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新たな町へ
192話 身も蓋もないよ?
しおりを挟むすると、何かを思い出したのか突然受付のお姉さん………メルさんと言ったかな?が声を出す。
「あ!そういえば」
「な、なんだどうした?」
「ベアで、驚いて仕舞いましたが。オーガと言ってませんでしたか?アキヒコさん」
「な!オーガまで持ってるのか?」
「え?あぁ。持ってますね?あれも10匹でいいですか?キングもついでに?」
そう言ってオーガを全部出す。
「すっ!すげぇ~!こりゃぁ~見物だねぇ?状態も全て良いし、傷が少ない。高値が付くな?で、兄さん、これ全部買い取りか?しかも、キングいるわな!」
「え?あぁ魔石は欲しいかな?後オーガの肉って旨いの?ボアの肉は食べるけど?」
「………」
な、なに?三人でじっと俺を見て………なに!
「あ、アキヒコさん?ボアって何処で?」
「え?旅をしてるからね?何処ででも食べれるけ……ど……?なにか?」
「お!お前!ボア食っただとぉ~!寄越せ今すぐ俺に!」
目の前に顔を近付けて寄越せと言うが、………近いからキモイから、唾飛ぶ汚い辞めてくれ!
「近いから、寄らないでください」
と、言って3歩後ろに下がる。
「この馬鹿!アキヒコ君が困ってるぞ!お前の汚い顔を近付けんじゃねえよ?ノルン!」
ガハハと笑うが、おっさんお前も負けてないからな!と……内心そう思う。
「煩せぇ!オメーもだよ、ちくしょう!で、アキヒコ君!ボア持ってるのか?」
あ!ノルンさん俺の名前覚えたの?さっきからアンちゃんとしか言われてないよ?
「………」
しかしどうするかなぁ~まだ、売りたくないのだが?
《主》
『ん?なに!ナビさん?ご提案?』
《そうです。ボアは、在庫がなくなっても直ぐに狩りにいけます。それとアイテムボックスに、トレントの木が有ます。あれの方が先々高値が付き役に立ちます。従ってボアごときで、出し渋らなくても大丈夫です》
おや?ナビが饒舌ですね?どうしましたか?
『あ、そう?分かったよ。でも在庫の肉は?』
《先日一頭分解体してますので、十分有ります。在庫は14匹丸々居ます》
『了解!サンキュー。ナビさん』
「と、どうした?アキヒコ君?黙り混んで?」
「えっと、欲しいの?ボアも?」
「そりゃ~アンちゃん」
あ!アンちゃんに戻った。(笑)
「ボア、オーガとくれば、最高だ!後はミノタウロスがいればもっと最高だがな?ガハハハ」
ギルマス、身も蓋もないよそれ?
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