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第2章
第4話 今度は食虫植物ですか?
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歩き難い山道を歩く。
むぅ……あ、歩き難いなこの道はよ!
生い茂る蔦や枝を、剣で切りながら前に進む。
「兄ちゃん!マップ見てた?」
「ん、なに?見てないけど」
忘れてました……後でカイトにどつかれるね?
「に、兄ちゃん? あ、あれは……」
ん、あれ?
なにと、カイトのさす指先を目で追うと………なんと……オチューとその上位種オチュードマですよ。なにここは!
それにこの数……多くない?
うぅ~んと1.2.…………20以上いるじゃねぇかよ!
オチュードマ一匹を中心に、大勢いらっしゃること。これは………非常に面倒だぞ!
虫の後は今度は食中植物ですか?
どんだけだよ………。
植物だから火を使えれば一発だが、ここは森の中だよなぁ………。
「兄ちゃん!あれどうすんの?」
「火魔法なら一発だ。だがなぁ……」
「ここ、森の中だよね?」
「そうそう。お!ちゃんと学習してるな?偉い偉い。お兄さん感動ぉ~」
カイトの頭をガシガシと乱暴に撫でる。
「今それ関係ないでしょ!どうするんだよ兄ちゃん!あれ」
「あれねぇ……切り裂くか凍らせるとか、根っこから養分抜く。で、決まりだな!」
「は、なにそれ?」
「まぁまぁ、見ててごらんよ?カイト君。行くぞ!」
「う、うん……(兄ちゃん、ボクはいまいち不安だよ)」
先ずは、土魔法でオチューの根っこから栄養と養分を抜き、おまけで水分も抜いて見た。お!できんじゃんよ、すげぇぞ俺!
「に、兄ちゃん。あれ……枯れてない?あれ枯れて来てる!」
「おう、枯らしたからな、あたりまえだぞ?」
オチュー達が枯れて干からびて行くが、まだ動いてて、手触が動いてる感じだ。
ふむ…中々しぶといことで、
それに、オチュードマの方は未だ元気だし。
「ぬぬぬ、あやつは未だ動くか……なら氷魔法!ブリザード!」
「おお、兄ちゃんすげぇ~あれ凍ったぞ!」
「よし!とどめの……サンダーアロー」
うっ、眩しい……いかん少し力をセーブ出来なかった。
バリバリと音がすると電気が走り、氷漬けのオチューやオチュードマの魔物たちが一気に砕け散って魔石だけがコロンコロンと転がり残った。
しっかし、すんげぇぇ~なおい!倒した自分が驚いてるぜ。
「に、兄ちゃん……」
カイトがジト目で俺を睨む。
「アハハ…制御難しくて、なんかオーバーヒートしちゃったぜ……てへ♡」
「……っ!てへ♡じゃないだろーー」
むぅ……あ、歩き難いなこの道はよ!
生い茂る蔦や枝を、剣で切りながら前に進む。
「兄ちゃん!マップ見てた?」
「ん、なに?見てないけど」
忘れてました……後でカイトにどつかれるね?
「に、兄ちゃん? あ、あれは……」
ん、あれ?
なにと、カイトのさす指先を目で追うと………なんと……オチューとその上位種オチュードマですよ。なにここは!
それにこの数……多くない?
うぅ~んと1.2.…………20以上いるじゃねぇかよ!
オチュードマ一匹を中心に、大勢いらっしゃること。これは………非常に面倒だぞ!
虫の後は今度は食中植物ですか?
どんだけだよ………。
植物だから火を使えれば一発だが、ここは森の中だよなぁ………。
「兄ちゃん!あれどうすんの?」
「火魔法なら一発だ。だがなぁ……」
「ここ、森の中だよね?」
「そうそう。お!ちゃんと学習してるな?偉い偉い。お兄さん感動ぉ~」
カイトの頭をガシガシと乱暴に撫でる。
「今それ関係ないでしょ!どうするんだよ兄ちゃん!あれ」
「あれねぇ……切り裂くか凍らせるとか、根っこから養分抜く。で、決まりだな!」
「は、なにそれ?」
「まぁまぁ、見ててごらんよ?カイト君。行くぞ!」
「う、うん……(兄ちゃん、ボクはいまいち不安だよ)」
先ずは、土魔法でオチューの根っこから栄養と養分を抜き、おまけで水分も抜いて見た。お!できんじゃんよ、すげぇぞ俺!
「に、兄ちゃん。あれ……枯れてない?あれ枯れて来てる!」
「おう、枯らしたからな、あたりまえだぞ?」
オチュー達が枯れて干からびて行くが、まだ動いてて、手触が動いてる感じだ。
ふむ…中々しぶといことで、
それに、オチュードマの方は未だ元気だし。
「ぬぬぬ、あやつは未だ動くか……なら氷魔法!ブリザード!」
「おお、兄ちゃんすげぇ~あれ凍ったぞ!」
「よし!とどめの……サンダーアロー」
うっ、眩しい……いかん少し力をセーブ出来なかった。
バリバリと音がすると電気が走り、氷漬けのオチューやオチュードマの魔物たちが一気に砕け散って魔石だけがコロンコロンと転がり残った。
しっかし、すんげぇぇ~なおい!倒した自分が驚いてるぜ。
「に、兄ちゃん……」
カイトがジト目で俺を睨む。
「アハハ…制御難しくて、なんかオーバーヒートしちゃったぜ……てへ♡」
「……っ!てへ♡じゃないだろーー」
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