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第1章 

第4話 悪役令嬢?

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「……………様、ラインハルト様?どうか致しましたか?」
「………ん?」

 お、しまったサリアとの大事な時間に考え事等勿体ない。

「ああ、すまないね?考え事をしてしまったよ。所でサリア?」
「何ですの?ラインハルト様?」

 首を傾げて聞いてくる。う、か可愛い!!!
 なんだこの生き物!あ!まずい押し倒してしまう!いかん!俺は紳士だ!ここは押さえろ俺ぇ~~!

「ラインハルト様。何か今日は変ですね?何か御座いましたか?」
「い、いや。すまんサリア、そうだ!学園にはまだ通うのかい?」
「え?ええ、まだ少し授業が御座いますわ。ですので、そうですわね?半月は通うと思いますわ」
「そうか、半月か・・・・」
「あの、本当に何かございましたか?今日のラインハルト様何か変ですわ?」
「ん~そうかい?サリア?私は変かな?」

 そう言って一層サリアを抱き締める。

「はぁ~落ち着く。あ!そうだサリア、今夜はこの屋敷で夕食を一緒に取ろうか?」
「えぇ、ラインハルト様是非そうしたいわ。フフフ」
「そう言ってくれると、思ってちゃんと言ってあるからね?」
「まぁ!嬉しいわ。私、此方でお義父様達と、御食事するのは楽しみですもの」
「それは、複雑だね?私より……父上達と会うのが楽しみな様だね?」

 地味にショックだ………私より父上や母上が良いのか?

「あら、ご免なさい。もちろんラインハルト様と一緒に居られるのが一番ですわよ?フフフ」
「こら、サリア!私をからかったのかい?」

 面白がってますね?サリアさん……。

「からかうなんて、してませんわよ?」
「そうかい?なら!そんなことを言う子はこうだ!」

 ガバッと、抱き締めて軽く唇にキスをする。

「うん!ご馳走様。サリア」

 キスをして、口唇が離れるとサリアに笑い掛けて礼を言う。

「……………ラインハルト様の…………バカ……」

 顔を赤くして私を攻める。
 これが、かわいくて仕方がないのである。

「さてサリア、ここに居ると仕事に成ってしまう。サロンでゆっくりしようか?」
「えぇ………」
「なんだい?サリア………まだ照れてるのかい?」

 
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