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第2章 

第4話 Shall we?dance

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「あら?ケンバック様?ニーナ様は?」
「やぁ、サリア。誕生日おめでとう、ニーナは今日は来れないそうだよ?済まないね?これ、ニーナと私からだよ」
「有り難うございます。ですがニーナ様どうしたのですか?」
「あぁ、気にしなくて大丈夫だよ?私は、これで失礼させて貰うけれどね?」
「まぁ~わざわざ、私の為に来て頂いたのですか?」
「ケンバック。すまんな?ニーナ嬢には、くれぐれも宜しく伝えてくれよ?また、城に来てくれ?」
「あぁ、ライト殿下また顔を出すよ。ではね?サリア嬢」

 そう言うと、ケンバックは会場から姿を消して行った。
 どうしたのだろうか?
 何か隠してし居るのか?
 ニーナ嬢の事は気には成るが………今はサリアが優先だ。
 だが………後で調べるか?

「ケンバック様……心配ですわね?何もなければ良いですが?」
「そうだね…後で屋敷に行ってみるよ?それより!サリア今日は君が主役だ!ほら、お嬢様?私とダンスでも如何ですか?宜しければ一曲お相手願えませんか?」Shall we?danceと誘いたいが……通じないのが寂しくもあるね?

 サリアの手を引いてダンスホールに向かい誘う。

「フフフ。ラインハルト殿下、喜んで」

 ニコリと笑い、俺の手を取る。

 曲が流れるダンスホールに二人で入る。
 すると回りで踊って居たもの達が自然と移動して俺たちはホールの中央に来ると曲が変わる。
 緩やかな綺麗な旋律の曲が流れる。
 それに併せてサリアと踊る。くるくると回って二人で踊る。
 手を取り、サリアの腰に手を当ててステップを踏む。

「サリア?」
「なんですの?」
「綺麗だ………」
「あ、(殿下!そのフェイントは………ほら、足を踏んでしまったわ……)」
「つっっ!どうした?サリア?ステップが乱れたよ?フフフ(痛かった……ヒール)」
「ご、ご免なさい。ラインハルト様?おみ足痛くなかったてすか?」
「いや?大丈夫だよ?元は私が悪いからね?」
「まぁ~。殿下意地悪ですわ。フフフ」
「サリア?」
「はい?」
「もう一曲どうだい?」
「ですが……」
「………そうだね?ではこれで切り上げようか?」
「はい!」

 そして曲が終わり、ホールから二人でその場を離れた。

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