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新たな町へ
329話 ボッチ?
しおりを挟む皆で屋敷に帰り着くと、結構良い時間でした。
これから夕食の支度……面倒だね?
ならどうするか……………お!中庭でBBQだ!それが良い!
馬車を降りてすぐにグレドに話し掛ける。
「クレド君?!」
「な、何だよ旦那……気味が悪い」
「今夜の夕食は、外で皆でBBQです!」
「な、なんだ?そのば、ば……きゅう?って」
「まぁまぁ、面倒な事は良いからさ!適当に厨房から肉と野菜を切って、持ってきてよ?中庭にさ!俺が外の用意するから。皆もほら、着替えて手を洗ったら外においで。あ、イリヤ!着替えが終わったら食器にコップとか色々、人数分をワゴンに乗せて外に来てね!」
「「はい!」」
「だ、旦那様?俺は馬達みてから行く」
「あ、私も一緒にお世話してから」
そう言って、ゲイルと、マイナが馬の面倒を見に行った。
「なら、終わったら中庭に来いよ?」
「はぁい!旦那様」
「旦那様、でしたら俺達は着替えてきますよ」
「おう、よろしくな?」
「イリア、グレンを手伝ってね?」
「は、はい」
「なら全員!行動開始!はい!」
パンと手を叩いて皆で動く。
そして俺は部屋に戻り……自分にクリーンを掛けて着替える。
ジーパンにTシャツでいいか?
着替えが終わると中庭に行く。
中庭で先ず、BBQのコンロセットを2セットだす。
焼き網に、鉄板を出してコンロに乗せて火を起こす。
そして人数分の椅子に、作業テーブルと食事を乗せるテーブルを4卓をだす。
ヨシヨシこんなものか?あ!あとは明かりか……。明かりは地面にランタン数個と、立て掛けるたいまつかな?
後は……水に酒……要るかな?
たらいに水と氷を入れて、瓶ビールとワインか?ピッチャーにお茶と、氷を入れて置いておく。
あ、後は………ジュースか?
それから、焼き肉のタレを4本出しておこう! フフフ!これ付けて肉を食べたら皆驚くぞ!
「皆まだ、こないなぁ~?腹へった……あ!パンを出すか?肉もあるね。なんなら先に食べて、待ってるかな?」
アイテムボックスからボアの肉をだす。
焼き網に肉を乗せて焼き始める。
「あ、焼そば食いたい。麺だすかな?皆で食えるね?」
ガサガサしてたら、肉の焼ける良い匂いが鼻をくすぐってきた。
「お、肉焼けたぞ。よしよし、そしたら焼き肉のタレを出してと!」
焼けた肉をタレに付けて口に放り込む。
「あち、む……う、旨い!」
使用人がまだ来ないので、一人焼き肉を始めてしまう。
「それにしても……皆遅いよね?俺、食い終わるぞ?」
なに?俺ここに来てもボッチなのか?
《主……受けるぅ~です。ククク》
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