4 / 18
#4
しおりを挟む
いつも通りの朝がきた
と思ったが
今日は雨が降っている
物凄い大雨だ
会社に着き
仕事を始めた
大雨は止む気配がない
カッパを着ていたが
濡れすぎて意味がなかった
夕方
仕事が終わった
もう全身ビショビショで
クタクタだ
けど・・・バイトがある
僕はいつものように
挨拶のない事務所に
挨拶をして現場に向かう
午前中のパートの皆さんに
物量や今日の流れを聞き
現場を見て周った
一番端にある作業スペースで
君は居た
君は黙々と仕事をしていて
僕には気づいていなかった
「お疲れ様」
僕は当たり前の挨拶をした
だが大きな声で挨拶をしてしまった
知らずに緊張していたのだろう
君は
体をビクッ!とさせた
本当に集中して
仕事をしていたんだろう
目を丸くして
君は僕を見ていた
「お、お疲れ様です」
オドオドした挨拶だった
僕は
反射的に謝り
自分の作業スペースへと向かった
数十分後
バイト先は
冷蔵倉庫のため寒かった
いつもより寒かった
昼間の仕事で
濡れていた服を着て
作業していたからだ
防寒着を着ていたが
体に芯まで冷えてしまっていて
体が思うように動かない
着替えた方がよかったと後悔していた
体を暖めるために
僕は走って仕事をした
なんとか時間までに終わりそうだった
「あのー・・・」
体全体で驚いのを覚えている
突然のことで
僕は跳び跳ねてしまった
振り返ると
君の姿があった
だかなぜが怖がっていた
不思議そうな顔をした僕
なにかあったのか聞こうとしたが
君は謝って行ってしまった
バイトも終わり
僕はある人達と話をしていた
夜から一緒に働いている
パートの【詫さん】と【橋さん】と【池さん】だ
皆は僕より年上で
色んな話ができる
頼りになる人達だ
僕は直接聞こうと思っていたが
まだ距離感があり
聞けずにいたことを
皆に相談したが
皆は
まだ慣れてないから仕方ないと言われ
僕の相談は呆気なく終わってしまった
本当は
他にも皆に聞きたいことがあった
けど僕は何で
君のことをこんなに知りたいのか
不思議だった
皆に変な風に思われたくなかった
僕は心の中にこの気持ちを閉まった
家に着いた
シャワーを浴び
真っ暗な部屋で
またテーブルに伏せる
今日は雨
月明かりもない本当の暗闇
雨は小降りだ
だけど
なぜか大きな雨粒の音に
僕は聞こえる
小さくため息が漏れる
明日は晴れるといいな
僕には秘密がある
君に言えない秘密がある。
と思ったが
今日は雨が降っている
物凄い大雨だ
会社に着き
仕事を始めた
大雨は止む気配がない
カッパを着ていたが
濡れすぎて意味がなかった
夕方
仕事が終わった
もう全身ビショビショで
クタクタだ
けど・・・バイトがある
僕はいつものように
挨拶のない事務所に
挨拶をして現場に向かう
午前中のパートの皆さんに
物量や今日の流れを聞き
現場を見て周った
一番端にある作業スペースで
君は居た
君は黙々と仕事をしていて
僕には気づいていなかった
「お疲れ様」
僕は当たり前の挨拶をした
だが大きな声で挨拶をしてしまった
知らずに緊張していたのだろう
君は
体をビクッ!とさせた
本当に集中して
仕事をしていたんだろう
目を丸くして
君は僕を見ていた
「お、お疲れ様です」
オドオドした挨拶だった
僕は
反射的に謝り
自分の作業スペースへと向かった
数十分後
バイト先は
冷蔵倉庫のため寒かった
いつもより寒かった
昼間の仕事で
濡れていた服を着て
作業していたからだ
防寒着を着ていたが
体に芯まで冷えてしまっていて
体が思うように動かない
着替えた方がよかったと後悔していた
体を暖めるために
僕は走って仕事をした
なんとか時間までに終わりそうだった
「あのー・・・」
体全体で驚いのを覚えている
突然のことで
僕は跳び跳ねてしまった
振り返ると
君の姿があった
だかなぜが怖がっていた
不思議そうな顔をした僕
なにかあったのか聞こうとしたが
君は謝って行ってしまった
バイトも終わり
僕はある人達と話をしていた
夜から一緒に働いている
パートの【詫さん】と【橋さん】と【池さん】だ
皆は僕より年上で
色んな話ができる
頼りになる人達だ
僕は直接聞こうと思っていたが
まだ距離感があり
聞けずにいたことを
皆に相談したが
皆は
まだ慣れてないから仕方ないと言われ
僕の相談は呆気なく終わってしまった
本当は
他にも皆に聞きたいことがあった
けど僕は何で
君のことをこんなに知りたいのか
不思議だった
皆に変な風に思われたくなかった
僕は心の中にこの気持ちを閉まった
家に着いた
シャワーを浴び
真っ暗な部屋で
またテーブルに伏せる
今日は雨
月明かりもない本当の暗闇
雨は小降りだ
だけど
なぜか大きな雨粒の音に
僕は聞こえる
小さくため息が漏れる
明日は晴れるといいな
僕には秘密がある
君に言えない秘密がある。
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
〖完結〗幼馴染みの王女様の方が大切な婚約者は要らない。愛してる? もう興味ありません。
藍川みいな
恋愛
婚約者のカイン様は、婚約者の私よりも幼馴染みのクリスティ王女殿下ばかりを優先する。
何度も約束を破られ、彼と過ごせる時間は全くなかった。約束を破る理由はいつだって、「クリスティが……」だ。
同じ学園に通っているのに、私はまるで他人のよう。毎日毎日、二人の仲のいい姿を見せられ、苦しんでいることさえ彼は気付かない。
もうやめる。
カイン様との婚約は解消する。
でもなぜか、別れを告げたのに彼が付きまとってくる。
愛してる? 私はもう、あなたに興味はありません!
設定ゆるゆるの、架空の世界のお話です。
沢山の感想ありがとうございます。返信出来ず、申し訳ありません。
社長室の蜜月
ゆる
恋愛
内容紹介:
若き社長・西園寺蓮の秘書に抜擢された相沢結衣は、突然の異動に戸惑いながらも、彼の完璧主義に応えるため懸命に働く日々を送る。冷徹で近寄りがたい蓮のもとで奮闘する中、結衣は彼の意外な一面や、秘められた孤独を知り、次第に特別な絆を築いていく。
一方で、同期の嫉妬や社内の噂、さらには会社を揺るがす陰謀に巻き込まれる結衣。それでも、蓮との信頼関係を深めながら、二人は困難を乗り越えようとする。
仕事のパートナーから始まる二人の関係は、やがて揺るぎない愛情へと発展していく――。オフィスラブならではの緊張感と温かさ、そして心揺さぶるロマンティックな展開が詰まった、大人の純愛ストーリー。
【完結】もう無理して私に笑いかけなくてもいいですよ?
冬馬亮
恋愛
公爵令嬢のエリーゼは、遅れて出席した夜会で、婚約者のオズワルドがエリーゼへの不満を口にするのを偶然耳にする。
オズワルドを愛していたエリーゼはひどくショックを受けるが、悩んだ末に婚約解消を決意する。だが、喜んで受け入れると思っていたオズワルドが、なぜか婚約解消を拒否。関係の再構築を提案する。その後、プレゼント攻撃や突撃訪問の日々が始まるが、オズワルドは別の令嬢をそばに置くようになり・・・
「彼女は友人の妹で、なんとも思ってない。オレが好きなのはエリーゼだ」
「私みたいな女に無理して笑いかけるのも限界だって夜会で愚痴をこぼしてたじゃないですか。よかったですね、これでもう、無理して私に笑いかけなくてよくなりましたよ」
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる