447 / 501
アフターストーリー
第1話ー⑦ 決着
しおりを挟む
「ありがとう、キリヤ君」
「父さん、キリヤでいいよ」
「あ、あはは! そうだな。息子に君付けって言うのはおかしいか! わかったよ、キリヤ」
キリヤの言葉に満面の笑みでそう答えた父。
これで僕たちは、本当の親子になれたんだ――
そう思いながら、キリヤは嬉しそうに微笑んだのだった。
「ああ、そうだ。せっかくだから、これから晩酌でもどうかな? もう成人しているだろう?」
「あ……せっかくだけど、やめておくね。外に出られていても、僕はまだS級能力者であることに変わりはないんだ。だからもし能力の制御が効かなくなったらって思うと怖くてね」
申し訳なさそうな顔でそう言うキリヤ。
別世界にいた時は、そんな心配もなかったから普通に晩酌なんてしていたけれど。でもこの世界の僕は『白雪姫症候群』のS級クラスの能力者だから――
しかし、いつかはこの世界でも父とお酒の飲みかわせたらいいな――と思うキリヤだった。
「そうか……ごめんな、私も気が付かなくて」
「ううん。僕こそ、ごめんね……でも、父さんは飲みなよ! 僕はジュースで乾杯するからさ!」
「わかった。すまないね、私だけ……じゃあ、準備を――」
父がそう言って立ち上がると、母がちょうどリビングに戻って来た。
「晩酌ね! 任せて! 私が腕によりをかけたおつまみを用意するわ」
そう言って嬉しそうに笑う母。
「聞いていたのかい?」
「そんな盗み聞きしたみたいな言い方!」
「実際はどうなの?」
キリヤはそう言って鋭い視線を母に送る。
「『義父さんに謝りたかったからなんだ!!』くらいからしか聞いてないわよ」
「それって、ほとんど聞いているじゃないか!!」
「てへっ☆」
舌をペロリと出してそう言う母。
母さんのてへぺろが見られても、全然嬉しくないから! まあでも。マリアは母さんに似ているから、マリアがやったら可愛いかなとは思ったけれど――!
キリヤはそう思いつつ、話を聞かれていた恥ずかしさで赤面していた。
「あはは、まあいいじゃないか。母さんも心配していたことだろう?」
父はそう言いながら母の方を見て、優しく微笑んだ。
「そう、なの?」
明るく楽観的な性格の母が、まさか自分と父のことを心配してくれていたなんて――とそう思うキリヤ。
「まあね。私が再婚しなければよかったのかなって、悩んだ時期もあったから。でも、安心した。だからありがとう、キリヤ」
そう言って母はキリヤの頭を撫でる。
「ちょっと!? 子ども扱いしないでよ!!」
キリヤは恥ずかしそうな顔でそう言った。
「あはは。ごめん、ごめん。でも母さんの中では、小学生のキリヤで止まっているのよ。あれからずっとキリヤと居られなかったしね……でも、立派な大人になってくれてよかった」
母はそう言って嬉しそうに微笑んだ。
母さんもずっと悩んでいたんだ。やっぱり、今日ここに来たことは正解だったってことだよね――
「母さんもいろいろとごめんね。それと――ずっと気にかけてくれてありがとう!」
「うふふ、当たり前でしょ? だって私は、キリヤのお母さんなんだから!!」
母は自慢げにそう言った。
「うん、そうだね!」
「それじゃあ、おつまみね! ちょっと待っていて!」
それから母はキッチンに向かおうとした時、何かを思い出した顔でキリヤを見た。
「そうだ、キリヤ! 優香ちゃんに寝室案内してあげて! 客間があったでしょう?」
「はーい」
「よろしくね」
そう言ってから母はキッチンへと向かった。
それからキリヤは優香を寝室に通し、リビングに戻ってから父と晩酌をした。
父は酒が回り、すぐに眠ってしまったが、少ない時間の中で父と過ごせたことはキリヤにとってかけがえのない思い出となったのだった。
――翌日。
キリヤたちが目を覚ますと、父とマリアはもう家を出ていた。
「ごめんね。お父さん、仕事に行っちゃったから」
