1 / 8
2度目の人生が終わって、再訪したはざまの世界
しおりを挟む
・・・魔女だ、あんな美しさ、人間じゃないに決まっている。私たちを惑わして、全てを壊して乗っ取る気なんだ!
・・・恐ろしい狐だわ。姉のみならず弟までも。男のくせにそんなに美しいだなんて人間じゃない!
・・・あの病気も、この日照りも、領主様が我らを蔑ろにするのも、何もうまくいかないのも全て全てお前らのせいだ!魔女!悪魔!
はあ・・・。
この先は絶壁の崖。このまま生き残ったとしてもずっと色を求められるのだろう。そしてそれを断れば分かりやすく逆恨みされる。それ以外にはそもそも敵視しかされない。
なぜだろう。
美貌があればある程度人生楽なのかと思って、一度死んだ後に次の条件としてお願いしたのに。まあ確かに美しいと嫉妬はされるか。ただ可愛いだけでも嫉妬を生むのに、絶世の美女仕様を頼んだ私もバカだった。それでも最初の人生でモブだった私は誰かにチヤホヤされる人生を送ってみたかったのだ。が、しくじった。この人生もそろそろ詰みだろう。
それにしてもこの弟が不憫だ。私の家族と言う事もあり、2歳下の弟も本当に可愛らしい。15歳になって身長も伸びてきたが、まだ顔にあどけなさは残り、それでいてもう大人の男の表情を見せる事もあった。ただありがとうと笑えば、夫がいようが妻がいようが、誰でも彼でもその魅力に取り憑かれる始末。私が出した条件が違えば、彼が産み出される事はなかったのかもしれない。そうも思ってしまう。
私は二度目の人生で17歳。この世界観なら嫁ぐような歳なのに、嫉妬で殺される事になろうとは。ところが聖職者さえもあちら側なのだからどうにもならない。神父様は私も弟も口説いていた。平等・・・なのか?まあそんな事はどうでもいい。親は子どもの頃は普通に愛してくれた。ただ周りが私や弟を囲おうと金品をちらつかせ始めると段々と関係はおかしくなっていった。思うように動かないのなら、と言う一方的な思想は親でも村の人でも大差がなかったのだ。だからこそ弟1人この世界に残しても残念ながら決して幸せにはなれない。棍棒やらフライパンやら斧やら包丁やらそんなものを白昼堂々皆で振り回して、17歳と15歳を断崖絶壁に追いやるような世界だ。しかもその理由が自分の欲望が叶わないからだなんて・・・。挙句は様々な不都合が全て私たちのせいだと言う。逆にそんな力があれば、今の事態は招いていない気がするが、そんな冷静な考えができるのならこんなお粗末な人権侵害は起こらない。
そんな世界、こっちから願い下げだ。
ただ、ただ、私の愛する弟がせめて次の世でその人生を誰かに愛されて幸せに終わる事が出来ますように・・・
じりじりと後退りをしながら近づいていた断崖絶壁から落ちる瞬間はあっけなかった。もっと最初の人生で見た事があったような、とりあえずちゃんと立ち止まれて捨て台詞でも吐く、そんな余裕くらいあるのかと思っていた。実際はそんな事はなくて、意外にもあっさりと右足が宙を踏み、重心が一瞬で傾く。頭が重いから真っ逆さまに落ちていく。崖は100mはあろうか。この世界にはそんなに細かい尺度が定義されていなかったから、17年生きてもこの崖がどの位のものなのかもわからなかった。
白い花・・・。
こんなところに花が咲いていたのか、落ちていきながら初めて見る崖の植物に気が付く。もうこれから死ぬのに生を目の当たりにして、全てを通り過ぎて、今更涙が溢れた。
ほんの少し後で飛び降りた弟が、落ちる私に抱きつく。重くなってしまって、落下速度が増す中、それでも最後にきちんとした愛に触れる事ができてよかった。
「姉さん、来世では幸せになってください・・・あなたの弟で幸せでした。」
私はこんな事を言って貰えるほど、いい姉だっただろうか。可愛かったし大事にした。それでも15歳でこんな最後を迎えさせてしまった。
「ちゃんと守ってあげられなくてごめんね。でもあなたの姉で幸せだった。あなたも幸せになってね。」
消えるようなその言葉を最後に二度目の人生は幕を閉じた。
・・・お久しぶりです~!そろそろ起きてください~!・・・
んぁ?聞き覚えがあるような声に、来た事があるような場所、嗅いだ事のある沢山の花の香り・・・。
あぁ・・・。ついさっき死んだんだ・・・。
「弟は?!」
「あ、彼はちゃんと次の人生へのご案内をしてます。大丈夫ですよ。ちゃんと幸せな最後を迎えられる幸せな人生を手配してあります。今回はちょっとこちらの都合もありましたので、他の方よりも優遇させていただいてます。ご安心ください。」
「都合・・・?」
「はい。恐らく今の冷静さを見る限り、こちらの事を覚えておいでですね?ここははざまの世界です。そしてその先へのご案内だったりをしています。私は前回もあなた様をご案内させていただきました桔梗です。今回は大変な最後になってしまい、ご愁傷様でございました。」
「・・・はい・・・。まあ死んじゃったものはどうしようもないし、あの世界控えめに言っても**だったので、弟も幸せな世界に行けるのなら、もうそれで大丈夫です。」
「前回もそうでしたが、なぜか妙に思い切りがいいですよね・・・。まあこちらとしては助かりますが。えっと、前回のご希望条件が3つまで申告可能で、絶世の美女と可愛い弟、生活に困らない家・・・でしたかね。」
「改めて聞かされると恥ずかしい上、その条件のせいであのエンドなのかと思うと何と言うか・・・」
「ははは、それは気にされないでください。皆様大抵そうですよ。まあでもこちらとしてもここに立ち寄られる事になった方に関しては基本的にその先を見据えた上で、もうこちらに来なくても済む人生をご案内するんです。ですが、今回はうるう年の関係で計算がズレてしまっていて、あなた様のいらっしゃった世界のみその影響が出てしまいました。こうやってもう一度お迎えできているとは言え、最後にあのような思いをさせてしまった事、はざまの世界を代表してお詫びいたします。申し訳ありませんでした。」
「あ、いえ。まあもういいです。話の流れからすると、私も弟のようにもう次の世界への転生が決まっていると言う事ですか?今度はできる限り失敗したくないんですけど・・・」
「はい、今回は我々も一定期間のモニタリングをするつもりですし、最初の条件も5つまで設定可能です。また必ずバッドエンドは迎えない事を約束いたします。もしその兆しが見えるような事が万が一あった場合は、改めて桔梗が参ります。ですのでご安心ください。」
つまり、私は三度目の転生・・・と言うべきか、生まれ変わりと言うべきか、改めてチャンスが与えられるようだ。そして最初にここに来たときに比べて明らかに担当者の桔梗が親身になってくれているような気はする。それだけ一大事が起こってしまったから私がここにいるのかもしれないが。それでも改めて人生をやり直せるなら、それはそれでもう楽しむしかない。
今度こそは、幸せな人生だったと言って老衰で死にたい!そして誰かの力ではなくて、私の力で私を幸せにしたい!
「では私の条件は・・・」
「かしこまりました。それでは良い人生となりますように。桔梗の花呪いを以て、あなたの守護と致しましょう。もう会う事がありませんよう。どうかお幸せに・・・」
改めて私の視界はふっと消え、新しい世界へとその命は引き継がれた。
私の、三度目の人生が始まる・・・
・・・恐ろしい狐だわ。姉のみならず弟までも。男のくせにそんなに美しいだなんて人間じゃない!
・・・あの病気も、この日照りも、領主様が我らを蔑ろにするのも、何もうまくいかないのも全て全てお前らのせいだ!魔女!悪魔!
はあ・・・。
この先は絶壁の崖。このまま生き残ったとしてもずっと色を求められるのだろう。そしてそれを断れば分かりやすく逆恨みされる。それ以外にはそもそも敵視しかされない。
なぜだろう。
美貌があればある程度人生楽なのかと思って、一度死んだ後に次の条件としてお願いしたのに。まあ確かに美しいと嫉妬はされるか。ただ可愛いだけでも嫉妬を生むのに、絶世の美女仕様を頼んだ私もバカだった。それでも最初の人生でモブだった私は誰かにチヤホヤされる人生を送ってみたかったのだ。が、しくじった。この人生もそろそろ詰みだろう。
それにしてもこの弟が不憫だ。私の家族と言う事もあり、2歳下の弟も本当に可愛らしい。15歳になって身長も伸びてきたが、まだ顔にあどけなさは残り、それでいてもう大人の男の表情を見せる事もあった。ただありがとうと笑えば、夫がいようが妻がいようが、誰でも彼でもその魅力に取り憑かれる始末。私が出した条件が違えば、彼が産み出される事はなかったのかもしれない。そうも思ってしまう。
私は二度目の人生で17歳。この世界観なら嫁ぐような歳なのに、嫉妬で殺される事になろうとは。ところが聖職者さえもあちら側なのだからどうにもならない。神父様は私も弟も口説いていた。平等・・・なのか?まあそんな事はどうでもいい。親は子どもの頃は普通に愛してくれた。ただ周りが私や弟を囲おうと金品をちらつかせ始めると段々と関係はおかしくなっていった。思うように動かないのなら、と言う一方的な思想は親でも村の人でも大差がなかったのだ。だからこそ弟1人この世界に残しても残念ながら決して幸せにはなれない。棍棒やらフライパンやら斧やら包丁やらそんなものを白昼堂々皆で振り回して、17歳と15歳を断崖絶壁に追いやるような世界だ。しかもその理由が自分の欲望が叶わないからだなんて・・・。挙句は様々な不都合が全て私たちのせいだと言う。逆にそんな力があれば、今の事態は招いていない気がするが、そんな冷静な考えができるのならこんなお粗末な人権侵害は起こらない。
そんな世界、こっちから願い下げだ。
ただ、ただ、私の愛する弟がせめて次の世でその人生を誰かに愛されて幸せに終わる事が出来ますように・・・
じりじりと後退りをしながら近づいていた断崖絶壁から落ちる瞬間はあっけなかった。もっと最初の人生で見た事があったような、とりあえずちゃんと立ち止まれて捨て台詞でも吐く、そんな余裕くらいあるのかと思っていた。実際はそんな事はなくて、意外にもあっさりと右足が宙を踏み、重心が一瞬で傾く。頭が重いから真っ逆さまに落ちていく。崖は100mはあろうか。この世界にはそんなに細かい尺度が定義されていなかったから、17年生きてもこの崖がどの位のものなのかもわからなかった。
白い花・・・。
こんなところに花が咲いていたのか、落ちていきながら初めて見る崖の植物に気が付く。もうこれから死ぬのに生を目の当たりにして、全てを通り過ぎて、今更涙が溢れた。
ほんの少し後で飛び降りた弟が、落ちる私に抱きつく。重くなってしまって、落下速度が増す中、それでも最後にきちんとした愛に触れる事ができてよかった。
「姉さん、来世では幸せになってください・・・あなたの弟で幸せでした。」
私はこんな事を言って貰えるほど、いい姉だっただろうか。可愛かったし大事にした。それでも15歳でこんな最後を迎えさせてしまった。
「ちゃんと守ってあげられなくてごめんね。でもあなたの姉で幸せだった。あなたも幸せになってね。」
消えるようなその言葉を最後に二度目の人生は幕を閉じた。
・・・お久しぶりです~!そろそろ起きてください~!・・・
んぁ?聞き覚えがあるような声に、来た事があるような場所、嗅いだ事のある沢山の花の香り・・・。
あぁ・・・。ついさっき死んだんだ・・・。
「弟は?!」
「あ、彼はちゃんと次の人生へのご案内をしてます。大丈夫ですよ。ちゃんと幸せな最後を迎えられる幸せな人生を手配してあります。今回はちょっとこちらの都合もありましたので、他の方よりも優遇させていただいてます。ご安心ください。」
「都合・・・?」
「はい。恐らく今の冷静さを見る限り、こちらの事を覚えておいでですね?ここははざまの世界です。そしてその先へのご案内だったりをしています。私は前回もあなた様をご案内させていただきました桔梗です。今回は大変な最後になってしまい、ご愁傷様でございました。」
「・・・はい・・・。まあ死んじゃったものはどうしようもないし、あの世界控えめに言っても**だったので、弟も幸せな世界に行けるのなら、もうそれで大丈夫です。」
「前回もそうでしたが、なぜか妙に思い切りがいいですよね・・・。まあこちらとしては助かりますが。えっと、前回のご希望条件が3つまで申告可能で、絶世の美女と可愛い弟、生活に困らない家・・・でしたかね。」
「改めて聞かされると恥ずかしい上、その条件のせいであのエンドなのかと思うと何と言うか・・・」
「ははは、それは気にされないでください。皆様大抵そうですよ。まあでもこちらとしてもここに立ち寄られる事になった方に関しては基本的にその先を見据えた上で、もうこちらに来なくても済む人生をご案内するんです。ですが、今回はうるう年の関係で計算がズレてしまっていて、あなた様のいらっしゃった世界のみその影響が出てしまいました。こうやってもう一度お迎えできているとは言え、最後にあのような思いをさせてしまった事、はざまの世界を代表してお詫びいたします。申し訳ありませんでした。」
「あ、いえ。まあもういいです。話の流れからすると、私も弟のようにもう次の世界への転生が決まっていると言う事ですか?今度はできる限り失敗したくないんですけど・・・」
「はい、今回は我々も一定期間のモニタリングをするつもりですし、最初の条件も5つまで設定可能です。また必ずバッドエンドは迎えない事を約束いたします。もしその兆しが見えるような事が万が一あった場合は、改めて桔梗が参ります。ですのでご安心ください。」
つまり、私は三度目の転生・・・と言うべきか、生まれ変わりと言うべきか、改めてチャンスが与えられるようだ。そして最初にここに来たときに比べて明らかに担当者の桔梗が親身になってくれているような気はする。それだけ一大事が起こってしまったから私がここにいるのかもしれないが。それでも改めて人生をやり直せるなら、それはそれでもう楽しむしかない。
今度こそは、幸せな人生だったと言って老衰で死にたい!そして誰かの力ではなくて、私の力で私を幸せにしたい!
「では私の条件は・・・」
「かしこまりました。それでは良い人生となりますように。桔梗の花呪いを以て、あなたの守護と致しましょう。もう会う事がありませんよう。どうかお幸せに・・・」
改めて私の視界はふっと消え、新しい世界へとその命は引き継がれた。
私の、三度目の人生が始まる・・・
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
【完結】転生少女は異世界でお店を始めたい
梅丸
ファンタジー
せっかく40代目前にして夢だった喫茶店オープンに漕ぎ着けたと言うのに事故に遭い呆気なく命を落としてしまった私。女神様が管理する異世界に転生させてもらい夢を実現するために奮闘するのだが、この世界には無いものが多すぎる! 創造魔法と言う女神様から授かった恩寵と前世の料理レシピを駆使して色々作りながら頑張る私だった。
猫上司がパイを焼いてくれる最高の僕の居場所
あろえみかん
ファンタジー
半年前に仕事を辞めた河野海斗は行く末を案じていた。世界に置いていかれるような、漠然とした不安感に襲われる瞬間があったのだ。そんな10月31日の夕方、海斗は美しい鐘の音を聞く。どこからか聞こえるその音は何故か音量が変わらない。それは化け猫であるムギワラのキナコが海斗に聞かせていたものだった。この鐘の音を聴き、目が合う者。それは彼らと働く上での適合を意味した。押し問答の末に連れていかれた古ぼけた事務所で出会ったのは猫魈であるサビのリョウスケ。この時食べたパイが契機となり、海斗は株式会社夏梅で働く事となる。そこは思った以上にしっかりとした人間の会社で、本来は猫であっても皆それぞれ人に化けて通常業務をこなしていたのだ。元々あまり物事に抵抗しない海斗はあっという間に馴染み、仕事を覚えていった。12月に差し掛かる頃、研修を兼ねて訪れたのはイベントデリバリー部。繁忙期にヘルプに入るのが常らしく、今回は海斗に白羽の矢が立ったのだ。お手伝いするのはクリスマス。アイルランドのケットシー商会がサンタ協会から請け負った仕事を夏梅が孫請けしていた。海斗はイベントデリバリー部の三田、九郎、巣と共に当日まで全力で走り切る。大変な仕事の切れ目ではリョウスケがいつも美味しいパイを焼いてくれ、それを仲間達みんなで食べる。そのほっこりした時間に癒され、海斗はますます今の居場所に愛着を持っていく。年が明けた頃、イベントデリバリー部で海斗は新たに九州支部の猫魈アンディ達と出会う。アンディは桜餅に熱い想いをかけており、東京の牙城を崩す!と息巻いていたのだ。その為に急遽デパートで九州物産展に出展する事になり、またも海斗が駆り出された。大盛況の中、神使で白狐の茜が姿を現し、海斗に今までとこれからを問う。そこで改めて今の仲間達と働く今に幸せを実感した海斗はこれからも彼らと共に生きていく事を心に誓うのだった。
マイナー18禁乙女ゲームのヒロインになりました
東 万里央(あずま まりお)
恋愛
十六歳になったその日の朝、私は鏡の前で思い出した。この世界はなんちゃってルネサンス時代を舞台とした、18禁乙女ゲーム「愛欲のボルジア」だと言うことに……。私はそのヒロイン・ルクレツィアに転生していたのだ。
攻略対象のイケメンは五人。ヤンデレ鬼畜兄貴のチェーザレに男の娘のジョバンニ。フェロモン侍従のペドロに影の薄いアルフォンソ。大穴の変人両刀のレオナルド……。ハハッ、ロクなヤツがいやしねえ! こうなれば修道女ルートを目指してやる!
そんな感じで涙目で爆走するルクレツィアたんのお話し。
ゆるふわショタ皇帝と活字嫌いな司書の王都立て直し
由汰のらん
ファンタジー
大学図書館で働く派遣社員の瀬里は、活字は嫌いだけど本の整理は好きだった。
そんな彼女が財政難に陥る異世界に派遣されてしまう。
瀬里を派遣した担保で、ショタになってしまった皇帝こと智彗は、瀬里に国の立て直しを申し出るのだった。
本好きのショタ皇帝と、本の整理好きな瀬里の奮闘物語。
家庭菜園物語
コンビニ
ファンタジー
お人好しで動物好きな最上 悠(さいじょう ゆう)は肉親であった祖父が亡くなり、最後の家族であり姉のような存在でもある黒猫の杏(あんず)も静かに息を引き取ろうとする中で、助けたいなら異世界に来てくれないかと、少し残念な神様に提案される。
その転移先で秋田犬の大福を助けたことで、能力を失いそのままスローライフをおくることとなってしまう。
異世界で新しい家族や友人を作り、本人としてはほのぼのと家庭菜園を営んでいるが、小さな畑が世界には大きな影響を与えることになっていく。
一緒に異世界転生した飼い猫のもらったチートがやばすぎた。もしかして、メインは猫の方ですか、女神様!?
たまご
ファンタジー
アラサーの相田つかさは事故により命を落とす。
最期の瞬間に頭に浮かんだのが「猫達のごはん、これからどうしよう……」だったせいか、飼っていた8匹の猫と共に異世界転生をしてしまう。
だが、つかさが目を覚ます前に女神様からとんでもチートを授かった猫達は新しい世界へと自由に飛び出して行ってしまう。
女神様に泣きつかれ、つかさは猫達を回収するために旅に出た。
猫達が、世界を滅ぼしてしまう前に!!
「私はスローライフ希望なんですけど……」
この作品は「小説家になろう」さん、「エブリスタ」さんで完結済みです。
表紙の写真は、モデルになったうちの猫様です。
来訪神に転生させてもらえました。石長姫には不老長寿、宇迦之御魂神には豊穣を授かりました。
克全
ファンタジー
ほのぼのスローライフを目指します。賽銭泥棒を取り押さえようとした氏子の田中一郎は、事もあろうに神域である境内の、それも神殿前で殺されてしまった。情けなく申し訳なく思った氏神様は、田中一郎を異世界に転生させて第二の人生を生きられるようにした。
【完結】王太子妃の初恋
ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
カテリーナは王太子妃。しかし、政略のための結婚でアレクサンドル王太子からは嫌われている。
王太子が側妃を娶ったため、カテリーナはお役御免とばかりに王宮の外れにある森の中の宮殿に追いやられてしまう。
しかし、カテリーナはちょうど良かったと思っていた。婚約者時代からの激務で目が悪くなっていて、これ以上は公務も社交も難しいと考えていたからだ。
そんなカテリーナが湖畔で一人の男に出会い、恋をするまでとその後。
★ざまぁはありません。
全話予約投稿済。
携帯投稿のため誤字脱字多くて申し訳ありません。
報告ありがとうございます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる