の剣が伸びていた。
「ほんじゃいっちょぶちかましますか!!」
ルーズハルトは一つ吠えると一気に前線へ向けて駆け出した。
そばで見ていた騎士はその光景に驚きを隠せなかった。
ルーズハルトが駆け出した瞬間にその姿を見失ったのだ。
あとに残された土埃と風圧が、つい先程までルーズハルトがそこにいたことを教えていた。
「前衛は無理をするな!!防ぐだけでいい!!魔導士は無理にダメージを与えなくていい!!牽制に注力しろ!!弓兵!!有るだけ矢を放て!!符術士はエンチャントを忘れるな!!」
「ラインバッハ様、回復ポーションとマナポーションが底をつきそうです!!」
ラインバッハは今まさに戦場の真っ只中にいた。
前方には強力な魔物である劣化龍種の姿があった。
劣化龍種の攻撃は苛烈を極めるモノの、龍種特有のブレス攻撃が出来ないという欠点を抱えていた。
しかし、その体高5mを超える巨体を生かした体当たりや、上空からの急降下攻撃によって苦戦を強いられていた。
今はなんとか抑えて入るものの、それもギリギリになりつつあった。
フェンガーが指示した撤退戦のために、後方へ向かう騎士たち。その際移動用にと物資を持ち出していったのだ。
おかげでラインハルトの部隊にはギリギリ確保できた物資しかたかったのだ。
それでもなんとか劣化龍種を抑え込み、物資の節約に努めてきた。
だが頼みの綱の物資も枯渇寸前状態。
あとは死を待つだけの状況に陥っていた。
普通であればあとはバラバラに逃げ惑うか、死を覚悟して諦めるかの二択である。
しかしこの隊はそれでもギリギリのところで士気を保っていた。
ひとえにラインバッハの人徳がなせる技である。
「ラインバッハ様……物資枯渇しました……。ご決断を……」
部下からもたらされた終焉の鐘。
ラインバッハといえども物資がなければどうにも出来はしない。
「そうか……ならばお前たち、一刻も早くこの場を離れなさい。守れる者たちを全力で避難させるのだ。これは命令だ!!」
誰にも何も言わせない迫力でラインバッハは部下に迫る。
部下たちも死を覚悟していたのか、お供しますと言いたげであった。
だがラインバッハの気迫がそれを許さなかった。
部下たちは涙ながらにラインバッハに別れを告げ、小隊を再編成。
動けるものは皆散り散りに逃げることとなった。
少しでも生存率を上げるために。
「すまなんだな。お前たちは逃してやれそうもない。不甲斐ない指揮官と笑ってくれ。」
移動も敵わない負傷兵たちは己の死期を悟った。
だがそこには俯いた人間など一人もいなかった。
「副隊長、どうせこの身体では逃げることはできません。ならば最後まで騎士として戦い、あいつらの逃げる時間くらい稼いでやりましょう!!」
そうだそうだと上がる声に、ラインバッハは目頭が熱くなった。
だが部下の手前涙を見せるわけにもいかず、精一杯の虚勢を張る。
「第3騎士団第3大隊第5中隊、副隊長!!ラインバッハ!!いざ尋常に推して参る!!」
ラインバッハは愛馬に活を入れる戦場に躍り出る。
その手に長年連れ添った愛剣を携えて。
「どぉ~~~ッセイ!!」
なんとも間抜けな掛け声が戦場に木霊した。
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