玄関先で母はそう言って申し訳なさそうな顔をする。
「ううん。また帰った時に、たくさん話すから、大丈夫。だからまた来るねって伝えておいて!」
キリヤはすっきりとした顔で微笑みながら母にそう言った。
「わかった。……キリヤ、元気でね」
「母さんも」
「優香ちゃんもまた遊びに来てね! あ、でも次に来るときは、結婚の挨拶の時、かな?」
ニヤニヤと嬉しそうに笑う母。
そんな母の言葉にキリヤは顔を真っ赤にした。
「ちょっと、母さん!!」
キリヤが語気を強めてそう言うと、
「わかりました!」
優香は笑顔で元気よくそう答えた。
「優香まで!?」
「え、違うんですか……?」
悲しそうな顔でキリヤを見つめる優香。
そんな優香を見たキリヤはしどろもどろになり、困惑した表情を浮かべた。
「え、あ……」
「うふふ。じゃあ、2人とも。身体は大切にね! 私はいつでもここで待っているから。だからいつでも帰ってらっしゃい」
母がそう言うと、
「うん!」
「は、はい」
キリヤと優香はそう返したのだった。
「じゃあ、行ってらっしゃい」
「いってきます!」
キリヤと優香は声を合わせてそう言って、桑島家を後にしたのだった。
――電車内にて。
「本当に素敵なご両親だったね」
「うん!」
「それと――行ってらっしゃい、だって」
恥ずかしそうにそう言う優香。
きっと、そう言われたことが嬉しかったのかな――とキリヤは思い、微笑んだ。
「そうだね、それは、優香ももう家族ってことなんだと思うよ」
「……そうだと、いいな」
優香はそう言って、嬉しそうに笑った。
それからキリヤは優香と共に研究所へ戻って行ったのだった。
父さんのことも慎太のことも、僕は1人ですべてを決めつけていた――でも、現実は違っていて。
過去は何も変わらないけれど、この先の未来は今の僕が作っていける。
慎太の生きた証、そして家族の絆。僕はそのすべてを大切に、この先も歩んでいこう。
これまでの過去との決着。そう、ここが1つの終着点。そして、僕はまた次の路へと向かっていく――。
「父さん、キリヤでいいよ」
「あ、あはは! そうだな。息子に君付けって言うのはおかしいか! わかったよ、キリヤ」
キリヤの言葉に満面の笑みでそう答えた父。
これで僕たちは、本当の親子になれたんだ――
そう思いながら、キリヤは嬉しそうに微笑んだのだった。
「ああ、そうだ。せっかくだから、これから晩酌でもどうかな? もう成人しているだろう?」
「あ……せっかくだけど、やめておくね。外に出られていても、僕はまだS級能力者であることに変わりはないんだ。だからもし能力の制御が効かなくなったらって思うと怖くてね」
申し訳なさそうな顔でそう言うキリヤ。
別世界にいた時は、そんな心配もなかったから普通に晩酌なんてしていたけれど。でもこの世界の僕は『白雪姫症候群』のS級クラスの能力者だから――
しかし、いつかはこの世界でも父とお酒の飲みかわせたらいいな――と思うキリヤだった。
「そうか……ごめんな、私も気が付かなくて」
「ううん。僕こそ、ごめんね……でも、父さんは飲みなよ! 僕はジュースで乾杯するからさ!」
「わかった。すまないね、私だけ……じゃあ、準備を――」
父がそう言って立ち上がると、母がちょうどリビングに戻って来た。
「晩酌ね! 任せて! 私が腕によりをかけたおつまみを用意するわ」
そう言って嬉しそうに笑う母。
「聞いていたのかい?」
「そんな盗み聞きしたみたいな言い方!」
「実際はどうなの?」
キリヤはそう言って鋭い視線を母に送る。
「『義父さんに謝りたかったからなんだ!!』くらいからしか聞いてないわよ」
「それって、ほとんど聞いているじゃないか!!」
「てへっ☆」
舌をペロリと出してそう言う母。
母さんのてへぺろが見られても、全然嬉しくないから! まあでも。マリアは母さんに似ているから、マリアがやったら可愛いかなとは思ったけれど――!
