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朝から依頼に行くぞ~
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ライフさんから今の森の環境について聞いた後俺達は広場へと戻り、明日に備えて早く休むことにした。本当はまた夜の街に行きたかったけれど、この森で活動するなら万全な状態じゃないと駄目だからな。次の日の朝、町が動き出す時間に起きた俺達は朝早くからギルドへと向かった。
「いらっしゃいませ。昨日ぶりですね」
「ナナンさんいつ休んでるんですか?」
「ふふ、内緒です」
昨日も朝早くからギルドに居ただろうに、本当にいつ休んでいるんだ?ナナンさんは普通の人間だから絶対に休息が必要なはずだし・・・・
「そんな事よりも依頼を受けられるんですよね?」
「あぁ森の討伐依頼と採取依頼を受けたい。俺達でも受けられるものはるか?」
「本来五級であるクロガネ様にはご紹介出来る依頼は無いのですが、今回はギルド長による許可とブレスト様が同じパーティーにいることにより特例として三級の依頼をご紹介することが出来ます。何かご希望の魔物などはございますでしょうか」
「そうだな・・・・クロガネが相手するのは群れでは無く単体で行動する魔物が好ましいかな」
この森って三級が沢山居るから俺が受けられる依頼をがあるか不安だったけど、あのテストに合格したからギルド長が許可を出してくれたのか。今回は特例だし、早めに四級まで昇格したいけどまだ無理だろうな~
「なるほど、町から離れるのは大丈夫ですか?」
「地図はあるかな?」
「はい、こちらです」
「俺達が一日で移動できる距離はこれぐらいかな。森の性質もあるし野宿は避けたいな」
「なるほど、それでしたらかなりの依頼をご紹介できますね」
ブレストの言う通りあの森は次々と魔物が襲って来るし、俺達を惑わせてくるしで危険が多すぎて野宿するのはお断りだな。
「高額な依頼ですとクラッシャーギガントやジャイアントキリングベアなどですね。高難易度となりますと、悪食の王、イビルフライなどをご紹介できます」
「・・・・後者の二体を相手したら俺死ぬだろ」
「イビルフライと悪食の王は俺が受け持とう」
その二体は確実に三級の上位、なんなら二級と言って良い相手だぞ。そんなもん俺がどうやっても勝てる訳が無い。戦った瞬間死が確定するだけだ。
「畏まりました」
「クラッシャーギガントとジャイアントキリングベアはクロガネが相手するんだ」
「その二体と比べればマシだけど、タイマンじゃないと勝てないぞ」
クラッシャーギガントとジャイアントキリングベアは正真正銘三級の魔物だ。特殊な性質や特別な手段を必要としないだけマシだけど、今の俺じゃ時間も掛かるし増援や乱入があったら勝てないと断言できる。
「俺がサポートしてやるから大丈夫さ」
「頼んだぞ~じゃないと死ぬからな」
「任せておけ。それじゃあ、他の依頼は・・・・」
紹介される依頼の難易度の高さに少し頭が痛くなってしまうがこれも強くなるために必要な事だし受け入れよう。ブレストはその後幾つか採取依頼を受けると俺達は森へと向かった。
「それじゃあ、フォレシア初依頼行くぞ~!」
「お~・・・・」
「どうしたんだテンション低いな」
「いや、悪食の王とイビルフライを相手にするって聞いてテンション上がる奴は居ないだろ」
「大丈夫、大丈夫、相手は俺がするからクロガネは見学しておけば良いから」
「近付きたくも無いんだけど」
「どうしたんだ、いつもの勢いが無いぞ」
「ギリギリ相手できる相手ならやる気になるけど、完全に勝てる要素が無い相手とはやりたくないだろ」
戦うのは好きだし強くなるのは好きだけど、進んで死にたい訳じゃ無いんだから格上とは戦いたくないもんだ。王都のドラゴンの件は逃げるだけだったら出来るから進んで行ったけど、その二体は色々と訳が違うだろ・・・・
「まぁまぁ、まずは面倒な奴から片付けようか。悪食の王の場所は大体予測出来ているみたいだから行こうぜ」
「は~い・・・・」
俺達は無駄な体力の消費を抑える為出来るだけ気配を消し他の魔物に襲われないようにしながら、森の中を走っていく。姿が見えなくとも感じる気配だけで、この森に潜む三級の魔物達の脅威をひしひしと感じる。今ここで気配を出しでもすれば、一気にこいつらが襲い掛かってくるだろう。そうなったら逃げるしか方法は無いな。
「どうしたんだクロガネ、変な顔して」
「思っている以上にこの森ヤバいなって」
「なるほどな。確かに道から逸れるのは二回目だが、どれだけあの道が安全だったのか実感するな」
「魔物が多すぎるだろ・・・・」
この森の中と比べたらあの道は天国だ。襲い掛かってくる魔物は多いけどまだ対処できる数だしなにより視界が晴れて周囲の状況を把握しやすい。それに対して森の中は動き回る植物に、殺し合いの気配、虎視眈々と潜む森の狩人達。俺達は大丈夫だが、眩惑に毒それに霧とやりたい放題だ。
そんな森に戦々恐々としながらも、未知の森を探索するという喜びを胸に抱き森の奥へと進んで行くとある気配に思わず足を止めてしまった。
「っ!!」
「ん?見つけたか?」
それが俺の探知距離に入った瞬間、背筋を走りぬける薄暗く恐ろしい悪寒に濃密な死の気配と闇の魔力。かなりの距離あるはずなのに奴が目の前に居るかのようだ。俺の首を絞めてくるような闇の気配に息が苦しくなる。そして俺の本能が逃げろと叫んでいる。
「見つけた・・・・けど」
「大丈夫、深呼吸しろ。俺が守ってやるから」
これまで感じたことが無い程の悪寒と吐き気を催す程濃密な死の気配に俺は足が竦んでしまい手が震えてしまう。あれは駄目だ、近づくな、勝てない、触れてはいけないものだと俺の本能と勘が訴えかけてくる。そんな俺の手をブレストはゆっくりと握り、荒くなってしまった息を落ち着かせてくれた。
「怖いか?」
「すっごくな。格上を相手したことはあるけど、あれは模擬戦で本気の殺し合いじゃない。正直言ってブレストだけで行って欲しい」
「それならそうするけど」
あれには近づきたくないけど、ここでこの恐怖に負けたらこの先の旅に支障が出る。怖いと思っても食いしばらなきゃ駄目だ。
「いい、大丈夫。一緒に行く」
「そうか。それじゃあ先導頼んだぞ」
俺は未だに震えている手で拳を握り締めると思いっきり自分の頬をぶん殴り活を入れる。
「ちょ!何してんだ!」
「ふぅ、これで落ち着いた」
「次それやったら怒るからな!」
さっきの大人びた表情は何処に行ったのか大慌てで俺に回復魔法を掛けてくるブレスト。だけど、この痛みで恐怖と死に囚われていた頭が現実に帰って来れた。この先ブレストと一緒に居ると言う事は、こういう奴らとも対峙するってことだ。しっかりしろ俺、怯むな、ビビるな。死の想像に捕らわれず現実だけを見るんだ。
「行くぞ」
大きく息を吸い震えが止まった俺は、悪食の王が居る場所へと歩みを進めた。近付いていくたびに気配は濃くなり、圧迫感も強くなる。そして森の環境も変わってきた。命溢れる森だというのに、魔獣も動物も小さな虫達の気配すら感じられない。まるで森だけ生きて他の生き物は全て死に絶えたような様子だ。騒がしく忙しなく命に溢れた森は静寂に包まれ段々と死の気配が強くなってくる。
はぁ、強がってはいるけど本当はすぐに逃げ出した。
駄目だ恐怖に捕らわれるな。そんな事に思考を巡らせるならあいつの攻撃と仕掛けに集中するんだ。あいつとの距離はまだあるけれど、あいつの習性からしてこの距離にはもう・・・・!
「止まれ!!!」
「あいよ、もう触手の範囲内か」
思わず声を荒げてしまったがブレストは既に気付いていたみたいだ。
「クロガネ、分かっているとは思うが絶対に引っ掛かるなよ」
「うん」
俺達はそう言いながら木々に絡みつく濁った黒色をした半透明な触手たちを睨みつけた。
「いらっしゃいませ。昨日ぶりですね」
「ナナンさんいつ休んでるんですか?」
「ふふ、内緒です」
昨日も朝早くからギルドに居ただろうに、本当にいつ休んでいるんだ?ナナンさんは普通の人間だから絶対に休息が必要なはずだし・・・・
「そんな事よりも依頼を受けられるんですよね?」
「あぁ森の討伐依頼と採取依頼を受けたい。俺達でも受けられるものはるか?」
「本来五級であるクロガネ様にはご紹介出来る依頼は無いのですが、今回はギルド長による許可とブレスト様が同じパーティーにいることにより特例として三級の依頼をご紹介することが出来ます。何かご希望の魔物などはございますでしょうか」
「そうだな・・・・クロガネが相手するのは群れでは無く単体で行動する魔物が好ましいかな」
この森って三級が沢山居るから俺が受けられる依頼をがあるか不安だったけど、あのテストに合格したからギルド長が許可を出してくれたのか。今回は特例だし、早めに四級まで昇格したいけどまだ無理だろうな~
「なるほど、町から離れるのは大丈夫ですか?」
「地図はあるかな?」
「はい、こちらです」
「俺達が一日で移動できる距離はこれぐらいかな。森の性質もあるし野宿は避けたいな」
「なるほど、それでしたらかなりの依頼をご紹介できますね」
ブレストの言う通りあの森は次々と魔物が襲って来るし、俺達を惑わせてくるしで危険が多すぎて野宿するのはお断りだな。
「高額な依頼ですとクラッシャーギガントやジャイアントキリングベアなどですね。高難易度となりますと、悪食の王、イビルフライなどをご紹介できます」
「・・・・後者の二体を相手したら俺死ぬだろ」
「イビルフライと悪食の王は俺が受け持とう」
その二体は確実に三級の上位、なんなら二級と言って良い相手だぞ。そんなもん俺がどうやっても勝てる訳が無い。戦った瞬間死が確定するだけだ。
「畏まりました」
「クラッシャーギガントとジャイアントキリングベアはクロガネが相手するんだ」
「その二体と比べればマシだけど、タイマンじゃないと勝てないぞ」
クラッシャーギガントとジャイアントキリングベアは正真正銘三級の魔物だ。特殊な性質や特別な手段を必要としないだけマシだけど、今の俺じゃ時間も掛かるし増援や乱入があったら勝てないと断言できる。
「俺がサポートしてやるから大丈夫さ」
「頼んだぞ~じゃないと死ぬからな」
「任せておけ。それじゃあ、他の依頼は・・・・」
紹介される依頼の難易度の高さに少し頭が痛くなってしまうがこれも強くなるために必要な事だし受け入れよう。ブレストはその後幾つか採取依頼を受けると俺達は森へと向かった。
「それじゃあ、フォレシア初依頼行くぞ~!」
「お~・・・・」
「どうしたんだテンション低いな」
「いや、悪食の王とイビルフライを相手にするって聞いてテンション上がる奴は居ないだろ」
「大丈夫、大丈夫、相手は俺がするからクロガネは見学しておけば良いから」
「近付きたくも無いんだけど」
「どうしたんだ、いつもの勢いが無いぞ」
「ギリギリ相手できる相手ならやる気になるけど、完全に勝てる要素が無い相手とはやりたくないだろ」
戦うのは好きだし強くなるのは好きだけど、進んで死にたい訳じゃ無いんだから格上とは戦いたくないもんだ。王都のドラゴンの件は逃げるだけだったら出来るから進んで行ったけど、その二体は色々と訳が違うだろ・・・・
「まぁまぁ、まずは面倒な奴から片付けようか。悪食の王の場所は大体予測出来ているみたいだから行こうぜ」
「は~い・・・・」
俺達は無駄な体力の消費を抑える為出来るだけ気配を消し他の魔物に襲われないようにしながら、森の中を走っていく。姿が見えなくとも感じる気配だけで、この森に潜む三級の魔物達の脅威をひしひしと感じる。今ここで気配を出しでもすれば、一気にこいつらが襲い掛かってくるだろう。そうなったら逃げるしか方法は無いな。
「どうしたんだクロガネ、変な顔して」
「思っている以上にこの森ヤバいなって」
「なるほどな。確かに道から逸れるのは二回目だが、どれだけあの道が安全だったのか実感するな」
「魔物が多すぎるだろ・・・・」
この森の中と比べたらあの道は天国だ。襲い掛かってくる魔物は多いけどまだ対処できる数だしなにより視界が晴れて周囲の状況を把握しやすい。それに対して森の中は動き回る植物に、殺し合いの気配、虎視眈々と潜む森の狩人達。俺達は大丈夫だが、眩惑に毒それに霧とやりたい放題だ。
そんな森に戦々恐々としながらも、未知の森を探索するという喜びを胸に抱き森の奥へと進んで行くとある気配に思わず足を止めてしまった。
「っ!!」
「ん?見つけたか?」
それが俺の探知距離に入った瞬間、背筋を走りぬける薄暗く恐ろしい悪寒に濃密な死の気配と闇の魔力。かなりの距離あるはずなのに奴が目の前に居るかのようだ。俺の首を絞めてくるような闇の気配に息が苦しくなる。そして俺の本能が逃げろと叫んでいる。
「見つけた・・・・けど」
「大丈夫、深呼吸しろ。俺が守ってやるから」
これまで感じたことが無い程の悪寒と吐き気を催す程濃密な死の気配に俺は足が竦んでしまい手が震えてしまう。あれは駄目だ、近づくな、勝てない、触れてはいけないものだと俺の本能と勘が訴えかけてくる。そんな俺の手をブレストはゆっくりと握り、荒くなってしまった息を落ち着かせてくれた。
「怖いか?」
「すっごくな。格上を相手したことはあるけど、あれは模擬戦で本気の殺し合いじゃない。正直言ってブレストだけで行って欲しい」
「それならそうするけど」
あれには近づきたくないけど、ここでこの恐怖に負けたらこの先の旅に支障が出る。怖いと思っても食いしばらなきゃ駄目だ。
「いい、大丈夫。一緒に行く」
「そうか。それじゃあ先導頼んだぞ」
俺は未だに震えている手で拳を握り締めると思いっきり自分の頬をぶん殴り活を入れる。
「ちょ!何してんだ!」
「ふぅ、これで落ち着いた」
「次それやったら怒るからな!」
さっきの大人びた表情は何処に行ったのか大慌てで俺に回復魔法を掛けてくるブレスト。だけど、この痛みで恐怖と死に囚われていた頭が現実に帰って来れた。この先ブレストと一緒に居ると言う事は、こういう奴らとも対峙するってことだ。しっかりしろ俺、怯むな、ビビるな。死の想像に捕らわれず現実だけを見るんだ。
「行くぞ」
大きく息を吸い震えが止まった俺は、悪食の王が居る場所へと歩みを進めた。近付いていくたびに気配は濃くなり、圧迫感も強くなる。そして森の環境も変わってきた。命溢れる森だというのに、魔獣も動物も小さな虫達の気配すら感じられない。まるで森だけ生きて他の生き物は全て死に絶えたような様子だ。騒がしく忙しなく命に溢れた森は静寂に包まれ段々と死の気配が強くなってくる。
はぁ、強がってはいるけど本当はすぐに逃げ出した。
駄目だ恐怖に捕らわれるな。そんな事に思考を巡らせるならあいつの攻撃と仕掛けに集中するんだ。あいつとの距離はまだあるけれど、あいつの習性からしてこの距離にはもう・・・・!
「止まれ!!!」
「あいよ、もう触手の範囲内か」
思わず声を荒げてしまったがブレストは既に気付いていたみたいだ。
「クロガネ、分かっているとは思うが絶対に引っ掛かるなよ」
「うん」
俺達はそう言いながら木々に絡みつく濁った黒色をした半透明な触手たちを睨みつけた。
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