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第3章
第21話 予感がする。
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腹へりのギルマスに、食べ物を渡して暫く追加の嵐だった………なにこいつ!
食べられるだけ食べてるが……?
「ふぅ~もう食べられない!おやすみ……」
「お、おい!」
食うだけ食って寝るとかあり得ないだろうが!
「兄ちゃん!警備の騎士さんに通報かな?」
「だな、ただ飯食って礼も言わずに、寝るとかあり得ないからな。このままふん縛って、付き出そう!」
「うん!ぼくロープ持ってる」
「お!気が利いてるねぇ~、流石俺の弟だ!なら、ロープ貸せふん縛るぞ!」
カイトから渡されたロープを、ギルマスの身体に掛けようとしたら、急にギルマスが声を上げて謝り出した。
「すみません!すみません!警備兵に突き出すのだけは、勘弁してください。ごめんなさいぃ」
土下座して謝ってきたぞ!面白れぇ。
「兄ちゃん……謝ってるけど?」
「ん~でもなぁ……?」
「ごめんなさい!少し調子に乗りました!」
「少しだってさ、兄ちゃん!」
「食いもん只で食べてるのに、調子に乗れるなんて凄いなぁ~?カイト真似しちゃ駄目だぞ?こういう年寄りの真似しちゃ」
「え、お年寄りなの?」
「そうそう、この人なエルフっていう種族でな、とっても長生きさん、なんだぞ!」
「ええ、そうなの?あ、だから死にそうだったんだね?」
ん なにそのだからって?良く分からんが……そう言う事にしておくか?
「そうだぞ!ククク」
「ならエルフさんて、いくつなの?」(笑)
あ笑ってるな、からかってるのに気づいたね?
流石カイトです、俺との付き合いが長いからな……その辺はわかるか?(笑)
「それはな、なんと……三千………」
「だ、駄目です!それは言わないで下さい!わ、私は未だ30才です!永遠の!だ、だけどなんで分かった………」
「ふう~ん。それで?殆んど礼も言わずに寝こけ様とした御感想は?」
「……………す、すみません」
「え!それだけなの?貴重な食糧なのに?只でご飯食べたのに?大人って、凄いね?」
おお、カイトが年寄りに酷でぇ……。
「ご、ごめんなさい!ありがとうございます。助かりました!」
「それで、なんでこんなところで倒れてるの?」
「そ、それは……このギルドの様を見たら分かるかと………」
「貧乏なんだ!」
「うぐ!」
「カイト!直に言い過ぎだぞ?貧乏なんて!」
「あが!」
「そう?でも……兄ちゃん、今まで見てきたギルドで一番酷いよね?」
「はぐ!そ、それは言わないで……(な、なんなの!この人達!酷すぎる)…」
「で?」
「で?なに?」
「なに?じゃなくて……なんで、この有り様なんですか?ギルドってそうそう、潰れないでしょ?」
「そ!それは…………」
「それは、領主様の所為なんですう!」
叫ぶな煩い!
「領主が、なんで辺境伯の所為?」
「ち、違います!この町を任せられてる市長のせいです!」
「市長なんて居るのか?」
「そうなんです。居るんです!前任の市長や、役人達は普通だったんですが……今の市長に成った途端に圧力が………」
「なに?それに背いたらこうなったの?」
「そ、そうなんですぅぅ~!」
な、泣き出したし、駄目だこの町。
長く……居たら巻き込まれるぞ!きっとそんな予感がする。
仕方ない宿を取って1泊して町を出るか。
食べられるだけ食べてるが……?
「ふぅ~もう食べられない!おやすみ……」
「お、おい!」
食うだけ食って寝るとかあり得ないだろうが!
「兄ちゃん!警備の騎士さんに通報かな?」
「だな、ただ飯食って礼も言わずに、寝るとかあり得ないからな。このままふん縛って、付き出そう!」
「うん!ぼくロープ持ってる」
「お!気が利いてるねぇ~、流石俺の弟だ!なら、ロープ貸せふん縛るぞ!」
カイトから渡されたロープを、ギルマスの身体に掛けようとしたら、急にギルマスが声を上げて謝り出した。
「すみません!すみません!警備兵に突き出すのだけは、勘弁してください。ごめんなさいぃ」
土下座して謝ってきたぞ!面白れぇ。
「兄ちゃん……謝ってるけど?」
「ん~でもなぁ……?」
「ごめんなさい!少し調子に乗りました!」
「少しだってさ、兄ちゃん!」
「食いもん只で食べてるのに、調子に乗れるなんて凄いなぁ~?カイト真似しちゃ駄目だぞ?こういう年寄りの真似しちゃ」
「え、お年寄りなの?」
「そうそう、この人なエルフっていう種族でな、とっても長生きさん、なんだぞ!」
「ええ、そうなの?あ、だから死にそうだったんだね?」
ん なにそのだからって?良く分からんが……そう言う事にしておくか?
「そうだぞ!ククク」
「ならエルフさんて、いくつなの?」(笑)
あ笑ってるな、からかってるのに気づいたね?
流石カイトです、俺との付き合いが長いからな……その辺はわかるか?(笑)
「それはな、なんと……三千………」
「だ、駄目です!それは言わないで下さい!わ、私は未だ30才です!永遠の!だ、だけどなんで分かった………」
「ふう~ん。それで?殆んど礼も言わずに寝こけ様とした御感想は?」
「……………す、すみません」
「え!それだけなの?貴重な食糧なのに?只でご飯食べたのに?大人って、凄いね?」
おお、カイトが年寄りに酷でぇ……。
「ご、ごめんなさい!ありがとうございます。助かりました!」
「それで、なんでこんなところで倒れてるの?」
「そ、それは……このギルドの様を見たら分かるかと………」
「貧乏なんだ!」
「うぐ!」
「カイト!直に言い過ぎだぞ?貧乏なんて!」
「あが!」
「そう?でも……兄ちゃん、今まで見てきたギルドで一番酷いよね?」
「はぐ!そ、それは言わないで……(な、なんなの!この人達!酷すぎる)…」
「で?」
「で?なに?」
「なに?じゃなくて……なんで、この有り様なんですか?ギルドってそうそう、潰れないでしょ?」
「そ!それは…………」
「それは、領主様の所為なんですう!」
叫ぶな煩い!
「領主が、なんで辺境伯の所為?」
「ち、違います!この町を任せられてる市長のせいです!」
「市長なんて居るのか?」
「そうなんです。居るんです!前任の市長や、役人達は普通だったんですが……今の市長に成った途端に圧力が………」
「なに?それに背いたらこうなったの?」
「そ、そうなんですぅぅ~!」
な、泣き出したし、駄目だこの町。
長く……居たら巻き込まれるぞ!きっとそんな予感がする。
仕方ない宿を取って1泊して町を出るか。
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