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閑話:辺境の若き狼
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クロガネと初めて出会った時の俺の印象は最悪なものだったと思う。あの時は父上に言われていた技が習得出来て舞い上がり、久々に帰ってきた父上の自分の訓練の成果を見て貰おうという一心で客人が居る事も忘れあのような態度をとってしまったのだ。褒めて貰おうと思ったら、知らない冒険者が二人いてその一人は俺よりも年下だと言うのに、父上に手放しで褒められていて嫉妬してしまいあのような言葉を言ってしまったのだ。
「なら、俺と手合わせをしてくれませんか?」
もし、父上が認めるほどの実力を持った者を倒せたら褒めてくれるんじゃないかと言う浅はかな考えでその言葉を言ってしまった。その時の俺は本当に世間知らずで相手を見極める力を持っておらず、クロガネが五級と聞いて勝てると思ってしまったのだ。本当に我ながら貴族として相応しくない幼稚な嫉妬心だ。そんな態度を取る俺にクロガネは怒る事も無く、丁寧な対応をしてくれたのにも関わず俺は愚行を重ね
「では俺もその依頼に同行させては頂けないでしょうか」
あの時の俺は本当に愚かだと思っている。俺は彼らからすれば安全な場所で安全な相手と訓練を重ね実戦の何も分かっていない素人同然だと言うのに、自分はこれまで訓練を重ねてきたのだから森でも戦えると過剰な自信を持っていたのだ。そんな俺を父上は叱るが、自分も役に立てるのだと伝えたくて意地を張っていた。今振り返るとこの行動は俺の人生の中の最大の汚点ではあるが、人生の転換期でもあったのだろう。
そんな意地を張っていた俺の心を見透かすようにブレスト殿は冷静で鋭い視線を向けながら本心を聞きだされてしまった。俺の本心を聞いたブレスト殿は父上に掛け合ってくれ、護衛ありかつブレスト殿とクロガネの言うことを遵守することを前提に同行を許して貰えた。この時は俺の実力を認めさせてやるという気持ちで、こんなことがあろうかと予め準備しておいた装備を身に付けロシェと共に調査へと向かった。
俺も戦うことが出来ると言うのに完全に俺を守る為の隊列で、クロガネの援護は要らないと聞いて不満だったがブレスト殿の言うことが正しいので受け入れた。インセクトマンを倒しクロガネが何事も無いように軽く木の上に登ったのには驚いたが、もし戦闘になれば俺が助太刀すると決めていた。そして、森に入ってからの初の遭遇でその考えは間違っていると痛感した。
ブラウンベアか、3mを軽く越える巨体に爪による強力な攻撃と土属性を宿している所為でその毛皮は堅い相手だ。ナイフ使いのクロガネ殿には相性が悪いだろう。
だが、クロガネ殿は考え事をしながらまるで脅威にもならないと言う態度でブラウンベアを一刀両断してしまった。俺は聞こえも感じもしなかったが、クロガネ殿が言うにはこの先に羽音がする大きな気配がするらしい。この森で羽音で大きな気配と言えばビートルかフライだろう。確かめるために、その気配を感じると言う場所に近付くと生臭く腐敗した臭いと濃い鉄の匂い。本能的に嫌悪する臭いを嗅ぎ、少し気持ち悪くなりながらも現場に着くとそこには首狩りトンボが居た。
そんな、この森には生息していないはずだぞ!
図鑑で読んだがあれは空を自由に飛び回り高速で動く羽によって次々と頭を切り落とす蹂躙者だ。その証拠として積み上がっている魔物の死体は全て首が無く、その首は地面に散らばっている。空を飛びその速さ故に対処するには、高位の魔法師と攻撃を受け止められるタンクそしてアーチャーが必要になる。あれは俺達では倒せない!
「あれは・・・・父上を呼ばなければ」
「えぇ同感です」
「クロガネ、これを放置してると魔物が寄ってくる。さっさと倒してこい」
「はーい」
一体何を言っているんだ!クロガネ殿はクロスボウを持ってはいるがあれは三級以上でなければ対処は不可能で一人で手に負えるような魔物では無い!死にに行けと言っているようなものだぞ!
「大丈夫、大丈夫」
止める俺の手を軽く引き離すと何の恐れも見せずに笑顔で首狩りトンボに向かって飛び出していくクロガネ。このままでは不味いと俺も後を追おうとしたがブレスト殿に引き留められてしまった。
「何を!あのままでは」
「クロガネならあいつ程度で負けたりしないから大丈夫ですよ。それより俺達が行ったら邪魔になります」
クロガネ殿はクロスボウによって首狩りトンボの風魔法を撃ち落とし、近付けないように木から木へと移動し翻弄していく。あのクロスボウはあそこまでの連射が出来たのか。だが、あれでは防げるが倒せはしないだろう。それに首狩りトンボの真骨頂は高速の突撃だ。広範囲魔法が来たと思えば、クロガネ殿も同量の魔法で打ち消し一瞬木の後ろに隠れたと思ったら、開けた場所に武器も構えず歩いて来るではないか。
「さぁ、いつでも掛かって来な」
「あいつ、何やってるんだ!」
そんな無防備の姿を晒したら必ず・・・・くそっ間に合え!!!守る為に飛び出そうとしたが間に合わず、首狩りトンボがクロガネ殿を真っ二つに両断したと思ったら、クロガネ殿は煙のように消え四方八方から白い糸が飛び出し首狩りトンボを捕まえてしまった。そして、どこからともなくクロガネが現れ糸を掴み雷魔法を流し込むと、身動きの取れない首狩りトンボは呆気なく倒されてしまった。
嘘だろ・・・・
クロガネは一切疲れた様子も苦戦する事も無く倒してしまった事に唖然としてしまった、クロガネが来てくれたので何をしたのかを冷静に分析しながら答え合わせをしていく。なるほど、あの戦いの中でそこまで多くの事を同時にこなし、首狩りトンボをいとも簡単に倒した訳か・・・・父上が褒めるのも納得だな。俺のスキルであの一撃はギリギリ耐えれるだろうが、防げはするが倒すまでの術は俺には持ち合わせていない。この戦いを見て理解したが俺とクロガネは天と地ほどの差があるのだな。
見くびっていた自分に反省し、クロガネに対する意識を変えながらも実力差があるとしても俺も少しは出来ることを証明するために、任されたロックリザードを自分が出来る最大限の力で相手し、クロガネ殿程では無いが素早く倒せたとは思う。ブレスト殿とクロガネ殿に俺の評価をして貰い、許可した魔物であれば戦っても良いと言ってくれた。少しは俺の実力を証明できたみたいだな。
森での歩き方や警戒すべき場所を教えられながら進んで行くが、今回の目的は森で起きている異常の調査だ。ブレスト殿はこの異常について何か予測が出来ているのだろうか?え、俺はそうですね・・・・・まぁ本から読んだ知識だけですけどこんな感じでしょうか。クロガネ殿はどうお考えですか?なるほど、そういう可能性もあるのか。冒険者の知識と言うのは、本では書いていないものばかりでとても有益だな。
本来居る筈の無い魔物がこの森に居るのが引っ掛かるか・・・・
確かに異常ではあるがこの森は広大でフォレシアにも通じているのだから、有り得ない魔物が迷い込んだとしても不思議ではない。だが、その可能性も考えたとしても引っ掛かるとクロガネ殿は言っているのだろうな。
その後もクロガネ殿が現れる魔物を瞬時に倒し、俺が倒せる魔物は譲ってもらいながら進んでいるとあっという間に日が落ちてきてしまった。今日はここら辺で野宿することになったので、俺とブレスト殿は今日の食事と薪を探しに向かうのだった。
「なら、俺と手合わせをしてくれませんか?」
もし、父上が認めるほどの実力を持った者を倒せたら褒めてくれるんじゃないかと言う浅はかな考えでその言葉を言ってしまった。その時の俺は本当に世間知らずで相手を見極める力を持っておらず、クロガネが五級と聞いて勝てると思ってしまったのだ。本当に我ながら貴族として相応しくない幼稚な嫉妬心だ。そんな態度を取る俺にクロガネは怒る事も無く、丁寧な対応をしてくれたのにも関わず俺は愚行を重ね
「では俺もその依頼に同行させては頂けないでしょうか」
あの時の俺は本当に愚かだと思っている。俺は彼らからすれば安全な場所で安全な相手と訓練を重ね実戦の何も分かっていない素人同然だと言うのに、自分はこれまで訓練を重ねてきたのだから森でも戦えると過剰な自信を持っていたのだ。そんな俺を父上は叱るが、自分も役に立てるのだと伝えたくて意地を張っていた。今振り返るとこの行動は俺の人生の中の最大の汚点ではあるが、人生の転換期でもあったのだろう。
そんな意地を張っていた俺の心を見透かすようにブレスト殿は冷静で鋭い視線を向けながら本心を聞きだされてしまった。俺の本心を聞いたブレスト殿は父上に掛け合ってくれ、護衛ありかつブレスト殿とクロガネの言うことを遵守することを前提に同行を許して貰えた。この時は俺の実力を認めさせてやるという気持ちで、こんなことがあろうかと予め準備しておいた装備を身に付けロシェと共に調査へと向かった。
俺も戦うことが出来ると言うのに完全に俺を守る為の隊列で、クロガネの援護は要らないと聞いて不満だったがブレスト殿の言うことが正しいので受け入れた。インセクトマンを倒しクロガネが何事も無いように軽く木の上に登ったのには驚いたが、もし戦闘になれば俺が助太刀すると決めていた。そして、森に入ってからの初の遭遇でその考えは間違っていると痛感した。
ブラウンベアか、3mを軽く越える巨体に爪による強力な攻撃と土属性を宿している所為でその毛皮は堅い相手だ。ナイフ使いのクロガネ殿には相性が悪いだろう。
だが、クロガネ殿は考え事をしながらまるで脅威にもならないと言う態度でブラウンベアを一刀両断してしまった。俺は聞こえも感じもしなかったが、クロガネ殿が言うにはこの先に羽音がする大きな気配がするらしい。この森で羽音で大きな気配と言えばビートルかフライだろう。確かめるために、その気配を感じると言う場所に近付くと生臭く腐敗した臭いと濃い鉄の匂い。本能的に嫌悪する臭いを嗅ぎ、少し気持ち悪くなりながらも現場に着くとそこには首狩りトンボが居た。
そんな、この森には生息していないはずだぞ!
図鑑で読んだがあれは空を自由に飛び回り高速で動く羽によって次々と頭を切り落とす蹂躙者だ。その証拠として積み上がっている魔物の死体は全て首が無く、その首は地面に散らばっている。空を飛びその速さ故に対処するには、高位の魔法師と攻撃を受け止められるタンクそしてアーチャーが必要になる。あれは俺達では倒せない!
「あれは・・・・父上を呼ばなければ」
「えぇ同感です」
「クロガネ、これを放置してると魔物が寄ってくる。さっさと倒してこい」
「はーい」
一体何を言っているんだ!クロガネ殿はクロスボウを持ってはいるがあれは三級以上でなければ対処は不可能で一人で手に負えるような魔物では無い!死にに行けと言っているようなものだぞ!
「大丈夫、大丈夫」
止める俺の手を軽く引き離すと何の恐れも見せずに笑顔で首狩りトンボに向かって飛び出していくクロガネ。このままでは不味いと俺も後を追おうとしたがブレスト殿に引き留められてしまった。
「何を!あのままでは」
「クロガネならあいつ程度で負けたりしないから大丈夫ですよ。それより俺達が行ったら邪魔になります」
クロガネ殿はクロスボウによって首狩りトンボの風魔法を撃ち落とし、近付けないように木から木へと移動し翻弄していく。あのクロスボウはあそこまでの連射が出来たのか。だが、あれでは防げるが倒せはしないだろう。それに首狩りトンボの真骨頂は高速の突撃だ。広範囲魔法が来たと思えば、クロガネ殿も同量の魔法で打ち消し一瞬木の後ろに隠れたと思ったら、開けた場所に武器も構えず歩いて来るではないか。
「さぁ、いつでも掛かって来な」
「あいつ、何やってるんだ!」
そんな無防備の姿を晒したら必ず・・・・くそっ間に合え!!!守る為に飛び出そうとしたが間に合わず、首狩りトンボがクロガネ殿を真っ二つに両断したと思ったら、クロガネ殿は煙のように消え四方八方から白い糸が飛び出し首狩りトンボを捕まえてしまった。そして、どこからともなくクロガネが現れ糸を掴み雷魔法を流し込むと、身動きの取れない首狩りトンボは呆気なく倒されてしまった。
嘘だろ・・・・
クロガネは一切疲れた様子も苦戦する事も無く倒してしまった事に唖然としてしまった、クロガネが来てくれたので何をしたのかを冷静に分析しながら答え合わせをしていく。なるほど、あの戦いの中でそこまで多くの事を同時にこなし、首狩りトンボをいとも簡単に倒した訳か・・・・父上が褒めるのも納得だな。俺のスキルであの一撃はギリギリ耐えれるだろうが、防げはするが倒すまでの術は俺には持ち合わせていない。この戦いを見て理解したが俺とクロガネは天と地ほどの差があるのだな。
見くびっていた自分に反省し、クロガネに対する意識を変えながらも実力差があるとしても俺も少しは出来ることを証明するために、任されたロックリザードを自分が出来る最大限の力で相手し、クロガネ殿程では無いが素早く倒せたとは思う。ブレスト殿とクロガネ殿に俺の評価をして貰い、許可した魔物であれば戦っても良いと言ってくれた。少しは俺の実力を証明できたみたいだな。
森での歩き方や警戒すべき場所を教えられながら進んで行くが、今回の目的は森で起きている異常の調査だ。ブレスト殿はこの異常について何か予測が出来ているのだろうか?え、俺はそうですね・・・・・まぁ本から読んだ知識だけですけどこんな感じでしょうか。クロガネ殿はどうお考えですか?なるほど、そういう可能性もあるのか。冒険者の知識と言うのは、本では書いていないものばかりでとても有益だな。
本来居る筈の無い魔物がこの森に居るのが引っ掛かるか・・・・
確かに異常ではあるがこの森は広大でフォレシアにも通じているのだから、有り得ない魔物が迷い込んだとしても不思議ではない。だが、その可能性も考えたとしても引っ掛かるとクロガネ殿は言っているのだろうな。
その後もクロガネ殿が現れる魔物を瞬時に倒し、俺が倒せる魔物は譲ってもらいながら進んでいるとあっという間に日が落ちてきてしまった。今日はここら辺で野宿することになったので、俺とブレスト殿は今日の食事と薪を探しに向かうのだった。
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