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新たな町へ
492話 ボルナ……。
しおりを挟むああここに、俺も入れる小屋?を作れば良いのか?要は東屋だな。
で、ここに椅子とテーブルを作ればそれで良いじゃん!俺も座れるしな。
んで、テーブルの上に妖精達が使えるテーブルと椅子を置けば…はい完了!
「おし、お前達!此で良いか?」
〈へ、へえ……アキの癖にやるじゃない!〉
〈まあまあ、かな?へへへ〉
「なら、良いかこれでも。それとブルーは?」
〈あそこで寝てるよ?見れば分かるだろ?〉
クレジュがあっちと教えてくれた場所をみると、青いしっぽが木の枝からブラリと垂れてるのが見えた……。
うん!奴は放っておくのが一番だ!
「わかった……。あれはあのままにしておくか。さて、ここは変わらないかな?」
〈〈何も変わらないわ〉よ〉だな〉
「そう?なら、またくるよ。蜂蜜ここに置いて置くからなぁ~勝手に食えよぉ~」
〈〈〈アキ、ありがとう!〉〉また仲間に自慢出来るぜぇ~!〉
ん?聞き捨てならぬ……自慢だと?
《足を突っ込まない方が身の為です?》
『ん~!気には為るが……わかった!ナビの言う通りにします』
《…………》
『なに?黙って?』
《い、いえ自棄に素直な反応に…戸惑っただけです》
『あんたは俺を何だと思ってんの?』
《え?唯の厨二病では?》
『うっ………!なっ!(くそ、覚えたな!)』
うぅぅ…ナビが酷~。
もういいや、屋敷に戻って昼まで部屋に籠る!
しょんぼりしたまま屋敷に戻ると廊下を掃除してるエボナの姿が見えた。
そういえば彼女とはあんまり話した事がないよね?
しっかり仕事はしてるみたいだし……誰からも不評は聞かないし……普通なのかな?
等と思って眺めてると、俺の視線に気がついたボルナが俺に近づいて来て爆弾投下をしゃがった。
「誰かと、思ったら旦那様でしたか?こんなところで何を?」
「……何を?って、ここは俺の屋敷だからね?何処に居てもいいでしょ?」
「……あぁ、そうでしたね?申し訳御座いません」
何だろうか? この人横柄な態度は……。
「なんか、不服でもあるのかなボルナ?」
機嫌が悪いの?そう言えばこの人結構横柄な態度を前からしてたよね?
今迄はイリヤが目立ってたから気にしてなかったけど……。
「いえ?ですが…メイドはもう何人か居た方が…私の仕事の負担が掛からないと思いまして」
「なんで?仕事ってそう負担はないだろ?洗濯は各自だし…。掃除する場所は、エントランスに廊下にリビング…食堂くらいか。後は自分の部屋の掃除だが?マイナもやってるだろ?なに不服か?なら、屋敷から出ていっていいが?」
「そ、そんな…。ですが!掃除だけではありませんよ!」
「他には、何をしてる?食事の配膳だけだよな?それはメイドの仕事だろ?その他は殆んど仕事は無い筈だけど?他に何してる?そもそも、給金は他の屋敷より多めに出してるのは、分かってるのかな?」
巫山戯んじゃねぇ金貨一枚稼ぐのがどれ程大変か!
《主、嘘は駄目ですよ?》
『ええ、嘘は言ってないぞ大変だぞ?』
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