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第2章
第18話 海の幸
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それから……。
カイトと二人で冒険者ギルドに入ると、先に依頼ボードを覗いて見る。
ふむ………依頼は多いね。それに……お!有ったぞ!
「兄ちゃん?なにしてる」
「え、依頼見てるんたけど?」
「何でさっ!もう依頼受けるの?」
「嫌、受けんよ?でもほら、これこと……これと、これなら依頼受けられる」
といってカイトに依頼書を見せる。
「………あ、これ」
「な?」とカイトにウインクする。
「うへぇ……俺にそんなことするな!キモ」
「ひでぇ………カイト。てか、山巫戯てる場合ではないな、カウンター行くぞ」
「分かった」
依頼書持って、カウンターに座るお姉さんの所に向かうけど。……ここもお嬢さん方の目が、ギラギラしてるのは気の所為かね?
三人娘さんですね。だけど……残念です。
一人は浅黒い肌のほっそりさん。
一人は眼の大きなぽっちゃりさん。
一人は……漠乳……だけど残念お姉さん。
何処がって……俺に聞くなよ?!
頭の良さそうなのは……真ん中の……嫌!あえて一番目の、ほっそりさんにレッツトライ!
………ある意味、失礼極まりないジュリである。
が……本人の自覚は有る様だ。
「あの……?」
「はい!いらっしゃいませ。ご用は何でしょうか?」
「ええっと、この依頼書受けたいんだけど」
そう言って5枚の依頼書を差し出す。
「は?こ、こんなに一度にですか?」
「ええ」とほっそりさんにニコリと笑う。
「う……。ぼ、冒険者カードは御持ちですか?それにこれは、Aランク以上の依頼書ですよ?失敗すれば違約金が発生しますよ?」
「……はい!カード。これでいいか」
カウンターにギルドカードを置いて、ほっそりお姉さんに見せる。
「はぁ~では。拝見させて…………は!はぁーー!ええぇ!Aランク!」
叫んでカウンターから身を乗り出して、迫ってくるので直ぐに後ろに下がる。その様子を見ていた二人の受付けのお姉さんが、慌てて身を乗り出して、お姉さんを支える。ナイス!
「ち、ちょっと、クレリア!なにしてんよの!危ないでしょ!」
「そうよ!あたしそんなに力無いんだから暴れないでよ。どうしたのこの人が、なにかしたの?」
ぽっちゃりさんが、ほっそりさんを支えながら俺を睨む。
ひ、酷でぇ……この、ぽっちゃり。何を俺がするんだ?教えてくれよ。俺はなにもしてないぞ!
「あ、ありがとう。マルタ、ミルマン。でも違うのよ!この人Aランクの冒険者なのよ!ギルマスを呼んできてよ」
「ええ!こんな田舎町にAランクの冒険者!あたしが、ギルマス呼んでくるわね。待ってて」
「そうしてよ!あたしこの人逃げないように、捕まえて……」
そう言って手を伸ばし、俺の腕を掴もうとしてくるのでもう一歩カウンターから下がる。
「あの……逃げないので、触らないで下さい。それに俺は一人では無いので、触るのやめてくださいね」
カイトの、肩を組んで受付女達に見せる。
「兄ちゃんやめろ!重い」
「あ、あら!お連れ様が居たのね?ごめんなさい。ええっと、ジュリさん。ここでお待ち下さいね?あ!カードは、お返ししますね」
ニコリと微笑み掛けられた……怖い………。
「ど、どうも。ここで待てばいいの?」
また面倒だ。カイトと話してる方が良いな?
(カイト?)
(なに兄ちゃん。また面倒なの?)
(当たりだと思うぞ。すまんな)
(……仕方ないよね?兄ちゃんって、規格外なんだもん)
(す、すまんな。そう言えばさっ、宿どうするか)
(どうするもなにも、初めて来る町なんだから知らないよ!ギルマスにでも聞いたら?)
(そうだな……そうするか?この町は港町だから魚が旨そうだ)
(魚?あ~前に兄ちゃんと川で釣りしたあの魚?)
(そうそうあれだけどな。……海の魚は川の魚とはまた違って旨いぞ!)
(そうなの?)
(おう、でも……料理によって違うから……気を付けたいがね)
(あ~ぁそれね……兄ちゃん宜しくな?僕、兄ちゃんの料理しか食えないから……)
むぅ……贅沢に育ててしまった様だ。
カイトと二人で冒険者ギルドに入ると、先に依頼ボードを覗いて見る。
ふむ………依頼は多いね。それに……お!有ったぞ!
