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第6章
第22話 合流したら…。
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おや?フェルトさんカイトを連れて来たのか、それに黙ってろと言う顔をしてるな…。
だったら黙ってようかな?
「それは、良いわねぇ……。その方が、親孝行してくれそうよね?カイトもジュリも。カイト久しぶりね良い子にしてた?ジュリも久しぶり」
「か、母ちゃん!いきなりなんだよ!」
「あんたの怒鳴り声が聞こえたからね、それに返事をしただけよ?何か文句でもあるのかしら?穀潰し君?」
「う、煩せえなぁ…ここに帰って来てやってるんだ!有り難く思えよ!ババァ」
あ!それを言うんだ?
すげぇ……それは俺も言えなかった台詞だなぁ~。
なんか感動するくらい……屑だなマイク。
ギルマス……教育ちゃんと出来なかったのかな?
「な、何がババァだ!この粕!」
「はあ?誰がかすだ!ババァ!」
あ~長くなりそうだよね?これ……。
しかもリリエラも引いてるしっ。
カイトはニヤニヤ笑ってる。
…お前は慣れてるのか?
まぁ、良いや放って置いても。
俺は先にカイトの話を聞かないとな!
「カイト、ギルマスから返して貰ったのか?」
「兄ちゃんそれがさ……」
「ジュリ兄さん!お茶!」
おっとここでリリエラの割り込みだよ。
ん~家族ぐるみのお付き合い…ねぇ?
「えっ、あぁ、リリエラありがとうな?出来ればカイトにも入れてくれない?」
「あ!ごめんね?カイト今入れるね?」
「リリエラ姉さん悪いね」
「いいよ?……はいカイトの分、母さん飲むの?」
「えっ!ああ、貰うわ!怒鳴ったら咽乾いちゃった!リリエラあんた、私に似て良い子よね?母さん助かるわ」
「フフフでしょ?はい母さんお茶!」
「ありがとう。それで、カイトはちゃんとジュリに会えたのね?良かったわ」
「アハハ、会えたのは良かったよ」
「なにその笑いは?」
「フフフ、聞いてよフェルトさん。こいつ馬鹿でさ!ここから離れた村で、パーティー組んで冒険者してたらしいぞ。んで仲間に裏切られてやんの」
「う、五月蝿いなぁ兄ちゃんは……」
「ぶっ!なんだそれ!やっぱりカイトは愚図の馬鹿なんだな?」
「ふん!冒険者にも成れないマイクに言われたくないな」
「な、なんだよ!親無しの捨て子が俺に偉そうに!「ベシ」……いってえー誰だよ俺を叩いたのはよ!糞いってぇー!」
頭を押さえてデブが騒ぐ本当に五月蝿い。
「フェルトさん、こいつの教育出来なかったの?」
「ごめん、全く出来ませんでした!親としては恥ずかしいの一言よ!」
「全くよねぇ~。デリカシーの欠片も持たないから、村の女の子にも絶賛嫌われててね?それにこの体型でしょ?恥ずかしくて姉だなんて思われるのも嫌よ」
「う、うるせぇ!好きでこうなった訳じゃねぇ!」
マイクがまた怒鳴る…それと同時に、部屋にもう一人現れた。
お、アルガス君ね……久しぶりだな。
「いやいや好きで成った体型だよな?どう見ても?あっ!母さんただいま。それにジュリ兄さんに、カイト久しぶりだね?」
「アルガス、お帰り。あんたが帰ったらなら、父さんもそろそろかしら?」
「いや、父さんは未だだよ」
「あら、そうなの?ならもう少し良いのかしらね。それにしても……この子…」
「まぁ、母さんが悪い訳じゃ無いだろ?何度言っても聞かないし。やたらカイトを敵視する割に、剣も魔法も碌に使えないし。先生に教わっても、それが出来ないと人の所為にするしね。ま、俺もそう使える方じゃなかったから、ギルドの事務方に回っちゃったけどさ」
「そうなのよ!ジュリにカイトあんた達が私の息子なら良かったのにねぇ…」
デブ・マイクを横目で見ながら、溜め息を漏らすフェルトさん……お気の毒様々としか言えないが。
「所で、フェルトさん?」
「何かしら?」
「なに、じゃなくて、俺ら泊まる場所無いんだけど?それに長居もしないよ?」
「あら、そうなの?ジュリ何処かの町に滞在してるの?」
「まぁ、そんなとこだよ。家もそこにあるしね。カイトとは、またまたダンジョンで会ったしな」
「「「ダンジョン?」」だと!お前生意気なんだよ!」
【ベシ】っとまた頭を叩かれるマイクだ。
「いってぇ!毎回頭を叩くなよ!誰だよ全く」
「フン!あんたなんか、南にある虎龍のダンジョンの、一階のフロアさえクリア出来ないじゃない。何が生意気なのよ!穀潰し」
「うるせぇ!リリエラの癖に!」
おや、今度はリリエラと喧嘩ね、話が進みゃしねぇ…。
だったら黙ってようかな?
