ある日仕事帰りに神様の手違いがあったが無事に転移させて貰いました。

新たな町へ

13話 だから何度も言わせるな貴族ではないぞ！ 改稿

　おう、待たせた悪いな。

「まぁ……茶でも飲め」

「はぁ、頂き………ます？」

　出されたお茶に、手を出しつつナビに確認する。

『ナビさん』

《はい》

『これは、飲んでも良いやつ？喉乾いてたから、飲みたいのだが』

《はい、問題はないですね》

『ありがとう』

　ではと、一口茶に口を着ける。
　……うん白湯だ味がない。

「それで俺は、ギルドに登録が出来るんですかね？ギルドマスター、ハックバルトさん？」

「なっ！なんで俺の名前を？」

「いやぁ～いつまでたっても、お名前伺え無かったもので。悪いとは思ったのですが、勝手に鑑定させて頂きました。しかもこの部屋は、ギルド長の執務室ですよね？」

　雰囲気適に？と首をかしげ、ハックバルトを見る。

「鑑定だと！……そうだった……。すまん」

　ギルマス驚き過ぎ。

「いえいえ、こちらもすみません」

「しかし、ぼっ……いや暁彦さんは凄いですね？」

「あの～ハックバルトさん？さっきも言いましたが、無理に畏まらなくても大丈夫ですよ？しかもなんで敬語？」

「いや～坊主が貴族かと思ってよ」

　いきなり口調変わったよ、早っ。

「いや、だから貴族ではないですから」

「そっそうか、なら平気だな、どうも畏まった話し方は苦手でなっ」

　ハッハと、豪快に笑う。

　そんな感じ満載だよ！ギルマス！

　だから何度も言わせるなよ。
　俺は平民だぜ？