「兄ちゃん?なにしてる」
「え、依頼見てるんたけど?」
「何でさっ!もう依頼受けるの?」
「嫌、受けんよ?でもほら、これこと……これと、これなら依頼受けられる」
といってカイトに依頼書を見せる。
「………あ、これ」
「な?」とカイトにウインクする。
「うへぇ……俺にそんなことするな!キモ」
「ひでぇ………カイト。てか、山巫戯てる場合ではないな、カウンター行くぞ」
「分かった」
依頼書持って、カウンターに座るお姉さんの所に向かうけど。……ここもお嬢さん方の目が、ギラギラしてるのは気の所為かね?
三人娘さんですね。だけど……残念です。
一人は浅黒い肌のほっそりさん。
一人は眼の大きなぽっちゃりさん。
一人は……漠乳……だけど残念お姉さん。
何処がって……俺に聞くなよ?!
頭の良さそうなのは……真ん中の……嫌!あえて一番目の、ほっそりさんにレッツトライ!
………ある意味、失礼極まりないジュリである。
が……本人の自覚は有る様だ。
「あの……?」
「はい!いらっしゃいませ。ご用は何でしょうか?」
「ええっと、この依頼書受けたいんだけど」
そう言って5枚の依頼書を差し出す。
「は?こ、こんなに一度にですか?」
「ええ」とほっそりさんにニコリと笑う。
「う……。ぼ、冒険者カードは御持ちですか?それにこれは、Aランク以上の依頼書ですよ?失敗すれば違約金が発生しますよ?」
「……はい!カード。これでいいか」
カウンターにギルドカードを置いて、ほっそりお姉さんに見せる。
「はぁ~では。拝見させて…………は!はぁーー!ええぇ!Aランク!」
叫んでカウンターから身を乗り出して、迫ってくるので直ぐに後ろに下がる。その様子を見ていた二人の受付けのお姉さんが、慌てて身を乗り出して、お姉さんを支える。ナイス!
「ち、ちょっと、クレリア!なにしてんよの!危ないでしょ!」
「そうよ!あたしそんなに力無いんだから暴れないでよ。どうしたのこの人が、なにかしたの?」
ぽっちゃりさんが、ほっそりさんを支えながら俺を睨む。
ひ、酷でぇ……この、ぽっちゃり。何を俺がするんだ?教えてくれよ。俺はなにもしてないぞ!
「あ、ありがとう。マルタ、ミルマン。でも違うのよ!この人Aランクの冒険者なのよ!ギルマスを呼んできてよ」
「ええ!こんな田舎町にAランクの冒険者!あたしが、ギルマス呼んでくるわね。待ってて」
「そうしてよ!あたしこの人逃げないように、捕まえて……」
そう言って手を伸ばし、俺の腕を掴もうとしてくるのでもう一歩カウンターから下がる。
「あの……逃げないので、触らないで下さい。それに俺は一人では無いので、触るのやめてくださいね」
カイトの、肩を組んで受付女達に見せる。
「兄ちゃんやめろ!重い」
「あ、あら!お連れ様が居たのね?ごめんなさい。ええっと、ジュリさん。ここでお待ち下さいね?あ!カードは、お返ししますね」
ニコリと微笑み掛けられた……怖い………。
「ど、どうも。ここで待てばいいの?」
また面倒だ。カイトと話してる方が良いな?
(カイト?)
(なに兄ちゃん。また面倒なの?)
(当たりだと思うぞ。すまんな)
(……仕方ないよね?兄ちゃんって、規格外なんだもん)
(す、すまんな。そう言えばさっ、宿どうするか)
(どうするもなにも、初めて来る町なんだから知らないよ!ギルマスにでも聞いたら?)
(そうだな……そうするか?この町は港町だから魚が旨そうだ)
(魚?あ~前に兄ちゃんと川で釣りしたあの魚?)
(そうそうあれだけどな。……海の魚は川の魚とはまた違って旨いぞ!)
(そうなの?)
(おう、でも……料理によって違うから……気を付けたいがね)
(あ~ぁそれね……兄ちゃん宜しくな?僕、兄ちゃんの料理しか食えないから……)
むぅ……贅沢に育ててしまった様だ。
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