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3.帝政エリクシア偵察録
19.旅の途中③
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約束よりかなり早く、エリーゼさん達より1日早く北都と呼ばれる街『トラキヤ』の上空にたどり着いた僕は目を見張ってしまいました。
『トラキヤ』の街は、この世界では大都市と言ってよいでしょうね。大きな川が緩やかに曲がる先端は小高い丘になっており、優雅な白亜のお城が鎮座しています。しかし、優雅なだけではなく、対岸に向けて複数の砲台もあり、川も城側では流れの勢いも増していて、簡単に渡河できそうにはありません。
街は城のふもとから丘陵にそって綺麗な建物が並び、恐らく貴族の住居だろうと思われる丹精をこらした建物や庭が立ち並び、川の水を利用した運河で隔てた一般市民の町と思われる街に繋がります。川の上流側は丘の稜線が続きますが、隔壁と砲台が連なり、二重目の堀がさらに街と平野部を隔てます。
一寸見でみると、三角形の頂点にお城があり、底辺側に平行して2本の運河が走る感じです。川との接続には水門があり、増水時や有事などの必要な際は締め切る事も出来るようになっています。
「はぁ、これがエリーゼさんの住む北都と呼ばれる街なんですね」
思わず呟く僕の膝上に、アレキがドスッとやって来ます。
「ほう、これが北都とやらか。あの隔壁の外で火の手が上がってるのは何じゃ?」
アレキが僕に質問しますが、僕だって始めて来た訳ですから良くわかりませんが、上空に近づき予想がついて慌てて離れます。どうやら、アレキにも判ったようですね。顔が変顔になっています。
「あはは、酷い匂いだったね。あれは下水処理場だね」
そう、おそらく街からの排水を3区画ある2つで常時受けているのでしょう。残り1区画は、溜まった汚物の焼却と、ろ過に使っている砂や石の入れ替えが行われているようですね。
処理施設で働いている人は、遠めにも着ている衣類が貧しい人の物だとわかります。でも冬でも常時1箇所は火を使用しているということは、匂いさえ我慢すれば暖を取れるという事になります。排水口のあるあたりは、一見綺麗な水が流れていますから、浄化もそれなりにはされているようです。
浄化処理施設から堀を渡った先に、簡単な石造りの隔壁ともいえない塀の中に、今にも崩れそうな家々が固まっているのをみると、そこが貧民や奴隷の住むエリアなのかも知れません。
その他に上空から見て気付いたのは、都市への出入りのチェックが思いのほか厳しいようですね。一番外の街門では、荷物をつんだ荷車などはチェックされていますが、人は身なりが貧しい人以外は問題なくは入れています。
入った後に、街の上層部に入る要所要所は隔壁と衛士がおり、最外郭以外では町の住人以外の出入りが制限されるようにみえますね。これが内側の運河(日本のお城なら内堀ですね)を超えるまで5箇所程あり、内側に行くにしたがって警備は厳重です。兵士の居住区画や訓練などの軍の施設も、運河の内側にあります。
「なるほど、これじゃあエリーゼさんの紹介状が無ければ街に入る事すらできませんね。」
そう、街の最外郭は商品の購入を行う問屋や、ハンターギルドにそれに付随する武器屋や居酒屋などと、扱う物の限定された商店街のみです。それでも、他の町よりはかなり大きいのですが、街全体の5分の1もありません。これは、約束の日までに街に入る事は諦めたほうが良さそうです。こうして僕は約束の日まで、周囲の町や村、工廠などの偵察に費やして日の過ぎるのを待ちました。
*****
指定された日の午前中、僕はFC1を人目につかず、尚且つ人が接近しにくい場所に駐機して、『トラキヤ』の町を目指します。幸い、街道を行く人は多い為、路傍から出てきた僕をお花摘みに行ったと思った方が多いようですね。
人の群れに流されるように町に入った僕は、そのまま町の通りを歩いて、第一関門とも言うべき隔壁の前にたどり着きます。さすがに、人は一気に減りますね。周囲を歩く人々は、みな観光なんじゃないかというくらいです。
なにせ、隔壁の装飾がすばらしいの一言ですね。隔壁越しに見えるお城は、おもわず写真に撮りたくなりますが、武器を構えていると勘違いされそうです。周囲というか、妙に衛士さんの視線が集まっている気もします。
「はぁ、いつまでもぼぉっとしているわけにもいきませんね。アレキ、行きますよ」
僕はアレキを胸元に抱えて、関門に向かい歩き出します。門の前で、当然誰何を受けますが、エリーゼさんから頂いた紹介状を渡します。
「こちらでお待ち下さい」
そう言って通された待合室は、余り広くはありませんでしたが、贅を尽くしたといっていいくらいの部屋です。まあ、背負っていた天羽々斬は、衛士の方に預ける形になっています。
10分くらい、アレキを抱いてモフモフを味わっていると、ノックの音と共にレーナさんが現われました。彼女の案内で、馬車へと乗り込みます。天羽々斬は、レーナさんの腕の中ですね。
「申し訳ないけど、隔壁内では衛士と当家の家人など特別許可された人しか武装できないのよ」
という、レーナさんの言葉に了解を示します。まあ、実際武装はそれだけじゃありませんし、天羽々斬も僕が呼べば手の中に現われるので、一旦取り上げられても問題はありません。
しかし、貴族様の馬車とは言え、クッション性は良くありませんね。思わず僕はレーナさんに聞いてしまいます。
「馬車って長時間乗っていると腰に来ますよね。エリーゼさんやヘルガさんは大丈夫だったんですか?」
僕の問いに、レーナさんが笑って答えてくれました。馬車の中に大量のクッションを持ち込んで、殆どゴロゴロしていたらしいですね。内緒ですよと笑って教えてくれたレーナさんですが、想像すると笑ってしまいますね。
まあ、街中なので舗装というか敷石もしっかりしており、街道を走るよりはだいぶマシではありましたが、座っていなければいけない分結構辛い物がありましたよ。
流石に馬車に乗っていて、レーナさんがいる所為か2番目以後の隔壁はスルーされています。逆をいえば、出るとき面倒な事にならないといいんだけどとも思ってしまいますね。未だに、キルニア城砦で追い回された記憶は時々蘇りますからね。
そうこうしている内に、やがてお城に間近の大邸宅と呼ぶに相応しいお屋敷の前にたどり着きました。門の前には衛兵が左右についています。門の前で馬車を降りるのかと思っていた僕は、レーナさんが全くの動きを示さない事を怪訝に思います。
レーナさんは、僕が見ているのに黙って微笑んでいるだけですね。そして馬車は再度門の中を走り出しましたが、かなりの距離を走ったあと、本館とは別の建物の玄関アーチの前まで走って止まりました。
「さぁクロエさん、降りますよ?」
レーナさんに促されて降りた建物の前は、本館とは比べ物になりませんが十分な大きさのお屋敷です。僕の頬がひきつってしまいますが、レーナさんは出迎えてお辞儀をする執事さん(リアル執事ですよ!!)に挨拶をしています。
「では、こちらへどうぞ」
通された部屋は和室で言えば八畳間くらいの部屋でしょうか。部屋の中にはレーナさんとメイドさんが数名? 彼女達は執事さんが部屋を出た途端、僕のボディーチェックを始めます。
「ちょ、レーナさんこれは?」
僕の悲鳴じみた声に、レーナさんがごめんねポーズです。ちょ、そんな処に何も隠してませんよ!!
そして、長く感じたボディーチェックの後、漸く客間に通されましたが、正直ぐったりしています。やがて、エリーゼさんとヘルガさんがやって来ると、紅茶が入れられてレーナさん以外のメイドさんが退出していきました。
「エリーゼさん、訪問者は毎回あんなボディーチェックを受けるんですか?」
僕が恨みがましくいうと、エリーゼさんは少し下を俯いてしまいます。ヘルガさんがそんなエリーゼさんをみて代弁してくれました。
「ここは、お嬢様の宮ですが訪問なさったのはクロエさんが始めての事なので、公爵様が安全確認の徹底を命じたようなのです。行き過ぎた行為だったとは思いますが、お許し下さい。」
はぁ、僕が最初って……
「もしかして、ボッチなの?」
「違いますわよ~!!」
僕の問いに、エリーゼさんの叫びが木霊しました,
『トラキヤ』の街は、この世界では大都市と言ってよいでしょうね。大きな川が緩やかに曲がる先端は小高い丘になっており、優雅な白亜のお城が鎮座しています。しかし、優雅なだけではなく、対岸に向けて複数の砲台もあり、川も城側では流れの勢いも増していて、簡単に渡河できそうにはありません。
街は城のふもとから丘陵にそって綺麗な建物が並び、恐らく貴族の住居だろうと思われる丹精をこらした建物や庭が立ち並び、川の水を利用した運河で隔てた一般市民の町と思われる街に繋がります。川の上流側は丘の稜線が続きますが、隔壁と砲台が連なり、二重目の堀がさらに街と平野部を隔てます。
一寸見でみると、三角形の頂点にお城があり、底辺側に平行して2本の運河が走る感じです。川との接続には水門があり、増水時や有事などの必要な際は締め切る事も出来るようになっています。
「はぁ、これがエリーゼさんの住む北都と呼ばれる街なんですね」
思わず呟く僕の膝上に、アレキがドスッとやって来ます。
「ほう、これが北都とやらか。あの隔壁の外で火の手が上がってるのは何じゃ?」
アレキが僕に質問しますが、僕だって始めて来た訳ですから良くわかりませんが、上空に近づき予想がついて慌てて離れます。どうやら、アレキにも判ったようですね。顔が変顔になっています。
「あはは、酷い匂いだったね。あれは下水処理場だね」
そう、おそらく街からの排水を3区画ある2つで常時受けているのでしょう。残り1区画は、溜まった汚物の焼却と、ろ過に使っている砂や石の入れ替えが行われているようですね。
処理施設で働いている人は、遠めにも着ている衣類が貧しい人の物だとわかります。でも冬でも常時1箇所は火を使用しているということは、匂いさえ我慢すれば暖を取れるという事になります。排水口のあるあたりは、一見綺麗な水が流れていますから、浄化もそれなりにはされているようです。
浄化処理施設から堀を渡った先に、簡単な石造りの隔壁ともいえない塀の中に、今にも崩れそうな家々が固まっているのをみると、そこが貧民や奴隷の住むエリアなのかも知れません。
その他に上空から見て気付いたのは、都市への出入りのチェックが思いのほか厳しいようですね。一番外の街門では、荷物をつんだ荷車などはチェックされていますが、人は身なりが貧しい人以外は問題なくは入れています。
入った後に、街の上層部に入る要所要所は隔壁と衛士がおり、最外郭以外では町の住人以外の出入りが制限されるようにみえますね。これが内側の運河(日本のお城なら内堀ですね)を超えるまで5箇所程あり、内側に行くにしたがって警備は厳重です。兵士の居住区画や訓練などの軍の施設も、運河の内側にあります。
「なるほど、これじゃあエリーゼさんの紹介状が無ければ街に入る事すらできませんね。」
そう、街の最外郭は商品の購入を行う問屋や、ハンターギルドにそれに付随する武器屋や居酒屋などと、扱う物の限定された商店街のみです。それでも、他の町よりはかなり大きいのですが、街全体の5分の1もありません。これは、約束の日までに街に入る事は諦めたほうが良さそうです。こうして僕は約束の日まで、周囲の町や村、工廠などの偵察に費やして日の過ぎるのを待ちました。
*****
指定された日の午前中、僕はFC1を人目につかず、尚且つ人が接近しにくい場所に駐機して、『トラキヤ』の町を目指します。幸い、街道を行く人は多い為、路傍から出てきた僕をお花摘みに行ったと思った方が多いようですね。
人の群れに流されるように町に入った僕は、そのまま町の通りを歩いて、第一関門とも言うべき隔壁の前にたどり着きます。さすがに、人は一気に減りますね。周囲を歩く人々は、みな観光なんじゃないかというくらいです。
なにせ、隔壁の装飾がすばらしいの一言ですね。隔壁越しに見えるお城は、おもわず写真に撮りたくなりますが、武器を構えていると勘違いされそうです。周囲というか、妙に衛士さんの視線が集まっている気もします。
「はぁ、いつまでもぼぉっとしているわけにもいきませんね。アレキ、行きますよ」
僕はアレキを胸元に抱えて、関門に向かい歩き出します。門の前で、当然誰何を受けますが、エリーゼさんから頂いた紹介状を渡します。
「こちらでお待ち下さい」
そう言って通された待合室は、余り広くはありませんでしたが、贅を尽くしたといっていいくらいの部屋です。まあ、背負っていた天羽々斬は、衛士の方に預ける形になっています。
10分くらい、アレキを抱いてモフモフを味わっていると、ノックの音と共にレーナさんが現われました。彼女の案内で、馬車へと乗り込みます。天羽々斬は、レーナさんの腕の中ですね。
「申し訳ないけど、隔壁内では衛士と当家の家人など特別許可された人しか武装できないのよ」
という、レーナさんの言葉に了解を示します。まあ、実際武装はそれだけじゃありませんし、天羽々斬も僕が呼べば手の中に現われるので、一旦取り上げられても問題はありません。
しかし、貴族様の馬車とは言え、クッション性は良くありませんね。思わず僕はレーナさんに聞いてしまいます。
「馬車って長時間乗っていると腰に来ますよね。エリーゼさんやヘルガさんは大丈夫だったんですか?」
僕の問いに、レーナさんが笑って答えてくれました。馬車の中に大量のクッションを持ち込んで、殆どゴロゴロしていたらしいですね。内緒ですよと笑って教えてくれたレーナさんですが、想像すると笑ってしまいますね。
まあ、街中なので舗装というか敷石もしっかりしており、街道を走るよりはだいぶマシではありましたが、座っていなければいけない分結構辛い物がありましたよ。
流石に馬車に乗っていて、レーナさんがいる所為か2番目以後の隔壁はスルーされています。逆をいえば、出るとき面倒な事にならないといいんだけどとも思ってしまいますね。未だに、キルニア城砦で追い回された記憶は時々蘇りますからね。
そうこうしている内に、やがてお城に間近の大邸宅と呼ぶに相応しいお屋敷の前にたどり着きました。門の前には衛兵が左右についています。門の前で馬車を降りるのかと思っていた僕は、レーナさんが全くの動きを示さない事を怪訝に思います。
レーナさんは、僕が見ているのに黙って微笑んでいるだけですね。そして馬車は再度門の中を走り出しましたが、かなりの距離を走ったあと、本館とは別の建物の玄関アーチの前まで走って止まりました。
「さぁクロエさん、降りますよ?」
レーナさんに促されて降りた建物の前は、本館とは比べ物になりませんが十分な大きさのお屋敷です。僕の頬がひきつってしまいますが、レーナさんは出迎えてお辞儀をする執事さん(リアル執事ですよ!!)に挨拶をしています。
「では、こちらへどうぞ」
通された部屋は和室で言えば八畳間くらいの部屋でしょうか。部屋の中にはレーナさんとメイドさんが数名? 彼女達は執事さんが部屋を出た途端、僕のボディーチェックを始めます。
「ちょ、レーナさんこれは?」
僕の悲鳴じみた声に、レーナさんがごめんねポーズです。ちょ、そんな処に何も隠してませんよ!!
そして、長く感じたボディーチェックの後、漸く客間に通されましたが、正直ぐったりしています。やがて、エリーゼさんとヘルガさんがやって来ると、紅茶が入れられてレーナさん以外のメイドさんが退出していきました。
「エリーゼさん、訪問者は毎回あんなボディーチェックを受けるんですか?」
僕が恨みがましくいうと、エリーゼさんは少し下を俯いてしまいます。ヘルガさんがそんなエリーゼさんをみて代弁してくれました。
「ここは、お嬢様の宮ですが訪問なさったのはクロエさんが始めての事なので、公爵様が安全確認の徹底を命じたようなのです。行き過ぎた行為だったとは思いますが、お許し下さい。」
はぁ、僕が最初って……
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