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第10章 未来へ繋ぐ想い
第81話ー① 二人を繋ぐもの
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なんだか、空気が変わった――?
優香はそう思いながら、ゆっくりと目を開ける。そして、
「ここは……?」
そう呟いてから優香は辺りを見渡した。
優香のその視線の先には閑静な住宅街が広がっていた。
未来って言うほど近代的じゃないし、今までいた世界ともなんだか違うような――
そう思いながらキョロキョロと辺りを見渡していると、遠くの方から若い男女が歩いてくる姿を目にする優香。
「あ、こっちに来る」
そして優香は近くにあった木の陰に姿を隠した。
「え? あ、あれって……」
その優香の視線の先には、
「じゃあまた明日ね、キリヤ君!」
「うん!!」
楽しそうに笑う、もう一人の優香とキリヤの姿があった。
「な、なんで私……しかも、キリヤ君と!?」
それからキリヤと別れたもう一人の優香は、アパートの中へと入って行った。
仲睦まじい様子から恐らく関係は良好であるんだろうなと察する優香。
そしてキリヤはもう一人の優香がアパートに入ったことを確認してから、来た方へ戻っていったのだった。
「……キリヤ君のところに行こう」
それから優香は走ってキリヤの後を追った。
「キ、キリヤ君!!」
優香がそう呼びかけると、キリヤは振り返り、
「どうしたの? 忘れ物??」
キョトンとした顔でそう言った。
「ああ、えっと……」
何か言わなきゃ……でも何を――?
そして着けているはずのバングルが見当たらないことに優香は気がつき、
「バングル、どうしたの?」
そう尋ねた。
「バングル……?」
キリヤはそう言って、首を捻る。
そういえば一定の期間、こっちの世界にいると記憶が失われるって言っていたっけ。私がここに来れたってことは、どこかにはあると思うけど……でも、キリヤ君の記憶はもう――
そう思い、悲しげな顔をする優香。
すると、キリヤがそっと優香を抱きしめた。
「ちょ、ちょっと!! 何するの!?」
そう言ってキリヤを突き飛ばす優香。
「ご、ごめん! なんか、優香が悲しそうな顔をしていたから!! ごめんね……」
悲しげな顔でキリヤはそう言った。
「そんなに謝らないでよ! 別に嫌だったわけじゃないよ。ちょっと驚いただけっていうか……」
もう、こんな機会なんて滅多に無いのに! 私の馬鹿っ――!
「え、なんで? いつものことなのに?」
「はっ!? ええ!!?」
顔を真っ赤にする優香。
「優香……? どうしたの? 顔赤いけど、熱でもある?」
そう言って顔を近づけるキリヤ。
「熱はないから、おでこもいらないからね」
優香はそう言って右手を前に出し、キリヤを静止する。
前にもこんなことあったなあ……イケメンがそんなに顔を近づけないでよ、心臓に悪いから――!
「なんだか優香、変じゃない? いつもの優香じゃないみたい」
その言葉に優香は暗い表情をして、
「……そうね。私はあなたの知る優香じゃないのかもしれない。でも、それはキリヤ君も同じ」
キリヤの顔を見つめながらそう言った。
「どういうこと?」
首を傾げるキリヤ。
やっぱり、キリヤ君は――
そう思いながら、優香は眉を顰める。
「言っても信じてくれるか分からないけど、一応言うね。……私は別の世界から来た糸原優香なの」
優香は真剣な表情でそう言った。
「…………ぷっ、あはははは! どうしたの? 結衣になんかアニメを布教されたの??」
そう言って腹を抱えて笑うキリヤ。
「ほ、本当なんだって! ほら、このバングルも別世界でキリヤ君が!!」
優香はそう言って、左手のバングルをキリヤに見せる。
「え? でも僕にはそんな記憶ないし、優香の夢なんじゃない?」
「そんな……」
せっかくキリヤ君にまた会えたのに。このままじゃ――
そう思いながら、俯く優香。
「あははは! じゃあ、冗談はこの辺で。また明日も講義あるでしょ? 早く帰らないとね。また家まで送るよ」
キリヤはそう言って微笑む。
講義ってことは、ここの世界の私は大学生ってことか――
「大丈夫。1人で帰れる」
そう言って歩き出そうとする優香の左手をキリヤが掴んだ。
「ダメだよ! 1人じゃ心配だから送ってく! 彼氏なんだから、それくらいさせてよ」
か、かかかか彼氏!? いや、何となくは察していましたが――
「で、では、アパート前でいいです。キリヤ君も明日は講義があるでしょう?」
「わかった! じゃあ行こう」
キリヤはそう言って優香と手を繋いだまま歩き出した。
ドキドキする。まさか心臓の音、聞こえてない、よね? はあ。これが恋人なんだ……こっちの世界の私がちょっと羨ましいな――
優香がそんなことを思っていると、あっという間にアパートの前に到着した。
「じゃあ今度こそ、また明日」
「は、はい!!」
そしてキリヤは来た道を戻って行った。
「はあ……とりあえずどこかホテルを取ろう」
それから優香は駅前のビジネスホテルに電話をかけて連泊出来るように予約すると、そのホテルへと向かって行ったのだった。
――ホテルにて
部屋に着くなり、優香はベッドに寝転んだ。
「いろんな意味で疲れたよ……」
心臓、破れちゃうかと思ったなあ。こっちの私はなんてことしてくれてるんだろう――
「はあ……でもキリヤ君、幸せそうだったな」
そして先程のキリヤの笑顔を思い出す優香。
「こっちの世界で十分幸せそうなのに、そんなキリヤ君から幸せを奪ってもいいのかな……」
優香はそう呟いて、大きなため息をついた。
だって、元の世界の私は……もうすぐヒトじゃいられなくなるんだもの――
「連れ戻したとして、結局キリヤ君は寂しく思うよね。だったら……」
このままの方がいいんじゃないの――?
「って私、何考えてるの!! 先生に頼まれたじゃない。それにみんなもあっちの世界で待ってる。私がいなくなっても、あっちでキリヤ君は楽しく暮らせるよ! だから――」
そして布団に顔を埋める優香。
「だから、連れて帰ろう。すぐに別れになったって」
それから優香は眠りについたのだった。
優香はそう思いながら、ゆっくりと目を開ける。そして、
「ここは……?」
そう呟いてから優香は辺りを見渡した。
優香のその視線の先には閑静な住宅街が広がっていた。
未来って言うほど近代的じゃないし、今までいた世界ともなんだか違うような――
そう思いながらキョロキョロと辺りを見渡していると、遠くの方から若い男女が歩いてくる姿を目にする優香。
「あ、こっちに来る」
そして優香は近くにあった木の陰に姿を隠した。
「え? あ、あれって……」
その優香の視線の先には、
「じゃあまた明日ね、キリヤ君!」
「うん!!」
楽しそうに笑う、もう一人の優香とキリヤの姿があった。
「な、なんで私……しかも、キリヤ君と!?」
それからキリヤと別れたもう一人の優香は、アパートの中へと入って行った。
仲睦まじい様子から恐らく関係は良好であるんだろうなと察する優香。
そしてキリヤはもう一人の優香がアパートに入ったことを確認してから、来た方へ戻っていったのだった。
「……キリヤ君のところに行こう」
それから優香は走ってキリヤの後を追った。
「キ、キリヤ君!!」
優香がそう呼びかけると、キリヤは振り返り、
「どうしたの? 忘れ物??」
キョトンとした顔でそう言った。
「ああ、えっと……」
何か言わなきゃ……でも何を――?
そして着けているはずのバングルが見当たらないことに優香は気がつき、
「バングル、どうしたの?」
そう尋ねた。
「バングル……?」
キリヤはそう言って、首を捻る。
そういえば一定の期間、こっちの世界にいると記憶が失われるって言っていたっけ。私がここに来れたってことは、どこかにはあると思うけど……でも、キリヤ君の記憶はもう――
そう思い、悲しげな顔をする優香。
すると、キリヤがそっと優香を抱きしめた。
「ちょ、ちょっと!! 何するの!?」
そう言ってキリヤを突き飛ばす優香。
「ご、ごめん! なんか、優香が悲しそうな顔をしていたから!! ごめんね……」
悲しげな顔でキリヤはそう言った。
「そんなに謝らないでよ! 別に嫌だったわけじゃないよ。ちょっと驚いただけっていうか……」
もう、こんな機会なんて滅多に無いのに! 私の馬鹿っ――!
「え、なんで? いつものことなのに?」
「はっ!? ええ!!?」
顔を真っ赤にする優香。
「優香……? どうしたの? 顔赤いけど、熱でもある?」
そう言って顔を近づけるキリヤ。
「熱はないから、おでこもいらないからね」
優香はそう言って右手を前に出し、キリヤを静止する。
前にもこんなことあったなあ……イケメンがそんなに顔を近づけないでよ、心臓に悪いから――!
「なんだか優香、変じゃない? いつもの優香じゃないみたい」
その言葉に優香は暗い表情をして、
「……そうね。私はあなたの知る優香じゃないのかもしれない。でも、それはキリヤ君も同じ」
キリヤの顔を見つめながらそう言った。
「どういうこと?」
首を傾げるキリヤ。
やっぱり、キリヤ君は――
そう思いながら、優香は眉を顰める。
「言っても信じてくれるか分からないけど、一応言うね。……私は別の世界から来た糸原優香なの」
優香は真剣な表情でそう言った。
「…………ぷっ、あはははは! どうしたの? 結衣になんかアニメを布教されたの??」
そう言って腹を抱えて笑うキリヤ。
「ほ、本当なんだって! ほら、このバングルも別世界でキリヤ君が!!」
優香はそう言って、左手のバングルをキリヤに見せる。
「え? でも僕にはそんな記憶ないし、優香の夢なんじゃない?」
「そんな……」
せっかくキリヤ君にまた会えたのに。このままじゃ――
そう思いながら、俯く優香。
「あははは! じゃあ、冗談はこの辺で。また明日も講義あるでしょ? 早く帰らないとね。また家まで送るよ」
キリヤはそう言って微笑む。
講義ってことは、ここの世界の私は大学生ってことか――
「大丈夫。1人で帰れる」
そう言って歩き出そうとする優香の左手をキリヤが掴んだ。
「ダメだよ! 1人じゃ心配だから送ってく! 彼氏なんだから、それくらいさせてよ」
か、かかかか彼氏!? いや、何となくは察していましたが――
「で、では、アパート前でいいです。キリヤ君も明日は講義があるでしょう?」
「わかった! じゃあ行こう」
キリヤはそう言って優香と手を繋いだまま歩き出した。
ドキドキする。まさか心臓の音、聞こえてない、よね? はあ。これが恋人なんだ……こっちの世界の私がちょっと羨ましいな――
優香がそんなことを思っていると、あっという間にアパートの前に到着した。
「じゃあ今度こそ、また明日」
「は、はい!!」
そしてキリヤは来た道を戻って行った。
「はあ……とりあえずどこかホテルを取ろう」
それから優香は駅前のビジネスホテルに電話をかけて連泊出来るように予約すると、そのホテルへと向かって行ったのだった。
――ホテルにて
部屋に着くなり、優香はベッドに寝転んだ。
「いろんな意味で疲れたよ……」
心臓、破れちゃうかと思ったなあ。こっちの私はなんてことしてくれてるんだろう――
「はあ……でもキリヤ君、幸せそうだったな」
そして先程のキリヤの笑顔を思い出す優香。
「こっちの世界で十分幸せそうなのに、そんなキリヤ君から幸せを奪ってもいいのかな……」
優香はそう呟いて、大きなため息をついた。
だって、元の世界の私は……もうすぐヒトじゃいられなくなるんだもの――
「連れ戻したとして、結局キリヤ君は寂しく思うよね。だったら……」
このままの方がいいんじゃないの――?
「って私、何考えてるの!! 先生に頼まれたじゃない。それにみんなもあっちの世界で待ってる。私がいなくなっても、あっちでキリヤ君は楽しく暮らせるよ! だから――」
そして布団に顔を埋める優香。
「だから、連れて帰ろう。すぐに別れになったって」
それから優香は眠りについたのだった。
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