キリヤはそう思いつつ、話を聞かれていた恥ずかしさで赤面していた。
「あはは、まあいいじゃないか。母さんも心配していたことだろう?」
父はそう言いながら母の方を見て、優しく微笑んだ。
「そう、なの?」
明るく楽観的な性格の母が、まさか自分と父のことを心配してくれていたなんて――とそう思うキリヤ。
「まあね。私が再婚しなければよかったのかなって、悩んだ時期もあったから。でも、安心した。だからありがとう、キリヤ」
そう言って母はキリヤの頭を撫でる。
「ちょっと!? 子ども扱いしないでよ!!」
キリヤは恥ずかしそうな顔でそう言った。
「あはは。ごめん、ごめん。でも母さんの中では、小学生のキリヤで止まっているのよ。あれからずっとキリヤと居られなかったしね……でも、立派な大人になってくれてよかった」
母はそう言って嬉しそうに微笑んだ。
母さんもずっと悩んでいたんだ。やっぱり、今日ここに来たことは正解だったってことだよね――
「母さんもいろいろとごめんね。それと――ずっと気にかけてくれてありがとう!」
「うふふ、当たり前でしょ? だって私は、キリヤのお母さんなんだから!!」
母は自慢げにそう言った。
「うん、そうだね!」
「それじゃあ、おつまみね! ちょっと待っていて!」
それから母はキッチンに向かおうとした時、何かを思い出した顔でキリヤを見た。
「そうだ、キリヤ! 優香ちゃんに寝室案内してあげて! 客間があったでしょう?」
「はーい」
「よろしくね」
そう言ってから母はキッチンへと向かった。
それからキリヤは優香を寝室に通し、リビングに戻ってから父と晩酌をした。
父は酒が回り、すぐに眠ってしまったが、少ない時間の中で父と過ごせたことはキリヤにとってかけがえのない思い出となったのだった。
――翌日。
キリヤたちが目を覚ますと、父とマリアはもう家を出ていた。
「ごめんね。お父さん、仕事に行っちゃったから」
玄関先で母はそう言って申し訳なさそうな顔をする。
「ううん。また帰った時に、たくさん話すから、大丈夫。だからまた来るねって伝えておいて!」
キリヤはすっきりとした顔で微笑みながら母にそう言った。
「わかった。……キリヤ、元気でね」
「母さんも」
「優香ちゃんもまた遊びに来てね! あ、でも次に来るときは、結婚の挨拶の時、かな?」
ニヤニヤと嬉しそうに笑う母。
そんな母の言葉にキリヤは顔を真っ赤にした。
「ちょっと、母さん!!」
キリヤが語気を強めてそう言うと、
「わかりました!」
優香は笑顔で元気よくそう答えた。
「優香まで!?」
「え、違うんですか……?」
悲しそうな顔でキリヤを見つめる優香。
そんな優香を見たキリヤはしどろもどろになり、困惑した表情を浮かべた。
「え、あ……」
「うふふ。じゃあ、2人とも。身体は大切にね! 私はいつでもここで待っているから。だからいつでも帰ってらっしゃい」
母がそう言うと、
「うん!」
「は、はい」
キリヤと優香はそう返したのだった。
「じゃあ、行ってらっしゃい」
「いってきます!」
キリヤと優香は声を合わせてそう言って、桑島家を後にしたのだった。
――電車内にて。
「本当に素敵なご両親だったね」
「うん!」
「それと――行ってらっしゃい、だって」
恥ずかしそうにそう言う優香。
きっと、そう言われたことが嬉しかったのかな――とキリヤは思い、微笑んだ。
「そうだね、それは、優香ももう家族ってことなんだと思うよ」
「……そうだと、いいな」
優香はそう言って、嬉しそうに笑った。
それからキリヤは優香と共に研究所へ戻って行ったのだった。
父さんのことも慎太のことも、僕は1人ですべてを決めつけていた――でも、現実は違っていて。
過去は何も変わらないけれど、この先の未来は今の僕が作っていける。
慎太の生きた証、そして家族の絆。僕はそのすべてを大切に、この先も歩んでいこう。
これまでの過去との決着。そう、ここが1つの終着点。そして、僕はまた次の路へと向かっていく――。
0
お気に入りに追加
39
あなたにおすすめの小説
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
まじぼらっ! ~魔法奉仕同好会騒動記
ちありや
ファンタジー
芹沢(せりざわ)つばめは恋に恋する普通の女子高生。入学初日に出会った不思議な魔法熟… 少女に脅され… 強く勧誘されて「魔法奉仕(マジックボランティア)同好会」に入る事になる。
これはそんな彼女の恋と青春と冒険とサバイバルのタペストリーである。
1話あたり平均2000〜2500文字なので、サクサク読めますよ!
いわゆるラブコメではなく「ラブ&コメディ」です。いえむしろ「ラブギャグ」です! たまにシリアス展開もあります!
【注意】作中、『部』では無く『同好会』が登場しますが、分かりやすさ重視のために敢えて『部員』『部室』等と表記しています。
勇者パーティーを追放されました。国から莫大な契約違反金を請求されると思いますが、払えますよね?
猿喰 森繁
ファンタジー
「パーティーを抜けてほしい」
「え?なんて?」
私がパーティーメンバーにいることが国の条件のはず。
彼らは、そんなことも忘れてしまったようだ。
私が聖女であることが、どれほど重要なことか。
聖女という存在が、どれほど多くの国にとって貴重なものか。
―まぁ、賠償金を支払う羽目になっても、私には関係ないんだけど…。
前の話はテンポが悪かったので、全文書き直しました。
俺は善人にはなれない
気衒い
ファンタジー
とある過去を持つ青年が異世界へ。しかし、神様が転生させてくれた訳でも誰かが王城に召喚した訳でもない。気が付いたら、森の中にいたという状況だった。その後、青年は優秀なステータスと珍しい固有スキルを武器に異世界を渡り歩いていく。そして、道中で沢山の者と出会い、様々な経験をした青年の周りにはいつしか多くの仲間達が集っていた。これはそんな青年が異世界で誰も成し得なかった偉業を達成する物語。
貴方の傍に幸せがないのなら
なか
恋愛
「みすぼらしいな……」
戦地に向かった騎士でもある夫––ルーベル。
彼の帰りを待ち続けた私––ナディアだが、帰還した彼が発した言葉はその一言だった。
彼を支えるために、寝る間も惜しんで働き続けた三年。
望むままに支援金を送って、自らの生活さえ切り崩してでも支えてきたのは……また彼に会うためだったのに。
なのに、なのに貴方は……私を遠ざけるだけではなく。
妻帯者でありながら、この王国の姫と逢瀬を交わし、彼女を愛していた。
そこにはもう、私の居場所はない。
なら、それならば。
貴方の傍に幸せがないのなら、私の選択はただ一つだ。
◇◇◇◇◇◇
設定ゆるめです。
よろしければ、読んでくださると嬉しいです。
うちのAIが転生させてくれたので異世界で静かに暮らそうと思ったが、外野がうるさいので自重を捨ててやった。
藍染 迅
ファンタジー
AIが突然覚醒した? AIアリスは東明(あずまあきら)60歳を異世界転生させ、成仏への近道を辿らせるという。
ナノマシンに助けられつつ、20代の体に転生したあきらは冒険者トーメーとして新たな人生を歩み始める。
不老不死、自動回復など、ハイスペックてんこ盛り? 3つの下僕(しもべ)まで現れて、火炎放射だ、電撃だ。レールガンに超音波砲まで飛び出した。
なのに目指すは飾職兼養蜂業者? お気楽冒険譚の始まりだ!
デッドエンド済み負け犬令嬢、隣国で冒険者にジョブチェンジします
古森真朝
ファンタジー
乙女ゲームなのに、大河ドラマも真っ青の重厚シナリオが話題の『エトワール・クロニクル』(通称エトクロ)。友人から勧められてあっさりハマった『わたし』は、気の毒すぎるライバル令嬢が救われるエンディングを探して延々とやり込みを続けていた……が、なぜか気が付いたらキャラクター本人に憑依トリップしてしまう。
しかも時間軸は、ライバルが婚約破棄&追放&死亡というエンディングを迎えた後。馬車ごと崖から落ちたところを、たまたま通りがかった冒険者たちに助けられたらしい。家なし、資金なし、ついでに得意だったはずの魔法はほぼすべて使用不可能。そんな状況を見かねた若手冒険者チームのリーダー・ショウに勧められ、ひとまず名前をイブマリーと改めて近くの町まで行ってみることになる。
しかしそんな中、道すがらに出くわしたモンスターとの戦闘にて、唯一残っていた生得魔法【ギフト】が思いがけない万能っぷりを発揮。ついでに神話級のレア幻獣になつかれたり、解けないはずの呪いを解いてしまったりと珍道中を続ける中、追放されてきた実家の方から何やら陰謀の気配が漂ってきて――
「もうわたし、理不尽はコリゴリだから! 楽しい余生のジャマするんなら、覚悟してもらいましょうか!!」
長すぎる余生、というか異世界ライフを、自由に楽しく過ごせるか。元・負け犬令嬢第二の人生の幕が、いま切って落とされた!
※エブリスタ様、カクヨム様、小説になろう様で並行連載中です。皆様の応援のおかげで第一部を書き切り、第二部に突入いたしました!
引き続き楽しんでいただけるように努力してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします!
転生貴族可愛い弟妹連れて開墾します!~弟妹は俺が育てる!~
桜月雪兎
ファンタジー
祖父に勘当された叔父の襲撃を受け、カイト・ランドール伯爵令息は幼い弟妹と幾人かの使用人たちを連れて領地の奥にある魔の森の隠れ家に逃げ込んだ。
両親は殺され、屋敷と人の住まう領地を乗っ取られてしまった。
しかし、カイトには前世の記憶が残っており、それを活用して魔の森の開墾をすることにした。
幼い弟妹をしっかりと育て、ランドール伯爵家を取り戻すために。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる