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第3章
第19話 お化けやしき?え!ギルドなの?
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取り敢えず……目的のギルドに着いたが……なんだここは?
本当にギルドかな?
「兄ちゃん……」
「言うな、分かってる」
「で、でもさぁ……?」
カイトお前の言いたいことは概ね分かる。
分かるが言うな!俺もビックリしてるんだから!何だここは、ボロボロじゃんかよ!
どんだけ貧乏なんだ?
それとも……逆パターンなのか?
「と、取り敢えず、中に入ってみるか?」
「う、うん……」
ギルドの入り口のドアを開けると、薄暗い空間で……案の定誰も居ない。だよなぁ……薄暗いし!
「マジか!誰もいないじゃんかよ!」
他にギルドがあるのか?
マップを出して町中の地図を見るけど、……この場所しかギルドはないんだよなぁ~?
ライトで中を照らして、ギルドに入ると本当にお化け屋敷の中に入ったみたいに、あちこちの壁に穴が空いてる。……なにここマジでギルドなの?
「カイト……まじ無理だわ、ここ出るぞ!」
「う、うん!早く出ようよ!早く」
なんか居そうな雰囲気で、マジ、パネェ!
「だ、誰か来たの…………………ですか………?」
「「ヒ!ヒィィーーーー」」
おいおい!どっからか、声がするんですけどぉ!怖えぇよ。
「な、なになに?兄ちゃん!お化けだ!は、早く出ようよ!」
「お、落ち着け!カイト!そっと、そぉ~っと出るぞ!」
そして、ゆっくりと後ろに後退りをして、建物から出ようよするとまた声がする。
「ま、待ってぇ~待って下さいぃ~!」
「ヒィィーに、兄ちゃん」
「お、おう。………で、出るぞ」
「ま、待って、待って…………下さいよぉ~!」
ん?幽霊なのか?でも………なんか違うのかな?
カウンターの奥から声がするんだよなぁ……。
「カイト少しだけ、ここで待っててくれ?」
「え、嫌だよ!こんな怖い所で一人は嫌だよ」
「ったく、仕方ないな、なら、ほら」
ほらと言って、カイトを抱き上げて声のするカウンターの奥に向かう。
「兄ちゃん、待ってよ………あそこに、い、行くの?」
「仕方ないだろ、何だが呼ばれてるし?もしかしたら、人が困ってルのかも知れないだろ?」
「ん………そん……なことは………な、ないと思うよ?」
カイトが怖がって強く俺の首にしがみつく。
「カ、カイトさんや」
「なに…………?兄ちゃん」
「も、もう少し力を緩めて下さい!苦しい……」
「あ!ごめん。兄ちゃん!僕怖くてヘヘヘ」
ヘヘヘ、じゃねぇよ!苦しいぃつうの!
「さて、で……声はあそこね?」
マップ見ると反応が人なんだよなぁ………。
取り敢えず……声がする方へ足を向けるか?
「ええっと……声がしたのはこの辺か?あ、あの~誰か居ますか?」
「………」
「に、兄ちゃん!やっぱり気の所為だよ!出ようよ!」
「ん~ちょっと、待っててな?」
ええと声が………あ!居たよあそこだ……。
床に倒れて動けないのか?
でも何で………?
「うぅぅ………」
「あのぉ~」
その辺にある小枝で……じゃなくて……。
鞄から棒を出して目の前で、倒れて居る人を『ツンツン』と突っつく!
「あ、あのぉ~?返事がないなら出て行きますよぉ~?」
「うぅぅ……ま、待ってぇ~下さいぃ~」
「待ってますから、どうしましたか?」
「お、お腹が減って………動けないぃ~」
はぁ?何にこの人……どうしたんだ?
仕方ない、一応身元が分からないと怖いからな。鑑定……。
鑑定
クレリア・エルバン
種族 エルフ族
性別 女性
年齢 3030才 本人は30才と申告
職業
ギルド・ピールブルール支部
現 ギルドマスター
状態
空腹
…………ギ、ギルドマスターだと!
てか、ピールブルールって町の名前なんだね。
本当にギルドかな?
「兄ちゃん……」
「言うな、分かってる」
「で、でもさぁ……?」
カイトお前の言いたいことは概ね分かる。
分かるが言うな!俺もビックリしてるんだから!何だここは、ボロボロじゃんかよ!
どんだけ貧乏なんだ?
それとも……逆パターンなのか?
「と、取り敢えず、中に入ってみるか?」
「う、うん……」
ギルドの入り口のドアを開けると、薄暗い空間で……案の定誰も居ない。だよなぁ……薄暗いし!
「マジか!誰もいないじゃんかよ!」
他にギルドがあるのか?
マップを出して町中の地図を見るけど、……この場所しかギルドはないんだよなぁ~?
ライトで中を照らして、ギルドに入ると本当にお化け屋敷の中に入ったみたいに、あちこちの壁に穴が空いてる。……なにここマジでギルドなの?
「カイト……まじ無理だわ、ここ出るぞ!」
「う、うん!早く出ようよ!早く」
なんか居そうな雰囲気で、マジ、パネェ!
「だ、誰か来たの…………………ですか………?」
「「ヒ!ヒィィーーーー」」
おいおい!どっからか、声がするんですけどぉ!怖えぇよ。
「な、なになに?兄ちゃん!お化けだ!は、早く出ようよ!」
「お、落ち着け!カイト!そっと、そぉ~っと出るぞ!」
そして、ゆっくりと後ろに後退りをして、建物から出ようよするとまた声がする。
「ま、待ってぇ~待って下さいぃ~!」
「ヒィィーに、兄ちゃん」
「お、おう。………で、出るぞ」
「ま、待って、待って…………下さいよぉ~!」
ん?幽霊なのか?でも………なんか違うのかな?
カウンターの奥から声がするんだよなぁ……。
「カイト少しだけ、ここで待っててくれ?」
「え、嫌だよ!こんな怖い所で一人は嫌だよ」
「ったく、仕方ないな、なら、ほら」
ほらと言って、カイトを抱き上げて声のするカウンターの奥に向かう。
「兄ちゃん、待ってよ………あそこに、い、行くの?」
「仕方ないだろ、何だが呼ばれてるし?もしかしたら、人が困ってルのかも知れないだろ?」
「ん………そん……なことは………な、ないと思うよ?」
カイトが怖がって強く俺の首にしがみつく。
「カ、カイトさんや」
「なに…………?兄ちゃん」
「も、もう少し力を緩めて下さい!苦しい……」
「あ!ごめん。兄ちゃん!僕怖くてヘヘヘ」
ヘヘヘ、じゃねぇよ!苦しいぃつうの!
「さて、で……声はあそこね?」
マップ見ると反応が人なんだよなぁ………。
取り敢えず……声がする方へ足を向けるか?
「ええっと……声がしたのはこの辺か?あ、あの~誰か居ますか?」
「………」
「に、兄ちゃん!やっぱり気の所為だよ!出ようよ!」
「ん~ちょっと、待っててな?」
ええと声が………あ!居たよあそこだ……。
床に倒れて動けないのか?
でも何で………?
「うぅぅ………」
「あのぉ~」
その辺にある小枝で……じゃなくて……。
鞄から棒を出して目の前で、倒れて居る人を『ツンツン』と突っつく!
「あ、あのぉ~?返事がないなら出て行きますよぉ~?」
「うぅぅ……ま、待ってぇ~下さいぃ~」
「待ってますから、どうしましたか?」
「お、お腹が減って………動けないぃ~」
はぁ?何にこの人……どうしたんだ?
仕方ない、一応身元が分からないと怖いからな。鑑定……。
鑑定
クレリア・エルバン
種族 エルフ族
性別 女性
年齢 3030才 本人は30才と申告
職業
ギルド・ピールブルール支部
現 ギルドマスター
状態
空腹
…………ギ、ギルドマスターだと!
てか、ピールブルールって町の名前なんだね。
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