「それは、良いわねぇ……。その方が、親孝行してくれそうよね?カイトもジュリも。カイト久しぶりね良い子にしてた?ジュリも久しぶり」
「か、母ちゃん!いきなりなんだよ!」
「あんたの怒鳴り声が聞こえたからね、それに返事をしただけよ?何か文句でもあるのかしら?穀潰し君?」
「う、煩せえなぁ…ここに帰って来てやってるんだ!有り難く思えよ!ババァ」
あ!それを言うんだ?
すげぇ……それは俺も言えなかった台詞だなぁ~。
なんか感動するくらい……屑だなマイク。
ギルマス……教育ちゃんと出来なかったのかな?
「な、何がババァだ!この粕!」
「はあ?誰がかすだ!ババァ!」
あ~長くなりそうだよね?これ……。
しかもリリエラも引いてるしっ。
カイトはニヤニヤ笑ってる。
…お前は慣れてるのか?
まぁ、良いや放って置いても。
俺は先にカイトの話を聞かないとな!
「カイト、ギルマスから返して貰ったのか?」
「兄ちゃんそれがさ……」
「ジュリ兄さん!お茶!」
おっとここでリリエラの割り込みだよ。
ん~家族ぐるみのお付き合い…ねぇ?
「えっ、あぁ、リリエラありがとうな?出来ればカイトにも入れてくれない?」
「あ!ごめんね?カイト今入れるね?」
「リリエラ姉さん悪いね」
「いいよ?……はいカイトの分、母さん飲むの?」
「えっ!ああ、貰うわ!怒鳴ったら咽乾いちゃった!リリエラあんた、私に似て良い子よね?母さん助かるわ」
「フフフでしょ?はい母さんお茶!」
「ありがとう。それで、カイトはちゃんとジュリに会えたのね?良かったわ」
「アハハ、会えたのは良かったよ」
「なにその笑いは?」
「フフフ、聞いてよフェルトさん。こいつ馬鹿でさ!ここから離れた村で、パーティー組んで冒険者してたらしいぞ。んで仲間に裏切られてやんの」
「う、五月蝿いなぁ兄ちゃんは……」
「ぶっ!なんだそれ!やっぱりカイトは愚図の馬鹿なんだな?」
「ふん!冒険者にも成れないマイクに言われたくないな」
「な、なんだよ!親無しの捨て子が俺に偉そうに!「ベシ」……いってえー誰だよ俺を叩いたのはよ!糞いってぇー!」
頭を押さえてデブが騒ぐ本当に五月蝿い。
「フェルトさん、こいつの教育出来なかったの?」
「ごめん、全く出来ませんでした!親としては恥ずかしいの一言よ!」
「全くよねぇ~。デリカシーの欠片も持たないから、村の女の子にも絶賛嫌われててね?それにこの体型でしょ?恥ずかしくて姉だなんて思われるのも嫌よ」
「う、うるせぇ!好きでこうなった訳じゃねぇ!」
マイクがまた怒鳴る…それと同時に、部屋にもう一人現れた。
お、アルガス君ね……久しぶりだな。
「いやいや好きで成った体型だよな?どう見ても?あっ!母さんただいま。それにジュリ兄さんに、カイト久しぶりだね?」
「アルガス、お帰り。あんたが帰ったらなら、父さんもそろそろかしら?」
「いや、父さんは未だだよ」
「あら、そうなの?ならもう少し良いのかしらね。それにしても……この子…」
「まぁ、母さんが悪い訳じゃ無いだろ?何度言っても聞かないし。やたらカイトを敵視する割に、剣も魔法も碌に使えないし。先生に教わっても、それが出来ないと人の所為にするしね。ま、俺もそう使える方じゃなかったから、ギルドの事務方に回っちゃったけどさ」
「そうなのよ!ジュリにカイトあんた達が私の息子なら良かったのにねぇ…」
デブ・マイクを横目で見ながら、溜め息を漏らすフェルトさん……お気の毒様々としか言えないが。
「所で、フェルトさん?」
「何かしら?」
「なに、じゃなくて、俺ら泊まる場所無いんだけど?それに長居もしないよ?」
「あら、そうなの?ジュリ何処かの町に滞在してるの?」
「まぁ、そんなとこだよ。家もそこにあるしね。カイトとは、またまたダンジョンで会ったしな」
「「「ダンジョン?」」だと!お前生意気なんだよ!」
【ベシ】っとまた頭を叩かれるマイクだ。
「いってぇ!毎回頭を叩くなよ!誰だよ全く」
「フン!あんたなんか、南にある虎龍のダンジョンの、一階のフロアさえクリア出来ないじゃない。何が生意気なのよ!穀潰し」
「うるせぇ!リリエラの癖に!」
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